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日本入国オンラインサービス "Visit Japan Web" の登録と注意点 ~実際に使って分かったこと!~

2022-12-17

2022年11月14日から、日本入国・帰国時のオンラインサービスが新しくなりました。

「検疫」・「入国審査(外国人旅行者のみ)」・「税関申告」の3つの手続きが "Visit Japan Web (VJW)に統合され、日本帰国者は、「検疫」と「税関申告」をウエブ上で申告できます。

今回は、VJWの登録方法と、実際に登録して羽田空港で利用(青色画面の国から帰国)して感じた注意点などをご紹介いたします。

※ 水際対策の変更に関して、最後の方に追記しました。

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Visit Japan Web (VJW)

Visit Japan Web(VJW)とは、海外からの帰国者・入国者が、事前に検疫・入国審査・税関申告の入国手続きを行えるオンラインサービスです。

検疫や入国審査で必要な情報、税関申告情報などを入力しておくことで、入国や通関をスムーズにする二次元(QR)コードを表示することができます。

コロナ禍に始まった「My SOS」の検疫(ファストトラック)機能は、この VJW にまとめられました。

Visit Japan Web is a web service for smooth arrival procedure at airport. This service is for both international travelers and Japanese citizens and this can be used for Quarantine, Immigration, and Customs declaration procedures.

The “Fast Track” service (My SOS) for quarantine procedure has been available in Visit Japan Web from November 1st, 2022.

※ Please refer to the Visit Japan Web Instruction Manual in English.

日本帰国者が利用できるのは「検疫」と「税関申告」の2つ です。

VJWは帰国時に必要なものですが、日本(通信状態が安定してる場所)で準備をしていくと、何かと便利でした。

初めて利用する場合、メールアドレスを登録してアカウントを作成します。

パスポートを用意して登録しましょう。

ログイン

【公式】VJW

メールアドレスを入力、パスワードを設定してログインします。

メールアドレスは、"@yahoo.co.jp" といった無料メールでも大丈夫でした。

パスワードは 10 文字以上かつ、英大文字+英小文字+数字+記号の組み合わせが必要になります。

   【例】:Ab1234567+

パスワードを忘れた場合は、同じ画面の『パスワードをお忘れの場合』から初期化できます。

ログイン後、必要な情報の登録をしていきましょう(以下、i-Phoneでの操作画面です)。

登録

step
1
本人情報の登録

まず、本人の情報(氏名や住所、パスポート番号など)を登録します。

My SOSでは、1人1アカウントとなっていましたが、「VJW」は、乳幼児など 一人で手続きができない人を同伴家族として登録 できるようになりました。

なので、小さなお子様連れで旅行される方の手間が減りました。

step
2
入国・帰国の予定を登録

その後、入国・帰国の予定を登録します。

【公式】VJW

※ 2022DEC/CDGなどは、任意で入力したものです。

2回目からは、【+新規登録】をタップして入国・帰国の予定を追加登録すると、日本での住所など、前回の情報が引き継がれていました。

なお、編集もできます。

この時点では特に難しいこともなく、ウエブ上案内に沿って進んで行くと完了となります。

【公式】VJW

登録が完了したら、【入国・帰国の手続きへ】に戻ります。

【入国・帰国の予定を登録】に表示されている自分の予定をタップすると、以下の画面に変わります。

【公式】VJW

【検疫の準備】にある "検疫手続(ファストトラック)” をタップして、次は、検疫情報を入力していきます。

検疫

検疫を登録するには、以下の条件があります。

登録条件

・(日本が認めた)ワクチン3回接種を証明できる

・もしくは、現地出国72時間前までに取得した陰性証明書がある

それでは、「検疫」のパートをみていきます(i-Phoneでの操作画面です)。

検疫には、①パスポートの登録と、②質問票WEB、そして③ワクチン接種証明書の3つのステップがあります。

step
1
パスポート登録

【公式】VJW

「パスポート」をタップすると、登録できるようになります。

【公式】VJW

「Browse」をタップすると、写真を取り込むことができます。

写真ライブラリ、もしくは写真を撮ってアップロードしましょう。

アップロードできたら、「登録」をタップします。

パスポート情報を読み取ることができない場合

パスポートの顔写真ページ全体 (下の記号が羅列されている部分を含む) が撮影されているか、ファイルにパスワードがかかっていないか確認してください(公式サイトのQ&Aより)。

