
2019年3月に誕生した「ムーミンバレーパーク」。
2021年12月10日、“Well-being” をテーマに、リニューアルオープンしました。それに伴い、以前より、ムーミンたちに会える機会が増えたそうです。
今回は、リニューアルしたムーミンバレーパークの変更点をご紹介しながら、歩いているムーミンに会えるかどうかもみていきたいと思います。
ちなみ、前回の偶然での遭遇率は、ゼロでした。
ムーミン

ムーミン(英語: Moomin)は、フィンランドの画家であり作家の トーベ・ヤンソンの「ムーミン・シリーズ」と呼ばれる一連の小説や絵本などの総称です。
自然豊かなムーミン谷を舞台に、住人たちがお互いを受け入れながら成長する物語でもあります。
1945年の小説出版後、多くの人々に愛されてきました。
ムーミンは、同作品の主人公・ムーミントロール (架空の生き物)の愛称でもあります。
ムーミンが初めてアニメ化されたのは、日本!その後、フィンランドでも放送されて人気になりました。
フランダースの犬も、日本のアニメがオランダに逆輸入されて人気になりましたものね。
日本のムーミンのキャラクターグッズの売り上げは、フィンランドより多く、世界一(4割以上を占める)だと聞いたことがあります。
日本人に人気のムーミンたち。
その(動いている)ムーミンたちを見られるテーマパークは、本家フィンランドと日本だけにしかありません。
ただ、気軽に行ける立地にないせいか(その分自然が多いのですが)、蜜を避けて楽しめる場所なのです。
特におすすめは冬場の平日です。
今回は、池袋から電車とバスを乗り継いで行ってきましたが、どちらも空いていたので、快適に移動できました。
ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパークは、埼玉県飯能市の中でも、自然豊かな場所ににあります。
フィンランドにあるテーマパーク「ムーミンワールド」は、ゲストがムーミンたちが住む世界にお邪魔する感じなので、至ることろでムーミンたちに会うことができました(コロナ以前の体験ですが・・・)。
ムーミンワールドに行ったときのようすです。
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ムーミンワールドを100%楽しむ ~フィンランド~
夢の国・ムーミンワールド。大人でも十分に楽しめます。
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以前は、ショーや写真スタジオ(有料)でしか会えなかったムーミンたち。
リニューアル後は、歩いている彼らに会えるようになったそうです。少し、フィンランドのムーミンワールドに近づいたのかしら?
1デーパス
ところで、リニューアルして一番変わったのは、入場料のシステムです。
以前はとても複雑だったものが、1デーパスに統一されました。
チケットの種類 | おとな | こども |
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1デーパス(前売り) | 3,000円 | 1,800円 |
1デーパス(当日) | 3,200円 | 2,000円 |
おでかけパス

今回は、西武鉄道の企画乗車券「ムーミンバレーパークおでかけパス」を利用しました。
3,300円で、支払いには交通系ICカードが利用できました。
2022年2月27日までですが、入園料が3,200円(おとな)なので、池袋駅(等)から100円で行けることになります。
- 詳細はこちら >>> ムーミンバレーパークおでかけパス
平日の午前中だったせいか、電車はガラガラでした。
入場料や行き方は、こちらをどうぞ。
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【飯能】ムーミンバレーパーク ~チケットと行き方~
ムーミンバレーパークのチケットと行き方をまとめてみました。
続きを見る

ムーミン谷エリアの入口へと続く並木道には、雪の世界をイメージしたバルーンスカイが登場していまs。
新鮮な空気を吸いながら、少しずつムーミン谷に近づいていきます。
バルーンスカイは、夜にはライトアップされるの、また違う表情を楽しめるのも魅力です。
キーンと冷えた空気の中、宮沢湖を見ながらムーミンバレーパークへ。
「本」のゲートをくぐりぬけたところで、1デーパスを見せてムーミン谷へ進みます。

しっかり手指を消毒して、進みます。
また、施設の入り口などにもアルコール消毒液が用意されていますので、安心です。
レットゥラ ラウンジ

以前「パンケーキレストラン」だった場所は、「レットゥラ ラウンジ」として生まれ変わりました。

店内ではシナモンロールをはじめ、美味しいパンが購入できます。
店内はゆったりとしていますが、テラスで宮沢湖と周囲の自然を眺めながらゆっくりすることもできるようです。
このように、ムーミンバレーパークを訪れたゲストが、より自然の中でのんびりと過ごせるように、一部の施設が変わっていました。
もちろん、変わらない場所もあるので(2回目の方は)変化を見つけるのも楽しそうです。
開園(10時ごろ)に合わせて行くと、本のゲート辺りでムーミンに会える確率が高いそうです。

ムーミンパパの作った水浴び小屋。
夏の間にムーミンたちは、泳いだり、釣りをしたり、ここでひと休みしたりします。
冬には・・・

別の住人・トゥーティッキの住処となります。
中にトゥーティッキはいませんでしたが、洋服が掛けてありました。
ムーミン谷の施設

さらに進むと、エンマ劇場とムーミン屋敷が見えてきました。
エンマ劇場は、ムーミン谷が洪水に見舞われたときに流れてきたものです(ムーミンの物語より)。
ところで、エンマの劇場では、新しく「ダンス・ダンス・ウィズ・ムーミン」が始まりました。

