日本

映画・宇宙でいちばんあかるい屋根と加茂水族館

2020-12-01

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映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」を見ました。

映画を見ていて「あれ!?ここ行ったことがある」と、あるシーンを見て思いました。以前に旅した山形県鶴岡市にある加茂水族館がワンシーンの舞台となっていたのです。

今回は、映画とそのロケ地となった「加茂水族館」、そして映画の中でも登場した「クラゲ」のお話をお届けしたいと思います。

 

世界でいちばんあかるい屋根

「宇宙でいちばんあかるい屋根」は、野中ともそ さんの人気小説です。家族関係や恋に悩む、14歳の迷える少女と、不思議な老婆の出会いによって紡がれる、心温まるストーリーです。

 

その小説をもとに、2020年映画化されました。

 

映画のロケ地

Yahoo ! ニュースよりお借りしました

映画のロケ地は、東京都多摩市聖蹟桜ヶ丘や千葉県木更津市などですが、途中、「あれ!?ここって!」と思った場所がありました。ポスターの背景にもなっている場所です。

 

momoka
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山形県鶴岡市にある「加茂水族館」!

 

これは、クラゲドリームシアター と呼ばれる、加茂水族館の目玉の巨大水槽です。10,000匹ものミズクラゲが泳いでいます。

行ったばかりの場所だったので、とてものめり込んで見た映画でした。

 

そんな、加茂水族館で面白かったことをご紹介したいと思います。

 

加茂水族館

鶴岡市立加茂水族館は、日本海に面した岬に建っています。

周囲は、のどかな雰囲気でした。

加茂水族館は、別名「クラゲドリーム館」とも呼ばれていて、60種類ものクラゲが展示されています。

クラゲの種類

  • 世界中:約3,000種
  • 日本:約300種
  • 加茂水族館:約60種

深海などには、未発見のクラゲが多いので、もっといると考えられています。

(出所)加茂水族館のQ&A

 

2020年度は中止となってしまいましたが、魚やクラゲ等の水槽の前で宿泊できるというイベントやバックヤードツアーもあるようです。

 

クラゲドリームシアター

直径5 メートルの水槽に浮遊する約1万匹のミズクラゲ。何にも考えずにプカプカ・・・

 

momoka
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いや、そう見えても何か考えているのかも!?

 

クラゲに脳はあるの?

クラゲに脳はありませんので、感情もなく何も考えていません。

しかし、クラゲは自分と同じ仲間と違う仲間を見分けることができます。その理由はまだ解明されていません。不思議な生き物です。

(出所) 加茂水族館Q&Aより

 

やっぱり何も考えていなかったようです。
momoka
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館内には、いろいろなサイズの水槽があり、円柱型のクラゲ水槽「クラゲチューブ」は、見る角度により違った世界が広がっていました。適度な人出で、ソーシャルディスタンスを保ちながらゆっくり楽しむことができました。

また、Q&Aコーナーもあり、クラゲに関するいろいろなことが分かる水族館です。

 

クラゲQ&A

クラゲのからだは、その95%ほどが「水」です。 神経は全身に張り巡らされてい ますが、心臓ありません。

一見かわいいミズクラゲにも毒があります。顔の部分など皮膚が薄い部分を刺されると、半日痛みが取れないそうです。

クラゲは主に小さな動物プランクトンを食べます。他にも、小型のエビや魚、クラゲを食べるクラゲもいるそうです。

 

クラゲの性別

クラゲには性別もあり、体の裏側にスカートのフリルのようなもの(保育嚢・ほいくのう)があればメスです。この黄色い部分かしら?

