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【2024年2月】オーストラリア・シドニーへの旅 ~準備と入国まで~

2024-02-28

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

2024年3月末に期限を迎えるANAマイル。シドニー便は2カ月前にキャンセル待ちをかけましたが、すぐに予約が取れました(タイミングがよかったのか?)。しかし、オーストラリアはパスポートがあるだけでは簡単に渡航できません。

今回は、シドニー旅行出発までの準備と入国までの体験記をお届けいたします。

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ETA(電子渡航許可)申請

(日本のパスポート保持者が)観光、知人・家族の訪問、出張・業務の目的(滞在期間が3カ月以内)でオーストラリアに入国する場合、ETA (Electronic Travel Authority:電子渡航許可) を申請しなくてはなりません。

2019年に行ったときは、旅行代理店や航空会社で安く申請することができたのですが、2024年現在、スマートフォンやタブレットなどの端末を使って、自分で申請しなくてはなりません。なお、アプリでの申請は、渡航3日前までに完了させておくことが推奨されています。ETAの有効期限は1年間です。

アプリのダウンロードは以下から行えます。

余談ですが、スマートフォンやタブレットなどの端末を持たない人がオーストラリアへのツアーに参加するときはどうするのだろう?と調べてみたところ、「スマートフォンをレンタルして申請する」と書かれていました。超面倒ですね。しかも手数料は 20AUD(オーストラリアドル)約2,000円と高いし(2019年当時は旅行会社の代理取得で500円くらいでした)、行く前からのハードルの高さにちょっと萎えてしまいそうでした。

しかし、せっかく取れた特典航空券。しっかり準備していきましょう!

準備

ETAを申請する際には、下記のものを用意しておきます。

必要なもの備考
スマートフォンやタブレット
などの端末
アプリを使って登録するため
パスポート帰国まで有効なもの
クレジットカード申請料金 (20 AUD) を支払うため
ホテルの予約確認書申請時に滞在先の住所を入力するため
有効なメールアドレス申請時にワンタイムパスワードを送るため
2024年2月時点

申請は、利用規約の同意から始まり、顔写真のスキャンや自分に関する情報の入力(住所、電話番号など)、オーストラリア現地での住所や連絡先の入力、そして質問に回答するなどの項目があります。全て英語での操作になります。間違った申請をしてしまうと、取り直しになり、20 AUD(約2,000円) が無駄になってしまいます。

私は以下のサイトを見ながら慎重に行いました。

苦労した点

申請の際、パスポートのデータページをスキャンすることと自分の顔写真を撮る必要があり、この2つに苦労しました。

パスポートはカバーを外し、顔写真のページが(指などで押さえなくても)しっかり開いている状態でスキャンしなくてはなりません。しかし、なかなか読み込まず、何回も何回もやり直しました。スマートフォンのカバーも外して10回くらいやっていると、突然成功しました。なにが功を奏したのか分かりません。

次は自身の写真です。写真を撮る際には、以下のような注意事項がありました。

詳細

・ETAアプリを使用する前に、デバイスのNFC機能をオンにする
・位置情報サービスもONにする

そして、以下のことに気を付けながら写真を撮ります。

  • 目を開いて前を見ます(眼鏡を取る)
  • 背景は色の薄い無地
  • 背景に他の人がはいっていない
  • 背景にモノが写っていない
  • お化粧は控えめに

お化粧はパスポートの写真と別人と思われない程度にしました・笑。写真を撮るときは、カメラを直視し、画面に表示される楕円形の枠に顔がちょうど収まるようにします。

デバイスが正しい位置に来ると 赤枠が緑に変わり、自動的に撮影されます。しかし、(私の場合)カメラを直視する前にデバイスが正しい位置にきたようで、突然撮影されてしまいました。注意事項の1番目にある「目を開いて前を見る」ができておらず、下を向いた状態でした。

この写真で大丈夫?

