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高輪で廿六夜(にじゅうろくや)

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3つのプリンスホテルで囲まれた都心の日本庭園。

夜はライトアップされ、さらに美しくなりました。今回は都心のホテルに泊まって楽しむ、高輪廿六夜のようすをお届けいたします。

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廿六夜

歌川広重「東都名所高輪廿六夜待遊興之図」(太田記念美術館蔵)

歌川広重の『東都名所高輪廿六夜待遊興之図』には、 高輪の海辺で「廿六夜待(にじゅうろく やまち)」をしている様子が描かれています。

廿六夜待とは、江戸時代、陰暦の一月と七月の二六日の夜に月が出るのを待って拝むことです。その日の月の出を拝み、月光の中に姿を現した阿弥陀、観音、勢至の三尊を拝むと幸運を得るとされていたそうです。

絵に描かれているのは、海辺には掛茶屋が並び、掛茶屋の傍の屋台で多くの客が賑わう様子。屋台で売られているのは、寿司や天ぷら、いか焼き、水菓子(果物)、そして団子などのようです。

陰暦7月26日は、2025年だと9月17日(水)に当たるようです。

なので、ちょうど今頃の風物詩だったのでしょうか。7月と8月の終わりに行った時、庭園には廿六夜を体験できるオブジェが用意されていました。

夕暮れ、とは言ってもまだまだ明るいですが、庭園を散策してみました。

庭園のそばには、観音堂がありました。

既に出てるし・笑。月待とはいかず・・・

ラウンジ

さくらタワーのラウンジに行って、少し休憩。

カクテルタイムの前でもビールは飲むことができるのはいいですね。今、家でもこのイタリアのビールにはまっています。今年の夏は(そんなに多くは飲みませんが)こればかりでした。

夜の庭園

日中は猛暑の東京も、夜になると(この日は)過ごしやすい気温になってきました。

ホテルの建物に囲まれた庭園には、小路があり、日本庭園の四季をイメージしたデザインの竹あかりがあります。夜にここを歩いていると、東京のど真ん中にいるとは思えない風情がありました。

竹あかりの中にハート形があります。

池のそばと2か所見つけました。

山門

庭園内には、港区有形文化財に指定されている歴史的建造物が点在しています。

この山門は、昭和29年頃に奈良市の念仏寺より移築された、港区指定有形文化財です。

お昼に撮影

山門の両脇にある青銅灯篭は、増上寺にあった徳川将軍家霊廟より移築されたものだそうです。

ここを上っていくと(先ほどご紹介した)観音堂があります。

江戸時代に愛用されていた色鮮やかな番傘で参道を飾っています。竹あかりとのコラボも素敵です。

蛍狩り気分

日本庭園の中心にある池を優しく照らす竹まり。

蛍のようにほのかに光り、江戸時代の蛍狩りの気分を味わえるようになっています。

高輪廿六夜エリア

この日は月が見えなかったのですが、大きな三日月のフォトスポットが芝生エリアにありましたので、こちらでお月見^^

夏の間は、ひまわりや風車もライトアップされており、とても素敵でした。

夜のようすを動画でもお楽しみください。

この日は、夜になると涼しくなってきたので、ライトアップされてさらに美しくなった庭園をゆっくり散策しました。

音楽も流れており、最高の散策スポットです。

都内にこんな素敵な場所があるとは、全く知りませんでした。まだまだ知らないことはたくさんありそうです。

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さいごに

ホテルの敷地内で完結する旅。

ラウンジホッピングで有名な高輪のプリンスホテル群ですが、その中にある日本庭園も素敵でした。四季折々の美しさを楽しめる場所なので、季節ごとに訪れたいです。紅葉や雪景色、桜の時期も素敵なのでしょうね。

宿泊記もあわせてどうぞ。

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