カタール航空の本拠地 ドーハ・ハマド国際空港(Hamad International Airport)には、2つのタイプの空港ラウンジがあります。
一つは、エコノミークラス利用時でも使える空港ラウンジ(ワンワールドのステイタスで2種類あります)。そして、もう一つのタイプは、ビジネスクラス以上を利用した場合のみ入ることができる「アル・ムルジャン・ビジネスクラスラウンジ」と「アルサファ・ファーストクラスラウンジ」です。
今回は、後者の豪華ラウンジに入ることができましたので、ご紹介したいと思います。
ドーハ・ハマド国際空港
2014年5月にオープンした ハマド国際空港(DOH) は、24時間運営のカタール航空の本拠地・巨大なハブ空港です。
https://dohahamadairport.com/airport-guide/at-the-airport/maps
ハマド国際空港のHPには、到着ターミナルなどの地図があり、ダウンロードもできるので、初めて行かれる方も安心だと思います。
ハマド国際空港のターミナルは星形になっていて、中央にセキュリティーと 黄色のランプベア があります。なので、乗り継ぎの場合、空港ターミナルの中心部(黄色のランプベア)を目指すことになります。そして、セキュリティチェックを受けて、再度、中心から離れて次のゲートに向かいます。乗り継ぎのセキュリティーは到着に合わせて対応してくれるので、とてもスムーズで、ヨーロッパの乗り継ぎ空港に比べるとゆるめのチェックでした。
セキュリティを通過したらエスカレーターを降りて、目指すは、世界一豪華!?なラウンジ。 「黄色のランプベア」のそばにラウンジへ入り口となるエスカレーターがあります。
アル・ムジャン・ビジネスクラスラウンジ
アル・ムルジャン・ビジネスクラスラウンジ(AL MOURJAN BUSINESS LOUNGE は、有償のビジネスか、ファーストクラス乗客でないと利用できないラウンジです。カタール航空の最上級会員でも、エコノミークラスに搭乗やアップグレード時は入れない厳しい決まりがあります。エスカレーターの下にスタッフがいるので、入り口で搭乗券を見せ、次のゲートを教えてもらい、ラウンジへ進みます。
シャワールーム
まずは、ドーハまでの疲れを取るため、湯量たっぷりの温かいお湯で疲れた身体を癒します。機内では静電気をたくさん浴びているので、お湯を浴びて調整します。砂漠の街にいるのを忘れてしまいそうなシャワールームです。
シャンプーやコンディショナー、ボディソープは、日本未進出のRITUALS。タオルなど必要なものはありますが、ドライヤーはないので、シャワールームのスタッフにお願いして借りることになります。ラウンジの規模にしてはシャワールームが少ないのですが、待っていればすぐに使えます。
中のようす
ラウンジには、1階と2階があり、それぞれに食事ができる場所があります。また、いろんなタイプの椅子があって、そのそばには飲み物があるので、とてもくつろげる空間です。
ビジネスラウンジもあり、無料でパソコンやコピー機などを使うことができます。
ダイニング
ダイニングは2か所あり、こちらは、1階にある人気のサンドイッチが食べられるレストランです。ここだけでも十分な広さです。
朝と昼・夜用のメニューがあり、座ると レストランのように注文を取りに来てくれます。
飲み物やサンドイッチは注文制ですが、その他、ビュッフェスタイルのスープやサラダもあります。アラブチックなスープは、香辛料が効いていて美味しかったです。
夜食はビーフサンドにしました。
そして、朝食はチキンサンド。どちらも美味しかったです。この時の乗り継ぎは7時間弱だったので、たっぷりラウンジで寛ぎました。
2階のレストランではビュッフェ式のお食事がいただけます。そこに行くと底なし沼に落ちてしまうので、今回は見学だけです。
Quiet Area
ラウンジの1階奥には、クワイエット・ルームがあり、毛布を借りて仮眠することができます。2人用と1人用があります。
