高知

【高知】秋の「モネの庭」マルモッタンでの1日

2021-11-17

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「旅とアロマ」にお越しくださりありがとうございます。

半年ぶりに、高知県の北川村にある「モネの庭」マルモッタンへ行ってきました。

前回は、睡蓮と満開のバラの花に癒されたのですが、今回は、秋の草花の美しさに感動しました。同じ場所でも、こんなに印象が変わるとは!

今回は、秋の「モネの庭」マルモッタンのようすをお届けします。

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JR高知駅

北川村「モネの庭」マルモッタン(以下、「モネの庭」マルモッタン)までは、高知市内から、列車+バス、もしくはバスで行くことができます。

私は、「列車+バス」を選びました。

始まりは、JR高知駅です。

木のぬくもりを感じる新しい駅舎です。

朝8時すぎの列車に乗ろうと駅に行くと、岡山行きの特急列車「アンパンマン列車」が停まっているのが見えました。

駅前には観光案内所もあるので、分からないことは教えてもらえますね。

秋のモネの庭

10分程で、「モネの庭」マルモッタンに到着しました。青空の下、秋らしい風景が広がっています。

ところで、画家のモネが愛したフランス・ジヴェルニーにある「モネの庭」。

彼は、43歳から生涯の半分をその庭とアトリエのある邸宅で過ごしました。創作以外の時間を庭仕事に充てていたそうです。そうしたクロード・モネの思いを高知県北川村の自然の中に再現したのが、北川村「モネの庭」マルモッタンです。

この「モネの庭」マルモッタンは、世界で唯一『モネの庭』と名乗れる、クロード・モネ財団公認の場所となっています。

「モネの庭」マルモッタンは、3つの庭に分かれています。

まず、ジヴェルニーのモネの世界そのものの「水の庭」まで行ってみます。

水の庭までは、階段とスロープの両方の道があります。どちらを歩いても同じ場所に着きます。

春や夏の方が多くの花を楽しめていいのでは?と思っていたのですが、秋の草花も見ごたえがありました。

正直、秋の草花がこんなに美しいとは、思ってもいませんでした。

自然が創り出す美しさそのままを写真におさめることができないのですが、雰囲気だけでも味わって頂けましたら幸いです。

「モネの庭」は、いわゆる、真っ赤な葉を楽しむ紅葉狩りを楽しむ場所ではないのですが、季節の移り変わりを五感で感じられる場所だと思っています。

色づく木々、虫の声、肌に感じる風、マスクをしていても感じる木や草花の香り、そして美味しい空気・・・

水の庭

水の庭は、モネが描いていた睡蓮が咲く池があります。

先月までは睡蓮の花がたくさん咲いていたこの場所も、すっかり秋の装いです。

初めて見た時も感動したのですが、秋の風景にも心揺さぶられました。

ジヴェルニーと北川村では、当然、気候条件も育つ植物も違います。

その中で、モネの精神をどう表現するか、モネの世界観を大切にした北川村ならではのモネの庭を楽しむことができます。

「モネの庭」マルモッタンには、温帯性と熱帯性の2種類の睡蓮があります。

睡蓮の花の時季は終わってしまったので期待はしていなかったのですが、遅咲きの睡蓮(温帯性)の花が咲いていました。

モネが咲かせたいと願い続けた「青い睡蓮」は、ジヴェルニーでは、気候の関係で咲かせることができませんでした。

一方、温暖な北川村では、6月下旬~10月下旬まで美しい花を咲かせます。

青い睡蓮を見られない時季に行っても、その姿は、「モネの庭」マルモッタンの入場券の写真で楽しめます。

ちなみに、この入場券で、フランス・ジヴェルニーのモネの庭に入園できるそうです。2027年まで有効なので、大切に取っておきます。

池の周りを歩いて、反対側から橋の方向を見てみました。

そこから見る景色は、まるで絵画のようでした。

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自然の森

水の庭を堪能した後は、少し色づいた森の中に入っていきます。

駐車場には車が何台かあり、奈半利駅からのバスにも何人かいらっしゃったのですが、ここからは、しばらく貸し切り状態で歩くことができました。

ボルティゲラの庭

2008年、「モネの庭」マルモッタンでは、モネがボルディゲラの旅に材を取った作品とその地中海の世界をテーマにした世界でもはじめて「光の庭」を出現させました。

その後、2020年(20周年記念事業として)、「光の庭」を全面リニューアルし、美しい地中海の光と植栽とモネの作品を感じることのできる「ボルディゲラの庭」として生まれ変わりました。

