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バンコク市内で簡単に行ける観光地・エラワンミュージアム。タイの大富豪が、美術品や芸術家の保護をしながら一般への展示することを目的として造ったものだそうです。今回はアクセスや内部のようすをご紹介いたします。
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エラワンミュージアム

エラワンというのはヒンドゥー世界の神に仕える男のことで、神を乗せて運ぶ時に象に姿を変えます。もとは33人の神様を乗せるため33の頭を持った象だったそうです。
このミュージアムのシンボルの象には3つの頭があります。
銅製の象の高さは29m、重さ250t、台座となっている建物の高さは14.6mあり、遠くからでもはっきりと見える建築物です。
巨大な象の内部は空洞になっていて、大きな仏像が祀られています。
アクセス
エラワンミュージアムへは電車でも簡単に行くことができます。
BTS「Phrom Phong(プロンポン)」駅から「Kheha」方面の電車に乗り、約25分。「Chang Erawan(チャン・エラワン)」駅がの最寄りです。
1番出口を降りたら、そのまま約650m直進するだけ。右手にエラワン博物館が見えてきます。駅に到着した時点で巨大なエラワン象が駅から見えますので、迷うことはないでしょう。
ただし、スクンビット通り沿いの入り口は閉まっており、ミュージアムの外壁に沿って歩いたところ(一度通り越して右に回り込んだ辺り)にメインの入り口があります。
行きはGrabで行きました。
帰りはBTSの駅まで歩いたのですが、途中歩道がなく(車道と一体化)、歩くには危険?と感じる場所もありましたので、Grabなど来るまでのアクセスの方がいいかもしれません。
ちなみに、バス(エアコン付き 102, 507, 508, 511, 536系統など)を利用の場合、バス停で降りると左前方にミュージアムが見えます。
チケット
チケットは、事前にKlookで買いました。

入場後、チケット窓口に行くと、グループチケット窓口に行くよう言われました。唯一、戸惑った点です。
博物館自体はかなり小さく、軽く見て回るだけ1時間もあれば十分でした。
エントランス近く(入場してすぐ右側)にミュージアムのまわり方ガイドがあり、順路の番号が書かれていますので、見ておくといいかもしれません。
また、中にはカフェや軽食をとれるお店もありますので、午前中に行って写真を撮りながら回り、少し休憩して帰ることもできます。お手洗いもきれいでした。
中は巨大な象のエラワンを囲むような形で庭園と数々の小像の置物があります。小象の下を通るとパオーンという鳴き声が聞こえる仕掛けが!
内部

像ばかりに目がいきますが、建物の彫刻も素敵です。
建物内部は、仏教の聖典に登場する「冥界」「人間界」「天上界」の3つに分かれていて、全体は仏教の宇宙観を表現しているそうです。
早速中に入ってみましょう。

内部はとても豪華な造りになっており、天井のステンドグラスと階段の美しさに目を奪われました。内部は吹き抜けになっており、天に登る2頭のナーガ(竜)に見立てられたらせん階段は、天上界へと続いています。
左の階段を上って、右から降りるようです。
先人に倣ってみました。
ちなみに、鮮やかな色合いは、タイの焼き物・ベンジャロン焼を砕いて貼り付けています。気の遠くなりそうな細かい作業ですね。

ハイライトである人間界。
天井のステンドグラスには描かれているのは、世界地図と12星座。これは有名なドイツ人アーティストが手がけたものだそうです。12星座は西洋の思想ですが、この仏教施設にあっても何の違和感もなく、かえって調和している気がしました。
近くで見ると、太陽や恐竜が描かれているだけでなく、アメリカなどの国の名前も書かれており、世界中を冒険しているかのような不思議な感覚に包まれました。

階段を上っていくと、かなり近くで見られます。

見下ろした眼下も摩訶不思議。
天上界

階段をのぼり、さらにエレベーターに乗ると、最上階の神秘的な空間「天上界」に到着です。この天井画は、宇宙を描いたテンペラ画だそうです。
差し込む光がない(位置としては象の中)静寂な世界。仏像が正面に立っています。左右に並んでいる仏像は古い歴史あるものでそれら歴史ある仏像はそばで撮影禁止です。
天上の絵はミュージアム資料によれば宇宙を描いたテンペラ画。ここはドームの上の250トンの象の中です。正面の仏像の上の絵、そこが象の首にあたるそうです。仏像の足元にあるのは聖水です。
ここまでゆっくり見学して40分程度でした。
地下
「地下世界」と銘打って、ミュージアム建設の歴史や、陶器を中心に、タイや中国の美術品の展示がされているそうです。皆さん、見逃さないでね(泣)
まずは地下1階の冥界へ。ここではレック氏自慢のコレクションである、タイや中国の古美術品や陶磁器、博物館の歴史や建設にかかわる品々が展示されています。
※内部は写真撮影禁止です。
服装

ところで、エラワンミュージアムは寺院も兼ねているため、服装ルールがあります。他の寺院同様、男女ともにノースリーブや膝が見える服はNGです。
私はロングのワンピースに長袖のUVジャケットを羽織って行きました。
特に注意されることはありませんでした。
バンコクはきれいな寺院が多く、ツアーでも寺院めぐりすることがあると思います。なので、上着が代わりになる薄手の洋服や足首が隠れるパンツやロングのワンピースを一着持っていると重宝します。
詳細
・営業時間:8時から17時
・休日:なし
※最新情報は公式サイトでお確かめください。
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さいごに
今回、ゆっくり観光する時間がなかったので、簡単にアクセスできる場所を探してみました。個人的には、いろんな場所に行きつくした方におすすめの場所のような気がしました。
なお、Klookなどでチケットを買うとき、 エラワン・ミュージアムとエンシェントシティのペアチケットがありますが、2つはまったく別の場所にあるのでご注意ください。
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