Japan Kumamoto

復旧がすすむ美しい熊本城 ~桜の季節に特別公開が始まりました~

熊本城は、2016 (平成28) 年に発生した熊本地震で、甚大な被害を受けました。

50箇所の石垣が崩落し、国指定重要文化財建造物13棟すべてが被災しました。全復旧までの道のりは長く、全体では約20年かかるそうです。

しかし、完全復旧を待つだけでなく、天守閣が復旧した時点で特別観覧が始まりました。満開の桜🌸とともに、復旧した天守閣とその周辺をご紹介したいと思います。

アクセス

今回は、大分県の湯布院から移動しました。

まずは、久留米まで「ゆふいんの森」に乗りました。

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そして、久留米から熊本までは新幹線に乗り換えました。

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普段は飛行機での移動が多いのですが、列車の旅も大好きです。

 

熊本駅

 

JR熊本駅は、大きくリニューアルしたようです。3月に行ったときは、まだ準備中の紙が貼られていました。

でも、案内板がありますので(初めての私でも)バス乗り場は簡単に見つかりました。

 

しろめぐりん

熊本城までは、路線バスや市電など、複数のアセス方法があります。私は、一番分かりやすい(と思った)熊本城循環バス「しろめぐりん」に乗ることにしました。

 

しろめぐりん

  • 乗り場:2番乗り場(2021年4月~)
  • 区間運賃:160円(子供 80円)
  • 1日乗車券:400円(子供200円)乗車券は、運転手さんから購入できます。

アプリ

また、しろめぐりんの公式サイトにあるQRコードを読み込むと、バスの現在位置を調べることもできます。

私が乗ったのはEV車でした。とても静かで快適に移動できます。

湯布院ではまだ蕾が多かった桜も、こちらでは満開🌸でした。バスの中からでも十分に楽しめました。

熊本駅2番乗り場から乗って、「熊本城・二の丸駐車場」で下車します。

なお、 「二の丸駐車場」と「城彩苑 」の間は、無料シャトルバスも運行しています。

 

券売所・料金

  • 公開時間::9:00~17:00(最終入園16:30)

まずは、そばにある券売所で、入園券を買います。

料金

  • 第2弾 (4月25日まで) 高校生以上:500円 / 小学生・中学生:200円
  • 第3弾 (4月26日から) 高校生以上:800円 / 小・中学生:300円
  • 未就学児は無料

参照:観光案内【公式】熊本城

 

公式サイトに書かれていたことで、気になった点をご紹介します。

COCOA

入園券を購入する前のに新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAのダウンロード有無を確認(代表者のみ)すると書かれていました。

 

しかし、ただ確認されただけです。
momoka

 

COCOAをダウンロードしていない場合、各券売所にてQRコード読み込み、web上で調査票に回答すれば大丈夫です。また、用紙での回答も可能です(代表者のみ)。

私は、用紙に記入しました。

 

見学ルート

現在、熊本城が復旧していく様子を見学できるように、二の丸駐車場から天守閣前広場の一部に至る2つのルート(一方通行)が作られています。

  • 北ルート:西出丸から頬当御門跡を通り、重要文化財の宇土櫓などを見学しながら天守閣へ至るルート
  • 南ルート(特別見学通路):地上約6mの通路上から、飯田丸・竹の丸等の石垣、東竹の丸の重要文化財櫓群などを見学しながら天守閣へ至るルート

特別公開として、立入規制されていた区域の一部に入城して、天守閣などの姿をより近くから観覧できるようになりました。

現在、北ルートは日・祝日のみオープンですが、4月26日~は、毎日公開されるようです。

大きな地図は、こちらをどうぞ >>> 熊本城周辺地図

私は平日に行ったので、特別観覧・南ルートを進みました。途中、タッフの方が多くいらっしゃるので、道に迷うことはありませんでした。

 

未申櫓

最初に見えてきたのは、羊申櫓 (ひつじさるやぐら) です。

この一角には役所機能が集められ、「奉行丸」とも呼ばれています。

未申櫓は、西出丸の南西角にある三階櫓です。天守の南西(未申の方向)にあることから、その名が付けられました。

日本の城郭建築では、曲輪 (くるわ:城の内外を土塁、石垣、堀などで区画した区域の名称) の四隅に隅櫓を築き、防御の拠点としたそうです。

加藤清正の時代に建てられた櫓ですが、明治時代に解体され、その後、江戸時代の絵図などをもとに、2003 (平成15) 年に復元されました。

二層三階の櫓で、壁には狭間 (さま) や窓、かどには石落としがあります。

狭間

狭間とは、日本の城の天守や櫓の壁面、塀などに開けてある防御用の穴や窓を指します。

内側から外側に向かって円形・三角形・正角形・長方形などの穴が開けられており、戦闘の際はそこから弓矢や鉄砲などで攻撃しました。

 