快適なので、 寝過ごさないように目覚ましかけて暫し休みます。クワエットルームなはずなのですが、難点は、個室ではないので、少し離れた場所から聞こえてくるいびきが・・・ でも、横になれる椅子はありがたい存在です。
アルサファ・ファースラウンジ
カタール航空のAl Safwa First Lounge。有償でファーストクラスを利用する乗客のためのラウンジです。ビジネスでも凄すぎるのに、ファーストクラス専用のラウンジはどんなのでしょうか。
入り口で搭乗券を見せると「クワィエットルームは予約しましょうか?」と尋ねられました。Al Safwa First Loungeのクワイエットルームは個室になっていて、あまり数が多くないので競争率が高いのです。
静かです。水が上に登っている泉がラウンジ内にあります。聞こえるのは微かな水の音だけです。有償ファーストクラス旅客と、プリビリッジクラブのプラチナ会員(ビジネスクラス以上の利用時のみ)だけの空間なので、ほとんど人がいません。
ダイニング
スタッフに案内されて中へはいります。「準備しますのでお食事楽しんでくださいね」と、レストランに案内されました。夜中だったので、貸し切りでした。
中東の国にいるとは思えない雰囲気です。お酒も自由に飲めます。まずは、1人ウェルカムシャンペンから。
メニューから好きなものを好きなだけ選べます。
やっぱり、スープ。美味しい♡
夜中なのに、ステーキ。ちょっと焼きすぎだけど柔らかくて好みの味で、完食してしまいました。
お腹いっぱいなのに頼んでしまったマンゴームース。スタッフも親切で、いろいろ進めてくれるので、つい食べ過ぎてしまいます。これも、甘さ控えめで美味しかったです。
最後はカモミールティでホット一息つきました。
Quiet Area(個室)
入り口から左側がレストランで、右側がクワィエットルーム。丁度食事が終わったころ、先程アテンドしてくれたスタッフが、搭乗券を返しにきてくれ、「お部屋の予約okです」と連絡してくれました。お腹いっぱいになりましたので、お部屋に向かいます。
行くまでの空間も贅沢で、 調度品も素敵、まるで博物館のようです。
Quiet Areaの受付のスタッフに搭乗券を預けると、お部屋に案内してくれます。奥にはSPA(有料)もありました。快適すぎて寝すごさないよう、ウェィクアップ・コールもお願いできます。
中はまるでホテルの一室のようです。空港のラウンジにいるなんで信じられませんでした。8時間以上の乗り継ぎの場合、ホテルも取ってくれるそうなのですが、移動の手間を考えると、空港ラウンジで十分のような気がします。
シャンプーにコンディショナー、歯ブラシ、スリッパなど、必要なものは全部揃っています。
コンセントはユニバーサルタイプ、至れりつくせりです。1人、そして乗り継ぎで休むには十分すぎる広さです。カタール航空は8時間以上の乗り継ぎ旅客には無料のホテルサービスがありますが、最短の乗り継ぎがある場合は適応外です。例え、それが満席で取れなかったとしても。
なので、ダラダラ休みたいだけの私は適応外です。でも、外に行かなくても十分すぎるくらい快適でした>因みに、入国する時は、ラウンジで入国審査を受けるみたいです。
ラウンジの椅子や家具一つひとつが素敵なラウンジ。天井が高く、空港のど真ん中の贅沢空間。飾られた絵やオブジェを見るだけで楽しい。もっと早く目的地に到着する便もあったのですが、せっかくなのでゆっくり堪能するために7時間の乗り継ぎを選びました。
そして、ラウンジの中に免税店もあります。
さいごに
カタール航空で WEBチェックインしたら貰えるクーポンは必ずゲットしてくださいね。ハロッズのバッグなどはロンドンの免税店と同じくらい?ポンドが高いときは、ちょっと安かったかもしれません。
DOHでのカタール航空(ビジネス・ファーストクラス以上で利用できる)豪華なラウンジで食べて、飲んで、出発の1時間前まで寝ていられる!あり得ない体験でした。今回最初で最後のアルサファ・ファーストラウンジを体験でき、大満足の旅となりました.
最後までご覧いただきありがとうございます。