2101年秋の京都旅行。
紅葉の時季なので、人気の嵯峨野トロッコ列車に乗ってみようと思います。
今回は準備編として、トロッコ列車の切符の購入方法と、おすすめ席の指定方法をご紹介いたします。
嵯峨野トロッコ列車の関する情報の一つとなれば幸いです。
※ リンク切れを修正しました。情報は2021年のものです。
嵯峨野トロッコ列車
嵯峨野トロッコ列車は、「トロッコ嵯峨駅」と「トロッコ亀岡駅」の間を25分で結ぶ観光列車です。
JR山陰線の複線化により使用されなくなった線路を走り、トロッコ列車の車窓から、保津峡とともに四季折々の景色が楽しめます。
列車は単線を往復して運行しているので、どの駅から乗車しても片道料金は同じです。往復割引もありません。
旅程
嵯峨野トロッコ列車 を組み込んだ旅程のパターンは、いくつかあります。
- 「トロッコ嵯峨駅」から「トロッコ亀岡駅」を往復利用する
- 「トロッコ亀岡駅」で降りて保津川下りをする
- 「トロッコ亀岡駅」で降りて、JR(馬堀駅)を利用する
①は、嵯峨野トロッコ列車を往復乗車する旅程です。トロッコ列車と、保津峡の景色を堪能したい方におすすめです。
②は、トロッコ列車と人気の保津川下り(別途購入)を両方楽しみたい方におすすめです。
③は、トロッコ列車を楽しんだ後、「トロッコ亀岡駅」歩いてJR線に乗り換える旅程です。JR線を利用すれば、JR京都駅にも直接アクセスできます。
私は、往復トロッコ列車に乗って、列車と景色を堪能することにしました。
予約・購入
嵯峨野トロッコ列車は、全車指定席、全車禁煙です。
予約・購入方法は、以下です。
- J-WESTネット(e5489)で予約・購入
- JR西日本の指定駅で予約・購入
- 全国の主な旅行会社で予約・購入
関西圏以外に住んでいる方におすすめなのは、① J-WESTネットで予約・購入 する方法です。
e5489 (J-WESTネット) で予約した嵯峨野トロッコ列車は、乗車前に、必ずJR西日本のみどりの券売機、みどりの窓口できっぷをお受取りください。
以下、ネットでの予約・購入した方法をご紹介します。
J-WESTネット
J-WESTネットは、 JR西日本のインターネット予約サービスです。
会員登録(無料)しておけば、e5489 (いいごよやく) から、乗車の1ヶ月前の午前10時から予約・購入できます。
以下、PC操作の画面です。
step
1その他の特急・新幹線予約

e5489(ごよやく)の画面上にある「その他の特急・新幹線予約」をクリックします。
なお、きっぷの予約は、営業時間内(5:30〜23:30)に限られていますので、ご注意ください。
step
2条件入力

「発着駅の指定」、「日時」を入力(プルダウン式)します。
乗り換え指定は「指定しない」、利用列車は、どちらか(両方でも問題なし)にチェックしてください。
そして、検索する(新規予約)をクリックします。
step
3列車の候補

候補の列車が表示されるので、希望のものを選択しましょう。
嵯峨野(リッチ)とは、1車両だけの展望車(窓ガラスなし)です。
ちなみに、満席の場合は「✖」が表示されます。
step
4列車選択

先ほどの列車を選択すると、値段が表示されます。
運賃は乗車区間にかかわらず均一大人630円、小人(6歳以上12歳未満)320円です(指定料金は含まれています)。
もう一度「選択」をクリックします。
step
5条件入力

人数と座席位置を選びます。
「どの席でもよい」「窓側」「通路側」がありますが、希望の座席がある場合は「座席位置 A席~D席」から選びます。
残念ながら、座席表から選ぶことはできないようです。

