2020年9月の終わりに、新潟県にある清津峡へ行ってきました。
お目当ては、友人に教えてもらった「清津峡トンネル」です。東京からは日帰りもできます。
今回は、バスでの行き方と、「清津峡トンネル内はどんな靴で行ったらいいの?」など実際に体験して分かったことも合わせてご紹介いたします。
※2020年の体験記に、2023年冬の情報(豪雪ライナー)を追記しました。
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清津峡
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清津峡(きよつきょう)は、日本三大峡谷の一つとして知られています。
昭和16年に国の名勝・天然記念物に、昭和24年に上信越高原国立公園に指定されました。
日本三大峡谷とは、黒部峡谷 (富山県)、清津峡 (新潟県)、そして大杉谷 (三重県) です。
清津峡の景観美を形成している柱状の岩は 柱状節理 (ちゅうじょうせつり) と呼ばれ、火山性の玄武岩や安山岩に五角形ないし六角形の柱状の割れ目が生じ、蜂の巣に似た形を示した岩石の柱が集合したものです。
柱状節理の景観は、北海道の層雲峡や、福井県の東尋坊、兵庫県の玄武洞などが有名です。
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(清津峡のパンフレットより)
この清津峡にはトンネルがあるのですが、そのトンネルがアート作品「Tunnel of Light」として改修されました。
全長750mのトンネルを外界から遮断された潜水艦に見立て、外を望む潜望鏡としての見晴所(3カ所)と、終点のパノラマステーションで作品を展開しています。
今回の目的地は、清津峡トンネルの終点・パノラマステーションです。
行き方
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最寄りのJRの駅は、越後湯沢駅です。
JR越後湯沢駅・東口のバス停から30分ほどで、清津峡に到着します。
しかし、ここからがちょっと大変でした。
清津峡までのバスは、1日に数本しかありません。10時30分発のバスに乗ろうと思って行ったところ、それは10月1日~運行でした。
私が行った2020年9月の平日の朝は7時台のみ。その次は13時10分まで清津峡へ行くバスはありません。事前に調べていったのですが、時刻表を見間違えてしまい、3時間のロスとなってしまいました。
なので、しっかり下調べをしてから行かれることをおすすめします。
- バスの時刻表はこちらをどうぞ >>> 清津峡バス時刻表(2023年4月1日改正)
バス停
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清津峡までのバスは、JR越後湯沢駅の東口にある4番乗り場を発着していました(2020年時点)。
バスは少し遅れぎみなので、清津峡を往復するときは、時間に余裕をもっておくといいようです。
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乗車時間は30分。私が行ったとき、料金は480円で後払いでした(2022年7月にバス運賃は値上がりしています)。
帰りのバス
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上の写真(時刻表)は、2020年9月時点のものです。
行きと帰りのバス停は道を隔てた場所にあり、分かりやすかったです。
ただ、帰りも本数が少ないので、乗り遅れないようにお気を付けください。
バスを降りた時点で13時40分でしたので、帰りのバスは、15時47分発を目指します。
バス停から清津峡まで
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バスを降りたら、この案内板の方向へ進みます。
9月中、バス停は上の看板の少し離れた場所にあったので、バス進行方向とは反対の方向へ少し歩きました。
最初、どちらの方向へ行ったらいいのかよく分からずウロウロしていたら、一緒のバスに乗っていた若者たちが教えてくれました。
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ここから清津峡まで、徒歩30分ほどです。
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せせらぎの音を聞きながら舗装された道を歩いて行きます。
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途中、後ろを振り返ってみました。
新潟は快晴の予報が出ていましたが、山間は少し曇っています。でも、その方が歩きやすくてよかったです。
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途中、旅館やお店がありました。
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景色を楽しみながら歩いたのですが、30分ほどでこちらまで来ることができました。この先で、チケットを買います。
所要時間は、40~60分ほどです。
清津峡トンネル
トンネルの入り口には、説明のためのコーナーがありますが、帰りのバスの時間も気になるので読んでいる時間はありません。先に進みます。
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トンネルの途中で見晴所があって、柱状節理など、美しい景色を楽しむことができます。
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さらにトンネルを進みます。トンネル内は、5色の光で彩られています。足元はところどころ濡れていますので、気を付けて歩きました。
