
2万人の入場制限中の東京ディズニーシー。
世の中が少しずつ緩和に向かっているなか、空いているパークを体験できるのは今しかないと思い、当日チケットを買って行ってきました。
ただし、買ったのは、12時からの時間指定パスポートです。
お天気が良かったので散策だけでもいいかな、と思って行ったシーでしたが、思いがけず充実した半日になりました。
今回は、12時の時間指定パスポートで "どれだけ楽しめたか!?” をご紹介いたします。
はじめに:パークのチケット
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーのチケットは、変動価格制を導入しています。
ただ、一度発表されたら、その後に変動することはありません。
チケットの販売スケジュール
2カ月先の同日分のチケットを毎日14:00より販売しています。
公式サイトやアプリで(空きがあれば)当日券も購入できます(2022年2月現在)。
※ 同日がない場合は翌日1日14:00からの販売となります。
チケットの種類と値段
パークのチケットは、①1デーパスポート、②1デーパスポート(障がいのある方向け)、③ 入園時間指定パスポート(午前10時30分~)、そして④入園時間指定パスポート(12時~)があります。
入園時間指定パスポートは、混雑を避けるために販売されているようです。
それぞれの料金は、繁忙期は高く、閑散期は安く設定されます。
大人 | 中人 12~17歳 | 小人 4~11才 | 障がいの ある方向け | |
---|---|---|---|---|
1デーパスポート(最高) | 9,400円 | 7,800円 | 5,600円 | 大人:7,400円 中人:6,200円 小人:4,400円 |
1デーパスポート (高い) | 8,900円 | 7,400円 | 5,300円 | 大人:7,100円 中人:5,900円 小人:4,200円 |
1デーパスポート (普通) | 8,400円 | 7,000円 | 5,000円 | 大人:6,800円 中人:5,600円 小人:4,000円 |
1デーパスポート (安い) | 7,900円 | 6,600円 | 4,700円 | 大人:6,500円 中人:5,300円 小人:3,800円 |
※ 2022年2月現在。変更される可能性もあります。
入園時間指定パスポートは、大人・中人・小人の料金より、500円もしくは1,000円安く設定されています。
この日に購入したのは、12時~の入園時間指定パスポートです。1デーパスポートより、1,000円安くなりました。
お財布には優しいですが、スタンバイパス取得からみると、結構厳しいスタートとなります。
12時からのディズニーシー
開園30分前の11時30分頃、セキュリティチェックを受け、ゲート(6カ所開放)に並びました。
その時点では3番目、20人位の方が並んでいました。
15分くらい前になると列が長くなりました。
この日(平日)、開園時に並んでいたのは200人位でした。
繁忙期だともっと列は長くなると思いますが、閑散期だと、ギリギリに並んでも大丈夫なようです。
スタンバイパス
<出所>ディズニー公式アプリを加工 / ©Disney. All rights reserved.
2万人上限でしたが、チケットの販売は「〇」の日だったので、入場者数は15,000人位だったのではないかと思います(あくまで推定です)。
同じ状況下、日によっては13時まで、スタンバイパスが発行されていたこともあるようです。
しかし、この日は、12時前には「トイ・ストーリー・マニア!」と「ソアリン:ファンタスティックフライト」のスタンバイパスの発行が終了していました。
なお、その他のアトラクションは、並べば乗車できる状況でした。
それでも(もしかしたら?)ダメ元でスタンバイパスを検索してみると・・・

「トイ・ストーリー・マニア!」のスタンバイパスが取れました。
偶然かもしれませんが、入園そうそうキャンセル拾いができたようです。
キャンセル拾い
公式アプリにある「スタンバイパス」をタップします。
キャンセルがある場合のみ、時間が表示されます。
もし見つけたら、間髪入れず、取ってしまいましょう!
正直、12時入園でのスタンバイパスの取得は諦めていたのですが、幸先いいスタートとなりました。
まるで、一緒に喜んでくれるかのような彼ら。
東京ディズニーシーは東京ディズニーランドより広くて、スタンバイパスが取れなくても楽しめる施設はいっぱいあります。
なので、12時に入園して、ハーバーグリーティングを見てからゆっくり回ろうかと思っていたのですが、彼らのウエルカムに、いきなりテンションマックスになってしまいました(笑)
さらに、キャラクターグリーティングのエントリー受付をしたら、1つ当選しました。
14:05
ミニー&フレンズのハーバーグリーティング:トータリー・ミニーマウス
14:40
ドッグサイドステージ(エントリー受付)
14:50
ランチ:レストラン櫻
ハーバーグリーティング