空中回廊

2020年6月1日~、地上からの高さ約6m、長さ約350mの空中回廊「特別見学通路」が公開されました。

このような通路が、城を囲むように張り巡らされ、復旧の過程を見学することができます。

一部、満開の桜を上から見るという面白い体験もできました。

 

数寄屋丸

天守南西に位置する数寄屋丸 (すきやまる) 。石垣が一部崩落し、建物にたわみが出ています。

ここにある数寄屋丸二階御広間 (すきやまるにかいおんひろま) は、かつて、能や茶会、歌会といった接客の場として使われていたそうです。

 

天守と本丸御殿

特別見学通路から一望する天守と本丸御殿 (右) です。

手前には、築造年代が異なる石垣が重なっている「二様の石垣」があります。

熊本城は加藤清正が築き、のちに細川忠利が城主として入ることになりますが、加藤時代の石垣を細川時代に拡張しています。

両者の時代には隅石(石垣の角)の積み方に違いがあり、より傾斜が急角度なのは時代があとの細川時代のものです。

写真の手前 (右側)の隅部の勾配が緩やかな石垣が、築城当初の加藤時代のものと考えられています。一方、写真奥 (左側) は細川時代になって増築されたもので、勾配が急になっています。

このような傾斜のきつい石垣を築けるようになったのは、長方体の石の長辺と短辺を交互に組み合わせる 算木積み (さんぎづみ) という工法が開発されたからだそうです。技術の進歩が解かる貴重な資料ともなっています。

また、不揃いの石を使っている加藤時代の積み方 (乱れ積み) と、比較的同じ大きさに加工した石を使い整然と積み上げる (布積み) 細川時代との違いも見ることができます。

復旧が進んでいる反面、まだまだ地震の爪痕が残っている場所もありました。

特に、石垣はただ積み上げるだけでなく、元通りにするため、復旧までには長い年月がかかるそうです。

本丸御殿の地下通路・闇 (くらが) り通路です。こちらは、間近から見学できるようになりました。

闇り通路は、地下にあった、御殿への正式な入口です。石垣で造られており、日本の御殿建築のなかでも珍しいものだそうです。

大天守と小天守が並び建つ、熊本城。その前には、銀杏の木がそびえ立っていました。

秋には、また違った美しい姿を見せてくれるかもしれません。

現在の天守閣は1960 (昭和35) 年に外観が復元されたものです。屋根瓦の目地や破風に塗られた新しい漆喰の白と、下見板の黒が鮮やかに映えています。

熊本城は、大阪城と名古屋城とともに、日本三名城の一つです。

1599年、加藤清正が築城を開始し、1607年に本丸が完成。そして、1632年には領主が細川家に変わり、239年間続きました。1877年には、西南戦争で天守や本丸が焼失しましたが、武者返しの石垣を持つ堅城は敵の城内侵攻を防いだそうです。

大天守は外観三重、内部は地上6階地下1階建て。伝統技法と地震に備えた最新技術を融合させ、震災復興のシンボルとして復旧作業が進められました。

2021年4月26日 (月)~、特別公開第3弾として、5年ぶりに天守閣内部の一般公開が始まります。

大天守は外観三重、内部は地上6階地下1階建て。最上階からは、復旧・復興が進む熊本城と熊本の街並、遠くは阿蘇の山並みを見渡すことができます。

また、スマートフォンアプリのAR機能を使って、明治初期に撮影された古写真(天守最上階からの眺め)を現代の景色に重ねて表示・閲覧することができるようです。

そばには、地割れの雨水対策のようすも見られました。

 

熊本城の桜🌸

美しい熊本城を堪能した後は、満開の桜を見ながら、決められたルートに沿って二の丸駐車場まで戻ります。

柔らかな桜色の花弁を、見ているだけで癒されました。

 

さいごに

最初は、福岡と大分(湯布院)だけを巡る予定したが、熊本城の特別公開が始まったので、熊本まで足を延ばしてみました。

今は新幹線があるので、3県を簡単に移動できますね。最後に、熊本駅で加藤清正の衣装をまとったくまモンにも会えました。かわいい♪

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

ただ今コメントにお返事できないので、コメント欄を閉じさせていただきました

ブックマークは確認できますので、訪問の足跡を残していただけましたら嬉しいです。復旧しましたら、またよろしくお願いいたします(^^)

 

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