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2025年の冬の旅は北欧のフィンランド。
目的はオーロラを見ること!その後、せっかく12月にヨーロッパへ行くので、ヘルシンキに立ち寄ってクリスマスマーケットを楽しもうと思いました。今回は、個人旅行でフィンランドへ行く場合の準備編「旅程づくり」をご紹介いたします。
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オーロラを見るために
オーロラは、オーロラベルトと呼ばれる北緯65~70度前後のエリアでよく出現します。カナダ、アラスカ、フィンランド、北欧は、このオーロラベルト直下に位置し、オーロラ出現率が非常に高いオーロラ観賞地だそうです。
おすすめ
• ノルウェー:トロムソ、ロフォーテン諸島
• フィンランド:ロヴァニエミ、イナリ
• スウェーデン:アビスコ、キルナ
• アイスランド:レイキャビク近郊、ヴィーク
• カナダ:イエローナイフ、ホワイトホース
• アメリカ:アラスカ
どこにするか?
カナダとアラスカ(アメリカ)に行くには、ESTAを取らないといけないので面倒。なので、ヨーロッパにすることにしました。フィンランドなら、マイルをためているワンワールドの直行便もあります。
ちょうど阪急交通社のポイントと2万円の割引クーポンがあったので、いろんな場所に連れて行ってもらえるツアーに申し込んでみました。
しかし、オーロラツアーは大人気のようで、ちょうど行きたい時期のツアーは全てキャンセル待ち。なので、そちらは諦め、行先を絞って、個人旅行で行くことにしました。個人旅行だと費用は半分になりますが、アクテビティは少なくなってしまいます。仕方がないですね。
旅行期間
まずは、お休みの期間と航空券の値段を照らし合わせて、旅行期間を決めました。予定としては1週間。
JALの公式サイトで検索すると、秋から冬にかけてのヘルシンキ行きの航空券は、なぜか木曜日に日本出発、火曜日に現地出発が一番安かったです。ということで、最安値の期間で旅程を組むことにしました。
場所を決める
フィンランドでオーロラを見るのは、どこがベストか?
いろいろ調べた結果、オーロラベルト直下のラップランドの町、「サーリセルカ」か「イナリ」の2カ所がおすすめらしいです。
どちらの町も、フィンランドのイバロ空港(IVL)からアクセスできます。IVLまでは、フィンランドの首都ヘルシンキから飛行機で1時間半ほど。2025年冬ダイヤでは、直行便は1日に3便ありました。
どちらにするか?
サーリセルカは大きな町で、スキーリゾートとしても有名なようです。ただし、町中は明るいのでオーロラを見るためには「オーロラハンティング」というバスに乗って行くか、ガラス張りの屋根のホテルに泊まって暖かい部屋から見ることになります。後者は1泊10万円以上、しかも3カ月前の予約でも返金不可となっていました。
一方、イナリは娯楽が何もない小さな町だそうです。夏ならハイキングなどの楽しみがあるようですが、行くのは11月末。雪に閉ざされた世界です。町には大きなイナリ湖があり、その周りにホテルやコテージが建っています。なので、オーロラハンティングのバスに乗ることなく、ホテルやコテージの周辺(もしくは部屋から)オーロラ観測ができるようです。
それぞれの町はイバロ空港から南と北に行くので全く真逆ですが、どちらも移動時間は40分~1時間くらい。空港からはホテルまで連れて行ってくれるシャトルバス(要予約)があります。迷いに迷った結果、後者のイナリを選びました。
旅程
・東京(NRTかHND)→ ヘルシンキ(HEL)→ イバロ(IVL)
・IVL → HEL
・HEL → 東京(NRTかHND)
ホテル
次にホテルを探します。
イナリにも暖かい部屋に寝転んでオーロラを見ることができるガラス天井のホテルもあるのですが、返金不可。なので、宿泊日の2週間前まで返金可能なコテージをBooking.comで予約しました。3泊で480ユーロ(1コテージ・サウナ付き)。
もちろん、ポイントサイトのハピタスを通しました。

