airline

【JAL】航空券の特別対応 と「機材変更」について

2021-02-27

※当サイトはアフィリエイト広告やPRを利用しています。

「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

航空機を使った移動時に突如発生するイレギュラー。JALでは、悪天候による予約変更だけでなく、さまざまな対策を提案してくれています。

今回は、現在(2023年1月3日)に発表されている「特別対応 (Special measures for air tickets)」と「機材変更」についてご紹介いたします(一部英語での案内があります)。

※ 古い情報を削除しました。

スポンサーリンク


JAL516便と海上保安庁機の衝突事故に伴う航空券の特別対応

JAL516便と海上保安庁機の衝突事故に伴う影響を考慮し、JAL便を利用予定の方の航空券については、以下のとおり手数料なしで変更、払い戻しができます。

In consideration of the impact of this accident, JAL will accept booking changes or ticket refunds without any fees for customers who have a booking on JAL flights as follows. Customers requesting a booking change or refund must do so before Wednesday, January 31, 2024.

Please refer to Special measures for air tickets following the collision between Japan Airlines Flight JL516 and a Japan Coast Guard aircraft ,

手続き方法

手続き期間

2024年1月31日(水)までにお手続きください。

【対象便】

2024年3月31日(日)までのJALグループ*便(国内線・国際線)であり、コードシェア便を含みます。

【手数料】

変更・払戻ともに手数料は不要です。

【旅行会社などJAL以外で航空券をご購入の場合】

手続きについては、航空券の購入元へお問い合わせください・

 

機材変更

ところで、イレギュラー時には、機材変更が起こる可能性があります。

機材変更とは、本来飛ばす予定だった飛行機を、何らかの理由で、急に別の飛行機に変えることを指します。機材変更となる主な理由は、以下の3つです。

  1. 飛行機に乗る人の増減による
  2. 悪天候や整備作業による
  3. 機材繰り

コロナ禍の緊急事態宣言中は、飛行機を利用する方の数が激減していました。そのため、ダウンサイジングが増えていました。それ以外に、悪天候や整備作業が必要になった時、急に搭乗機が変わってしまうこともあります。その他、臨時便を設定した時など、様々な状況が考えられます。

飛行中に落雷を受けたときも、到着後に飛行機の種類を変更する場合があります。

落雷の影響を受けたときの遅延体験はこちら。

飛行機が航行中に雷を受けた!その後はどうなる?

続きを見る

JALの場合

【公式】JAL より抜粋

JALの公式サイトによると、2023年3月現在の保有機は、224機(リース機34を含む)です。

最近の機材変更

くり返しになりますが、悪天候時に使用機の到着が遅れたり、整備作業が長引いてしまったときに、遅れを増幅されないために別の種類の飛行機に変更することがあります。

また、予約数が少ない場合も、飛行機を、より小さな(座席数が少ない)ものへ変更が行われることがあります。その反対も稀にあります。

【公式】JAL より抜粋

JALの国内線には、上記の3つのクラスがあります。

便によっては、ファーストクラスがない機材や、普通席だけの機材もあります。

急な機材変更が発生すると、時には、ファーストクラスの予約をしていても、ファーストクラスが設置されていない機材に変わってしてしまうこともあるのです。

ファーストクラスからクラス J さらには普通席・・・これは、悲しい( ノД`)。

予約していた便が欠航する場合やクラスが変わる場合は、さらに座席が変更している場合は、お知らせメールが届きます。

ただ、チェックしていないと、当日チェックインして初めて「機材が変わっている!」となることもあります。

予約したクラスに乗れない!?

ところで、当日、予約してたクラスに乗れないことがあります。

航空会社は、予約(もしくは購入)していても、当日、連絡なく空港に来ない人を見越して、少し多めに予約を取ります。なので、予約した全員が来た場合、オーバーブッキング(予約超過)という事象が発生してしまいます。

アメリカの国内線では、常に発生していました。

ボランタリー・ダウングレード

予約数が座席数を上回っていた場合、ボランタリー (自主的な)・ダウングレードが募られます。

B777-300 (国内線仕様)

https://www.jal.co.jp/jp/ja/aircraft/conf/773.html

例えば、B777-300 (国内線仕様) の飛行機でクラス J の予約を持っていたとします。

B777-300のクラス J の座席数は、78席です。

もし、B777-200ER (国際線仕様機材) に変わってしまったら、どうなるでしょう?

