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スペインのバスク地方の美食の町サンセバスチャンは、19世紀の終わりから20世紀の初めに王族の保養地としても栄えた場所です。BAR巡りも楽しいのですが、首都マドリッドより数が多い、ミシュランの三ツ星レストランへ行くという選択もあります。
今回は、スペインの三ツ星レストラン・ARZAKのお料理をご紹介いたします。
※2016年の体験記です。
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ARZAK

2016年10月に行ったのは、この方がオーナーシェフを務める ARZAK(アルサック) 。
最初、 どんな洋服にするか迷ったのですが、ARZAKは高級レストランというより温かな雰囲気で「頑張った服装だと却って浮いてしまう」と聞いたので、フェミニンなワンピースにしてみました。
『ヨーロッパに行くときは、豪華パーティー用のワンピースを持って行きなさい!』
滞在先で豪華パーティーに誘われたことはないですが(笑)、先輩の教えを守って、小さなリモアにも必ず、しわにならないワンピースを入れてありますのでこちらで着ることにしました。
機内で素敵な女性から学んだことは、シンプルだけどおしゃれな洋服、アクセサリー、そしてきれいな靴の合わせ技です。服より靴が見られています!荷物をコンパクトにしたいときでも、この3つを入れておくと重宝します。 男性なら、ジャケットと皮靴でしょうか。
実際、ランチなので、男性はノーネクタイにジャケット、女性はちょっとおしゃれな普段着の方が多かったです。なので、上の3点セットが役立ちました。

場所は、サンセバスチャン中心部からバスで10分ほど郊外に行ったところにあります。
1989年以来、ミシュランの3星を 獲得し続けているARZAK。
現在は、娘のエレーヌさんが全てを仕切っているそうですが、このときのランチはお父様のフアン(Juan Mari Arzak)さんが担当されていて、最後にご挨拶いただきました。
ランチ
ランチだと日本時間で夕食の頃になるので、時差になれていない場合でも体に無理なくいただける気がしています。
献立は テイスティングメニュー。 いろいろな種類のお料理が少量ずつ出されるメニューです。でも、やっぱりちょっと多い気がして、今回は、メインのお肉とデザートを一皿ずつ抜いてもらいました。
アレルギーはもちろんですが、当日でも、このように好みや量にも応じてくれるのはありがたかったです。

ナイフ&スプーンもおしゃれ ♪ ウルトラマンのようなのは、塩コショウです。
本当はシャンペンから始めたかったですが、酔っ払ってはいけないので、最初はライム風味のカクテルにしてみました。爽やかでおいしかったです
スタッフは皆さんフレンドリーで、私たちの担当は日本に関連のある方でした。
お店の雰囲気も明るく、休日に近所のおしゃれなレストランに来ている気軽さがありました。

ARZAK で出されるお料理は、「新バスク料理」と呼ばれるものです。
バスク料理とは、スペインとフランスの国境に跨るバスク地方特有の、海鮮、肉、野菜を使った炭火焼料理や煮込み料理のことです。

新鮮な海の幸、山の幸を、たっぷりのオリーブオイルと共に味わうのが特徴です。えっ⁉こんなものが器になるの?という面白さも楽しいお料理が運ばれてきました。

スペインらしく、ガスパチョ。
とってもおしゃれで美味しかったのですが、もう少し野性み溢れる(どんな?笑)ガスパッチョの方が個人的には好みです。

お料理は和食の影響を受けているようです。柚子とお酢が効いたカルパッチョ。まるでシメサバ のようでした。

遊び心のある魚のフリット。
最初、しっぽが下だったので気が付かなかったのです、お皿を横にしてみると、お魚の姿になりました。中からも海の幸がザクザク。

ワインリストには、20ユーロ程度のワインから、600ユーロ強の高価なワインまで実に多くのスペインワインと、フランスなどの外国ワインがありました。
ランチだったので、少し控えめに。選んでもらった "RIOJA(リオㇵ)のMuga" は、肉料理にも会うし、私の魚料理も引き立ててくれました。

上の左の写真は、かぼちゃと・・・なんだったかな? 周りの色とりどりのソースにつけていただきます。可愛い一皿です。

こちらは、連れが頼んだアンコウのお料理、斬新な盛り付けでした。
私のメインのお皿・・・
これは!

モニターの上にガラス製のお皿がのせられたので、動画を撮ってみました。地味~な画像ですが、お料理の下を良く見てくださいね。
※再生すると音がでます。
(見づらいのですが)波が寄せてたのがお分かりになりましたでしょうか?
出発前に見たテレビ番組で新メニューとして紹介されていた魚料理を頂くことができました。お店の名前を覚えていなかったのですが、まさかここだったとは!うれしいサプライズでした。

私のデザートはユズ風味。いえ、ユズそのまんまを食べているかのようなデザートでした。
メニューの名前もYuzuでした。

連れのデザートはチョコレートケーキ。このあと、熱々のチョコレートがかけられ、下のメレンゲがトロトロになりました(きれいな写真がなかったので始まりだけです)。
三ツ星レストランで写真や動画を撮るのは、ちょっと・・・と思われがちですが、お料理はいろいろな仕掛けがあるので、この時も、ソースをかける前に『カメラの用意はいい?』と声をかけてくれ、楽しさ倍増となりました。
アクセスと予約
ARZAK へは、路線バスでも行くことができます。サンセバスティアンの中心地のバス停、13番のバスで空港方向へ向かう道を15分くらい走ったところにあります。
バスの運転手さんに「ARZAKに行きたいのだけど…」と声をおくと、さすが有名店。近づくと「ここだよ」と教えてくれました。
予約は72時間前まで、公式HPから可能でした(2016年当時)。
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さいごに

食事が終わる頃、フアンシェフがが各テーブルを回って挨拶して下さいました。
そして、お食事が終わると、この日の自分たちが選んだメインとワインも書かれたメニューをいただきました。どのお料理も美味しく、あっという間の3時間でした。
BARだけでないサンセバスチャンでのお楽しみ♪ 行かれるときは、早めの予約をおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございます。