Kyoto

秋の京都府立植物園 ~コスモスと秋バラ、そして紅葉の季節~

2021-11-10

秋晴れのある日、京都府立植物園へ行ってきました。

インスタグラムで仲良くさせていただいている方が、時々京都府立植物園の写真をアップされていて、いつか行きたいと思っていた場所です。

ワクワクしながら行ってみると、そこは、期待以上に素敵な場所でした。

今回は、秋の京都府立植物園で、ちょうど見頃だったコスモスと秋バラを中心にお届けします。

京都府立植物園

京都府立植物園は、京都市左京区(京都市街北部)にある、公立の植物園です。

1917(大正6)年に着工し、1924(同13)年1月1日に「大典記念京都植物園」として開園した歴史のある植物園です。

京都府立植物園の東は比叡山、東山連峰を望み、西に加茂の清流、北は北山の峰々を背景とした景勝の地に位置しています。

詳細


【開園時間】午前9時から午後5時まで(入園は午後4時まで)

【観覧温室開室時間】午前10時から午後4時まで(入室は午後3時30分まで)

【休園日】12月28日から1月4日まで

※季節やイベントによって開園・開室時間が異なる場合がありますので、本日の開園状況でご確認ください

葉っぱライン

とても広い植物園です。

効率的に回るため、京都府立大学と京都府立植物園との共同研究で作成された「京都府立植物園スマホdeガイド」をダウンロードしていきました。

京都府立植物園スマホdeガイド」は、スマホを使って植物園内の自分の位置が確認できるマップです。

おすすめの展示エリアや樹木、見頃の植物情報などを、位置情報とともに見ることができます。

日本の森

京都府立植物園の北山門から入り、まっすぐ歩きました。

園の北半分には、園内唯一の自然林である半木(なからぎ)の森が広がっています。

その先には、日本各地の山野に自生する植物をできるだけ自然に近い状態で植栽した植物生態園や園芸植物、竹笹、針葉樹などを植栽した日本の森の中を歩くことができます。

普通の花だけを楽しめる植物園だと思っていたのですが、町中で、自然に近い日本の森を歩けることに(いい意味で)びっくりしました。

余談ですが、このブログのURLの一部である "monteverde (モンテベルデ) "は、スペイン語で「緑の山」といった意味です。

上のような森の中を歩くのが大好きで、大学院の専攻も「環境」でした。

”monteverde” は、その研究のきっかけとなったコスタリカのモンテベルデ保護区の名前からいただいたものです。

フウ

この大きな木は「フウ」という、フウ科(マンサク科)の植物です。

森の中でも、特に、このような大きな木が大好きです。

その下に入って空を見上げると、癒しとともにパワーをもらえる気がするのです。

この「フウ」は、台湾原産の落葉高木で、日本には1970年頃に渡来しました。

本樹は生長が早く、樹幹を大きく広げた大木で、葉は掌状に三裂し、晩秋に紅紫色に色づくそうです。

ちょうど紅葉が始まっていました。

今頃は、もっと華やかになっているのでしょうね。

ハナミズキ

そのそばにあった「ハナミズキ」。

一青窈さんの歌を思い出す方も多いのではないでしょうか(私も、ずっと頭の中で流れていました^^)

4月から5月にかけて薄紅色の花を咲かせるハナミズキですが、ちょうど青空の下、紅葉した姿を楽しむことができました。

この後、葉を落とし、来年花を咲かせる準備に入ります。

四季の草花

さらに歩いて行くと、園内の南半分に繋がります。

南側は、四季の草花が鑑賞できる正門花壇やバラを中心とした造形花壇、噴水や滝のある沈床花壇などの人工的な造形美で構成されています。

沈床花壇 とは、平面の単調を破るために花壇の位置を60~80cm低く設け、周囲から見下ろすようにした花壇を指します。

その他、日本最大級の鑑賞温室もあります。

その四季の花の中で、ちょうど見頃だったのがコスモスと秋バラです。

コスモス

北山門の入口の花壇にもコスモスがありましたが、奥まった場所にもたくさん咲いていました。

コスモス(詳細)


・学名:Cosmos bipinnatus
・科名:キク科
・属名:コスモス属
・原産地:メキシコ
・和名:秋桜(アキザクラ)、大春車菊(オオハルシャギク)

