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2年連続で初夏の奥入瀬 (おいらせ) に行きました。宿泊ホテルは、快適でアクティビティが充実している「奥入瀬渓流ホテル」です。
実際に泊まって、特に記憶に残ったおすすめポイントをまとめてみました。
※2018年の旅行記です。
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はじまりは「森の神話」
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奥入瀬渓流ホテルと言えば「森の神話」。
エントランスを入ったすぐにあるラウンジに、岡本太郎氏製作のブロンズオブジェがあります。このオブジェは、高さ8.5メートル・重さ5トンの迫力です。緑の木々をバックに、まるで絵画のような景色が広がっています。
到着したら、ここでゆっくり寛ぎましょう。チェックインは15時で、早めに部屋に入ることはできないようです。昼はスイーツ、夜にはカクテルが楽しめます。
モダンツインルーム
2回とも、渓流側ののモダンツインルームに宿泊しました。木々の向こうに渓流が微かに見えるお部屋です。
ベッドのマットレスはエアウィーヴ(枕もそうかな?)ぐっすり休むことができました。
大きな窓からも緑が楽しめました。
くつろぎの工夫
部屋に用意されていた作務衣とスリッパ。これで館内を自由に動けます。
さらに、温泉に行く時に使える籠も便利でした。青森屋にもあったので、青森の星野リゾートのスタンダードのようですね。冷蔵庫には、冷えた奥入瀬渓流の湧き水が用意されていました。ちょっとした心遣いが、寛げる雰囲気を作っていますね。
温泉
最初に泊まったときは、館内に2種類の大浴場があり、東館の露天風呂には季節のアロマを楽しめる工夫がなされていました。
私が行った時期はクロモジのお湯でした。
クロモジ
クロモジの樹皮は芳香成分の含有率が多く、小枝などを折ると香りがすることから「疲れを癒す木」として知られています。さらに、血行を促進させる効能があり、お肌には保湿効果、皮膚のハリ回復が期待されます。
普段、クロモジの精油を使っています。木の枝なのに、花のような優しい香りがするのでとても気に入っています。
渓流露天風呂
奥入瀬渓流を望む温泉「渓流露天風呂」。2回目に行ったとき、新しくできていました。
せせらぎや渓流を眺めることができる開放的なデザインで、八甲田から湧き出る優しい肌触りのお湯を楽しむことができます。
九重八重の湯
※ホテルのHPよりお借りしました。
ほんのり白いにごり湯の、混浴露天風呂(洗い場なし)。間近に流れ落ちる名瀑「九重の瀧」を望むことができます。
こちらへは、1時間に一本あるシャトルバスに乗って入りにいきます。原則混浴ですが、夜には女性用の時間もあります。ただし、すべての時間を通して男性、女性ともに湯浴み着が用意されているので、気兼ねなく入浴を楽しめます。同じバスに乗っていった人同士帰ってくる感じなので、帰りには、なんとなく和気あいあいな感じになりました。
帰り道
泊まったこの日は、月あかりが邪魔しない星空を楽しめる夜でした。このとき、バスの運転手さんのご厚意により、少し寄り道してくれて、みんなで天の川を見ました。火星も見ることができたのはラッキーでした。(この寄り道は、あくまでもタイミングとご厚意です)。
夕食:青森リンゴキッチン
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奥入瀬渓流ホテルにまた来た理由の一つが、レストランでの食事!そのおいしさに惹かれたからです。
青森の伝統工芸などを用いた西洋御膳をいただけるレストランもありますが、2回ともブッフェの夕食にしてみました。
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今回は、17時に入ると、リンゴのお酒・シードルのサービスがありました。
目にも楽しいビュッフェ。
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どれも美味しいので、つい食べ過ぎてしまいます。
絶対に食べたいもの!
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奥入瀬渓流ホテルの「りんごキッチン」に行ったら、是非食べたいのがこれ!
