函館 日本

晩夏の函館へ行こう!  ~旅のまとめと旅費~

2020-09-18

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

2020年の夏の終わり、函館へ行ってきました。

今回は、函館らしい景色・元町と函館山の夜景、そして旅費についてご紹介いたします。

※2020年の旅行記(費用を含む)です

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元町の散策

元町は、港に近い西部地区、かつ函館山のふもとにあり、函館観光の中心的エリアとなっている場所です。

1854年の日米和親条約により、1859年に国際貿易港として箱館(現在の函館)が開港しました。その函館の中心地だった元町には、多くの外国人が住み始めたそうです。

函館駅からは、「元町・ベイエリア周遊号」に乗って、元町公園で降りて歩きました。

散策ルート

この日は、午後からの散策になったので、あまり多くの場所を訪れることができませんでした。

でも、元町は見どころが集まっているので、短時間でも楽しむことができます。

基坂 (もといざか)

函館の市内は函館山のふもとに開けているので、たくさん坂があります(なので、公共交通機関をうまく使うといいと思います)。

元町には基坂があります。

基坂とは、明治時代に里数を測る基点となる里程元標(りていげんぴょう)が立っていたため、そう名付けられたそうです。

室町時代の地方豪族・河野政通(こうのまさみち)が、箱館 (函館) の名前の由来といわれる「箱型」の「館」を築いた場所でもあるそうです。

最初の日に見た「箱館奉行所」がこの坂の上にありました。

箱館奉行所のようすは、こちらでどうぞ。

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もし時間があれば、少し歩いて八幡坂へ行くのがおすすめです。

八幡坂は、よくCMにも使われている有名な坂です。石畳の道が海に向かって真っすぐ伸び、正面に青函連絡船・摩周丸が見える函館屈指のビューポイントです。

伝統的建造物群保存地区

函館は、1859(安政6)年に、横浜、長崎とともに国内初の貿易港として開港しました。

早くから外国文化が数多く流入したため、街中には和洋折衷の建物や洋風の建物が数多く造られたそうです。重要文化財の「旧函館区公会堂」や「函館ハリストス正教会」などの周辺地域は文化財保護法に基づく「伝統的建造物群保存地区」に指定されています。元町公園には、函館山を背に函館港を眺めるように立つペリー提督の銅像もあります。

こちらの場所から、夕陽に染まる美しい函館山も見ることができます。

現在は「元町観光案内所」として使用されている「旧北海道庁函館支庁」。

北海道指定有形文化財の建物で、細部まで凝った造りの建物はとても美しく、しばらくぼーっと眺めていました。

少し歩いて、基坂の途中にある「旧イギリス領事官」に来ました。

数回の火災にあったのちこの場所に再建されましたが、再び火災により焼失し、現在の建物は 1913 (大正2) 年築です。1934(昭和9)年までイギリス領事館として使用され、1992(平成4)年に改装のうえ開港記念館として一般開放されるようになりました。残念ながら、この日は、行った時間が遅くて内部を見ることはできませんでしたので、建物を取り巻いている庭だけご紹介します。

秋のバラと、秋らしい落とし物。

少しの時間ですが、元町のようすを楽しんだあとは、一度バスに乗って函館駅へ戻ります。

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函館山

一度函館駅に戻ったのは、函館駅から函館山行きのバスに乗るためです。

函館山行きのバスは、春から秋にかけて運行されています。カンパスなど、函館バスに使える乗り放題チケットでも乗れるので、別途運賃はかかりませんでした(カンパスを買って往復するだけで、元が取れます)。

始発の17時30分のバスに乗ろうと少し早くバス乗り場へ行って待っていたのですが、すぐに列ができてしまいました。

今回の観光で一番人が多い状態に!

函館山のバス停まで、けっこう急な山道を登っていきました。登りは進行方向の右側に座ると、眼下に暮れ行く景色が見られます。函館山登山道に入ると、途中の展望スポットでは徐行してくれてアナウンスがありました。ロープウェイとは一味違う車窓を楽しみながら山頂を目指すことができるので、おすすすめです。

利用できるチケット:函館バス専用1日乗車券 (カンパス)、市電・バス共通1日・2日乗車券、全国相互利用交通系ICカード、乗継券使用可

夏の終わり、17時30分のバスに乗ると、到着時に夕陽が沈むようすが見られました。

途中の山道もピンクに染まる函館市内を眼下に望むことができ、その美しさは言葉にはできません(旅行記なのにね・笑)。

ちなみに、ロープウェイで上がってくると、より夜景を近い状態で眺めることができます。

だんだん暮れてきました。

空のブルーがだんだん濃くなっていき、街の明かりがだんだん鮮やかになっていくようすは素晴らしく、人気があるのがよく分かります。

函館で夜景になる時刻は、日没から20~30分後。夏至のころで19時半前後、冬至のころで16時半前後だそうです(出所:よくある質問「夜景が見られるのは何時ごろですか。」

美しい景色を楽しんでいると(暮れるにつれ)かなり人が増えてきました。前日の夜の天気があまり良くなかったせいなのか、この日の函館山山頂付近の人出は多かったです。ふと後ろを見ると、かなり接近した「だるまさんがころんだ」状態になっています。後ろの方に場所を譲って、バスに乗って帰ることにしました。

私が行ったときは、バスが減便している時期でしたが、(やはり乗客が多かったせいか)帰りは臨時便のバスが出ていました。早く撤退したので、帰りは混んでいないバスに乗れてよかったです。個人的にはすごく混んでいると感じましたが、まだ外国人観光客のみなさんがいなかった時期なので、今よりははるかに少なかったのでしょうね。