 

クラゲのからだ

館内はクラゲを展示しているのではなく、クラゲについて詳しく知ることができるコーナーもたくさんありました。

クラゲには、刺すクラゲ(刺胞動物門)と、刺さないクラゲ(有節動物門)がいるようです。表面の触手に小さな毒針がたくさんあり、そこでエサを捕まえるようです。

刺胞動物門 (刺すクラゲ)

入場券にもなっていたミズクラゲ(刺胞動物門)。こちらは、刺すクラゲです。

有節動物門 (刺さないクラゲ)

こちらは、刺さないクラゲ(有節動物門)。櫛板 (くしいた) の部分にある小さな毛が順番に動き、光を反射してキラキラ虹色に輝いて見えます。

刺さないクラゲは、触手がねばねばしていることで、エサを捕るそうです。

刺胞動物門は約5憶年前に登場しました。一方、有節動物門は約10億年前に登場したそうです。恐竜より前・・・。

 

アトランティックシーネットル

ずーっと見ていたいです。映画を見ながら、主人公と同じ気持ちになったのを思い出しました。

中でも、一番好きだったのが「アトランティックシーネットル」。

大型で優雅な動きに惹かれました。ただし、とてもきれいですが、毒の強いクラゲだそうです。加茂水族館では、「アトランティックシーネットル」には、ミズクラゲをあげているそうです。

 

momoka
momoka
きれいなのに、仲間を食べる・・・( ゚Д゚)

 

展示室中ほどの「クラゲ解説コーナー」では、様々な成長段階のクラゲを観察することもできます。また、クラゲの餌やその食べ方についての解説も行っていますので、クラゲを間近に見ながら学び、探求することができる楽しい水族館でした。

 

他にも、アシカやアザラシ、ペンギンもいます。

※ ゴマフアザラシのエリザベスとピースが、神奈川県にある「京急油壷マリンパーク」へ、11月20日に引越しすることになりました。

さらに、「魚匠ダイニング沖海月」ではクラゲ料理を楽しむこともできます。なかでもクラゲラーメン・クラゲアイスは人気のメニューだそうです。

クラゲ料理は大好きなのですが、クラゲを見た後に食べるのは・・・。ちょっとアイスクリームに惹かれたのですが、やめておきました。

海に面した場所に立っている加茂水族館なので、その一部からは、実際の海のようすを見る(覗く)こともできました。

また、最初の方に見たのは、イシダイやカサゴなどの魚、タコ、そしてカニは、その海で生きている魚たち。つまり、私たちがいつも食べているものが多かったよう気がしました。すぐそばの海の生き物たちを展示しているので、そういう感じになっているようです。

水族館に行ったあとですが、夜はカルパッチョをいただいてしまいました。彼らの天敵は私かもしれません (笑)。

 

2020年 冬の特別企画

この冬、こども料金無料キャンペーンが実施されるようです。

  • 期間 2020年12月1日(火)~2021年3年3月31日(水)
  • 内容 上記期間は小中学生の入館料が無料
    ○ 個人 500円 → 0円
    ○ 団体 450円 → 0円
    ○ その他、小・中学生入館料が適用されるもの

詳細はこちら >>> 加茂水族館・特別企画

 

アクセス

JR鶴岡駅よりバスに乗って行きました。

  • 庄内交通路線バス 湯野浜温泉行き(加茂経由):JR鶴岡駅より約39分「加茂水族館」下車すぐ
  • 時刻表はこちら >>> 湯野浜温泉行 時刻表

「善宝寺経由」の路線では加茂水族館に停車しません。ご注意ください。

お得な1日乗車券もあります。バスターミナルの販売所、もしくは直接運転手さんから購入できました(2020年10月現在)。

 

帰り(鶴岡駅行き)のバスも、1~2時間に1本しかありません。なので、乗り遅れないように気を付けました。

 

さいごに

映画・宇宙でいちばんあかるい屋根と、その舞台となった加茂水族館をご紹介しました。

今日12月1日は、映画の日だそうです。

 

 

「宇宙でいちばんあかるい屋根」は、少女のちょっと不思議な日常生活が描かれていました。なんとなく気ぜわしい時期、見た後に心がほっこりするこの映画はおすすめです。

映画では、登場人物がくらげダンスをするシーンもありました。ネタバレになるので多くは書けませんが、自分が行ったことがある場所で、同じものを見て同じことを考えていたなぁ・・・と思いながら映画を見ました。

加茂水族館の公式サイト を見てから映画を見ると、また違った感じになるのかもしれませんね。

12月に入りました。ときには、ぼーっとクラゲのように力を抜いてみてはいかがでしょうか(^^)/

最後までご覧いただきありがとうございました。

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