ここ何年か、毎年沖縄に行くようになりました。
そんな中で見つけた「首里石鹸」。お店のスタッフの方がデモンストレーションで作っていた泡のきめ細かさと弾力に驚き、使い始めました。
今では、年間を通して手放せなくなり、沖縄に旅行する友人に勧めたり、お土産に買ってくるようになりました。沖縄に行けないときは、オンラインでも購入できます。
今回は、日焼けした肌には欠かせない、沖縄の首里石鹸 (SuiSavon) の「琉球のホワイトマリンクレイ洗顔石鹸」をご紹介したいと思います。
首里石鹸
首里石鹸 (SuiSavon) は、沖縄の植物や果物をベースにして、香りや色、配合する原料にとことんこだわった石けんです。
お店は、国際通りだけでなく、イーアス沖縄、那覇空港(緊急事態宣言中は閉鎖の場合あり)等にあります。

見ているだけでも楽しいマーブル模様のハンドメイド固形石けんは、植物本来の自然な発色を活かし、沖縄の原風景を色彩豊かに表現しています。
沖縄の土壌は栄養分が乏しいため、沖縄の植物は、自分自身で栄養をしっかり蓄えるのだそうです。
その植物の力をギュッと詰め込んだのが、ボタニカルハンドメイド石鹸。10種類以上あります。
その中のひとつ「森-MORI-」は月桃の持つ抗酸化作用や収れん作用で、肌を引き締めて潤いを保つ効果が期待できるそうです。
月桃の持つ清涼感のある香りは、ストレスや不安を和らげてくれるかもしれません。
大きなサイズと小さなCUBEがあるので、お土産にもおすすめの商品です。
月桃の香りについては、こちらをどうぞ。
-
月桃の香りに癒される旅
odashiさんによる写真ACからの写真 沖縄に行ったら必ず買ってくる月桃のアロマ。 あまり知られていないアロマですが、沖縄ではマッサージの施術オイルの香りとして使われています。その他、お菓子やアイス ...
続きを見る
琉球のホワイトマリンクレイ洗顔石鹸
首里石鹸の商品の中で、特におすすめなのは、「琉球のホワイトマリンクレイ洗顔石鹸」。
沖縄のクチャを使った洗顔せっけん(パックとしても使用可)です。
クチャ
首里石鹸で使用している「クチャ」とは、 沖縄の海に堆積した重粘土壌のことです。
海洋由来のミネラルを豊富に含む天然無機物で保湿性に優れています。
「クチャ」は、粒子が細かく強い吸着力があるのが特徴です。なので、皮膚や毛穴の奥まで入りこんで、余分な皮脂や古い角質を取り除いてくれるそうです。
suisavon よりお借りしました。
イメージは上の図のような感じです。
最初は半信半疑で使っていたのですが、1か後に「あれなんか白くなった!?」と少しずつ変化を感じるようになってきました。
そして今は、なくてはならない愛用品になってしまいました。

泡立ち
ブログ用に写真をお願いすると、スタッフの方が、泡立てくれました。
ピンポン玉の大きさのクレイ石けんを、水を加えて泡立てていくと、こんな感じになります。
しかし、まだまだ緩い状態(だそう)なので、さらに泡立ててくれます。
スタッフの方の頑張りの末、けっこう泡がしっかり立ってきました。
この泡は、高い洗浄力を発揮する他、ミネラル分が発する微弱な電流の作用で、血行や肌代謝を促進する効果も期待できるとか・・・。
自宅でも簡単!
この「琉球のホワイトマリンクレイ洗顔石鹸」は、専用のバレリーナネット(二重のネット)を使うと、自宅でも、簡単にモコモコの泡が作れます。
その泡で洗顔すると、1回でもすっきり!繰り返し使うと、効果が実感できると思います。

