世界一周旅行の途中で寄ったスペインの美食の街。 サンセバスチャンで行ったBARをご紹介します。
サンセバスチャン
セバスチャンは、フランスの国境近くに位置し、コンチャ湾を望む海辺の街です。その旧市街にある路地には、BAR が100軒以上も集まっていて、美食の街とも言われています。サンセバスチャンへは、日本からの直行便がないので、ヨーロッパの都市を経由して入ることになります。空港は、オンダビリアという隣の町(タクシーで30分ほど)にあります。
今回は、ドイツ・フランクフルトからフランスのボルドーまで飛行機で移動し、陸路でいったんサン・セバスチャンに入り、ゲタリアで友人と合流した後、戻ってきました。
移動のようすはこちらでどうぞ。
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【国境越え】ボルドーからサンセバスチャンまで ~列車の旅 ~
ボルドーからサンセバスチャンへの乗り継ぎ情報です。
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BAR(バル)
サンセバスチャンと言えば食いしん坊の私がまず頭に浮かべるのは BAR(バル)。ピンチョス と呼ばれる小皿料理とともにお酒などの飲み物を頂きながら、友人らと語らう場所です。
ピンチョス とは、切ったパンにアンチョビやサーモン、シラス、スペイン風オムレツなど串に刺してのせている軽食です。その他、肉詰めのピーマンやコロッケもあります。
カウンターに並べられているピンチョスを自分で取り、立ったまま食べるのが一般的です。会計は串(ピンチョ)を数えることもありますが、串を刺してないものもあるので、その場合は申告することで支払います。
BARめぐり
BARが集まっているのは、マヨール通り、サンタ・マリア教会の南側の地区です。サンセバスチャンでバルを楽しむ何よりの秘訣は、こうしたお店をはしごすることで、短時間でお目当ての店を巡り、いろいろなバルのタパス料理を味わうのがおすすめです。
旅のスケジュールとお腹の具合いを探って何軒巡るかを決め、そこから逆算して、1軒につき1人2品までなど、ルールを決めておくのもいいかもしれません。
BAR ARALAR
グラスが見えないのですが、チャコリが注がれています。
最初に入ったお店。時間が早かったせいかお客さんはまばらでしたが、どんどんピンチョスが並べられ、私たちが出る時には人がいっぱい集まっていました。小皿料理といってもけっこうボリュームはあります。どれも美味しそうで、端から順番に食べていきたいとも思いましたが、最初は控えめにして次に進みます。いわゆる「はしご」です。
SIRIMIRI
誰でもが気軽に入れる雰囲気のお店です。隣の「Atari Gastroteka」とは姉妹店のようです。ある時期、サンセバスチャンにはまっていて友人とよく来ていたのですが、ここは毎年通っていました。相変わらずの人気店です。
釣りしてる?お店の上に飾られている彼(?)が目印です。Basílica de Santa María del Coro という教会のすぐそばにあります。
何故か?このとき周りの人々がジントニックを頼んでいたので、私も久しぶりに飲んでみました。友人はサングリアです。
どのお料理も美味しいのですが「シシトウの素揚げ」は、粗塩が効いていて美味し〜い、お酒がすすみます^^
ここは、カウンターに並べられたピンチョスの他、メニューでも注文できます。お隣のテーブルの方が召し上がっていた、イカと海老の小皿を頼みました。こちらもおいし~。
シメのタコ(笑)。
ここには、昼間に高級ホテル・マリア・クリスティーナでお会いした日本からのツアーの方々もいらしてました。私が注文したタコ料理にみなさん目が釘付けになり、その後注文されていました。柔らかくて、おすすめですよ~。
BARめぐり(はしご)のコツは「1皿+1ドリンク」なのですが、ココは美味しくてつい頼みすぎてしまい、他へ行くことができません。なのでこの日はこれで終了です。
公式HPから予約できるようです⇒ sirimiri
La Cuchara de San Telmo
多くの方がブログで紹介されている超人気店。壁の女性の絵が目印です。行ったとき、中は凄い人でスペースがありませんでした。BAR巡りは楽しいのですが、だんだん歩くのと立っているのに疲れてきてしまい、諦めようかと思ったとき、外のテーブル席が空くのを発見!座ることができました。
このお店ではタコやお肉が有名なようです。しかし、今回選んだのは、貝の盛り合わせ・イカの炭ぎ焼き・カニ味噌リゾットのシーフード。小料理というより、きちんとしたレストランでいただく一皿のようで、どれもとってもおいしかったです!
サンセバスチャンのBARでは、ウニ料理も有名なのですが、私たちが行ったときはシーズンではなかったので、あまり見かけませんでした。ここもなかったし、季節によってお料理は変わるので、いつ行っても楽しめます。
朝のBAR
BARは夜のイメージが強いですが、朝もピンチョスやチュロス、コーヒー、フレッシュオレンジジュースなどをいただけます。甘いものが多いです。なので、マドリードに留学中、毎朝通っていて、1ヵ月で6kgも太ってしまいました(笑)。
BAR GORRITI は市場のそばにあり、どちらかというと地元の人が多いBARです。
カウンターに並んでいたのはオープンサンドなので、朝に丁度良かったです。ベースのパンも外はカリカリ中はフワフワで朝からまたまたいっぱい食べてしまいました。
まとめ
美味しいお店を見つけるコツは、人がたくさんいる店を探すことです。
サンセバスチャンは、もともとあったピンチョスという食文化を向上させて観光客を呼び込もうと町ぐるみでレベルアップに努力した結果、細い路地にひしめくバルに人が集まるようになったそうです。中でも、美味しいお店には溢れんばかりの人が集まっています。
特に、人気店の SIRIMIRI と La Cuchara de San Telmo は、オープン直後を狙うといいようです。
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