Myanmar

【ミャンマ―】バガンの寺院と遺跡めぐり

2018-08-05

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イラワジ川の東に広がるミャンマーの古都・バガンは、世界三大仏教遺跡の一つです。現在残っている寺院や仏塔のほとんどが、11世紀~13世紀のバガン王国のものです。夕暮れ時は幻想的な雰囲気に包まれる仏教の聖地を、現地ツアーに入って周ってみました。

2021年2月1日、再び、ミャンマーでクーデターが起こってしまいました。1日も早く平和が戻ることを祈るばかりです。

空港から市内

バガン・ニャウンウー空港 (NYU) から市内までの交通機関はタクシーのみです。バガンは3つの地区に分かれていて、ニャウンウーまで5000 Ks、そして、ニューバガンまで7000 Ks、オールドバガンまで6000 Ksの固定料金だそうです。安全運転のドライバーが多いので、タクシー利用は問題ないそうです。

1,000 Ks (MMK) = 77.76 円(2020年8月現在)

私は、まるまる現地の日系旅行会社・サラトラベルさんにお願いして、空港送迎込であちこち連れて行ってもらいました。

 

寺院とパゴダ (仏塔) めぐり

バガンには、世界的にも貴重な仏教建築群があります。

1044年、ビルマ族によって、それまであった3つの民族が統一されバガン王朝ができました。パガン王朝が栄えた頃に、数十万ものパゴダが造られたそうです。現在は3,000基ほどしか残っていないそうです。その後、地震の被害にもあってあってしまいました。

 

そんなバガンの町を、とても暑い中にまわりました。
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シュエズィーゴン・パゴダ

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シュエは「金」、ズィ―ゴは「勝利」や「祝福」を意味しており、ミャンマーのパゴダの原型となったと言われています。

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1975年の地震で最上部が崩れて、大規模な修復作業がなされたそうです。その後、2016年8月にも大きな地震があり、修復中だそうです。

 

逆さ寺院

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足元の水たまりに映した逆さ寺院。なかなか上手く撮れないので格闘していると、別のツアーのガイドさんが撮ってくれました(笑)。

この水たまりは「昔の人は頭を上げることができず、水に写ったパゴダを見ていた」という説と、「岸が建物のひずみをチェックするため」という2つの説があるそうです。

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名前通り、金ぴかです。

 

タラバー門

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9世紀に王様がバガンの防備を固めようと築いた城壁の名残です。この内側がオールドバガンとなります。門の両脇には、兄弟の精霊が祀られています。彼らは火事でなくなったため、その祠にはロウソクがないそうです。

 

アーナンダ寺院

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バガンで最大かつ最も美しいとされている寺院です。本堂の中央には、高さ9.5mの仏像があり、それぞれ四方を向いて収められています。

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近くで見ると怖い感じで、離れて見ると優しいお顔です

 

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と、ガイドさんに言われましたが、良くわかりませんでした(笑)

この日の気温は、日中35度でした。日差しがきつくて、ジリジリ焼かれている感じでした。さらに、寺院は靴を脱いで裸足で見学しますので、足の裏もアチチ・・・です。

旅の持ち物

  1. お水(経口補水液)
  2. ウエットティッシュ(足の裏を拭く)
  3. 日傘(影は建物の中だけ)
  4. 麻のショールやタオル(日焼けから肌を守る)

暑さと太陽光線対策のグッズを屈指しました。仏塔や寺院は、それぞれ特徴があり、説明を受けますが、暑すぎて説明が頭に入りません。なので、途中、ホテルにチェックインして暫く休み、涼しくなった夕方に観光再開となりました。やっぱり、適宜休むことが一番のようです。

 

バガンの夕日

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バガンの仏教施設や建築物には階段がついています。観光客は普通に登って、360度の雄大な景色や夕日を楽しんでいました。一方、後に造られたヤンゴンやマンダレーという都市のパゴダは、宗教色が濃いため登ることは禁止されています。

2018年1月以降、バガンのパゴダや寺院も、事故の影響や文化的な理由で徐々に登れなくなっているそうです。

この時は、登ることができる数少ないパゴダの一つに、連れてきてもらい、美しい夕日を見ることができました。

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夕日だけでなく、40kmにも渡る平野の中に散在するパゴダ群の壮大な景色も楽しめました。

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あっという間に太陽が沈んでしまいました。こんな景色を見て、地球が動いていると思った昔の人はすごい!と思います。

 

パヤトンズ遺跡群

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2日目は馬車に乗って、45分、遺跡群をめぐりました。

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緑が豊かできれいです。ミャンマー人はきれい好きなのでしょうか?立ち寄るレストランのお手洗いもきれいだし、道にゴミもありません。

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途中、牛に遭遇しました。彼らは、大切な働き手です。

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ガイドさんは日本語で説明してくれますが、寺院の名前などは「ミャンマー語」です。ミャンマー語は聞き取りが難しいので、ガイドブックで確認しようとしたら、「日本のガイドブックには載ってないよ」と言われました。なので、途中で、名前を確認するのを止めました(笑)

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今回、一番感動した場所です。繊細な壁画がきれいに残っていました。貴重な文化財なので、2日目に回った寺院や遺跡の中は、写真撮影禁止の場所が多かったです。

 

さいごに

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バガンには博物館が2つありますが、中はレプリカが飾ってあるそうです。町のあちこちに本物があり、町全体が博物館のようなので、博物館の必要性は感じませんでした。なので、博物館好きな私ですが、ここでは行きませんでした。

2016年8月、バガン近郊で起きた地震で多くのパゴダ・寺院が壊れたのですが、その80%が修復されたそうです。現地に観光に行くことで復旧のお手伝いになると思っています。ノービザの期間に多くの方が訪れるといいと思いました。

コロナ禍でミャンマーに行くことはできないのですが、それでも、またいつか・・・と思っていたらクーデターが勃発してしまいました。いかなる立場の違いも平和的に解決されることを祈るばかりです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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