2018年に行ったラトビア・リガで行ったレストランをご紹介します。
ラトビア料理
紆余曲折の歴史 | ラトビア政府観光局公式ポータル
北ヨーロッパのバルト海に面するラトビアは、ドイツ、ポーランド、スウェーデン、そして旧ソ連の統治下であった過酷な歴史を持ちます。一方、良い港を持ち、東西南北の文化が交じり合う国でもあったため、各々の文化で最も優れたものを取り入れ、他国の料理の影響も強く濃く受けているそうです。
伝統的な家庭料理として、キュウリなど季節の旬の野菜やジャガイモを使った冷製スープや、ロールキャベツ、 焼きポテトのサワークリーム添え、黒ライ麦パン等、があります。一言でまとめると、食いしん坊には最高な国でした^^
Neiburgs Restaurant
今回、Neiburgs ホテルに泊まりました。Neiburgs にはとても評判のいいレストランがあります。ホテルのレストランなので、一人で訪れても全く問題ありません。
特におすすめなのは、リーズナブルな「今週のランチ」です。ランチには、スープまたはサラダ3種類(€3.5)、メイン3種類(€5.5)、デザート2種類(€3)から選べます。お水がついていますが、クランベリーレモネードを頼んでいる方が多かったです。
パン
最初に出てくるほんのりパンは、ほんのり温かったです。ハーブの入ったバターが美味しかったです。
スープ
豆のポタージュです。濃厚で美味しかったです。
メイン
seabass (シーバス:スズキ) のムニエル。付け合わせは、キュウリなど季節の野菜をヨーグルトのようなもので合わせた爽やかなサラダでした。
まとめ
本当はデザートをいただきたかったのですが、パン美味しくて、食べ過ぎてしまいお腹いっぱいになってしまいました。夜は予約をした方がいい人気のレストランです。一つ一つ丁寧に作られているので、ランチはとてもお得だと感じました。スープもメインも素材の味が引き出されていて、美味しかったです。次回は夜に訪れてみたいです。
11:00~15:00(ランチ)
定休日なし
3 pavāru restorāns
3 pavāru (トリース・パヴァール) という名前は、3人のシェフという意味で、3人が日替わりでお料理を作っているレストランです。場所は少し分かりにくかったのですが「Torma iela」というおしゃれなカフェやレストランが並んだ通りにあります。番号「Ⅱ B」を探すと見つかりました。
ヨーロッパの夕食にしては少し早い18時に予約をしました。以前、雑誌に紹介されたせいか、私のような一人旅の女性も来ていました。
スタッフはフレンドリーで「カウンターだとシェフとお話できるから」とカウンターを案内してくれました。1人でも気軽に来られる、人気のレストランです。
スターター
https://www.instagram.com/p/BmSuy3PDdrX/?utm_source=ig_web_copy_link
このレストランの目玉サービスです。お皿の代わりに敷いたキッチンペーパーに、少し甘めのソースで絵を描いてくれます。
できあがり!
ヨーロッパでよく見る麻のオイルのソース。初めて食べました。個人的には、黄色い (フルーツ系) ソースが、ちょっと酢味噌のようで好みでした。しかし、これを食べてしまわないと、次のお皿にいけない。困った…。そして、パンでまたもやお腹がいっぱいになってしまいました。
水はスペインのスパークリング。瓶が素敵でした。食事と一緒にお願いしたのは、フランス・ローヌの赤ワイン。軽くて飲みやすかったです。
スープ
最初は、ホワイトガスパチョ。中から赤ワインのシャーベットが出てきて、目にも楽しい冷製スープでした。ブルーチーズも入っていて、少し塩味が強い感じです。
メイン
メインは、イベリコ豚のグリルにしてみました。ラトビア料理を期待して行ったのですが、なぜか、スペインっぽいお料理ばかり選んでしまいました。美味しかったのですが、味が濃くて食べきれなかったのが残念でした。今なら完食できるのに・・・と思います。
まとめ
3 pavāru (トリース・パヴァール) は、思っていたよりカジュアルなレストランでした。スタッフもフレンドリーで、1人でも仲間とワイワイでも、どちらも楽しめる雰囲気のレストランです。味は、濃い目で、塩味が強く感じました。パフォーマンスが楽しいレストランですね。ちなみに、ラトビアはチップの習慣がない国ですが、レストランでは15%位乗せるそうです。