もともとコスモスは、メキシコの高原に咲いていた野の花です。

それをコロンブスがアメリカ大陸に到達したのち、植物調査隊が種子をスペインに持ち帰り栽培し、コスモスと名づけたそうです。

コスモスの名前は、「秩序」や「調和」を意味するギリシャ語の "Kosmos" にちなんでいると聞きました。

よく見かけるのはひと重のコスモスですが、半八重や八重咲きなど、20種類以上もの種類があります。

ピコティ

ピコティ

白地に赤系の縁どりが入った品種を「ピコティ」というそうです。

「あかつき」という名前のコスモスは、濃いピンク(赤)地に白い絞りが入っています。

ちなみに、「日の丸」という名前のコスモスもあり、それは、白(薄いピンク)地の中心に濃いピンク色が入っているそうです。

京都府立植物園には、名前が表示されているコスモスもあったので、勉強になりました。

レッドイリュージョン

レッドイリュージョン

外側の花びらだけでなく、花芯のまわりを小さな花びらが囲んでいます。

どうしてこういった造形になるのか・・・?しばらく見とれてしまいました。

サイキ

「サイキ」は、大輪で半八重の豪華なタイプです。色は赤系だけでなく、白系もあるようです。

何の知識もなしに見たら、コスモスだとは思わなかったかもしれません。

ダブルクリック

このコスモスの花びらは筒状なんです!

八重咲のコスモスとまた違ったボリューム感があります。

薄いラベンダー色や白の花があり、花は大きめなので目を引きます。

イエローキャンパス

やさしい黄色で、中心部分がやや白いです。個人的には一番好きなコスモスです。

ピンク系の色しかなかった従来のコスモスから、初めて作られた黄花種です。

イエローガーデン(黄花種のコスモス)の改良品種で、より明るい黄色が特徴です。

ひとくちにコスモスと言っても、花形も多彩で、見飽きることはありませんでした。

秋バラ

続いては秋バラです。

マスクをしていても感じるバラの香りに誘われて、バラ園にやってきました。

ピース

京都府立植物園のTwitterをフォローしているのですが、「ピース」が咲いていると、アップされていました。

今回、一番見たかったバラです。

ピースとは、20世紀を代表する傑作品種。ばらの歴史を大きく変えた、フランスの大育種家「フランシス・メイアン」の最高傑作の1つです。

咲き始めは、普通の剣弁咲きの黄色のバラです。しかし開花が進むと柔らかなクリーム色になり、花びらのふちに甘いピンクがのります。

ピースは、第二次世界大戦が終結した年に、世界の平和を願って名づけられたバラなのです。

ところで、京都府立植物園には ばら園マップ なるものがあり、【絶対!見逃せないバラBEST10】が紹介されています。

もちろん、このピースも入っていました。

マチルダ

マチルダ

薄桃色の覆輪状の丸弁平咲きで、外弁の縁からゆるくウエーブがかかっています。

このウェーブに惹かれました。

開花後に、やや退色し白に近い色になるそうです。

秋は春よりも濃く、全体が桃色に染まるなどして、色の変化を楽しめる品種です。

ところで、「マチルダ」と聞いて、どなたを思い浮かべますか?

映画好きの方なら、『レオン』のヒロイン、マチルダ?

私は、『機動戦士ガンダム』のアムロの上官、マチルダさん(笑)。

話はそれましたが、こちらも 【絶対!見逃せないバラBEST10】 に入っていました。

シュシュ

シュシュ

柔らかなアプリコットピンクのかわいらしい丸弁の花びらを持つ「シュシュ」

咲き進むにつれて中心がクシュクシュになり、 髪をまとめるヘアアクセサリーのようです。

日本では珍しい女性育種家の河本純子さんが、やわらかな雰囲気を持つオリジナル品種のバラを作出されたそうです。

このシュシュも、 【絶対!見逃せないバラBEST10】 です。

【絶対!見逃せないバラBEST10】 のうち、3種も見られてラッキーでした。

紅葉

私が行ったときは、紅葉には少し早い時期でした。

でも、少しずつ、木々の葉が色づき始めていました。

ケヤキ並木(上の写真・右)もありました。

ケヤキは、個体によって色が異なり、赤や黄色、橙色に紅葉するそうです。葉が色づいた頃、その下でのんびり歩くのも楽しそうです。

現在は、一段と秋が深まっているようです。

アクセス

京都府立植物園へは、バスや地下鉄で簡単にアクセスできます。

この時は、大原からの帰りに寄りましたが、「バス+地下鉄一日券」を持っていれば、移動手段の選択肢が広がるので、便利でした。

「バス+地下鉄一日券」については、こちらをどうぞ。

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さいごに

秋の京都府立植物園、思っていた以上に、素晴らしい場所でした。

花だけでなく森の中も歩くことができました。

また次回、時間を作って、違った景色を見に行きたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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