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【利尻島】極上のウニ尽くしの夕食! ~ホテル雲丹御殿・宿泊記~

2022-08-17

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

この夏は、礼文島と利尻島へ行ってきました。

初夏の礼文島・利尻島の旅、第八弾は、「ホテル雲丹御殿」の滞在記です。

「ホテル雲丹御殿」は、1年でたった4ヶ月、ウニが美味しくいただける時期だけ営業するホテルです。

ホテルの名前にあるとおり、地元漁師のオーナーがとってきた極上の「ウニ」がいただける御殿です。

今回は、宿の方の心遣いが嬉しい部屋のようすと、ここでしか食べらないウニ尽くしの夕食をご紹介いたします。

雲丹御殿

ホテル雲丹御殿は、野塚展望台のそばの海沿いに位置しています。

フェリーターミナルからは少し離れていますが、周辺には素晴らしい景色が広がっています。

送迎

午後のみとなりますが、鴛泊フェリーターミナルや利尻空港まで迎えに来てもらえます(事前に要連絡)。

※送迎に関する注意事項※

■ 沓形及び各観光地への送迎は対応しておりません。

■ 登山をされる方で【連泊で滞在中以外の方は】鴛泊登山口へは≪送り≫のみとなります(お迎え不可)。

■ 利用状況により送迎時間が前後する場合や、送迎対応ができない場合が御座います。

■ お迎えは利尻空港着13時40分以降、フェリー鴛泊着14時以降が対象です。

楽天トラベル

14時前の受付は不可です。

私は楽天トラベルで予約しました。

予約時の備考に送迎をお願いしたい時刻を書くことができるのですが、返答はありません。

2022年夏現在、利尻島での主な連絡手段は電話でした(他も多数そうでした)。

朝は、3便のみ、鴛泊フェリーターミナルへ送ってくれます。

私は、朝8時25分発の稚内行きのフェリーに乗る予定だったのですが、① 7時50分の送迎車で十分間に合いました。

フロントのそばにはソファーがあり、飲み物は24時間自由にいただけます。

部屋のようす

  • チェックイン 15:00〜18:00
  • チェックアウト 10:00

部屋は洋室、和室、そして和洋室があります。

シングルはないので、洋室ツインを予約しました。

とてもきれいで、ひとりなので広さも十分です。

部屋には、ペットボトルの水が置かれていました。

コロナ対策もバッチリ!

部屋には浴衣と、大浴場へ持って行けるタオルもありました。

ホテルには大浴場(大きな昆布入り)があるので浴室は使いませんでしたが、とてもきれいでした。

嬉しいのが、アメニティの豊富さ!

基礎化粧品や手づくり石鹸もありました。

大浴場(女性用)にも化粧水やメイク落としなどが置かれています。

オーナーの奥さま曰く『快適に過ごして欲しいから』と、アメニティを充実させているようです。

大浴場・利用時間

・15:00〜23:00
・5:00〜8:00

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ウニ

ところで、利尻島に泊まって興味深かったのが、早朝に流れてくる「ウニ漁」に関する町内アナウンスです。

細かくは聞き取れませんでしたが、ウニ漁の始まりと終わりを告げているようです。

雲丹が捕れる季節は6〜8月。

しかし、時期であっても、必ず漁に出られるわけではないようです。

※ こちらのホテルでは、天候等の理由によりウニが捕れなかった場合、保存のウニを利用するそうです。

ウニの主食は昆布や海藻。

食べている昆布の質が良いほどウニの味もいいそうです。

利尻島(礼文島も)は最高級昆布の名産地なので、その利尻昆布を食べているウニは絶品に違いない!

この日は、その日の朝に捕ったばかりのウニが提供されました。

ちょうど生簀から取取り出してきたばかりのウニの写真を撮らせてもらいました。

大きいですね~(^^)