ボルディゲラの庭は、モネが訪れた地中海、その光と色彩に感動して描いた作品から発想して造られた、北川村「モネの庭」マルモッタンオリジナルの庭です。

睡蓮の花は、こちらの池の方が多く残っていました。

睡蓮の花は午前中に咲くものだと思っていたのですが、寒い時期は開花の時間が午後になるそうです。

「モネの庭」マルモッタンがある北川村の起伏に富んだ地形を利用し、ヤシやオリーブなど、地中海付近の植栽と高知の植栽をあわせるユニークな庭が広がっています。

高台まで歩いてみると、庭全体を見渡すことができました。

ゆずの木にも実がなっていますね。

ゆず畑

ボルティゲラの庭のそばにある遊歩道を更に上っていくと、ゆず畑があります。

初夏のゆずの花

5月の終わり頃に行ったときは、ゆずの花が咲いていました。

今回は、ゆずの実がなっているのを見ることができました。

植物の成長を、このような形で確認できたのも嬉しかったです。

ユズ

・科名:ミカン科
・属名:ミカン属

風の丘

ゆずの畑を過ぎて、さらに上って、「モネの庭」マルモッタンの一番高い場所にやって来ました。

遠くに太平洋を臨むことができます。

天気予報では快晴だったのですが、午後になって雲が出てきました。

前回よりはいい眺めだったのですが、ここで100%快晴を望むのは難しいのかもしれませんね。

ここから、ゆっくり、下っていきます。

木漏れ日の中の散策は贅沢な時間。

ここ「モネの庭」マルモッタンは、人混みを避け、ゆっくり時を過ごせる唯一無二の場所だと思っています。

モネの庭というと睡蓮の花だけのイメージでしたが、高知の自然を思い存分味わえる場所です。

風の丘まで往復しても、1時間あれば回れます。

睡蓮の花がない景色も趣があって素敵なので、秋の散策もおすすめです。

ランチ

ランチは、前回同様、カフェ「モネの家」でいただきました(ここも絶対立ち寄りたい場所です)。

カフェ「モネの家」では、地元食材を使ったメニューや、クロード・モネのレシピを活かしたメニューを楽しむことができます。

お天気が良い日は、テラスでも食事ができるようです。

2021年11月のメニュー

前回はオムライスだったので、今回は月替わりのメニューから、地元の新鮮な食材を使った「ゆず風味のブイヤベース」をいただきました。

11月の魚料理

・北川村ゆず風味のブイヤベース~カフェモネスタイイル~
・サラダ・パン or ライス付き 

使われている素材は、シーフード(有頭海老・帆立・つぶ貝・ほぐし蟹・浅利)、大根、ブナピー、セルフィーユ

クチナシが複雑な味わいを作り出しているそうです。

このお皿は、ソースでなく、浅利のスープとユズの香りで味わうブイヤベースです。中にドライきのこ🍄がありました。素材から想像するにブナピーだと思うのですが、初めて乾燥させたものを食べました。ドライ・ブナピーは、味が濃くて、うまみ成分の塊のようでした。

カフェの隣の建建物にお土産物屋さんがあるのですが、そこに売っていれば買って帰りたいと思ったほど好みの味でした。

前回は雨でしたが、今回は、落ち着いた雰囲気の店内から山々や北川村の自然を見ながらいただくちょっと贅沢なランチとなりました。

営業時間

 9:00~17:00(LO 16:30)

  • 営業時間 9:00~16:30(LO 16:00)
  • ランチタイム 11:00~15:00(LO 14:30)
  • 休業日 毎週火・金曜日、12月1日~2月末日(冬期休業)、「モネの庭」の休園日

花の庭

食後は、花の庭に下りてみました。

息をのむ美しさ!

くり返しになってしまいますが、秋の草花がこんなに美しいとは思ってもいませんでした。

花の名前は分かりませんが、見ているだけで癒されました。

手づくり工房

ところで、カフェの隣に、「手づくり工房」があります。こちらで、お土産にパンを買いました。

前回来たときはお休み中だったので、今回再開されていて、嬉しかったです。

手づくりパン工房・フラワーハウスは休園日以外は営業していますでの、カフェがお休みの場合は、こちらでランチできます。

どのパンも美味しそうです。

ここならではの、ユズを練り込んだパンもありました。

迷いに迷った末、ゆずボール、ゆずあんぱん、そしてリンゴのパンを買いました。

次の日にいただいたのですが、どれもふわふわで、とても美味しかったです♪

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さいごに

帰るときに奈半利駅で乗った列車は、JR四国の車両のみでした。

途中、観光列車「しんたろう号」とすれ違いました。もう一本遅いと、乗れたようです。

高知に行ったときは必ず立ち寄りたい北村村の「モネの庭」マルモッタンをご紹介いたしました。

行き方については、こちらもあわせてどうぞ。

高知駅から「モネの庭」マルモッタンへ ~JRと土佐くろしお鉄道 "ごめん・なはり線" ~

高知県にある北川村「モネの庭」マルモッタンへのアクセスと、高知竜馬空港(おすすめのお土産)についてご紹介しています。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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