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【ロンドン】世界最古の美しい博物館カフェ ~ビクトリア&アルバート博物館~

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

今回は、大好きなヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum:V&A)にある世界最古のカフェに行ってみました。

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ヴィクトリア&アルバート博物館

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館は、現代美術や各国の古美術、工芸、織物、宝石など多岐にわたる400万点の膨大なコレクションを誇るイギリスの国立博物館です。1860年代には、世界で初めてのガス照明のおかげで、夜遅くまで応用美術と科学のコレクションを楽しむことができたそうです。

本館はロンドンのケンジントンにありアクセスも簡単です。

カフェへのアクセス

バスでアクセスした場合 "Victoria and Albert Museum" で降り、そのまま正面入り口から入ります。

ミュージアム・ショップを抜けると中庭にはジョン・マジェスキー・ガーデンが広がっており、その先にカフェがあります。

地下鉄

地下鉄でアクセスする場合、" South Kensington” 駅で降り、地下道を案内に沿って5~7分ほど歩くと、右手に博物館の入口があります。

入った先の入り突き当りを左、彫刻のあるフロアを通り抜け、さらに角を左へ。

カフェは、館内の北側に位置しており、案内板もありますが、スタッフもそばにいますので分からない時は教えてくれます。

カフェ

1868年、世界で初めて博物館内に造られたカフェ。

創設者の館長であるヘンリー・コールは、万国博覧会(1851年)を管理しながら、訪問者のニーズ(お茶とパンまたは温かい食事)について学び、カフェを生み出したそうです。ただし、最初に造られたカフェは決して評判のいいものとはいえず、取り壊されてしまいました。

その後、1868年に3つの新しいカフェがオープンしました。

趣の異なる3つの部屋が隣通しにあり、それぞれの部屋にカフェのデザインを担ったデザイナーの名前がついています。

部屋

・Gamble room (James Gamble):中央の部屋
・Poynter room (Edward J. Poynter):中庭を背にして右側の部屋
・Morris room (William Morris):左側の部屋

Gamble room

一番広くて人気のGamble room(ギャンブル・ルーム)。

James Gamble(ジェームズ・ギャンブル)によってデザインされた華やかな部屋です。

壁と大きな柱は、カラフルなマジョルカタイルで覆われています。マジョルカタイルは、色付きの鉛釉薬で飾られた陶器です。ドアを囲む象とラクダの彫刻、そして大きなステンドグラスの窓。天井は、エナメル鉄板で装飾されています。

美しさを追求するだけでなく、防火性の高い素材が使用されています。これらは、掃除しやすく食べ物の匂いがつくことを防ぐ効果もあるそうです。

ビクトリア朝の人々は、火事の危険性を非常に意識していました。1860年代にはまだ非常に田舎の場所であったサウスケンジントンに馬が引く消防車が到着するには長い時間がかかったでしょう。

公式サイト(英語)に、上のような説明がありました。

動画もあわせてどうぞ。

Poynter room

画家のEdward J.Poynter(エドワード・ポインター)氏が設計した「ポインター・ルーム」。肉を焼く専用のスペースとして作られたことから、昔はグリル・ルームと呼ばれていたそうです。

西洋芸術の影響を受けた豪華な「ギャンブル・ルーム」とは対照的に、こちらは東洋の影響を受けており、波のパターン、花や孔雀のモチーフなどにその特徴が強く表れています。

タイルは、国立美術訓練学校の女学生によって描かれ、彼女らには時給(6ペンスから9ペンス※)が支払われていたそうです。なお、ダッチブルーの塗料で塗られた壁にも釉薬がかけられています。

ちなみに、カフェの「仔牛のカツレツ」が10ペンスの当時、女学生らに支払われた時給は決して安くないものですね。

Morris room

モダンデザインの父とも言われ、ビクトリア朝時代の最も有名なデザイナーの一人であるWilliam Morris(ウィリアム・モリス)が手掛けた「モリス・ルーム」。モリスは、V&Aを建築したデザイナーでもあります。

少し狭いのですが、こちらも大人気の部屋なので常に人で溢れていました。

部屋は、オリーブの枝の漆喰レリーフと野ウサギを追いかける猟犬の絵で囲まれています。

他の部屋に比べると暗い印象をもちましたが、ステンドグラスから差し込む外の光とオリーブの壁紙が調和し、まるで中世の教会のようです。当時駆け出しのデザイナーだったモリスは、友人でもあった建築家Philip Webb(フィリップ・ウェッブ)、画家Edward Burne-Jones(エドワード・バーンジョーンズ)と協力し、この部屋を作り上げたそうです。

食事

スープや温かいお料理もあり、しっかりした食事もできる場所です。

冷たいお料理も美味しそうです。

この他、スコーンやケーキもあります。

各カウンターで好きなものを注文して、中央、もしくは各カウンターそばのレジで行います。

なお、水はセルフサービスで無料です。

まずはローストビーフ。

迷った末にトラウトサーモンにしようとしたら『日本人はみんなローストビーフを頼むけどいいの?』と言われたので、ローストビーフにしてみました。付け合わせとしてポテトとサラダなどを選ぶことができます。

ボリュームたっぷりで美味しかったです。

ローストビーフだけでも十分なのですが、せっかくなのでスコーンも買ってみました。大きいなレーズンが入ったスコーンにストロベリージャムとクロテッドクリームをたっぷりつけて至極の時。

今回は、「ギャンブル・ルーム」で空席を見つけることができました。

ローストビーフを食べ終えた後、スコーンを買いに行って戻ったら隣の席が空いたので移動。少し位置を変えるだけで見え方(雰囲気)が変わります。

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さいごに

大好きな博物館のカフェ。

食事をして芸術鑑賞、お茶をして再度鑑賞。一日中楽しめる場所です^^

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

ヴィクトリア&アルバート博物館のようすもあわせてどうぞ。

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