「スキップ」を選択しないほうがいい

【公式】VJW

パスポートの読取りの完了まで時間(長くて5分ほど)がかかります。

その間は、「読取中」と表示されます。

この読取中に、登録前の画面にある「パスポート」を押すと、以下のような「スキップする」という画面がでます。

【公式】VJW

読取り完了を待たず「スキップする」を選択しても入国の可否に影響せず、質問票WEBの登録に進むことはできます。しかし、パスポートの登録が終わっていないと空港での検疫手続きに時間がかかる場合があるそうです。

この「スキップする」を選択した後は、パスポートの再登録はできません。

なので、「戻る」で元に戻って、パスポートの登録を終わるまで待ちましょう。

5分ほどで、登録完了のメールがきましたので、画面を更新させます。

【公式】VJW

すると、ステイタスが「確認してください」に変わりました。

この状態になったら、「パスポート」をタップしましょう。確認画面が開きます。

パスポート番号・生年月日に間違いがなければ「登録する」をタップして完了です。

step
2
質問票WEB

【公式】VJW

質問票は、渡航先や帰国日などを、オンライン上で回答していきます。

登録が完了したら、次に進みます。

※ ここからは、ワクチン接種済・青色画面の国からの帰国の場合の流れです。

step
3
ワクチン接種証明書

ワクチン接種証明書は、3回分のワクチンの種類と3回目の接種日を回答したうえで、接種証明書の画像をアップロードします。

接種証明アプリのスクリーンショットでも大丈夫でした。

日本で準備

【公式】VJW

難しい箇所はありませんが、認証されるまでに時間がかかるので、通信が安定している場所や時間があるときにやっておくと慌てなくて済むと思います。

なお、画面を表示するための端末がない方は、印刷した紙を持参して検疫で提示するといいようです。

税関申告

【公式】VJW

税関申告は、【税関申告の準備】にある "携帯品・別送品申告” をタップして、ウエブ上で回答していくだけです。

内容は、紙の税関申告書と同じでした。

回答し終わると、「登録済」と表示され、QRコードを表示できるようになります。

なお、「検疫手続き」も「税関申告」もあとで修正できますので、私は出国2週間前に登録しておきました。

到着後のながれ

(繰り返しになりますが)日本帰国者の場合、VJW は、「検疫」と「税関」の2カ所で利用できます。

「検疫」での手続き中にインターネットにつなぐ必要がありますので、早めに準備しておくとスムーズに進めます。

飛行機が着陸したら(通信可能後)、降機までに「VJW」にアクセスしておきましょう!

11月の帰国

11月にJALで帰国した際、乗り継ぎの旅客と入国の旅客で、降機のタイミングが違いました。

その時は、入国旅客が先に降りることができました。

飛行機を降りてターミナルへ向かう途中で、係員の方が『ファストトラックご利用の方!』と声がけをしていました。

VJWで検疫事前登録が完了した青い画面を見せると、青いパウチされたカードをもらいました。

この時点で青い画面が出ていると、歩きながらカードを受け取れます。

青いカードを持って、あとはそのまま、検疫へ進みます。

【公式】VJW

11月時点、検疫で必要になるのは、(上の写真の)二次元コードでした。

なので、青いカードを受け取ったら、すぐにQRコードにアクセスしておくとスムーズでした。

検疫では、指示された番号のブースに行き、QRコードを機械に読み込ませ、スタッフの方からピンクの紙を受け取り終了。

9月に帰国したときは、「MY SOS」をリーダーに通すだけのために、飛行機を降りて1㎞以上(に感じるほど長く)歩かされました。しかし、VJWでは「検疫」として通過するため、入国審査のすぐそばで対応してもらえるようになりました。

