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アロマで虫よけ ~蚊に悩まされる方におすすめの精油~

今年の梅雨入りは、かなり早いようです。

この時季、ジメジメだけでなく、我が家では蚊でも悩まされています。今年は、なぜかいつもより多く発生している気がします。

なので、精油を使って、蚊対策をしてみました。

今回は、蚊が嫌う香りと、精油を使った防虫スプレーの作り方をご紹介したいと思います。

精油

植物や樹木は、害虫や微生物など外敵に襲われてもその場から逃げることができません。

そのため、害虫を寄せ付けないために、また傷つけられたときに病気に感染しないよう、自ら殺菌作用のある物質(芳香成分)を放出して身を守ります。

植物や樹木から抽出されている精油(エッセンシャルオイル)は、その効能が凝縮されたものです。

精油

精油は、芳香植物から水蒸気蒸留法、または圧縮法で抽出した芳香分子の集合体で、採油後に成分の添加や除去が一切されていないものを指します。

 

蚊が嫌う芳香成分

精油の中には、昆虫が嫌がる香り成分を含むものがあり、こうした香りを身に纏うことで、蚊などの虫を遠ざけることができます。

蚊が嫌う芳香成分で、代表的なモノは以下です。

  • モノテルペンアルコール類の「シトロネロール」
  • テルペン系アルデヒド類の「シトロネラール」と「シトラール」

出所:ケモタイプタイプ精油小辞典 v.3

 

上記の芳香成分を含む精油は以下のようなものがあります。

芳香成分精油
シトロネロールゼラニウム・エジプト、シトロネラ・セイロン、シトロネラ・ジャワ など
シトロネラールユーカリ・レモン、シトロネラ・セイロンシトロネラ・ジャワ など
シトラールレモングラス・リトセアなど

※シトラールは、ゲラニアールとネラールが一緒になったものです。

※ゼラニウム・エジプトは、ローズ様の香りを持つことから、ローズゼラニウムとも呼ばれています。

 

この中で、今回は、レモングラスとシトロネラ・セイロンを使ってみました。
momoka

 

レモングラス

  • 学名:Cymbopogon citratus
  • 科名:イネ科
  • 水蒸気蒸留部位:全草(根以外)

レモンソウとも言われるインド原産の植物で、熱帯から亜熱帯地方で栽培されている多年草です。

タイの代表的なスープ・トムヤムクンの香りづけにも用いられているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

レモンに似た香りは、ストレスを軽減する効果も期待できます。ただし、使用時には注意も必要です。

 

禁忌事項:50%以下に希釈して使用する(テルペン系アルデヒド類に皮膚を荒らす危険性があるため)

 

単独でもいいのですが、お好みで、相性のいい精油とブレンドしても使えます。

相性のいい精油

  • 柑橘系
  • シトロネラ

 

 

シトロネラ・セイロン

  • 学名:Cymbopogon nardus
  • 科名:イネ科
  • 水蒸気蒸留部位:全草(根以外)

シトロネラ・セイロンは「シトロネラ」だけで表示されることもあります。なので、学名で区別します。

シトロネラには2種類あり、もう一つのシトロネラ・ジャワ(学名:Cymbopogon winterianus)には禁忌事項(50%以下に希釈して使用)があります。

なので、禁忌事項や注意事項がない方のシトロネラを選びました。

芳香成分のシトロネラール (Citronellal) は、虫が嫌がる成分とも言われています。この成分が多く含まれているのですが、その香りはけっこう特徴があります。

 

momoka
タイのエステでよく嗅ぐ香りなのですが、似ている香りが日本では思い浮かびません。

それくらい、独特な香りです。

 

なので、あまり親しみを持てない人も多いかもしません。しかし、効きそうな香りです。

レモングラス同様、蚊が嫌う香りとして、虫よけスプレーにも使われています。

シトロネラ(セイロン)の精油は、使用方法や使用料の目安に準ずれば、禁忌事項や注意事項がありません。

ただ、単体で使うより、柑橘系やフローラル系の香りとブレンドすることをおすすめします。

相性のいい精油

  • 柑橘系
  • レモングラス
  • クロモジ
  • ローズ

 

 

 

精油の期待される効果

公益社団法人 日本アロマ環境協会(略称:AEAJ)は、レモングラスとシトロネラの精油(ともに濃度10%以上)を皮膚に付けた場合、蚊の忌避作用があることを確認したと発表しています。

レモングラスやシトロネラは、古くから蚊帳に編みこまれたり、蚊よけとして活用されてきました。

これらの植物から抽出される精油に、蚊に対する忌避作用があるかを確認するために、濃度を変えて実験を行いました。

レモングラス精油とシトロネラ精油を10%以上の濃度で皮膚に塗布し、5分後の忌避作用を計測したところ、90%以上の忌避作用があることが実験結果として確認できました

アロマの蚊に対する忌避作用

 