2月14日(月)~3月1日(火)のハーバーグリーティングは、ミニーちゃんたちが、「ロマンティックなミニーマウス」をテーマに、東京ディズニーシー・シーズン・オブ・ハートやバレンタイン・ナイトに登場した音楽やコスチュームで登場します。
スタート30分前にメディテレーニアンハーバーの方へ行ったのですが、しっかり見られる場所が取れました。
その後は、ドックサイドステージのキャラクターグリーティングへ。
ドッグサイドステージ

ドックサイドステージで挨拶してくれるキャラクターは、1日に何回か変わります。
このときは、チップとデール。
エントランスに引き続き、2度目です。
キャラクターグリーティングがエントリー受付になって当選しないと会えなくなりましたが、ドックサイドステージは、遠めでも見ることができます。
また、待ち時間も短い(10~15分くらい)のも嬉しい点です。
レストラン櫻
その後、少し遅い昼食。
いつものように朝9時の当日枠で、和食の「レストラン櫻」の予約が取れました。

「レストラン櫻」では、14時から17時まで、時間限定のスィーツが楽しめるのですが、今回は(迷った末に)東京ディズニーシー20周年スペシャルセットにしました。
20周年のアニバーサリー期間中、季節ごとに変わるメニューを楽しむことができます。
2021年12月26日~2022年3月30日のテーマは「各国の伝統料理」です。
こちらは、日本のお祝いの席で食べられるハレの日の料理が一度に楽しめるスペシャルセットです。
東京ディズニーシーの20周年を記念し、お重に詰められた4種の料理の中でも、特にインパクトのある“蟹グラタン”は、蟹の甲羅をうつわに、グラタン、蟹のほぐし身に和風のあんをあわせたレストラン櫻らしい創作料理です。また、鯛の出汁をあわせたご飯に焼いた鯛を乗せ、ほぐしながら食べる“鯛飯”は、鯛の旨味がぎゅっと詰まっています。

デザートは、ミニーマウスのトレードマークであるドット柄で彩られたロールケーキです。
桜風味の紅と、白の2種類のホイップ、20周年のロゴ付きチョコなどを添え、ハレの日を祝っています。
ところで、昼食中にスタンバイパスのキャンセルがないか探していたら、今度は夕方からの "ソアリン:ファンタスティックフライト” のスタンバイパスが取れました。
16:00
ソアリン:ファンタスティックフライト
16:30~17:00
トイ・ストーリー・マニア!
16:00
サプライズ!

"ソアリン:ファンタスティックフライト" に向かう途中、メディテレーニアンハーバーで、ひときわ目立つ円陣があり、近づくと黄色い足が見えます!

そこには、ドナルドがいました!いろんなポーズをしてゲストを楽しませてくれていました。
キャラクターグリーティングのエントリー受付に外れても、広い東京ディズニーシーでは、どこかで誰かに出会える楽しみが増えた気がします。
春の花々

ところで、東京ディズニーシーでは、季節ごとの花々を見て歩くのも楽しいです。
1月の終わりに行ったときは、チューリップ🌷が咲き始めていました。

そして、2月の中旬過ぎは、ちょうど、河津桜が咲き始めていました。
花を見ていると、この1年も我慢することが多かったけれど、確実に春はやって来ている!と、明るい気分になれました。
河津桜が咲いていたのは、ソアリン:ファンタスティックフライトの前です。
1年の中でもほんの僅かな時季の花ですが、見られてよかったです。
夕方の ”ソアリン:ファンタスティックフライト” は、待ち時間と乗車時間を合わせて20分ほどでした。
2万人の入場者制限中は、全体的に待ち時間が短くなっていました。
ソアリンを楽しんだあとは、急いで次のアトラクションへ向かいます。
スタンバイパスに表示されている最後の時間までに列に並べば乗車できます(QRコードは、しばらく消えません)。