ハピタスのゴールド会員だったので+αのポイントが加算され、11.8%ものキックバックがあるようです。宿泊費が高いので、1割以上も戻ってくるのは嬉しい。
ハピタスに新規登録される方は、こちらからどうぞ。
乗り継ぎ
ところで、フィンエアーで国内線に乗り継ぐ際、気を付けないといけないことがあります。それは、最終目的地まで同一の予約番号で発券すること。
・TYO (成田か羽田)→HEL (ヘルシンキ)→IVL (イバロ)
フィンエアーの場合、TYO→HEL と HEL → IVL を別々に発券した場合は、TYOでスルーチェックインはできないとYahoo知恵袋で読みました。なので、行きはイバロまで同じ航空券番号になるので、スルーチェックイン(出発地で2枚の搭乗券を受け取り)できます。
スルーチェックインとは、出発空港で最終目的地までの複数区間の搭乗手続きを一括して行うサービスです。
なお、別々に発券(異なる航空券番号)の場合でも、スルーチェックインできた方もいらしたようです。でも、同じ予約番号だと何かと安心です。
・IVL → HEL
・HEL → TYO(成田か羽田)
その後、IVLからHELまで戻って来て、ヘルシンキ泊、そしてヘルシンキから帰国することにしました。
上記の旅程が組める航空券を、JALの公式サイトで検索してみました。フィンエアーでもほぼ同じ値段でしたが、JALだとポイントサイトの「楽天リーベイツ」を通してポイントが付くからです。金額が大きいので、1%のポイントでも数千円分になります。
自由旅程
旅程は、単純往復ではないので、自由旅程を利用します。自由旅程には、「open jaw(オープンジョー)」と「自由旅程(複数都市)」の2種類があります。
オープンジョー
オープンジョー(英 open jaw)とは、行きの到着地と帰りの出発地が異なるような旅程
(例)東京→フランクフルト-(地上間移動)-パリ→東京
open jaw は、「開いた顎」となり、サメやワニが大きく口を開けたような状態で、航路がそのような形になることからつけられた専門用語です。航空券に含まれていない移動区間は サーフェイス(Surface)と呼ばれ、運送(陸、海、空)の運賃は、搭乗客が別途支払うことになります。
これだと、” TYO →(HEL)→ IVL →(Surface)→ HEL → IVL” と Surfece区間の "IVL → HEL" の2つの予約番号をもつことになります。
複数都市
出発と到着が同じ都市の空港となるよう、移動区間を自由に設定
(例)東京→イナリ-ヘルシンキ→東京

自由旅程(複数都市)で組むと、帰国まで一つの航空券番号で発券できます。
しかし、何度やっても "満席の場合があります" と表示され、検索することができませんでした。JALのサイトは本当に使いづらい。実際、満席ではなかったのですが、JALのサイトでは購入できませんでした。
JALのサポート
JALの国際線予約に電話してみましたが(平日の午後)、フリーダイヤルは全く繋がりませんでした。途中からLINEでも相談できることに気づき同時進行で行っていたのですが、LINEの返事が来た時、オペレーターにも繋がりました。そして、無事予約完了(支払いは8日後)。今回は、行きはフィンエアー(AY)とのコードシェア、帰りはJALです。
なお、本来予約センターで予約すると手数料がかかるのですが、サイトでできなかったことを伝えると、無料で予約してもらえました。
ただ、JALの予約センターでは、フィンエアーの国内線への乗り継ぎのこと(荷物はそのまま預けられる?座席指定は?受け取りは?)が分からないと言われてしまいました。
フィンエアーの仕組みがよく分からなかったので、途中の IVL → HEL の国内線を別切りで発券することにしました。個人的なことですが、別途発券すると、円高の時に両替しておいたユーロで支払えます。国内の移動だけなので、同じ予約番号でなくても何の問題もありません。