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ホテル

今回の旅行では、2カ所のホテルに泊まりました。

1泊目のホテルのようすは、こちらをどうぞ。

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2日目のホテル

2日目は、こちらです。

函館山から函館駅へ向かう途中のバス停(十字街)の近くにあるホテルです。

口コミがとても良く、しかもいろいろな割引で宿泊料金が3分の1の値段になったので、こちらのホテルにしました。部屋はとても広くて、ベランダが付いていて換気が十分にできます。キッチンや電子レンジも付いていました。また、シーツもとても質が良いもので、肌触りがよくて、熟睡できました。

ただし、室内は古い感じで、家具などに傷がいっぱいあり、お掃除もいまいちな感じでした。

激安のお任せプランだったのですが、部屋は函館山に面していてベランダも付いていました。

部屋には、老舗・美鈴珈琲の豆も用意されており、朝からおしゃれなミルで豆を挽いて、ベランダで函館山を見ながらコーヒーを飲むことができました。元町にも近く、遠くから教会の鐘の音が聞こえてきます。

朝食は6階のレストランでいただきました。

コンチネンタルなので、パン以外はすべて冷たい料理です。また、開始は、8時からと少し遅めです。もう一テーブル用意されていましたが、どなたも来ず、けっきょく貸し切りとなりました。

サラダの野菜がしなしなだったのが残念でしたが、フルーツが甘くて、とても美味しかったです。甘くておいしかっただけに、ヨーグルトなしで食べたかったです。飲み物は「コーヒー・紅茶・ジュースの中からどれか一つを選んで下さい」と言われました( ゚Д゚)。冷たい水は飲み放題です。

冷たい水で冷たい料理をいただき、氷いっぱいの冷たいジュース・・・。朝から体が冷えてしまい、早々に退散して、部屋で温かい紅茶を飲みました。そばに、早朝から開いているパン屋さん(美味しそうな香りがしていました)があったので、買ってきて、部屋で美味しいコーヒーを入れて食べればよかったです(←あら!?なぜか辛口に・笑)。

スタッフの対応は(言葉遣いは丁寧なのですが)あまり親切ではありませんでした(たまたまチェックイン時に当たったスタッフが残念な人だったのか?)当時、函館のホテルに泊まったらいただけた2,000円分のグルメクーポンも、このホテルではもらえませんでした。

なので、口コミほどいい印象はありませんでした。

早朝の散策

少し時間は戻りますが、朝食の前、朝6時半ごろ、ホテルの周辺を散歩してみました。

映画のセットの中を歩いているかのようで、誰にも会いませんでした。元町当たりの早朝散歩は、おすすめです。なお、函館駅前のホテルに泊まっても、市電は走っていたので、早朝散策できそうです。

ベイエリアまでも歩いて行けます。ほんの少しですが黄葉が始まっており、とてもきれいな光景が広がっていました。

秋が深まると、さらに美しい景色が楽しめそうです。

立待岬

最後の日は、市電・十字街駅から「立待岬」に行ってみました。

「立待岬」は、函館山の南東に突き出ている津軽海峡に面した岬です。手すりには、函館らしく、イカのオブジェがあるのがいいですね。

市電の終点・谷地頭駅からは、徒歩15分ほどで到着することができます。

ただし、行きはかなり上り坂でした。途中墓地の横を通り、岬に近づくと、 広い空と青い海が見渡せる絶景ポイントがありました。冬季は車両通行止めだそうです。こちらは、大森浜から湯の川温泉街へと通じる海岸線 と、津軽海峡を一望できる絶景の場所です。

寛永年間には、北方警備のため、異国船の往来を監視する台場でもあり、明治時代には、函館要塞の背後を防御するための要塞が築かれたそうです。

快晴のこの日は絶景が広がっていました。海抜約30mの断崖からの景色です。

正面には青森の下北半島、そして津軽半島が見えます。

「立待」という名は、アイヌ語の「ピウス」から来ているとの説もあります。「ピウス」とは、岩の上で魚を待ち伏せしてヤスで獲る場所だそうです。岬一帯の岩は、斜長石や角閃石などからなっており、五稜郭築城の石垣の一部に使用されました。

  • アクセス:市電 「谷地頭」電停 下車 徒歩20分

函館空港

2020年当時のようすです。

今回、行きはAIR DOでしたが、帰りはJALです。

函館空港には、映画「糸」のロケ地がありました。

保安検査を通過した旅客と見送りにきた人がガラス越しに会話できる「もしもし コーナー」とよばれる電話が、映画のワンシーンに使われたそうです。

お得なチケットと旅費

函館市内の観光地は、バスと市電で簡単に回れます。その際、割引乗車券を使うと、とてもお得になります。

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旅費のまとめ

費用備考
航空券460円
  • AIR DO (往)は、ANA SKYコイン利用
  • JAL (復) は、特典航空券
宿泊7,870円
  • 3,375円(1泊目・朝食込)
  • 4,495円(2泊目・朝食込)
地上輸送2,630円
  • カンパス(800円)
  • はこだて旅するパスポート(1,830円)
合計10,960円
2020年当時のものです。

本当なら、航空券とホテルをセットで買うパッケージツアーの方がお得です。

でも、このときは出発まであまり日がなく、航空券が高くなっていました。なので、期限が迫っていたANAコインと特典航空券を利用しました。

費用は2020年当時のものなので、現在の旅行情報としてはお役に立たないかもしれませんが、忘却録として残すことにしました。

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さいごに

久しぶりに訪れた函館は、お天気にも恵まれ、楽しく旅行することができました。

お得な乗車券もたくさんあり、バスや市電に乗ってあちこち簡単にいけます。

食事が美味しいのも嬉しい!また、近いうちに再訪問したいと思います。

函館旅行で美味しかったものは、こちらをどうぞ。

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