利尻島で捕れるウニは2種類あるそうです。

ひとつは「キタムラサキウニ」、もうひとつは「エゾバフンウニ」です。

「キタムラサキウニ」は「エゾバフンウニ」より棘が長く、殻が大きくて黒っぽい紫色をしています。中の身は薄い黄色です。

一方、「エゾバフンウニ」は、殻は茶褐色で「キタムラサキウニ」に比べると小さく、その身は濃いオレンジ色をしています。

「キタムラサキウニ」の味は淡泊で上品な甘み、「エゾバフンウニ」の方は濃厚な甘みがある気がします。

夕食まで

夕食は、18時から21時です。

ただ、皆さん待ちきれない様子で(私も)、18時前には、食堂の前に人が集まってきました。

レストラン潮彩のそばにはソファーやベランダもあるので、早く行って、海を眺めながらコーヒーを飲んで待つこともできます。

こちらで、ソワソワしながらオープンを待ちました。

ウニ尽くしの夕食

この日は、つぶ貝がないということで、鮑が出ました。

食前酒は「自家製山葡萄酒」。裏山の山葡萄で作った山葡萄酒だそうです。

山葡萄酒は、適度な甘さで、手作りならではの味わいでした(売っていたら買って帰ってきたかったです)。

先付け(3三種類)には、ホテルメイドの岩のりがありました。これだけで、お茶碗1杯のご飯が食べられそうです。

食事の前に、オーナーから最近のウニ漁に関するお話しがありました。

今年はとても厳しいようで、その価格もかなり高騰しているそうです(A5の牛肉の4倍!)。

それでも、少しでも楽しんでもらいたいので努力していると仰っていました。

その熱い思いにちょっとウルウル・・・。しっかり味わいたいと思います。

最初のメニュー

・食前酒(自家製山葡萄酒)
・鮑のワサビあえ
・先付け(岩のり・ウニの炙り焼きなど)
・お造り
・生ウニ(エゾバフンウニ)

ウニ尽くしのお料理ですが、ボタンエビなどのお造りも美味しかったです。

小鉢のウニは、オーナーからのサービスということでした。

朝捕ったばかりのウニは、すべて天然無添加で提供されます。

まずは、そのままで。

その後、ひと房ずつ、ほんの少しお醤油をつけていただきました。

ミョウバンなし!天然ウニの上品な甘さが口の中で広がります。

ふっくら焼き帆立の上にもウニが乗っています!

帆立の身もプリプリで、食べ応えがありました。

途中、殻付きのウニが、丸ごとやってきました。

スタッフの方が殻をパッカーンと割ってくれますので、そのまますくって食べるだけです。

天ぷらや茶わん蒸し、温かいお料理が次から次へと運ばれてきます。

昆布の天ぷらもありました、

茶わん蒸しに乗せられているウニも多かったです♡

今回の旅行で、毎晩でてきた「ニシンの煮魚」。

脂がのっていて、身がプリプリでした。

どの宿の煮付も美味しかったのですが、あえて順位を付けるとしたら、こちらのニシンの煮付(煮汁)が一番好きな味でした。

最後に煮汁をご飯にかけようと、残しておきました♡

そして、ご飯は・・・

ど~ん!

想像以上のウニ丼がやって来ました!

こんなに生ウニが乗っているウニ丼は初めてです。

見た目もですが、ウニを口に入れると、今まで体験したことがない甘みと旨味が広がります。

「キタムラサキウニ」と「エゾバフンウニ」の競演。

わさび醤油をかけて、ゆっくりゆっくり、大切に味わいながらいただきました。

一緒に三平汁も提供されました。

北海道では、サケやタラ等のお魚を入れた塩味のスープを三平汁と言うそうです。

こちらでは、サケの代わりにウニが入った三平汁でした。

そして、目の前は・・・

オーシャンビューの席だったので、暮れゆく美しい景色を目の前で見ながら、極上のウニ丼をいただくことができました(最初はサングラス必須)。

前日間に合わなかった、礼文島に沈む夕日。

さいごに昆布粉がふりかけられた「プリン」とほうじ茶で〆です。

夕日を見ながら・・・

美味しいお料理といい、景色といい、最後にいい思い出ができました。

夜景と星空

ホテルのスタッフの方に『星空がきれいですよ』と教えてもらったので、ホテルの周辺を少し歩いてみることにしました。

スマホだと、上手く撮れませんね。

20時ごろ、月が利尻山の上にありました。

22時ごろ、月はかなり低い位置に移動してきました。

満月ではありませんでしたが、海の上に、月の道らしきものもできていました。

フリーフォトライブラリー(利尻島PR)

利尻山の辺りでは、満点の星空。

薄っすらと天の川も見えます。

機内の電気が消えた夜間フライトの機内で、頭から毛布をかぶって、よく星空を見ていました。

そんな満点の星空が広がっていた利尻島。

私のカメラでは撮れませんでしたので、他力本願(利尻島のフリーフォトからお借りしました)。

ホテル雲丹御殿のすぐそばには遊歩道があるので、他の宿泊者も星空を楽しみに出てきていました。

あまり遠くに行かなくても、ホテルの周辺で十分きれいな星空が楽しめます(^^)

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さいごに

初めての場所に行く時、情報が少ないと、知らないことに対する不安は大きくなります。

「ホテル雲丹御殿」の口コミは、ウニの美味しさを絶賛するものがあった一方で、コミュニケーション不足に起因するマイナスのコメントもあり、行く前はちょっと不安でした。

しかし、実際に宿泊してみて、朴とつな現役料理のオーナーや奥さまの心遣い、若いスタッフの方の明るさのおかげで、最高の滞在となりました。

全室オーシャンビューの部屋の居心地もよかったですが、大きな昆布が入ったお風呂も気持ちよかったです。

そして、一番心に残ったのは「食」。

半世紀を過ぎた自分の人生の中で、一番甘くて濃厚なウニを食べることができました。

利尻島での目的が「ウニを食す」だったので、大満足です!


次回は、ホテル雲丹御殿の朝食と朝の散策をお届けしたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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