焼き立てアップルパイとソフトクリームです。
その場で作っている焼き立てアップルパイをいただいて、そのそばにあるソフトクリームの機械から自分で盛ることができます。とても美味しくて、おかわりしてしまいました。
アクティビティ
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奥入瀬渓流ホテルには、季節ごとに様々なアクティビティが用意されています。今回は3種類のツアーに参加しました。
どのツアーも人数制限があるので、気になるアクティビティがある場合は、ホテルに到着したらすぐに予約したほうがいいかもしれません。
- モーニングカフェ (無料)
- 蛍のツアー (有料)
- 森の神ネイチャーツアー (有料)
蛍のツアーは8月からがいいそうですが、7月に行ったときも源氏と平家蛍を見ることができました。
蛍の見分け方も教えてもらい、ツアーに参加したみんなで楽しめるのも良かったです。
モーニングカフェ
朝5時に出発する無料ツアー「渓流モーニングカフェ」。
奥入瀬渓流ホテルの大人気アクティビティです。定員50名なので、ホテルに着いたらすぐに申し込みました。
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シャトルバスで「雲井の滝」まで移動して辺りを散策します。
早朝なので、滝の周辺にはツアー参加者しかいませんでした。
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その後、渓流沿いで、マイナスイオンを浴びながらスタッフが淹れてくれたコーヒーをいただきます。
奥入瀬渓流ホテルのアクティビティならではの、とても贅沢な時間を体験できます
森の神ネイチャーツアー
渓流モーニングカフェから戻ってきた後は、直径6m!単木日本一のブナの木、通称「森の神」に会いに行く有料ツアーに参加しました。
奥入瀬渓流ホテルから 車で10分くらい移動して森の入り口に到着すると、クマ出現!の注意がありました。
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こちらが「森の神」への入り口です。
でも、本当にツキノワグマがいるそうで、準備のいい方は、クマベルとクマスプレーを用意されていました。
ここからは、ブナの森に入ります。
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「森の神」に会えるまでの間、この森についての話をうかがいました。
ブナの森といえば白神山地が有名ですがこちらも素敵です。
足元は、ブナの森らしく、落ち葉でモフモフしています。
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ガイドさんが、若いトチの実を見つけたそうで、トチの実についていろいろ説明してくれました。
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普通は (上の写真のように) 茶色になって落ちるみたいです。
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シダも生い茂っている森です。
(ちょっと見づらいですが)表が裏面のようになっているシダです。
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何種類ものシダが茂っていて、見ごたえがありました。親シダは子の栄養になり成長を見届けて枯れていきます。
今回のツアーガイドさんは、地元の森が大好きな女性でした。
彼女がが一生懸命ガイドしてくれたツアーは、 自然の中での理科の授業のようで、とても楽しかったです。
森の神
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楽しいお話を聞きながら「森の神」に到着しました。
幹が三本に分かれています。昔から、3本に分かれた巨木は、神様としてあがめられていました。さらに、三つ又の木は重心の見極めが難しく伐採に危険が伴うため「三つ又の木は伐るな」とも言われてきたそうす。なので、このブナは「森の神」として残されてきたそうです。
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下から見ても素晴らしい「森の神」、樹齢は400年だそうです。そばには (下の写真) 赤ちゃんブナの木もありました。
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ブナの木は成長が遅いので「早く大きくなってね」と言えないのですが、成長が待たれます。
ブナの木は水を含みやすいので、材木としては使いづらく、日本ではたくさん伐採されてきました。代わりに成長の早い杉の木が日本全国で植林されてきました。森に来る途中で杉の木も見ましたが、ここでは、花粉症の方も全然症状がでないそうです。ここでは杉もストレスがないのですね。
クロモジの木
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こちらの森では「クロモジ」が見られると聞いていて、楽しみにしていました。
普段、家でクロモジの精油を使っていて、その香りに癒されていますが、なかなか実物を見る機会がありません。黒い部分の 枝をこすると、爽やかで甘い香りがします。木なのに花を想像させるような香りがします。でも、 緑の枝の部分は全く香らないので、不思議です。
もっと水気の多い沢の方に生えているのかと思ったら、ブナの森にもありました。水分を多く含んだブナの森だからでしょうか。
オトシブミ
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オトシブミという昆虫のゆりかご(丸まった葉っぱ)をガイドさんが見つけてくれました。中には卵が入っています。
お母さんオトシブミが生育場所と食べ物を用意してくれたのがこの形。器用にクルクルまいて子孫を残すそうです。朝の森のエネルギーをたっぷりいただいた森の散策でした。
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朝食:青森リンゴキッチン
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おなかも空いたので、急いで「青森キッチン」へ。
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まずは、搾りたてのりんごジュースをいただきました。
奥入瀬渓流ホテルに行ったら、ぜひ飲みたい一杯です。
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朝からもりもりいただきました。
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青森らしく、ホタテラーメンもありました。
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そして、デザートは焼き立てふわふわパンケーキ♡
どれもとても美味しかったです。
朝食ベスト1
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ちなみに、2年前、焼き立てを狙ってバクバク食べていたアップルデニッシュ。
2回目に滞在したときになかったのが残念でした。日によって違うのでしょうか。もう一度食べたいです!
アクセス
今回、青森屋と奥入瀬渓流ホテルの2か所を巡りました。
宿泊の3日前までに予約すると、交通費無料でホテルまで行くことができます。
なので、今回の地上輸送費は無料です!無料シャトルバスサービスは、ほんとうにありがたいサービスでした。
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さいごに
奥入瀬渓流ホテルは、いわゆる高級路線の星野リゾートではありませんが、宿泊者に楽しんでもらおうとする気持ちが伝わってくるホテルでした。
2回泊まって記憶に残っている点を「おすすめポイント」としてまとめましたが、さらに楽しいイベントが増えているかもしれませんね。
奥入瀬の自然と美味しいお食事が楽しめるので、毎年、時期をずらして泊まってみたいホテルです。
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