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今年の夏は日本で寛ぐことにしました。
選んだ場所は、グランドプリンスホテル高輪内にある和の空間・高輪 花香路(たかなわ はなこうろ)。都心であることを忘れさせてくれる旅館のようなホテルです。今回は、そんな高輪 花香路の宿泊体験をお届けいたします。
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グランドプリンスホテル高輪

グランドプリンスホテル高輪は、2016年11月、全392の客室のうち洋室376室を本館とし、和室16室は旅館機能をもたせた『高輪 花香路』としてリニューアルオープンしました。
ロビーには、大きな生花が飾られ、その周辺には百合のいい香りが漂っていました。もうこれだけで期待が高まりますが、その先には、それ以上のことが待っていました。
アクセス
高輪 花香路(グランドプリンスホテル高輪)へは「品川駅」もしくは、都営浅草線・高輪台駅からアクセスできます。


品川駅に着いたら、高輪口を目指します。
エレベーターを降りて左に進むと、前方に品川プリンスホテルが見えます。横断歩道を渡り、あとは道なりに進むだけです(エレベーターで2階に上がる必要はありません)。

突き当りを左に進み、メインエントランスを目指します。


ホテルの建物の中に入るとシャトルバス乗り場を待つ場所があります。
最初よく分からなかったので、エントランスのそばにいらしたタクシー係の方に尋ねたのですが、とても親切に教えてくれました。そのホテルで最初に出会う方が親切だと、ホテルの印象が良くなりますね。
シャトルバスは、車内が広々としたタイプと、座席がたくさんある(旅館の送迎で見かける)タイプの2種類があります。

8時から20時までは20分毎に運行しています。品川駅からは品川プリンスホテルからシャトルバスに乗った場合、2つめで降りればいいようです。
なお、シャトルバスの乗り場や時刻表は、公式サイトでお確かめください。
高輪 花香路

グランドプリンスホテル高輪に入ると、スタッフの方が声がけしてくれ、高輪 花香路まで案内してくれました。こちらから入り、専用のエレベーターで4階へ。
高輪 花香路は、20,000㎡の日本庭園内に立地するため、都心でゆったりとした滞在を重視する利用者をターゲットにしているようです。さらに、隣接する他のプリンスホテルのラウンジやSPAも利用できるので、癒しと便利さを両立させた施設となっています。
フォーブス・トラベルガイド2025で最高評価の5つ星を獲得。これで5年連続になるそうです。


4階と5階へは、タッチパネルに部屋のカードキーを当てないと行けないようになっています。スタッフにアテンドされ、花香路の宿泊者専用のラウンジへ。そちらでチェックインします。
ラウンジ 桜彩(おうさい)
ラウンジ 桜彩は、朝には朝食御膳を、昼間は和菓子や飲み物、夜は大人だけの空間になる花香路の宿泊客専用のラウンジです。

15時ごろに着いた時、数組がチェックインされており、少し待つことになりました。ただし、ラウンジで飲み物やスィーツがいただけるので、何の問題もありません。この日のウエルカムドリンクは冷茶、梅の和菓子が添えられていました。

ラウンジのカウンターには自由にいただけるお菓子も並んでいますが、その他の和菓子は、リクエストベースになります。いくつか種類があり、迷っていると『全部乗せもありますよ』とすすめられました。なので、全部乗せにしてみました^^
ラウンジ
・座席数 14
・営業時間:7:00~22:00
朝食 7:00~10:00
ティータイム 10:00~17:00
カクテルタイム 17:00~19:00
ナイトキャップ 19:00~22:00
花香路の香り

ところで、4階のエレベーターを降りると、また花のいい香りがしてきました。
以前は、もっと木の香りが強かったものを、花香路の名前に合わせて、花のイメージの香りに変えたそうです。チェックイン後、部屋に向かう途中でいろいろ話しをしてくれました。そういったつかず離れずの接客が心地よかったです。
香り
・ヒノキ
・薩摩芳樟(さつまほうしょう)
・パルマローザ
・ゼラニウム
・柚子
・ヴァイオレットリーフ
・金木犀 など
ちょっと珍しいのが、薩摩芳樟(さつまほうしょう)という香り、これはクスノキ科の植物で、リナロール(85%)という芳香成分を多く含んでいます。リナロールは、心落ち着くフローラル調の香りです。そのため、花の柔らかな香りがしたのですね。