これまでの上演時間を半分の15分に短縮して、ゲストは、ムーミンたちがリードするダンスに参加することもできる形式へ変わりました。
上演時間
- 12:00 / 14:30(約15分)
本家フィンランドにあるムーミンワールドのエンマ劇場のショーは、物語の再現といった見ごたえのあるものでした。
一方、ムーミンバレーパークのエンマ劇場のショーは、「おかあさんといっしょ」のような感じです。
ここで、初めてムーミンたちに会えました。ただ、これは今までと同じです。
ムーミン屋敷

ムーミン屋敷は、ムーミンパパが設計図を書いて自分で建てた理想の家です。
以前あったツアーではなく、蜜を避けながら5人ずつくらいが自由に見学できるようになりました。
多きときは整理券が配られるのかもしれませんが、このときは、5分待ちで入場できました。
地下から入り、ムーミン屋敷内に隠されたさまざまな仕掛けを楽しみながら、ムーミンたちの物語を体験することができます。
このムーミン屋敷は、原作者であるトーベ・ヤンソンが残した図面や、友人たちと手がけたジオラマの要素を取り入れながら、原作より再現した建物だそうです。
地下室は貯蔵庫、1階はキッチンとダイニングがありました。

壁にかかっているムーミンたちの写真は、変わっていませんでした。
この狭い階段を上っていきます。
上の人が降りてきたら、下で待っている人が上がれるようになります。
スタッフの方が案内してくれるので待っていればいいのですが、見学時間は5分くらいとなってしまいました。
公式サイトに「2階・3階をご利用の際は、写真・動画撮影はご遠慮いただいております。」と書かれていたので、今回は写真をアップするのは控えました。
2階はリビングとムーミンパパ・ムーミンママの部屋、3階はムーミンの部屋とリトルミイの部屋とゲスト部屋、屋根裏にはムーミンパパが執筆を行う書斎があります。
滞在時間は短くなってしまいましたが、ムーミンの物語の世界観を垣間見る場所は健在です。
ただし、ムーミンたちはいませんが・・・。

ムーミン屋敷のそばには、小説『ムーミン谷の冬』にも登場するトゥーティッキが作った、背丈4メートルもの「白いうま」がありました。
夜にはムーミン屋敷がライトアップされ、この辺りに雲海ミストが広がり幻想的な雰囲気になるようです。
今回も(寒くて)、早めに撤退したので、見ることはできませんでした。
もしかしたら、夜のライトアップ時には、ムーミンたちが登場するのかもしれません。
夕方からいらっしゃる方も多いようです。夜のイベントを楽しむなら、午後から行ってもいいのかもしれません。
でも、体の芯から冷えるくらい寒い場所なので、冬に行かれる方は、しっかり防寒されることをおすすめします。
大好きな施設
個人的に大好きな施設を、2つご紹介します。
ミィがどうしてムーミンの家にやってきたかを教えてくれる物語。
観客が参加できるとても面白い仕掛けがあるのですよ。
こちらは「海のオーケストラ号」ムーミンの物語を追体験できる施設の1つです。
若き日のムーミンパパ、スナフキンのお父さんとなるヨクサル、スニフのお父さんとなるロッドユールたちと一緒に冒険を楽しむことができます。
何回見ても楽しいです♪
コケムス

展示施設「コケムス」
ここには、ムーミン谷の食堂やムーミンの物語に入れる展示場、ショップがあります。
ムーミン谷の食堂

メニューが変わったと聞いたので、こちらでランチを頂くことにしました。
フィンランドの伝統料理ミートボールをメインとしたプレート。ブラウンソースがかけられ、ハッシュドポテトとリンゴンベリーのジャムが添えられています。
(公式サイトからお借りしました)
その他、サラダ&ローストビーフプレート(1,600円)や、サーモンパンケーキ(1,600円)があります。
カウンターに貼られている写真を見ながら、セットメニューについているお料理を自分で取っていきます(ちょっと分かりにくい方法です)。
冬なのに、極寒なのに、温かいお料理がありませんでした。ミートボールも冷めていたし・・・。
(公式サイトからお借りしました)
春を呼ぶスイーツとして「セムラ」もありました。
その他、エプロンやムーミン屋敷のバケットが付いた(←これは可愛い)キッズミールバケットもあるようです。
ライブラリーカフェ

2階の「ショップ&カフェ」は、約400冊のムーミン関連の書籍がずらりと並ぶ「ライブラリーカフェ」に変わりました。
本棚のそばにあるカフェでは、パンやオリジナルブレンドのコーヒーが提供されています。
そのそばには、るので、子どもと一緒に学べて遊べる「キッズスペース」ができていました。
ムーミンワールドは、大人が1日いても楽しいテーマパークでした。一方、日本のムーミンバレーは、博物館とテーマパーク、そしてお子さま楽しめる空間が一緒になった感じです。

以前はムーミンバレーパークの写真スタジオだったスペース(お金を出せば必ずムーミンに会える場所)が、授乳室やおむつ台、救護室を兼ねそろえたスペースに変わりました。
前回、写真を撮っておいて良かったです。
ムーミン谷の住人たち

コケムスを出て、やっと、ミィとムーミンママに会えました!

ソーシャルディスタンスを取りながら、ムーミンママの写真を撮りました。
この時は、ほぼ独り占めといった感じで、いろんなポーズをしてもらいました(^^)

夕方頃、灯台に方向に歩いていると、誰かいました。
スナフキン!
景色と同化しているので、気づいている人はあまりいませんでした。
声をかけても良かったのかしら?
さいごに

きれいな空気を吸いたい!と、ムーミンバレーパークに行ってきました。
偶然に出会えたのは、ミィとムーミンママ、そしてスナフキンでした。
なので、帰りはムーミンと一緒に・・・
最後までご覧いただき、ありがとうございます。