夕方から夜にかけて、急に忙しくなりました。
”トイ・ストーリー・マニア!” も待ち時間+乗車時間が20分ほどでした。
次の " この日は本当についていたようで、エントリー受付にも当選して、 ”ビッグバンドビート ~ア・スペシャルトリート~も鑑賞できました。
ここで一息。
次のショーは17時40分頃までに入場すればいいので、少し夕日に染まるパークの雰囲気を船に乗って楽しむことにしました。
アメリカンウォーターフロントのケープコッドにあるドックから出発して、東京ディズニーシーを1周して戻ってきます。
ちょうど建物が夕日に照らされてピンクに染まって、とてもきれいなシーを見ることができました。
もう少し遅くなると、ロマンティックなBGMとともに夜の船旅が楽しめるのでしょうね。

ちょうど、船を降りて歩きだすと、富士山の向こう側に夕日が沈んでいました。

夕日はこの辺りから見られます。お天気のいい夕方のおすすめスポットです。
さて、ブロードウェイ・ミュージックシアターへ急ぎます。
ブロードウェイ・ミュージックシアター

ブロードウェイ・ミュージックシアターの明かりも灯り始めました。
”ビッグバンドビート ~ア・スペシャルトリート~は、ミッキーのドラムだけでなく、出演者のダンスも素晴らしくて、何回観ても感動します。
そして、またすぐに見たくなります(笑)。

ほぼ中央の席が当たりました。
2万人の入場者の制限中は、比較的、エントリー受付の当選率が上がっていたように思います。
この日も、空席がちらほら見られました。
夜はアラビアンコーストへ

夜の東京ディズニーシーでのおすすめの場所の一つ、アラビアンコースト。ライトアップされ、さらに美しくなります。
月明かりのもと、この景色を見ているだけでも楽しいです。
カスバ・フードコート
今回のお目当ては、アラビアンコーストにある「カスバ・フードコート」。
ここは、ハウス食品株式会社が提供するカレー専門のレストランです。
一番高いメニュー(コンビカリー、タンドーリチキン添え)でも1,300円と、パークの中でもお手軽メニューが揃っています。
建物の外観もですが、中も、中東の雰囲気でまとめられています。

コンビカレーにしてみました。
辛口ビーフと甘口シュリンプカレー、それにタンドリーチキンがついています。
ナンの下にはライスもあり、けっこうなボリュームでした。
レストランは広く、ドアで閉め切られていないので、食事中けっこう寒かったです。
でも、コロナ禍では十分な換気ができていいですね。
プライオリティシーティング(予約)が要らないレストランなので、2万人の入場者制限中でも、19時を過ぎると長蛇の列ができていました。
少し早めの利用をおすすめします。
ディズニー・ライト・ザ・ナイト

食後、再び、メディテレーニアンハーバーの方へ戻ってきました。
20時からの "ディズニー・ライト・ザ・ナイト” を見てから "ソアリン:ファンタスティックフライト” に乗車する予定です。
他のゲストの皆さんがメディテレーニアンハーバーの方を向いて待っていたので、私もならって・・・

すると、後方(ソアリンの建物の方)から、音が聞こえてきました!

ソアリンの建物の上に花火が見えるようです。
音楽とともに楽しむ夜のイベント!
雨のときだけでなく風が強い日も中止になるので少し心配していましたが、音楽とともに打ち上げられた花火を楽しめてよかったです。
花火が終わったら、すぐ前のソアリンへ。
あっという間に列ができますので、急ぎます。
さいごに
東京ディズニーシーの12時からの入園時間指定のパスポートは、1デーパスポートより1,000円も安く、とても魅力的な値段でした。
その代わり(パークに行く前は)、人気アトラクションに必要なスタンバイパスは取れないのだろうなと諦めていました。
しかし、スタンバイパス拾いや工夫して回れば、半日(といっても9時間)十分楽しむことができました。
現在は販売されていませんが、また販売されたら、利用してみたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。