この実験は、ヒトスジシマ蚊に対して行われたものです。ただ、検体数が3人と少ないのが気になりますが・・・。

一方、蚊に効果があるとされている精油すべてに、効果があるわけではないという研究もあります。

研究では、虫除けスプレーによく使われている化学物質「ディート」に比べて、シトロネラ(ジャワかセイロンかは不明)は、ネッタイシマカに対してはほとんど効かないとされていました。

参考文献:Journal of Insect Science

 

しかし、ネッタイシマカは、日本では、あまり聞かない蚊です。

 

敵を知る

一般的に、日本で見られる蚊は、アカイエカやヒトスジシマカ(ヤブ蚊)、チカイエカだそうです。

 

アカイエカ

アカイエカは沖縄と小笠原諸島を除き、日本全国に生息します。成虫の体長は約5.5mmで、明るい茶色をしている蚊です。

蚊の種類と特徴は?

 

家の中で見ることが多く、活動(吸血)時間は夕方から夜にかけてです。昼間は、家の壁や天井、タンスと壁の隙間で休んでいます。

夜、痒くて起こ起こされるのは、この蚊のせいのようです。

成虫の活動期も3月~11月と長く、寿命は20~40日とされます。ただし、冬は家の中で冬眠すると考えられていることから、半年ほど生きる場合もあるそうです。

アカイエカは、汚れた水の溜まり場で発生することが多いようです。なので、部屋の周辺で、水が淀んている場所がないように、掃除しました。

 

ヒトスジシマカ

ヒトスジシマカは、黒色に白色の縞がある、通称ヤブカと呼ばれている蚊です。

草むらや公園、庭などの草むらに潜み、近くに来た人や動物を狙います。

活動時間は昼~夕方にかけてが多く、活動時期も5月~11月と夏をピークに動きます。

 

チカイエカ

活動時間は昼夜を問わず、1年中活動します。

アカイエカと同じで天井や壁に潜伏し、冬は暖房のあるビル内で吸血活動をおこなう厄介な蚊です。

地下鉄構内や地下街でも活動していることが多く、成虫の寿命は30日ほどといわれています。

蚊の種類と特徴は?

 

momoka
どうやら、我が家で暴れているのは、アカイエカのようです。

 

アカイエカに対する実験は見つからなかったので、とりあえず、レモングラスとシトロネラ(セイロン)を使って、防御してみたいと思います。

 

蚊よけスプレー

 

  1. 無水エタノール5mlに精油10滴を加え、よく混ぜ合わせます。
  2. スプレー付き遮光瓶に移した後、水(水道水)を45mlを加えます。
  3. 使用前に毎回良く振ってからお使いください。

 

虫除けスプレーの場合は、スキンケア目的ではありませんので、水道水でかまいません。

 

注意点

  • 作ったスプレーは2週間を目安に使い切るようにしてください。
  • 3歳未満の乳幼児には使わないでください。
  • 精油が合わなかったときは、すぐに使用を中止してください。

 

今回は、レモングラスレモン5滴・シトロネラ (セイロン) 2滴・オレンジスイート3滴というレシピにしてみました。

レモン様の香りと紹介されることが多いのですが、シトロネラ (セイロン) は、結構きついです。なので、そのままだと苦手な香りと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

柑橘系(ユズやオレンジスイートなど)やハーブ系(ラベンダーやローズマリーなど)の精油を、香りを整える目的で混ぜることをおすすめします。

また、レモングラスは皮膚刺激性があるので、皮膚につけるスプレーでなく、精油を染み込ませたアロマストーンをそばに置いて使用する方法もあります。

 

使用する容器

スプレーボトルは「ポリスチレン製以外(PS)」の材質のものを選びましょう。

なぜなら、精油の成分は、ポリスチレンと化学反応をおこしてボトルが溶ける場合があるからです。

容器

× ポリスチレン(PS)
〇 ポリプロピレン(PP)
〇 ポリエチレン(PE)
〇 ガラス

 

ガラス製の遮光瓶だと、なお安心です。

 

 

刺されてしまったら

ところで、防御していても刺されてしまったら・・・

私は、即座に、ドライヤーで刺された部位を熱します。

最初、テレビ番組でこの情報を知った時は半信半疑でしたが、蚊のかゆみ成分が熱で分解されるようで、本当に痒みがなくなるのです(刺されたあとはプクーっと膨らんできますが)。

なので、夜中に刺されてしまっても、すぐに起きてドライヤーの熱を当てます。

一度掻いてしまうと効果はないようですが、刺されてすぐのときにおすすめの方法です。

 

さいごに

梅雨のニュースが増えだしたころ、急に、蚊の発生が増えました(我が家だけかもしれませんが)。

なので、精油を買い足し、蚊よけのスプレーなどを作ってみました。

科学的根拠は示すことができないのですが、何とか、蚊の攻撃も少なくなってきた感じがします。

梅雨は始まったばかりだし、夏にはさらに悩まされそうなので、蚊に効く(かもしれない)精油で防御したいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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