しかし、取り直しはできません。不安になり検索してみると、同じようにこの写真撮影で苦労されている方はたくさんいらっしゃるようでした。

私もそこは何度やってもダメで疲れて途中で座り込むほどでした。 でも手を動かさず何度もやるしかありません。私も突然撮影がされました。ところが最終アプリ上に表示される写真は暗くて顔だかなんだかわかりません。 全て入力が終わってもう秒でprovedの通知が来たのですが、さすがに心配でinquiryに問い合わせるも問題なしとのこと。とりあえずピンボケだろうが暗かろうが一瞬でもパスポートの本人と認識したら撮影されるようです。

YAHOO!JAPAN 知恵袋

とても不安でしたが、同じように苦労されている方の情報を読んで、少し安心しました。幸い、ETAの承認メールもすぐに届きました。これで大丈夫でしょう(実際、入国できたので大丈夫でした)。メールには「ビザの番号」や「ビザの認可日」などが記載されたPDFも添付されていましたので、印刷して持って行くことにしました(幸い、利用することはありませんでしたが)。

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入国カード

2024年2月現在、オーストラリア入国時に必要なのは、入国カード(Incoming Passenger Card)のみです。出国カードはありません。

オーストラリアの出入国 管理を行う「 Australian Border Force」の 公式サイトに日本語の書類サンプルがあります。機内で書類は配られますが、外資系エアラインの場合、日本語の書類があるとは限りません。航空会社の公式サイトで確認しておくと、スムーズに書くことができると思います。

注意点

表側は検疫書類も兼ねていて、オーストラリアに持ち込めない、もしくは申告が必要な物品例が書かれています。面倒なことを避けるため、書類の表面に書かれている物品を持って行かないよう にしました。

f:id:monteverde-aroma:20190710150956j:plain

裏面で注意する箇所ですが、短期の旅行者なら、 ⒶⒷⒸの中から「Ⓑ」を選び、☒して滞在日数などを記入します。

なお、オーストラリア は6つの州とその他の特別地域に区分されており、書類には略語で記入します。以下、主な行き先と州名をまとめてみました。

都市  州
シドニーニューサウスウェールズ州NSW
メルボルンビクトリア州VIC
ブリスベンクィーンズランド州QLD
アデレード南オーストラリア州 SA
パース WA 西オーストラリア州 WA
ホバート TAS タスマニア州TAS
キャンベラオーストラリア連邦首都特別区ACT
ダーウィン北部準州特別地域 NT

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入国審査の流れ

ここからは、実際に入国したようすです。

入国審査

日本など28カ国のパスポート保持者(オーストラリア国民は10歳以上、その他は16歳以上)は、Smart Gate対象者です。対象国のパスポート保持者は、入国審査が簡略化されるシステムがあり、その事前準備として、Smart Gate の端末でカードを発行させます(STEP1)。その後、自動ゲートを通過(STEP2)します。

STEP1

飛行機を降りて入国審査場に向かって歩いていくと、途中、このようなSmart Gateの端末が並んでいます。

端末にパスポートを挿入して、日本語で表示される質問に答えていくだけです。完了したら、パスポートとカードを受け取り先に進みましょう。

その後、免税店のエリアを進んでいきます。

STEP2(自動化ゲート)の前にもSmart Gateの端末が並んでいますので、最初の場所が混んでいたらこちらで手続きすることもできます。

すでにカードを持っている場合は、STEP2へ進みましょう。その後、自動化ゲートにパスポートを読み込ませ、カードを挿入します。そして、カメラに向かって写真を撮ります。顔写真の照合ができると通過できます。

前回は、顔写真の照合が上手くいかなかったので有人カウンターを通るように指示されたのですが、今回は(拍子抜けするほど)すんなりと通過できました。

なお、カードは、その先の検疫(税関)で必要なので、忘れずに持って行きましょう。

世界一厳しい検疫

最後は、税関(検疫)を通過します。

オーストラリアと言えば、世界一!?厳しい検疫検査が有名です。

大陸固有の動植物を守るための規制があり、持ち込めない食料品が多く、行く前はかなり緊張します。州を越えて移動する際にも(同じ国なのに)ハチミツなど旅行者が気軽に持ち込めないものがあるほどです。