パックとしても使用
「琉球のホワイトマリンクレイ洗顔石鹸」は、そのまま(泡立てないで)顔に塗ってパックとしても使えます。
首里石鹸のスタッフの方に、肌の状態に合った使用方法を教えてもらいました。
毛穴のつまり、ざらつき
オイリー肌や、毛穴のつまり、ざらつきを感じる方は、クチャパックとの合わせ技がおすすめです。
毎日の泡洗顔にプラスして、週1~2、顔全体にクチャパックをするといいそうです。
普通肌
テカリやベタつきが気にならない普通肌、だけと部分的にテカリやベタつきが気になる場合、毎日の洗顔+週1回のクチャパックがおすすめです。
小鼻、おでこの皮脂分泌が多い部分にクチャパックをするといいそうです。
乾燥肌
皮脂分泌が少なく、かさつきやつっぱりを感じやすい乾燥肌の方は、毎日の泡洗顔がいいそうです。
肌状態は体調、季節、生活環境などによっても変化しますので、その時のお肌の状態に合わせてご使用ください。
乾燥肌だけど部分的なテカリ肌の私は、普段はクレンジング+泡洗顔だけですが 、ディズニーで1日中走り回った後などは、ゆっくりクチャパックしています。
パック後の肌を触ってみると、おばさんの乾燥肌でもしっとり吸い付くような感じになりました(個人の感想です)。
パックで使用する際は、クチャが乾く時の引き上げ感により、引き締め効果も期待できるそうです。
人気商品と香り
ところで、首里石鹸の中で、人気の商品の1位と2位は、ベルガモットとジャスミンだそうです。
- 参照:首里石鹸レポVol.11
両方とも大好きな香りなので愛用していて、使うたびに、その香りに癒されています。
香りのはたらき
香りを感じる嗅覚は味覚や聴覚とは違い、感情や本能に関わる脳の部分に直接働きかけるので、その人が心地よく感じる香りは様々です。
また、毎日の気分や体調によっても変わってきます。
ちょっと専門的な話ですが、匂いの情報が伝わるメカニズムを簡単にご紹介したいと思います。
嗅上皮から入った「においの情報」は、ダイレクトに 大脳辺縁系 (だいのうへんえんけい) へと伝わります。
大脳辺縁系 は、感情、食欲、性欲、睡眠欲、意欲、などの本能、喜怒哀楽、情緒、神秘的な感覚、睡眠や夢などをつかさどり、そして記憶や自律神経活動に関与しています。
大脳辺縁系の偏桃体 (へんとうたい) は、快・不快などの「感情」をつかさどり、海馬 (かいば) は「記憶」をつかさどる部位です。
そのため、においを嗅ぐことで、好き・嫌いの判断をしたり、感情が変化したり、その匂いでふと昔の記憶が蘇ったりするのです。
なので、自分の好きな香りに囲まれれていると、心地よくなると言われています。
ベルガモットの香り
ベルガモットの香りは、紅茶のアールグレイの香りです。
この香りに癒される方も多いのではないでしょうか。
詳しくはこちらをどうぞ。
-
ベルガモットの香りに癒される午後
ベルガモットの香りがついたフレーバー・ティーのアールグレイ。気持ちを落ち着かせてくれる紅茶です。
続きを見る
ジャスミンの香り
沖縄に行ったら必ず飲みたい「さんぴん茶」。JTA(日本トランスオーシャン航空)の機内でもサービスされています。
この古くから親しまれ身近にある「さんぴん茶」の香りが、ジャスミンなのです。
首里石鹸のロイヤルジャスミンの香りの誕生は、「おばあの家の生け垣から香った“さんぴん”の香り」がきっかけだったそうです。
ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の常緑のつる性低木の植物です。インドなどの熱帯や亜熱帯地方に広く生育する植物で、約300種もの品種があると言われています。
たくさんの花からほんの少しの精油しか取れないため、非常に高価なことでも知られています。
その香りの良さから世界各地で愛され、「花の王」という別名もあります。
基本情報
- 科名:モクセイ科
- 学名:Jasminum officinale
- 抽出部位:花
- 抽出方法:溶剤抽出法
- 主要産地:インド
- 主な芳香成分:酢酸ベンジル、ファルネソール、ゲラニオール、ジャスモンなど
ジャスミンは日没後に開花し、明け方から早朝にかけて最も良い香りを放ちます。
精油を採るための花の収穫は、香りを放つ時間に合わせて行います、そのため、ローズと同様に、摘み取りできる時間は朝のみとなります。
さらに、1000kgもの大量の花びらを集めても、やっと1リットル程度のオイルしか採取できないそうです。
そのため、ジャスミンの精油も、非常に高価(1mlで4,000円程度)なことでも知られています。
ちなみに、そのジャスミンを多用しているのが、有名は香水「シャネル N°5」です。

心への影響
ストレスを抱えた心を解きほぐし、バランスを取ってくれる香りです。
気分を落ち着かせると同時に、前向きな気持ちを思い出させてくれ、幸福感や高揚感のある香りです。
首里石鹸のロイヤルジャスミンの香りには、沖縄県の北部やんばる地方の緑に囲まれた環境で大切に育てられた、やんばる豚のプラセンタも使用されています。
他のホワイトマリンクレイ石鹸に比べて少し高いので1回買わなかったのですが、やっぱりその使用感が忘れられず、再び買ってしまいました。
さいごに
日の光は浴びたいけど、シミは増やしたくない・・・
クレイが良いのは知っていましたが、クレイというと泡立ちの悪いモノを想像していました。
でも、「琉球のホワイトマリンクレイ洗顔石鹸」は違いました!泡立ちが良いだけでなく、優しい香りにも惹かれて、毎日使っています。
さらに、マスクをつけっぱなしなので、頬のあたりが乾燥したり、刺激を与えたり・・・、洗顔石鹸は刺激の少ないものを選びたいですよね。
そんな方に、一日の終りのスキンケアタイムが癒やしの時間にもなる「琉球のホワイトマリンクレイ洗顔石鹸」は、おすすめです(^^)
最後までご覧いただき、ありがとうございます。