4階と5階に位置する16室の和室は、白木の明るい色彩でまとめられています。
16室それぞれには、ホテルの敷地内にある日本庭園内で鑑賞できる四季折々の花や木の名前がついています。
私がアサインされたのは、野牡丹。
今回は一休.com で予約しましたが、一人も二人も同じ値段でした。後で気が付いたのですが、なんと!2段階もアップグレードされていました。プリンスホテルの平会員でしかないのですが、一人だったからでしょうか(夫は急用で来られず)。
和室ガーデンスイート

中は、期待以上の空間が広がっていました。お手洗いと浴室、寝室、そしてリビングルームがありました。入ってすぐに、杉のような木の香りがしました。

靴を脱いで右の方へ行くと、そこはお手洗い。
我が家のお風呂場よりも広い空間でした。
浴室

浴室にも窓があり、明るい光が差し込んでいました。
清潔で明るい浴室。

化粧水など基礎化粧品だけでなく、入浴剤も用意されていました。
歯ブラシなどのアメニティ類も揃っていました。
至れり尽くせりですね。


フワフワのガウンも肌触りがよく、シャンプーなども使い心地が良かったです。


バスタブのそばにも大きな窓がついていて、明るい雰囲気。
バスタブの大きさは、165㎝の私が足を伸ばしてちょうど。決して長くはありませんが、深さがあるので十分に寛げました。
というか、このお風呂最高です!
セミの鳴き声を聞きながら、朝風呂も楽しみました^^
動画もどうぞ。音(セミの声)が出ますので、お気を付けください。
寝室
和室ガーデンスィートの広さは59.9㎡。

幅120cm × 長さ203cm × 高さ40cmのベッドが2台置かれていました。枕が(個人的には)少し高かったのですが、気持ちよく熟睡できました。

枕もとのようす。

一人では贅沢すぎる広さです。
テレビは50インチほどのSONY製の液晶テレビ。
日本のテレビ番組の他はあまりなかった気がします。でも、そんなこと何の問題もありません。ラウンジ巡りや庭園散策などで、テレビなんか見ている暇はありませんでしたしね。

大きな窓のそばに設置されたテーブル。
高輪 花香路では、ラウンジやレストランの他、部屋でも朝食をいただくことができます。そのとき、このテーブルにセッティングしてくれました。


季節ごとに表情を変える日本庭園を窓一面に望むことができる部屋。最高です。
ところで、花香路の部屋はタイプは4種類あります。
| 広さ | 日本庭園 ビュー | |
|---|---|---|
| 和室A(水仙、沈丁花) | 100.8㎡ | - |
| 和室B(椿・菫・野牡丹・山吹・雪柳・百合) | 59.9㎡ | ○ |
| 和室C(紫陽花・金木犀・桔梗・梔子) | 62.3㎡ | - |
| 和室D(紅梅・小手鞠・山茶花・紫苑) | 50.1㎡ | - |
日本庭園が見れるお部屋は和室Bのみのようです。
その部屋にアップグレードしてもらえたので、これ以上の幸せはないでしょうね。


コーヒーはネスプレッソ。
ペットボトルの水は2本用意されていましたが、ターンダウンの時にさらに2本用意してくれていました。いつもはコーヒーをいただくのですが、この日は日本茶にしてみました。ほうじ茶が香り豊かでおいしかったです。
冷蔵庫はありましたが、空でした。

引き出しの中には、浴衣やパジャマ(ワンピースタイプ)が用意されています。セパレートタイプのパジャマは、リクエストすれば持ってきてもらえます。
その他、クローゼットの中には、アイロンとアイロン台も用意されていました。ここに住みたい!そう思った部屋でした。
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さいごに
都心であることを忘れ、心と身体が満たされるラグジュアリーホテルの中にある旅館。旅館でありながらホテルのサービスを受けられる居心地の良さ。
専門の調査員が900もの基準で匿名評価し、格付けする「フォーブス・トラベルガイド」、そのホテル部門において、5年連続で最高ランクの5つ星を獲得している「高輪 花香路」。納得です。今後、季節ごとに通いたいと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございます。