山形

蔵王の紅葉を見に行こう!紅葉の絨毯の上をロープウェイで空中散歩!!

2022-10-22

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旅とアロマにお越しくださり、ありがとうございます。

JALのステイタス・ダイヤモンド達成のために計画したフライトの行先は山形。全国旅行支援の最中でしたが、恩恵なく(笑)、 J-Air での日帰り旅です。しかし、ロープ-ウエイに乗って、紅葉の絨毯のうえを空中散歩という念願の紅葉狩りを楽しむことができました。

今回は、羽田空港から蔵王までのアクセスと、一面に広がる美しい蔵王の紅葉のようすをお届けいたします。

※2022年の旅行記です。リンクを修正しました。

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旅程と費用


  • 07:15

    ・J-AIR 175 : 羽田空港→山形空港(飛行時間35分)

    ・乗合タクシー:山形空港→蔵王山麓駅(約40分)


  • 09:15

    ・蔵王ロープ-ウエイ(3,150円/往復)


  • 11:00

    ・昼食(1,650円)

  • 12:00

    ・蔵王中央ロープ-ウエイ(1,350円/往復)

    ・ドッコ沼散策

  • 13:40

    ・日帰り温泉(700円)

  • 15:20

    ・バス:蔵王温泉バスターミナル → 山形駅(1,000円)

    ・バス:山形駅 → 山形空港(1,300円)

    ・J-AIR 178(山形空港 19:10 → 羽田空港 20:15)


※ 航空運賃(往復):15,640円 

J-AIR

今回乗ったのは、J-AIR。

機材は、エンブラエル170(E170)です。

小型機ですが居住性は高く、リージョナルジェット機(一般的には100席未満のジェット機)では最大級の客室空間なので、狭く感じません。

機内のお手洗いも、小型機とは思えないほどゆったりしていました(B737より広いかも!)

羽田から山形までは風光明媚なルートを飛んでいくので、どちら側の席(窓側)に座っても景色を楽しめます。

今回は、機首に向かって右側の窓側の座席。蔵王山を右手に見ながら飛行していきました。

ちなみに、左側の窓からは、日光連山、猪苗代湖、会津盆地、磐梯山、米沢盆地などが楽しめます。

羽田空港離陸30分後くらい、眼下に火口が見えてきました。

登山ルートも見えますね。

着陸約5分前。

ふと窓の外を見ると、虹がかかっていました。

なんかいいこと、ありそう(^^)

このあと、定刻より少し早くに着陸しました。

空港から蔵王温泉まで

山形空港から蔵王温泉まで行く方法は、バスと観光ライナー(乗合タクシー)の2つがあります。

バス観光ライナー
運賃合計2,300円
(山形駅まで1,300円)
(蔵王バスターミナルまで1,000円)
3,000円
支払い方法現金
交通系ICカード
現金のみ
所要時間約2時間半
(乗り継ぎ時間含む)
40分~1時間
予約不要前日17時まで
(ネット予約)
詳細空港シャトル観光ライナー
2023年9月時点

今回は少しでも時間を有効に使いたかったので、今回は、観光ライナーを予約しました。

山形空港の制限区域を出ると、運転手さんがプラカードを持って待っていてくれました。

紅葉の時季なので混んでいるのかなあ、と思っていましたが、まさかの1人!

貸し切りタクシーで、蔵王温泉まで行くことになりました。

少し天井が高かい車両なので、とても快適でした!

蔵王温泉へ

蔵王温泉の降車場所(予約時に選択)は、3カ所あります。

降車場所

1.山交蔵王温泉バスターミナル
2.蔵王中央ロープウェイ温泉駅
3.蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅

今回は、「3.蔵王ロープ-ウエイ蔵王山麓駅」を降車場所として選びました。

ちなみに、上の3つは徒歩圏内にあります。

なお、蔵王温泉には、「蔵王中央ロープウェイ」と「蔵王ロープウェイ」の2種類のロープウェイがあります。

2つの駅の距離は徒歩5分ほどで、「蔵王中央ロープ-ウエイ」の方が、バスターミナルに近いです。

蔵王温泉に近づくにつれ、景色が変わってきました。

お天気だけは運に任せるしかないのですが、この日は眩しいほどの日差しが降り注ぐ晴天に恵まれました。

蔵王の山頂も見えており、最高の紅葉狩り日和になりそうです。

山形空港から高速を走って、40分で到着しました(楽ちん!)

