イベントは盛沢山のなのですが、1泊2日の旅なので、あっという間に過ぎてしまいます。四季島の旅の最後は、最終日の朝食とランチのようすをお届けします。
2日めの朝
朝から美味しい日本酒をいただきました。非日常ならではのスタートです。
地元のアスパラガスのおもてなしもあります。
初めての喜多方駅に降り立ちました。TRAIN SUITE四季島・専用の出入口が設置されていました。
到着と出発時間が表示されています。面白い仕掛けですね。
特別仕様のバス
そして、また別の特別仕様バスに乗って、朝食をいただきに行きます。自分を含め、参加メンバーの年齢層はけっこう高かったのですが、ハードな内容に皆さん文句もおっしゃらずについていきます(笑)。
朝食
朝食はこちらでいただきます。
地元名物が並んでいます。朝からすごいボリュームです。
アスパラガスの季節なので、こちらでもいただきました。見事な1本です!
どのお料理も美しく、とても美味しかったのですが、朝から夕食のようなボリュームでした (笑)
ちょっと写真がゆがんでしまいましたが、素敵な駅舎です。
その後、観光にでかけて列車にもどると、総料理長から「いかがでしたか?」と声をかけられました。多分、一番うるさい旅慣れている乗客だと思われたのでしょう(笑)
「朝からすごいボリュームでした!」と正直にお伝えすると 「それでも減らしてもらったんですよ」と仰っていました。総料理長は、乗客に楽しんでもらおうとする気持ちが熱く、同時に引き算の美学をご存じなのだと感じました。普段は、一般人の私なんかがお話できないほどの偉い方だと思いますので、もっといろいろなお話をうかがってみたかったです。
音羽シェフのランチ
TRAIN SUITE四季島 では、沿線の青森、山形、栃木、新潟の4県を代表するレストランが「出店」します。それぞれのシェフの方が交代で列車に乗り込み、調理されるのです。
1泊2日のコースでは、Otowa restaurant・音羽シェフのプレミアムコースでした。メニューもシャンパンゴールドです。
テーブルセッティングも素敵です。
食事は日本産のワインに合わせてのフルコースです。 私はスパークリングワイン、母はおすすめのぶどうジュースをいただきました。
どちらも、とても美味しかったです。
見栄えも美しいお料理で、期待が膨らみます。
魚料理
おすすめワイン
次は、おすすめの白ワインにしてみました。 少し濃いめの黄金色。最初は???な感じでしたが、時間とともにパイナップルのような甘酸っぱい香りに変わってきました。こちらもお料理と合っていて美味しかったです。
肉料理
福島農家の夢ワイン
次は、地域の活性化のために作られている「福島農家の夢ワイン」の赤ワインです。単独では弱いかなあ・・・と思っていたのですが、お肉料理とのマリアージュは絶品でした。
デザート
ただ、古いタイプのスマホでしか写真を撮らなかったのが、心残りです。せっかくデジカメを新しくしたのに・・・。
ワインセラー
TRAIN SUITE 四季島 のワインセラーは特注で、しばらく開けていても扉を閉めると速攻で適温に戻るそうです。1週間くらい乗って、左上から順番に飲んでみたい!思ったくらいのラインナップがここには詰まっています。
搭載されているワインはもちろん海外産もありますが、沿線との繋がりを大切にしたものが主となっているそうです。なので、お手頃感のある、でも選ばれたワインが搭載されているようです。
2時間のお食事中、車窓はだんだん見慣れた風景に変わってきました。上野駅まではあと少し。You Tubeでこんな素敵な動画をみつけました。こうやって通過していったのですね。
皆さんの力をおかりして思い出を綴ります。
到着前
上野駅到着前には、ラウンジで ウバ茶 をいただきました。これもじっくり抽出されたこだわりのお茶です。 爽快な渋み、特有の香気とコク、明るい真紅色が特徴のお茶です。ウバ(Uva)茶は、世界三大紅茶のひとつに数えられています。原産地はスリランカ南東部にある高地・ウバです。ここは、日中の高温と夜間の冷気のために霧が発生しやすい土地で、これによってバラやスズランの花香 (サロメチール様香気ともいいます) の甘い刺激的な「ウバフレーバー」がつくり出されます。
本当の最後、天然炭酸水をいただきました。
時間をかけて溶け込んだ炭酸が爽やかな優しい炭酸水です。G20大阪サミットでも提供された炭酸水だそうです。
さいごに
今まで、母娘二人でいろんな国を旅してきましたが、母の足が弱くなり、日に日に歩くのが辛そうなので、これが最後の母娘旅行と思って応募しました(母はまだまだ元気です^^)。
TRAIN SUITE四季島での旅は、沿線の方々のおもてなしに感動し、車内では美味しいお食事とお酒を楽しむ1泊2日でした。車内のつくりや備品、食事はとてもすばらしいもので、それらが素晴らしすぎるからこそ、列車の中にいる時間が短かかったのが残念でした。
多分、この列車に乗る方の目的は「列車」だと思います。なので、1泊2泊の旅での観光は不要で、ずーっと車内にいてTRAIN SUITE四季島を楽しみたかった!というのが正直な感想です。
今回、観光についてはほとんど言及しませんでした。1泊2日の観光は、詰め込みすぎで余裕を楽しむ余韻がなかったからです。長距離を歩くことに不安を感じている母のために車いすを用意してもらいました。ただ、行程では坂道を進むことも多く、車いすで回ることは想定されていません。しかも、何十万円も支払った乗客が炎天下(たとえ雨でも)10分以上車いすを押さなければならないからです。
当日は、とても日差しがきつく、途中で私がばててしまったので、結局、母に歩いてもらうことにしました。なので、足が弱い母と私は全くついて行けませんでした。
1泊2日の観光内容も (あくまでも) 私にとっては 魅力的なものではなかったので、説明を受けられなくても問題はありませんでした。また、ワイナリーでの話もつまらなく、海外のワイナリーを知っているだけに残念に感じました。
観光に関しては辛口になってしまいましたが、列車内の設備や料理・飲み物は素晴らしいものでした。なので、オリエント急行のように、純粋に列車に乗ることを楽しめるコンセプトなら、いつかもう一度乗車してみたいと思います。この値段を払うなら、他にも楽しめる方法はいくらでもあると思います。ただし、列車に乗る!という特別感は別ですが・・・。
最後はまたまた辛口になってしまいました (笑)
TRAIN SUITE四季島の旅の思い出にお付き合いいただき、ありがとうございました。