アイスクリーム
乳製品が有名なラトビアでは、ソフトクリーム・アイスクリームも美味しかったです。広場や公園のそばで、いろいろなお店が出ていたので、ハシゴしたかったくらいです。大好きなピスタチオを見つけたので頼んだのですが、その後、チョコレートも追加したので、すごいボリュームになってしまいました。ラトビアはチョコレートも美味しかったです。
市場でお買い物
元飛行場だった中央市場へ行ってみました。東ヨーロッパ最大の市場だそうです。リガのほぼ中心部にあり、旧市街からも公共交通機関で簡単に行け、バスステーションと中央駅の隣にあります。すぐそばには、ダウガヴァ川が流れているので、散歩ついでに行くのもおすすめです。毎日8万〜10万人がここを訪れるほどの人気の場所で、地方の農畜産物や外国産のフルーツ、加工品、はちみつなどを販売しています。
1998年に、このリガ中央市場はユネスコの世界遺産リストに含まれました。木曜日の夕方でしたが、すごい人出でした。
最新情報は、こちらをご確認ください >>> https://www.rct.lv/en/
市場で買ったもの
まずは、ブルーベリーを買いました。とても大きくて甘そうに見えたのですが、食べてみると、すごく酸っぱかったです(*_*)
ホテルのお部屋にキッチンがあったので、酸っぱいブルーベリーを使ってジャムにして持って帰ろうかと思ったのですが、時間がなくてできませんでした。でも、次のフィンランドまで持ち歩き、3日後に食べた時は、甘くなっていました^^
ザグロが大好きです。こちらも買ってしまいました。食べるのは大変ですが、とてもジューシーで美味しかったです。
今回の旅の一番の目的は「ラトビアのハチミツを買うこと」でした。ラトビア産のホワイトハニー、Bee Bread(ビーブレッド/みつばち花粉)、Honeycomb (ハチの巣)を見つけました。
建物の中のお店には番号がついています。ハチミツ屋さんは何店かありましたが、おすすめは、ミルクなどを売っている建物場の中の「12番」のお店です。優しそうな年配の女性が対応してくれました。
一番手前にあるのが、みつばち花粉です。慣れるまではちょっと食べにくいのですが、ハチミツやヨーグルトに混ぜて食べます。小石が入っている場合があるので、食べる時には注意が必要です。
みつばち花粉
みつばち花粉 (ビーポーレン・花粉荷) は、ビタミン各種、ルチンなどのミネラル、アミノ酸などが含まれており、人間の体内では合成できない必須アミノ酸が全て含まれています。つまり、様々な種類の栄養をバランスよく摂取できる天然のサプリメントとも言えるのです。みつばちが花の蜜を集める時、体中についた花粉を足先で器用に集め、蜜を混ぜて団子状にして、後ろ足の「花粉バスケット」と呼ばれる溝に入れて巣に持ち帰ります。この団子状にする際に、もともとの花粉の栄養素にみつばち独自の消化酵素も加わり、人間の健康に必要な成分をバランスよく含む食品となるそうです*1
ハチミツ類は、安かったので、小さなスーツケースの四分の一を占めるくらい買ってしまいました。
メモ
旅の持ち物持って行って良かったのは「プチプチ緩衝材」と「ジップロック」です。市場で買った瓶入りのハチミツは大丈夫でしたが、プラスティックケースに入った Honeycomb (ハチの巣) は少し漏れてしまっていたので、ジップロックに入れしっかり封をしてからスーツケースに入れたので、他の荷物を汚すことはありませんでした。
まとめ
滞在中にレストランには3回、バーラウンジに1回しか行けませんでしたが、他のヨーロッパの観光大国で時々見られるアジア人蔑視は全くなく(かえって親日家が多い?)レストランの席も「お好きなところをどうぞ」と、快適に過ごすことができました。
市場は、英語は通じませんが、かたことロシア語と身振り手振りで意思疎通できます。市場はその国の文化を担っているので、とっても楽しかったです。
いいモノを取りれて、自分たちで発展させる、そんなラトビアらしい一面を一番見ることができました。また行きたいです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
*1:まだ解明されていない成分もあります。