ロンドン旅行のお土産は、市内と空港の免税店の2カ所で買いました。
一般的には、空港の免税店の方がお得な気がしますが、イギリスは少し違いました。
今回は、2018年12月にロンドンを旅行した際の知った「免税」のあれこれをご紹介いたします。

2021年1月1日にUKはEUから離脱しました。この記事は、離脱以前の体験談です。
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イギリスの税金
イギリスの消費税は、VAT(Value-added tax)と呼ばれ、0%・5%・20%の3種類に分けられています。
基本の生活に必要と考えられているもの(食材や赤ちゃん用品など)、福祉関係のサービスなどには、0%、5%の軽減税率が設けられています。
お土産を買うときに関係するのは、0%か20%か!?
このことを頭に置いて、お得に買い物したいと思います。
しかし、その境目を見つけるのがなかなか困難です。
イギリスの税率
- 0%…ほぼ全ての食材、ベビーフード、ペットの餌、植物の種など
- 20%…アルコール類、水を含むソフトドリンク類、お菓子やスナック、飲食店での食事など
今回お菓子をたくさん買いましたが、ビスケット、ケーキ類は「高消費品」として0%課税(つまり非課税)になりますが、チョコレートは、「贅沢品 (treat)」とみなされて、20%の課税となります。
チョコチップ入りのクッキーは?チョコレートの割合によって、0%になるものもあれば、20%になるものもあるとかで、基準が良くわかりません。
カヌレを買ってみました

町中のフォートナム&メイソン(Fortnum&Mason)で買った高級カヌレは、非課税でした。
しかし、コンビニで買う、100円のチョコには20%の税金がかかるそうです。また、クリスピークリームのドーナッツを1個買ったら、異常に高く、よく見たら課税されていました。1個だと(例え持ち帰っても)飲食店での食事と判断されて、20%の課税となるそうです。
一方、6個以上買った場合は、持ち帰りと判断され、非課税となるそうです。
なかなか難しいロンドンでのお買物です。
この記事は、2018年12月の体験談です。現在とは異なる場合がありますので、あくまでも参考として御覧ください。
免税手続き
2023年3月現在、イングランド、ウェールズ、スコットランドでのVAT還付制度は廃止されており、イギリス国内で購入した商品について空港で免税手続きをすることができない。そのためイギリスでの免税ショッピングは空港内に限られている。
ヒースロー空港|地球の歩き方
外国人客に対する付加価値税(VAT)免税措置は、英国が欧州連合(EU)を離脱した際に廃止されました。しかし、旅行者がパリやミラノに流れているため、免税措置の復活を求める声が上がっているそうです。
なので、復活したときのことを考え、免税手続きの方法を残しておくことにしました(2018年の体験です)。
第3ターミナル
今回は、第3ターミナルで行う免税手続しました。第3ターミナルにはJALが発着しています。手続きは、思っていたより簡単でした。

ホテルからのツアーバスは、ターミナル3の「D」に着きました。
ここから入ると、JALのカウンターに近いようです。
カウンターに行く前に、免税手続き(TAX REFUNDS/タックスリファンド)をするため、右の方向に進みます。

ヨーロッパの免税会社は、グローバルブルーとプレミアタックスフリーの2種類があり、通常は、別々に手続きしなくてはなりません。
しかし、ここでは同じ場所で手続きができました。とても便利です。
免税手続きのカウンターは、出国審査後にもあるのですが、買ったものをスーツケースに入れたい場合は、こちらで行います。
また、こちらで行っても、手荷物で機内に持ち込みにすることもできます。

今回は、早朝のJAL便利用でした。
空港に着いたのが6時過ぎだったので、免税手続きのカウンターにはほとんど人はおらず、5分程で終了しました。その後、搭乗手続きをしました。
搭乗手続き

ワンワールドのエメラルド会員なので、Firstカウンターでチェックインしてもらいました。囲いだけなんか豪華なのですが、中は普通です(笑)。その後、1階上がり、出国審査を受けます。といっても、機械に搭乗券のバーコードを読み取らせるだけで、出国完了!
さらに、厳しい(と言われている)手荷物検査にすすみます。
手荷物検査では、100ml以下の液体類はジップロックの袋にまとめて入れますが、きちんと袋が閉められていないと他の荷物を全て検査されるそうです(添乗員さん談)。ツアーなので、なんかあったら他の方に迷惑かけるなぁ、とちょっと不安だったのですが、拍子抜けするほどスムーズに通過できました。
心配の一つが、Zippoのライター (オイルなし) 。
機内持ち込みできるか心配だったのですが、無事通過できました。
こちらの記事もどうぞ。
-
シャーロック・ホームズ博物館 ~お土産はZippoライター~
続きを見る
空港で買ったもの
- 香水
- クッキー
- ハロッズのバッグ
香水

Jo Malone(ジョー・マローン)の香水は、39ポンド(5,655円)*1と、町中より8ポンド(1,160円)お得でした。
クッキー

Walkersのクッキーを買いました。
友人へのお土産の中で、一番喜ばれたクッキーです。
チョコレートクッキーは課税?チップの量が少ないので非課税?グレーゾーンだったので、免税店で買いました。
ハロッズのバッグ

空港のハロッズではバッグを買いました。

大きいものは15.80ポンド(税引前£19)、小さいものは14.15ポンド(税引前£17)でした。
どちらも免税なのですが、引かれている率が違いました。
紅茶は課税?非課税?

欲しかった リコリス (スペインカンゾウ) の紅茶 と ピーナッツバター は、ホテル近くのスーパー・Lidl(リドル)で買いました。
レシートを見ると、紅茶とピーナッツバターには税金がかかっていません!
しかし、化粧用コットンには、しっかり20%課税されていました。
さすがイギリスですね。紅茶は非課税のようです。

別のお店で紅茶を買ったときのレシートにもしっかり「VAT Total:£0.00」の表記がありました。
町中で買ったもの

フォートナム & メイソンで買ったチョコレート (20個)、クッキー、ジャム、ハチミツ。チョコレートのが入っているので、お店での会計時に免税書類をお願いしたのですが、「非課税」だと言われてしまいました。
チョコレートだけどたくさん買ったから???
レシートは、税率が書かれているタイプではなかったので、良くわかりませんでした。
包装

フルーツなどを買ったときにもらえるクッション材は、旅先で役立ちます。
今回もたくさん持ってきて、瓶をスーツケースに入れるときに利用しました。

クッション材でカバーして、洋服でまいて、プチプチで巻いて・・・

さらに、スーパーのレジ袋に入れて、スーツケースに入れて帰ってきました。
なので、漏れもなく、問題ありませんでした。
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さいごに
久しぶりのロンドンで、観光だけでなくお買い物も満喫してきました。
町中で買ってよかったもの・0%課税
- 紅茶・ハーブティ
- (チョコが入っていない) クッキー
- ハチミツ
- ジャム・ピーナッツバター
- マスタード
免税店で買ってよかったもの(20%課税)
- ハロッズのバッグ
- 香水
紅茶や調味料などは0%課税なので、街中の大きなお店でじっくり時間をかけて選ぶことができました。
欲しかったハロッズのバッグは、空港で買ったのでその場で免税になりました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
*1:2018年12月現在、1ポンド=約145円