ところで、2025年9月18日(木)より、LINEでのサービスが終了して、JAL Webサイト上で直接チャットによる新サービスが始まります(と教えてもらいました)。今回のように「予約したいのに電話が通じない!」という問題が解決されそうです。
詳細はこちら >>> JALチャットサポートのご案内
オープンジョー
羽陽曲折ありましたが、結局、取ってもらった予約はキャンセルして、オープンジョーで発券することにしました。
オープンジョー
・成田(NRT)→ ヘルシンキ(HEL)→ イバロ(IVL)
・HEL → 羽田(HND)
上記の旅程に、後ほど、IVL → HEL を別途購入します。
もちろん、JALを利用するときは、ポイントサイトの 【PR】楽天リーベイツ(Rebates) を通してね。速攻、楽天ポイントが付与されました^^
最安値で組み合わせると、行きはフィンエアーとのコードシェア便(楽しみ^^)、帰りはJALです。JALで発券したので、帰国便はJALのサイトで普通に座席指定できます。
次は、追加のフィンランドの国内線(片道)です。
フィンエアー

フィンエアーの公式サイトで購入する時、日本語を利用すると、日本円で表示されます。
画面の右上にある "Japan JA " をクリックすると、” Location and Language " が表示されますので、ここを "Finland" と "English" に変えます。操作は英語になりますが、これで、ユーロで決済できます(あくまでも個人的な問題ですが)。

フィンエアー(AY)の航空券は、「スーパーライト」、「クラッシック」、「フレックス」の3種類があります。貨物室へ荷物を預けたい場合は、「クラッシック」か「フレックス」になります。
今回は変更可能な「クラッシック」を選びました。
予約クラスは " Q " 、JALにマイルを付けると25%にしかなりませんが、アラスカ航空のマイル加算が改悪されたので、JALにします。
なお、フィンエアーでは、座席を指定する場合(航空券により)国内線でも追加料金がかかります。私が選んだクラシックは追加料金が必要な航空券でした。しかし、 JGC含むワンワールドのステイタスがあれば、一部の座席は指定が可能です。
また、 JGC含むワンワールドのステイタスがあれば、スーパーライト運賃でも「手荷物1個追加」が無料のようです。
※ 上記の情報は、航空会社側により、予告なしに変更されることがあります。
座席指定

ワンワールド加盟航空会社のステイタスを持っていれば、以下のような特典があります。
- Finnair Plus Gold会員、oneworldのサファイア会員、さらに同じ予約(団体予約を除く)で同伴する旅客については、普通席、プリファードシート、コンフォートシート、最前列席を無料で選べます。
- Platinum会員、Platinum Lumo会員、oneworldのエメラルド会員、さらに同じ予約(団体予約を除く)で同伴する旅客については、無料ですべての座席タイプを選べます。
JALのJGC会員(JMBのステイタスがなくても)は、ワンワールド・サファイアとみなされ、「足元に余裕がある席」以外は無料で座席指定できました。良かった^^
支払い
支払いは、デビットカードで行いました。

フィンエアーの公式サイトには、EEA (European Economic Area:欧州経済領域)以外のクレジットカード等で支払う場合は、所定の手数料がかかる旨書かれていたのですが、SMBCプレスティア(ゴールド)のデビットカードで支払った際、手数料はかかりませんでした。
これは、SMBCプレスティア(ゴールド)の恩恵なのかな?
アラスカ航空
ところで、フィンエアーはワンワールドに加盟しているので、VIL→HEL は、ポイント(=マイル)で航空券を発券することもできます。
JALでも発券(往復15,000マイルから+12,200円)できるのですが、片道だと12,000マイルも必要でした。一方、アラスカ航空のポイントだと片道でも7,500マイル~(+38米ドル)で発券できます。
しかし、私が移動したい日に限って直行便がほぼ残っておらず、しかも必要ポイントは55,000points(+38米ドル)にもなっていました。ちなみに、JALは12,000マイル(+6,600円)でした。
なので、今回は航空券を購入しました。
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さいごに
久しぶりのゼロからの旅程づくり。しかも、初めての航空会社。
かなり疲れました。でも、良い勉強になりました。
いつかどこかで、どなたかの情報の一つになりますと幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。

