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【TRAIN SUITE 四季島】豪華寝台列車の旅 ~旅立ち~

2020-05-06

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

2017年5月、「TRAIN SUITE 四季島」の抽選に当たり、母と2人で豪華寝台列車の旅をしてきました。

今回は、1泊2日初便でのようすをお届けいたします。

※ 旅の記録は、2017年5月のものです。

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深遊探訪のはじまり

TRAIN SUITE四季島 は、2017年5月1日(月)にJR東日本からデビューした豪華寝台列車です。

外観塗装は、シャンパンゴールドを主とする四季島ゴールと呼ばれる落ち着いた色合いです。車内のインテリアは、伝統文化や未来の日本文化をデザインすることをコンセプトとしており、木材・金属・漆・和紙などがふんだんに使われています。

10車両のうち、先頭車の展望室は春、5号車のラウンジは夏、6号車のダイニングは秋、各車両の個室は冬と、日本の四季をテーマにしています。

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興味深いのは車両の材質です。1 号車から 4号車、そして8 号車から 10号車がアルミニウム合金で、5号車から 7号車はステンレス鋼となっています。ステンレス鋼とすることで、細かな細工や上下方向の大きな空間を造り出せるそうです。

デザインプロデュース・車両デザインを担当したのは、「KEN OKUYAMA DESIGN」代表の奥山清行氏です。フェラーリ (エンツォフェラーリ) や秋田新幹線E6系、北陸新幹線E7/W7系、山手線の新型車両E235系などをデザインされた方です。

旅のコース

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現在ではコースも増えおり、季節により変化するみたいですが、開始当時は、2つのコースだけでした。私が参加したのは、姨捨 (おばすて) の夜景が楽しめる1泊2日コースです。

当時はかなりの倍率(しかも1泊2日の初便)だったのですが、応募理由に「親子孝行」と書いたのが良かったのかどうか分かりませんが、第一希望の「デラックス・スイート」に当選しました。

一番値段が高いのが「四季島スイート」というメゾネットタイプの部屋ですが、この「デラックス・スイート」もかなり豪華です。どちらもハイヤーでの送迎特典がついています。なので自宅を出たところからとても気分が盛り上がりました。

プロローグ四季島

上野駅では、担当の乗務員さんが出迎えてくれ、出発まで「プロローグ四季島」で寛ぎました。

ここはTRAIN SUITE四季島の乗客だけの空間です。

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列車が到着するまでの間、お菓子とお茶をいただきました。朝早い出発なので、朝食を持ってきて召し上がっている方もいらっしゃいました。

少し経つと、車掌さんや乗務員の方の挨拶が始まりました。みなさんの緊張が伝わってきます。そして、8時15分頃、列車が入ってきました。スタッフの方に先導してもらい、ホームへ移動します。当選のお知らせをいただいてから約1年。夢にみたピカピカの車体との出会いです!

動画は音が出ますので、お気を付けください。

旅立ちは13.5番ホームから

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8時40分頃、搭乗のため13.5番ホームへ進みます。案内してくれる乗務員さんと「ハリーポッターになったみたいですね」とお話をしながら乗り込みました。

乗客だけの空間が作られる・・・はずが、このときは、隣のホームには列車が入っていて、その列車には乗客の皆さんがいらっしゃたので、ぜんぜん目隠しになっていませんでした・笑。

森のようなエントランス

「四季島」という名前は、日本の古い国名 四季島(しきしま)をもとしているそうです。

日本の美しい四季と伝統を感じながら「時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」という思いが込められているので、エントランスは森への入り口のようでした。

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TRAIN SUITE 四季島 のシンボルマークは、「ひと」「もの」「こと」の象徴である3本の線が、四季を意味する「4つの節目」を巡り戻ってくるデザインとなっているそうです。車体だけでなく、エントランスの赤いカーペットにもシンボルマークが描かれていました。

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エントランスで、漆塗りの箱に入った部屋の鍵をいただきました。

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列車に乗り込むとき、ピアノの調べが流れていました。車内には木がふんだんに使われていて落ち着いた雰囲気です。TRAIN SUITE 四季島 の乗降口は一か所で、乗り降りするときは、必ずこのラウンジを通ります。

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乗降口はちょうど列車の中央辺りなので、ここから客室がある2方向へ分かれます。

私達が案内された方向には、レストラン車両もありました。

四季島の香り

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客車に入ると、オリジナルブレンドのアロマ「四季島 薫」がほのかに漂ってきました。

沿線の森から採られたアロマを使っているそうです。この時は、春なので花の香りがしましたが、秋からはクロモジを使うそうです。

デラックス・スイート

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客室・デラックス・スイートは「701」です。

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客室内には、ダイソンのファンや沿線の町の逸品など、普段お目にかかれない素敵な調度品が揃っています。

サプライズ

正直、母の誕生日はもう少し後だったのですが、お祝いをいただきました。ありがとうございます (^^)

暖炉

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客室には暖炉がありました。これは、水蒸気と光によって演出されているものなので暖かくありません。旅の途中で消えてしまいましたので、乗務員さんにお水の補給をお願いしました。乗務員さんにとっても初便だったので、お水を補給するのに悪戦苦闘されていました。

荷物

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スーツケースは事前に送ることができ、乗車したときには部屋に届いていました。

バック類の収納スペースも十分にありますが、洋服をかけるスペースがちょっと小さめです。初夏の1泊2日でも、洋服がいっぱいになってしまいましたので、冬の3泊4日だとちょっと狭いかもしれません。

ヒノキぶろ

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「四季島スイート」と「デラックススイート」の2部屋だけヒノキのお風呂がついています(他のお部屋はシャワーになります)。

水は沿線で補給できるので、十分搭載されているそうです。なので、短い旅の間に2回も入ってしまいました。1泊2日の旅程は内陸を走るので障子をあけて外を見ながら入れないのが残念な点です。

ウェルカム・ドリンク

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部屋の設備を説明していただいた後は、ウェルカムシャンペンをいただきました。

ワインバケツにはもう一本あったので、なんだろう?と思って後で確認してみると、ノンアルコール・スパークリングワインでした。

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新しい車内でゆっくり出発の余韻を楽しみながら一路塩山駅へ向かいます。

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さいごに

申し込みから1年後の乗車。

一生に一度(かもしれない)優雅な旅が始まりました。

旅のようすもあわせてどうぞ。

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