A席を選んでみました。その後「片道乗車券」を選びます。

A席がない場合は、上の写真のように「残席なし」と表示されます。
なので、「座席位置を変更する」で、もう一度、他の座席をみてみましょう。

このときは、C席のみ空いていました。
よければ、クレジットカードで決済して、切符の予約・購入ができます。
その後、乗車前に、JR西日本の「みどりの券売機」、もしくは「みどりの窓口」できっぷを受け取ってください。
トロッコ各駅の窓口でも受取りできません。
きっぷの受け取りには、以下のものが必要になります(忘れずにお持ちください)。
- 支払(決済)に使用したレジットカード、
- 予約番号
- 電話番号(J-WESTネット会員に登録している番号)
事前申し込み
ネット予約には、切符の発売開始日より前から申し込みができる(事前申し込み)サービスがあります。
申込期間は、乗車日1カ月前のさらに1週間前の午前5:30~発売日当日の午前9:59まで (受付時間は5:30~23:30) です。
ただし、窓側とか通路側といった座席の指定はできません。
座席指定は不可
ところで、とても便利なインターネット予約ですが、残念な点もあります。
それは「○号車○番A~D」といった座席番号を指定しての予約・購入はできないのです。
座席番号を指定しての購入をご希望される場合は、 JR西日本の京都駅、亀岡駅、二条駅、嵯峨嵐山駅、稲荷駅、新大阪駅、大阪駅、鶴橋駅、京橋駅、新今宮駅、JR難波駅、天王寺駅、奈良駅、関西空港駅、三ノ宮駅の「みどりの窓口」 「みどりの券売機プラス」及び全国のJR券を販売している旅行会社でご購入ください。
https://www.sagano-kanko.co.jp/reserve.php
- 切符を受け取れる駅はこちら >>> 駅一覧
トロッコ嵯峨駅最寄りのJR嵯峨嵐山駅でも発券できますが、「みどりの券売機」が1台しかなく、列車出発間際になりますと発券できなくなることもあるので、ご注意ください。
どの座席がおすすめ?
ところで、嵯峨野トロッコ列車の座席選びは(初心者には)、ちょっと難解でした。

嵯峨野トロッコは5両編成+機関車で成っています。
トロッコ亀岡駅までは1号車が先頭となり、トロッコ嵯峨駅までは、5号車が先頭となります。
それぞれ、4席ずつのボックスシートが通路を挟んで設置されています。
嵯峨野トロッコ列車の左右には窓が大きくとられており、列車のどちら側に座っても景色を楽しめるようになっています。
ただし、左右(偶数・奇数)には少し差があります。

窓側は、「A席」か「D席」になります。

嵯峨野トロッコ列車は、上の図のように走ります。
なので、右と左、どちらの席からでも、川(渓谷)の景色は楽しめます。ただ、見られる時間に差があるのです。
「嵯峨」→「亀岡」
- 嵐山から保津峡まで → 左側が川側
- 保津峡から亀岡まで → 右側が川側(こちらの方が乗車距離が長い)
「亀岡」→「嵯峨」
- 亀岡から保津峡まで → 左側が川側(こちらの方が乗車距離が長い)
- 保津峡から嵐山まで → 右側が川側
BEST
・亀岡行き:偶数列の窓側席(AかD)、Dが進行方向むき
・嵯峨行き:偶数列の窓側席(AかD)、Aが進行方向むき
- 予約の際はこちらで座席をご確認ください >>> トロッコ列車座席のご案内
リッチ号
天気が良い日のおすすめは、リッチ (5) 号車です。
窓ガラスがない車両で、保津峡の絶景をより間近に楽しむことができます。
ただし、雨天の場合雨に濡れることもありますので、それなりの準備が必要です。
1カ月前に予約したので、晴れても雨でも大丈夫なように、行きは普通車、帰りはリッチ号を予約しました。
座席の変更
インターネットで予約・購入すると、座席は「窓側」か「通路側」しか選べません。
なので、より細かな希望を叶えるには、指定列車発車時刻までに、JR西日本の京阪神の発売駅(京都駅、亀岡駅、二条駅、嵯峨嵐山駅、稲荷駅、新大阪駅、大阪駅、鶴橋駅、京橋駅、新今宮駅、JR難波駅、天王寺駅、奈良駅、関西空港駅、三ノ宮駅)の「みどりの窓口」で行えます(空席がある場合のみ)。
私は、ちょうど1か月前に京都駅へ行くことができたので、JR京都駅の「みどりの窓口」で、座席変更してもらいました。
ついでに、きっぷも発行してもらいました。
なお、インターネット予約(e5489)では、きっぷのお受取り前なら、指定列車発車時刻まで、何度でも乗車列車・日付等の変更は可能です。
きっぷの受取り後は、指定列車の発車時刻前に1回かぎり無料でJR西日本の京阪神の発売駅(京都駅、亀岡駅、二条駅、嵯峨嵐山駅、稲荷駅、新大阪駅、大阪駅、鶴橋駅、京橋駅、新今宮駅、JR難波駅、天王寺駅、奈良駅、関西空港駅、三ノ宮駅)にて変更可能です。
きっぷを発行してしまうと、乗車前1回しか変更することができませんが、当日、JR西日本の駅に行かなくていいというメリットもあります。
ちなみに、予約完了と同時に購入となり、それ以降の取消(減員を含む)には払い戻し手数料がかかります。

今回は嵐山の散策もしたかったので、嵐山⇔亀岡の往復にしてみました。
さいごに
せっかく紅葉の時季に京都へ行くので、嵯峨野トロッコに乗ってみようと思い、いろいろ調べてきました。
この時季の乗車は、予約必須のようですね。
以前と異なり、ネットでもリッチ号の予約も可能になりました(ただ、細部に関しては、もう少し使い勝手がいいとありがたいです)。
乗車日1ヶ月前の10時から、ネットや指定の駅などで乗車券を予約・購入できます。
それまでに予定が決まっていらっしゃるなら、早めに予約・購入しておくといいかもしれません。
それでは、行ってきます(^^)/
最後までご覧いただき、ありがとうございました。