aroma 栃木

ふふ日光・宿泊記① ~香りの記憶~

2023-07-01

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

日光、2カ所目の宿は「ふふ日光」。2020年10月に開業した、スモールラグジュアリーホテルです。

また何回かに分けて滞在のようすをご紹介したいと思います。第一弾は、「ふふ日光」の香りに焦点を当ててみました。

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ふふ日光

ふふ日光は、1914(大正3)年に建築された「田母沢御用邸付属邸」の跡地に開業した、全24室のスモールラグジュアリーホテルです。日光田母沢御用邸記念公園に隣接し、JR日光駅や東武日光駅からのアクセスも便利な抜群のロケーションです。

緑に囲まれたエントランスへの道は、滞在のワクワク感だけでなく、新緑の爽やかな空気が広がっていました。

建物に近づくと、『〇〇様でいらっしゃいますか?』とスタッフの方が出迎えてくれました。

到着時刻(目安)は伝えていましたが、まさか、名前を呼んで出迎えてくれるとは思ってもいませんでした。

木のドアが開くと、高い天井からは柔らかな光、そして中庭を見渡せるロビーが広がっていました。

決して派手なロビーではないのですが、落ち着いた外から入ると、そのギャップに思わず『素敵!』と声が出てしまいました。

チェックイン

スタッフに案内され、こちらでチェックインの手続きをします。

ウェルカムドリンクは爪来お茶で、そのの香りは、ラズベリーとカモミールでした。

カモミールには何種類かありますが、ハーブティーに使われるのは主にジャーマンカモミールです。初夏に小さい菊に似た白い花が咲く一年草で、心身をリラックスさせ、抗菌・抗炎症作用、痛みを和らげるなどさまざまな効果があると言われています。(ジャーマン)カモミールは、ギリシャ語の「大地のリンゴ」という名前の通り、リンゴに似た甘い香りがして、心に閉じ込めた思いを開放するのを手伝ってくれると言われています。

ラズベリーの甘酸っぱさとカモミールの爽やかさが同時に感じられるハーブティーでした。

6月と言っても、朝夕は冷え込む日光。

ラウンジには、ゆらめく炎が印象的な暖炉がありました。こちらは、アフタヌーンティやバーとしても利用できます。

窓の外に広がる庭園は夜になるとライトアップされ、幻想的な景色に一変します。

暖炉の炎が、さらに雰囲気を高め、庭園を眺めながら贅沢なひとときを過ごすことができます。

詳細

・【ティータイム】14:00~16:30
・【バータイム】17:00~23:00
・【フリータイム】16:00~19:30

※2023年6月現在

フリードリンク

ところで、ふふ日光では、16時から19時半の間にラウンジでフリードリンクのサービスがあります。

夕食の前に、シャンパンで乾杯!

繊細な泡立ちが美しいイエローゴールドのシャンパンは、フレッシュで爽やかさを感じつつも凝縮した果実味を感じました。

なお、フリードリンクのメニューは、以下です。

メニュー

・ジョセフ・ペリエ/シャンパーニュ
・アサヒ熟撰生ビール
・サッポロ白穂乃果生ビール
・湯上りハイボール
・自家製サングリア
・日光麹甘酒
・ジンジャーエール
・自家製レモネードorレモンスカッシュ

気になったレモネードも一緒にいただきました。

ところで、日光と言えば、全国でも数少ない天然の産地です。レモネードに入っている「氷」も天然氷?かと思い尋ねてみましたが、違っていました。それでも、ロックアイスで美味しかったです。

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ふふ日光の香り

ふふ日光は、部屋だけでなくシャンプーなどの香りが「SPRING GOLD」で統一されています。

ベルガモット・ネロリ・プチグレンなどで作られたこの香りは、日光の春の香りをイメージしたものだそうです。

ベルガモット

・学名:Citrus betgamia
・主な成分
  d-リモネン、酢酸リナリル、リナロール
・効能
  リラックス
  抗菌・抗ウイルス
  消臭

ミカン科ミカン属の常緑高木樹に生る柑橘類で、紅茶アールグレイの香りです。ほどよい苦みに、柑橘の爽やかさとフローラルな甘さを併せ持っています。

ネロリ

・学名:学名 Citrus aurantium
・主な成分
  リナロール、リモネン、β-ピネン、酢酸リナリル
・効能
  リラックス
  抗菌・抗ウイルス
  消臭

ミカン科の常緑樹であるビターオレンジの花から取るオイル爽やかな柑橘のなかに、ほろ苦さも感じられる花の香りです。

プチグレン

・学名:Citrus aurantium
・主な成分:酢酸リナリル、リナロール、α‐テルピネオール
・効能
  リラックス
  抗菌・抗ウイルス
  消臭

ビターオレンジの枝と葉から抽出される精油です。

花からはネロリ、果皮からはビターオレンジの精油が採れますが、香りは全く違います。プチグレンとはフランス語で「小さな粒」という意味を持ちます。オレンジの葉ではなく、未成熟の粒のような果実から抽出していたことが、その名前の由来のようです。雑菌の繁殖を抑えることでデオドラントにも役立つと言われており、汗をかきやすい人などにおすすめです。

オレンジ精油などとブレンドして、アロマバスとしてバスソルトや植物油で希釈して使用すると爽やかな気分になる精油です。

参考文献:NARD JAPAN Adviserテキスト

部屋に入ってすぐの場所にも、ふふ日光オリジナルの香りが漂っていました。

正直、ちょっと癖のある香りに感じましたが、部屋のアロマはエントランス辺りにうっすら漂う感じだったので、滞在中は気になりませんでした。

寝室には空気清浄機がありましたので、香りが苦手な方でも、問題は全くないと思います。

部屋に置いてあるボディクリームやシャンプーやコンディショナー、ボディーソープもこのオリジナルの香りでした。

香りを構成するネロリの肌への効能は、保湿や細胞を活性化させる働きがあると言われています。

部屋(エントランス)のアロマは薄っすら漂う感じだったのですが、こちらは(私が使いすぎたからか?)かなり香りが残りました。頭(髪の毛)を振ると香ってきたほどです・笑。

マスカットの香り

部屋の冷蔵庫に入っている水やビールは無料です(有料の飲み物には、値札が付いています)。

一番のお気に入りは、こちらの水出しマスカットティー!

美味しいだけでなく、マスカットの香りがしっかり立っていました。こちらは飲み放題なので、バトラーにお願いすれば、すぐに持って来てくれます(そう!ふふ日光には、バトラーサービスがあるのです)。

マスカットの香りは、とてもみずみずしく爽やか。マスカットの主な香気成分である「リナロール」は、花の香りの主成分です。

リナロール

・期待される効果:鎮静、抗不安、抗炎症作用など

リナロールは、心落ち着くフローラル調の香りが特徴。ラベンダーやローズウッド、イランイラン、ベルガモット、スイートオレンジといった、アロマテラピーの中でも人気の高い香りに含まれる成分です。

緑の香り

ふふ日光の敷地内には、緑がたくさんあります。地面も水はけがよく、夜中に大雨が降ったのに、翌日は水が全く残っていませんでした。本来の日本の森が持つ力を感じたのでした。

同時に、木々の葉からも爽やかな香りを感じ、清々しい気分になったのでした。雨の日でも、全く気にならない素敵な滞在となりました。

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さいごに

訪れるゲストを洗練された非日常の世界へと誘う「ふふ 日光」。

口コミの良さで決めた滞在でしたが、期待以上に快適なひとときを過ごすことができました。

次回は、部屋の設備などをご紹介したいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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