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スペイン旅行で泊まった素敵なホテル。併設されたレストランでいただいたランチ&ディナーのようすをご紹介します。
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ランチ

ホテルの窓から空を仰いでみました。気持ちのいい秋晴れです。27℃と出ましたが、体感は24℃位、乾燥しているので心地よく感じました。
お腹はペコペコ。まずはランチを楽しみます。

レストランに案内されて行くと、予約のお客様でいっぱいでした。
私たちは予約していなかったのですが、入れて良かったです。

夜の食事のことを考え、飲み物は水にしました。
スパークリング・ウオーターを頼むと出てきたのは「VICHY CATALAN(ヴィッチーカタラン)」。清涼感ある塩気を感じる天然の発砲水です。
1889年に薬効があるとして薬局で販売開始され、バルセロナオリンピック(1992年) には、公式ウオーターとなりました。
源泉はバルセロナ近郊の標高1,000メートルの自然保護区にあり、60℃の高温で湧き出た温泉水を冷却した後、直接ボトリングしているそうです。
濃い味の料理に合わせるといいようですが、単独で飲むと少し塩気が強いように感じました。
ランチは、アラカルトもありますが、いくつかの料理から選ぶことができるセットメニューに。
ガスパチョ

スペインに来たら絶対に飲み(食べ)たいガスパチョ。
絶品でした!最初、海老だけが飾られたお皿がサービスされ、その上にガスパチョが注がれました。そのパフォーマンスも素敵です。
本当に美味しくて、近所にこのレストランがあったら、毎週でも通いたいと思ったほどです。どこでもドアが真剣に欲しいです!
ウエボス・ロトス

ウエボス(huevos) とは「卵」、ロト(loto) は「壊れた」というスペイン語です。
生ハムとフライドポテトの上にのせた半熟のフライドエッグを壊して、ソースにして食べるスペイン料理です。
ウエボス・エストレジャ―ル(huevos estrellarse)とも言います。
家で作る際、フライドポテトを作るのが面倒だなぁ・・・と思っていたのですが、こちらでの ウエボス・ロト は、スライスしたフライドポテトを使っていました。
フライドエッグも半熟感を残してさっと火を通した感じです。ポテトチップスと生ハム、卵があれば家でもできそうです。
生ハムの代わりに、白身魚のすり身や小エビでも美味しいそうです。
デザート


デザートは、アップルケーキとキャラメルケーキ。2人だと半分ずつ2種類いただけるのがいいですね。
ここで、ちょっとしたトラブル発生。連れはワインの飲み比べを頼んだのですが、最初に1種類がサービスされただけでした。忘れられたようです。でも「ごめんなさい」と会計から除いてくれました。1杯いただけたので、ちょっとラッキーでした。

レストランには古いオリーブを絞る機械など、珍しいモノが飾られているので、それらを見て回るのも楽しいです。
夜までにお腹を空かさなければ・・・
オリーブオイル比べ
ディナーは、20時半からです。観光地のレストランでは、もう少し早く始まる所も増えたのですが、地方に行くと、まだスペインらしい習慣がそのまま残っています。

食事の前に、オリーブオイルの飲み比べをさせてもらいました。
広大なオリーブ畑を持つこのホテルでは、説明を受けながら、オリーブオイルの食べ(飲み)比べもできるようです。
でも、閑散期だからか?今回は実施されないと連絡を受け残念だったのですが、友人が頼んでくれて、夕食前に少し体験することができました。

サラダに適している濃い味のモノから、炒め物にいいさっぱり系、そして中間のモノ。
濃いオリーブオイルは、初めて体験する濃さで、ちょっときつかったです。
おすすめは中間の濃さ。ちょうどお土産に頂いたのが中間の濃さだったので、良かったです。
ディナー

最初に頂いたのはオリーブ。でも、ちょっと思っていたものと違いました。デザートの「ポッピングボバ*1」のような感じです。
プルプル柔らかい皮のオリーブを口に含んでかむと、プチっとはじけて、オリーブの味が口いっぱいに広がりました。


前菜とサラダ。見栄えも美しい!こちらも好みの味で、お昼にたくさん食べてしまったのに、食欲がわいてきました。
魚料理

魚料理はバカラオ(スペイン語: Bacalao)。
ポルトガル語ではバカリャウ(Bacalhau) 、ポルトガル旅行された方なら懐かしく思われるのではないでしょうか。干し鱈(タラ) にして、ポルトガルで良く食べられる魚です。
でも、この料理は生鱈を使っていました。低温で調理された鱈は、ジューシーで柔らかかったです。
オリーブオイルとニンニクが効いたトマトソースとの相性も抜群で、こちらも好みの味でした(^^)
肉料理

忘れられない味のステーキ。

写真ではうまく表現できなかったのですが、(私にとって) パーフェクトな焼き具合でした。
「焼き具合が好みでない場合は焼き直しますからね。」と、スタッフの方に声がけされました。
「最高です!」とお伝えして美味しくいただきました。
黄色いのはマンゴーソース。そして、ステーキの上には岩塩が少し。味を変えられる工夫もありました。
この岩塩と一緒に食べるとまた美味しい!もう一度食べたい料理です。
デザート

デザートは実物を見せてくれて、好きなものを選びます。

お昼と同じアップルケーキですが、アイスクリームを付けてくれました。このアイスも濃厚で美味しかったです!
プチフール

食後のお菓子は、チョコレートとレモン味のマシュマロでした。
一般的には卵白とゼラチン、水あめ等で作られるマシュマロですが、元々は、ウスベニタチアオイという植物のエキスと蜂蜜を混ぜたのど飴に砂糖を加えたお菓子だったそうです。
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さいごに

どのお料理も美味しいだけでなく雰囲気も素敵なレストランでした。料理に使われているオリーブオイルはホテルで購入可能です。
夕食のコースの値段は一人30ユーロ(3,600円) !この味でこの値段はとてもお得だと感じました。
ホテルの周りは何もなくてホテルで過ごすだけですが、もう一度行きたい場所になりました。
本当に「どこでもドアが欲しい!」と思ったスペインの旅でした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
*1:海藻由来の膜でジュースを包んだ、タピオカ状の粒のデザート。