B777-200ER (国際線仕様)

https://www.jal.co.jp/jp/ja/aircraft/conf/772.html

現在、国内線に投入されているのは、ビジネスクラスの座席がSKY SUIYE Ⅲ (26席)の機材です。

実際の機内はこんな感じです。

国内線だけど国際線!?海外旅行気分になれる JAL国際線仕様機材・搭乗記

続きを見る

このビジネスクラスを クラス J として販売するのですが、26席しかありません。

つまり、半分以上の方がダウングレードの対象となってしまうのです。事前にダウングレードと分かっている場合は、連絡があります。しかし、当日に発生してしまったら、ボランタリー・ダウングレードを募るしかないようです。

※現在、B777-200ER (国際線仕様機材) は全て売却のため保有していません。

フレックストラベラー制度

ダウングレードをしてもらえる人を募る際には、「フレックストラベラー」という制度を利用します。

通常、フレックストラベラー制度の対象となるのは、以下の条件を満たす旅客です。ただし、悪天候や自然災害を除きます。

対象者

  • 当該便の予約を持っていて、航空券を購入済みであること
  • 各種締め切り時刻までに手続きの申告をしていること

この制度は、今回のお話しの機材変更時にも適応されます。

対象者が協力を申し出ると、代替便などの代わりとなる交通手段の提供を受けたうえで、以下の協力金(もしくはマイル)を受け取ることができます。

  • 協力金:10,000円
  • または 協力マイル:7,500マイル

前回のフライトでも、機材変更によるボランタリー・ダウングレードが発生しました。

10人近い方がダウングレードの対象となったようです。その日は、その調整に時間がかかり、出発が大幅に遅れてしまいました。

ある日利用した便の機内のようすです。

全ての旅客の隣が空席になるくらいの空き具合でした。しかし、後方客室の真ん中に不自然な空席がありました。

移動してもいいですか?

こちらは、ダウングレードの方のためにブロックしてあるので・・・。
【公式】Seat Alertsアプリ画面

あとで、空席が分かるアプリを使って座席表を見てみると、座席番号49~54DEFGの24席がブロック(Xの印)されていました(上の写真の空席)。ちなみに、その調整作業は、普通席の旅客が全員搭乗してから1時間ほどかかり、私の前の座席に座っていた方は怒って降りていってしまいました。

ダウングレードも可愛そうだし、一方で待たされる方も困りますね。

スポンサーリンク


空席状況が分かるアプリ

ところで、上で表示した座席表は「Seat Alerts」というアプリのものです。

このアプリは、iPhone・Androidのどちらにも対応しています。もともとは、【PR】EXPERT FLYER というPCで空席状況を確認できるサイトです。

このアプリ (サイト) の良いところは、便を予約しなくても空席状況を確認できる 点です。無料版と有料版があり、世界中の便の空席状況をリアルタイムで確認することができます。

ただし、JALやANA (NH) 、スカイマーク (BC) 、エアーコミューター (3X) は確認できたのですが、検索できない日本の航空会社もあるようです(有料版で見ることができるかは不明です)。無料版は1日に7回までと制限はありますが、空席を確認するだけなら、無料版で充分だと思います。

ちなみに、1日の基準はアメリカの時間なので、日本だと、お昼ごろリセットされました。

Seta Alert は英語ですが、操作方法は簡単です。

Seat Alerts を操作した方法は、こちらをどうぞ。

おすすめ
無料アプリ「Seat Alerts」の使い方 ~事前に空席が分かれば希望の席も狙いやすい!?~

続きを見る

さいごに

2024年1月に発生した事故は、とても悲しいものでした。

限られた状況の中で最善の方法を選択、実行し何百もの人命を救った、JALの運行乗務員、ならびに客室乗務員の皆様の行動には賞賛しかありません。また、乗客の皆さまも大変な中、冷静に行動されたために短い時間で緊急脱出できたのだと思います。

なお、海上保安庁の機材に乗られていた方の一日も早い回復、またお亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともにご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

スポンサーリンク

-airline
-,