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こんなかわいい足跡もありました。
もちろん、中は安全です(^^)
見晴台
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第二見晴所・見えない泡です。こちらには有機的な形をしたトイレがあります。
トイレは、トンネルのシルエットを柔らかに映し出し、周囲の風景を反射させています。
さらに、トイレの内側には面白い仕掛けがあります。入ってみると、外の景色を見ることができます。
峡谷に向かって内から外が透過することで、清津峡の風景を楽しむことができる仕掛けです。
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第三見晴所・しずく、です。
湾曲した壁にちりばめられたしずくのような形の鏡が、外の風景を反射させながら内部にとりこんでいます。
自分の姿も、またさまざまな角度で反射して、面白い空間を作り出していました。
日が落ちると、鏡の背景から火のような赤いライトが徐々に空間を覆っていくそうです。
パノラマステーション
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終点のパノラマステーション・光の洞窟です。
清津峡の景観を反射して映す「水盤鏡」で幻想的な眺めを作り出しています。
半面鏡のステンレス板が全体を覆い、岩の形や木々の緑、青緑色の河水、空の色を内部に映し出しています。
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快晴の日だと、青い空も映るようです。
同じ日でも、角度を変えると、違った雰囲気になります。
ちょうど、修学旅行の学生さんたちが帰った後、ほんの一瞬ですが、数人しかいない状態になりました。
水面鏡の部分には沢の水が引き込まれていて、歩いて先端まで行くことができます。
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水鏡の周囲(薄いグレーの部分)は少し浅くなっています。
防水(一部)の靴を履いて行ったので、靴のままでも歩くことができました。
防水の靴で行ったので、大丈夫な深さだったのですが、せっかくなので裸足になって歩いてみました。
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別の方にモデルになってもらいました(笑)。
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どんどん人が増えてきました。裸足で歩いた後は、そばにあったベンチに座って足を拭くこともできました。
平日に行ったのですが、やはり大人気の場所のようですね。
このあと、どんどん人が増えてきました。30分ほど景色を堪能できたので、撤退します。
帰り道
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清津峡トンネルの出入り口のそばに、エントランス施設(カフェ・ショップ)があります。
地元の産物(とくに人参ジュースが美味しい!)を買うことができますが、今回のお目当てはこちら・・・。
足湯
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靴を脱いで階段をあがります。木の香りがほんのりしました。
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無料とは思えないほどの立派な足湯です。
タイミングがよく、ちょうど貸し切りとなりました。
しばらく足を浸けてぼーっと・・・。
沢の水で少し冷たくなった足を温めることができました。あとは、またもと来た道を歩いてバス停に戻ります。
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トイレは、トンネルに一番近い駐車場 (上の写真) 、エントランス施設のカフェ、そしてトンネル内(第二見晴所)の3カ所にありました。
冬の清津峡
ところで、清津峡トンネルには冬も行くことができます。
しかし、湯沢駅から路線バスを利用する場合、「清津峡入口バス停」で下車したあと30分以上雪道を歩きます。かなり厳しい道のりで、雪の壁で道路が狭くなっていたりします。また湯沢駅が晴れていても、清津峡は雪が降っていることもあります。
そんなときは、雪国豪雪ライナーがおすすめです。越後湯沢駅と十日町駅を拠点に、清津峡や松之山温泉をつなぐ、3つのバスが走っています。
>>> 雪国豪雪ライナー
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さいごに
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帰りのバスは10分ほど遅れてやってきました。
ふと見ると、閉坑時間に近づいていたのですが、大型バスが何台か到着していました。今回は、ちょうどいい時間帯に見学できたようです。行く前は「靴は何で行ったらいいだろう?」「山の中なので寒くはないだろうか?」と行く前はあれこれ考えましたが、あまり考えなくてもよかった感じです。雪が降っていなければ、清津峡までの道はきれいに舗装されているし、9月の終わりごろは(お天気もよかったので)寒くはありませんでした。ただし、雪が積もっている時期は、長靴・スノーブーツで行かれることをおすすめします。
そして、新潟の温泉に浸かって疲れを癒すという滞在もいいですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。