なので、今回は、飲み物(水)以外の飲料・食料は持って行かないことにしました。

税関(検疫)では、Smart Gateの端末で発行したカードと入国カードを係員に渡します。

税関(検疫)係員は、入国カードの内容を確認後に、進むレーンを教えてくれます。飲み物食べ物は水だけ(申告不要)しか持っていなかったので、書類を渡すだけですんなり通関できました。

気になるもの(お菓子など)を持って行く場合は、オーストラリアの検疫サイトで確認しておきましょう。不明なものは持ち込まない方がいいかもしれません。没収だけでなく、罰金となったほうが嫌ですものね。

なお、薬に関しては、全ての医薬品を申告してください。

オーストラリアへの入国者には、旅行者向けの例外措置(Traveller’s Exemption)が適用されます。これにより大半の医薬品、医療器具の場合、ご自身の使用、もしくは同伴の乳幼児等、直近の家族の使用のための手荷物持ち込みが認められています。しかし、以下の注意事項があります。

詳細

* 係りつけのお医者様を通じて使用医薬品名と処方量を明記した英文の処方箋、もしくは診断書を準備
* 医薬品は調剤された包装状態のまま、ラベルを剥がさない
* 持ち込み可能な医薬品の分量は、最大3か月服用分
* この例外措置は、手荷物として持ち込む医薬品に限り適用
* 自身、または同伴する直近の家族以外は対象外

薬に関しては、事前の持ち込み許可が必要な場合や禁止されているものもありますので、事前にご確認ください。

eSIM

ところで、今回は、プラットフォームの「KKday」から一番安い eSIMを購入しました。

今回KKdayを選んだ理由は、1日、2日、5日・・・という短期間でのプランがあったためです。しかも1日(500MB)だと353円、2日だと457円という安さも魅力で、口コミもよく、アプリも不要でした(ちなみに、Klookには同じ商品はなし)。

設定後すぐに利用可能となるので、シドニーの空港に着いてから設定しました。空港内Wifiを利用しましたが(私のi-Phoneの問題なのか?)繋がるまで少し時間がかかりました。なんとか繋がり、QRコードを読み込ませると簡単に利用できるようになりました。アプリで残量を確認するタイプではないので残量が分かりませんが、それでも2日間問題なく利用できました。

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ちなみに、2日間使ったのはGoogleマップでの検索やYahooでの検索、LINEやメールなどです。旅行中にクレジットカードの番号などを入力することがあったので、無料Wifiでない通信手段があってよかったです。

まとめ

オーストリラア入国に関してポイントをまとめてみました。

ポイント

1.ETAは公式アプリで自身が申請(出発3日前まで)
    ↓
2.機内で入国カードを記入
    ↓
3.到着後「SmartGate」でカードを発券
    ↓
4.自動化ゲートを通過
    ↓
5.税関(検疫)を通る:食料など持ち込む場合は正直申告

2024年2月現在の情報です。今後変更になる可能性もあります。行かれる前は、在日オーストラリア大使館のサイトも合わせてお確かめください。

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さいごに

1ドル80円のときに両替していたオーストラリアドル(今はカード払いでも100円越えの状態!)。ホテル代や食費をカバーできるほど残っていたので、旅先にオーストラリア(シドニー)を選んでみました。日程の都合だけを考えてキャンセル待ちをかけていたので、特典航空券が取れたのは春節の真っ只中。さらに、円安も相まって、燃油サーチャージは気が遠くなるほど高かったです。しかも、出発前にいろいろ面倒・・・

しかし、同時期のANAのビジネスクラスの運賃が88万円だったのを65,000マイル(閑散期)+98,540円で発券できたので、取れてよかったと考えるべきですね(ANAマイルを捨てなくて済みましたし)。なので、ホテルや食事は現金で支払えるところを選び、できるだけ費用を抑えました。

次回は、市内まで片道約300円!格安の移動方法をご紹介いたします。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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