行く前は、蔵王温泉の地理がよく分からなかったのですが、『このあと、蔵王中央ロープ-ウエイに乗る』と言うと、到着前に、運転手さんが場所を教えてくれました。

最初、(1人だし)バスで乗り継いで行こうかなと思っていたのですが、観光ライナーは、高速(900円)料金も込みの値段なので、決して高くはなかったです。

なにより、快適なドライブで蔵王温泉まで直行できたので、最高でした。

なお、観光ライナーは飛行機の発着に合わせて運行しているので、到着が遅れても安心です。

前回(冬)に来たときは快晴だったけど、風が強くてロープ-ウエイが運行中止になってしまいました。

なので、この日(快晴)も運行状況だけが心配だったのですが、なんとか上まで行けそうです。

「樹氷高原駅」が中間駅、「地蔵山頂駅」が、文字通り一番高い場所になります。

なお、ロープウェイの運行状況は、ロープウェイの公式サイトでも確認できます。

山頂の気温は-3℃! ダウンを持ってきてよかったです。

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蔵王ロープウェイ

蔵王ロープウェイは、山形市内からのバスと組み合わせるとおトクになるチケットや、ネットで購入できるチケットもあります。

しかし、強風の際には運行停止となってしまうので、今回は現地で購入しようと思っていました。

幸い、前日(偶然に)割引チケットを発見!

印刷という手段が面倒なのですが、往復3,500円(おとな)が、3,150円になります。

なお、現地での支払いは、現金のみとなります(2022年10月現在)。

樹氷高原駅へ

蔵王ロープウェイは、原則15分毎の出発です(乗客が多い場合は早く出発することもあり)。

早い時間帯だったからかもしれませんが、乗客は10人くらいで、ゆったり景色を楽しむことができました。

ちなみに、進行方向左側に座ると、蔵王中央ロープウェイが見えました。

まさに見ごろの蔵王の紅葉!

光の加減でも、まったく違って見えます。

蔵王山麓駅(855m)から中間の 樹氷高原駅(1,331m)までの所要時間は約7分。

ちょうど、この辺りが一番の見ごろで、オレンジや黄色、緑のコントラストが美しい、まるで絵画のような景色が広がっていました。

地蔵山頂駅へ

ここ蔵王ロープウェイは、恋人の聖地サテライトに認定されているそうです。

ラブリーなラッピングのロープウェイが飾られていました。

このラッピングのロープウェイは16台中2台しかないそうで、この日の運行は1台のみ。

当たったらラッキーですね♪

樹氷高原駅での散策は後にして、先に進みます。

一回り小さなロープウェイに変わりましたが、こちらにも座席が付いています。

樹氷高原駅から地蔵山頂駅(1,661m)までは約10分。

こちらも、錦絵のような景色を見ながら、空中散歩を楽しめます(^^)

ロープウェイの影と一緒に上っていきます。

地蔵山頂駅周辺には、どんなに素晴らしい景色が広がっているのだろう・・・

と、思っていたら・・・

地蔵山頂駅

まさかの積雪( ゚Д゚)

蔵王山麓駅では想像もできなかった世界が広がっていました。

これは、霧氷(むひょう)でしょうか。

霧氷

過冷却された霧粒が風で木などに吹き付けられ、その刺激で氷となって付いたものです。木に白い花が咲いたように見えます。

この状態から、どんどん樹氷(じゅひょう)に変わっていくのかしら?