12月の帰国

12月の末に帰国したとき(SQ利用)、検疫のプロシージャーがさらに変わっていました。

飛行機を降りたことろから検疫に向かう間にスタッフがたくさんいて、誰かに VJW の画面を見せて、ピンクの紙をもらいます。

ただ、検疫の腕章をつけている等の目印はないので、適当に(誰かに)声をかけるといいでしょう。

このピンクの紙が、検疫の代わりになります。

あとは、このピンクの紙を持って、検疫ブースを通過するだけでした。

ピンクの紙を持っていること自体が検疫通過の目印になるようで、(11月に行った)バーコードの読み込みはありませんでした。

ただし、バーコードブースっぽい場所は見かけましたので、不具合がある場合は、そちらで対応されるのかもしれません。

また、これからも検疫のプロシージャーが変更される場合もありますので、あくまでも12月の情報として参考にしていただけますと幸いです。

利用した感想

【公式】VJW

「検疫」は、早めに青い画面を表示して流れに乗っていると、スムーズに通過できました。

日本帰国者の入国審査は、今まで通りパスポートを読み込ませ、顔認証(マスクを外す)で通過します(上記写真の ※1)。

「税関」に関しては、羽田空港にある電子申告端末(QRコードを読み込ませる機械)が少なく、非対象者も(間違って)並んでいたので少し待ちました。ただ、その後専用ラインから通関(顔認証あり)できたので、有人カウンターでの煩わしさはなくスムーズでした。

しかし、税関申告用の機械に長蛇の列ができている場合は、(今までのように)紙の税関申告書で通関してもいいのかもしれません。

現在は、QRコード(VJW)と紙の税関申告書のどちらも利用できます。

なので、両方用意しておいて、列の短いほうを選ぶこともできます。

利用できる空港

VJWが利用できる空港は以下です。

使用可能空港

・新千歳空港
・成田国際空港
・羽田空港
・中部国際空港
・関西国際空港
・福岡空港
・那覇空港

※「検疫」は全ての空港で利用可能です。

出所:https://vjw-lp.digital.go.jp/

搭乗便到着予定日時の6時間前までに「VJW」上で検疫手続(ファストトラック)の事前登録が完了していない場合は、ファストトラックは利用できませんのでお気を付けください。

入国・帰国前に変更があった場合は、到着時までに修正すれば大丈夫です。

オフライン

Visit Japan Web はオフラインでの利用ができます。

しかし、オフラインで利用する場合は事前にアプリをインストールしなくてはなりません。しかも、制限があります。

オフラインで利用できる操作は以下です。

VJWの使い方オフラインでの
操作可否
ログイン
アカウント作成
利用者登録
入国・帰国
予定登録

新規登録はオンラインのみ
登録済の予定は選択可
選択検疫の準備
入国審査の準備
税関申告の準備
日本入国後

頻繁に海外に行かれる方でない限り、アプリを入れてまで利用する必要はないかと思いました。

肝心のQRコード表示は、ネットに繋がっていないとできませんしね。

なお、空港では、無料Wifiも利用できます。

水際措置見直し

2023年1月9日、新型コロナウイルス感染症に関する水際措置見直しの詳細が公表されました。

中国からの入国者・帰国者に対しては、入国時検査、出国前検査陰性証明書の提示等の臨時的な措置が実施されていますが、1月12日午前0時(日本時間)以降、追加的に適用される措置の概要は以下のとおりです。

マカオからの直行旅客便での入国者について、出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出を求めるとともに、全員入国時検査を実施します。

今後も変更するかもしれません。

外務省の「海外安全ホームページ」もあわせて、ご確認ください。

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さいごに

My SOSと比べて、VJWの良いところは、情報の一部が上書きされることです。

さらに、VJW導入後は、空港での動線が変わった(以前に戻った)ので、「検疫」は、とてもスムーズに通過できました。

一方、「税関」でのQRコード表示は、あってもなくてもいいかな、というのが正直な感想です。

税関申告のQRコードを示して顔認証後、また専用レーンで顔認証・・・。2種類の機械を配置する前に、1度で済む機械をたくさん導入したほうがスムーズだったと思うのですが。

羽田空港は国際線が発着する空港としては、かなり手狭なので、仕方ががないのでしょうか。

オンラインサービスなのに、(過渡期だからかもしれませんが)利用時に指示・対応するスタッフがたくさんいるのは親切なのか? IT後進国だからなのか?不思議な光景でした。

なお、この記事の体験談は、2022年11月にバンコクから、12月にシンガポールからの羽田空港に到着したときの情報です。他の空港では異なったり、変更される場合もあることをご了承ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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