樹氷

過冷却な雲粒が付着して凍結した場合の総称を、樹氷といいます。樹木が完全に覆われて「アイスモンスター」などと呼ばれています。

アイスモンスター

何年か前に見に行ったアイスモンスター(写真はお借りしました)。

今回は、その始まりを見ることができました。

蔵王地蔵尊

ところで、かつて深い山岳信仰を集めた蔵王には、今も「蔵王地蔵尊」「蔵王大黒天」「蔵王大権現」の三神が祀られています。

地蔵山頂駅のそばには、200年以上も前に安山岩で作られた「蔵王地蔵尊(尊像の左右には観音と不動明王)」が鎮座しています。

高さ2.34m、肩幅1.2m、膝幅1.8m、台座の高さ0.34mの坐像が、天候の激変する高い山頂にありながらも佇んでいるそのお姿に感動を覚えました。

完成までには37年もの長い歳月がかけられたといわれ、不思議なことに建立後に遭難者が少なくなり、「災難よけ地蔵」と呼ばれるようになったそうです。

私も、安全に旅が続けられるようお願いしてきました。

蔵王自然植物園

周りは真っ白だったのですが、少し散策してみることにしました。

こちらには、熊野岳・お釜エリアを目指す方も多く、きちんと山歩きの装備をされた方々もいらっしゃいました。

時間がない私が選んだのは、蔵王自然植物園一周コース(所要時間30分)。

とは言っても、花は咲いていませんでしたが・・・。

晴れていたら遠くまで紅葉などが楽しめた場所です。

ただ、残念というより、全く違った景色が見られたので面白かったです。

地蔵山頂駅には食堂「レストラン山頂」もあり、山形名物のいもこ汁(山形芋煮)や玉こんにゃくのほか、定食やドリンクなども楽しめます。

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百万人テラス

300mほど降りてくると、青空が広がっていました。

ブナの小径を少し上って、百万人テラスへ向かいます。

ブナの落葉の小径なので、足元がフカフカです。

その先にある開けた場所が、「百万人テラス」となっています。

ソファーなどが設置されており、思い思いに景色を眺めることができます。

眼下には、こんな景色が広がっていました。

ここから歩いて行くこともできますね。

そばにはユートピア夏山リフトもあり、もうひとつの絶景スポットまで行くことができます(この時期は運行終了)。

そして、そこにはハイジになった気分になれるブランコがあるそうです。

蔵王山麓駅へ

景色を堪能した後は、再びロープウェイに乗って下ります。

樹氷高山駅には、昔の「馬橇(ばそり)」が置かれていました。

こちらは、昭和20年頃までの唯一の交通機関。

この「馬ソリ」を使って、スキー客や湯治客を乗せて半郷(表蔵王口)から蔵王温泉まで2時間半もかけて上ったそうです。

ソリの中には、アンカが置かれていました。

服装

ところで、蔵王の紅葉を見るための服装は、(東京と蔵王温泉との気温差があったので)普通のハイキングの洋服の上に厚手の防風ジャケット。

リュックの中に、(使うかどうかわからなかったけれど)手袋とインナーになるダウンジャケットを持って行きました。

しかし、この手袋とダウンジャケットが大活躍!

この2つがなかったら凍えて、観光どころではなかったかもしれません(帽子も持ってくればよかった)。

足元は、撥水性のある軽めの登山靴。

地蔵山頂駅付近は、足元がぬかるんでいる場所も多かったので、ちょうどよかったです。

※少し大きめなので、いつものサイズの-0.5cm、もしくは厚手の靴下で調整したほうがいいです。

再び山麓駅へ

ほんの2時間の散策でしたが、とても充実した散策となりました。

最後は、一番見たかった景色です。

以前、カナダのモントリオールからケベックまで飛行機で移動した時、眼下に赤や黄色に色づいたメイプルの絨毯のような景色を見ました。

かなりの長い間、その紅葉の絨毯の上を飛行していったのです。

写真に納めるのを忘れてしまったのですが、もう一度そのような風景を見たいと長年思っていました。

日本国内では飛行機がそこまで低く飛ぶことはないのですが、ロープウェイという手段がありました!

動画自体は短いのですが、まるで、ドローンに乗ったかのような空中散歩をお楽しみください(^^)

※ 音楽が流れますので、お気をつけください。

さいごに

今年最後のJAL国内線のフライトは、山形(GAJ)往復。

急遽どこに行こうか決めた行先でしたが、期待以上の体験が待っていました。

次回は、もう一つの「蔵王中央ロープ-ウエイ」の散策をお届けしたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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