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4月に、久しぶりに韓国・ソウルに行っていました。一人旅です。
2023年4月現在、日本国籍の場合、ワクチン接種の有無に関わらず、韓国入国時にPCR検査の陰性証明書を提出する必要はありません。また、入国後のPCR検査や待期期間もありません。
今回は、渡韓の準備と、2023年4月に体験した韓国入国のようすついてまとめてみました。
※なお、5月1日より変更があります。

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韓国入国に必要なもの
2023年4月22日現在、日本のパスポート保持者が韓国入国の際に必要なものは、以下です。
必要なもの
・パスポート(残存有効期間は入国日基準で3ヵ月以上必要)
・入国申告書・外国人用(K-ETAを申請している方は不要)
・検疫情報事前入力システム(Q-CODE)の登録(推奨)
・旅行者携帯品申告書(Web申請可)
観光目的での入国に際しては、査証(ビザ)の取得は不要です(2023年4月22日現在)。
2023年4月1日~2024年12月31日の間、日本を含む22カ国・地域は、K-ETA(大韓民国電子旅行許可)は一時免除されています(出所 :JETROビジネス短信)。
パスポートの残存期間
パスポートの残存有効期間は、国によって異なります。韓国への入国には入国日基準で3か月以上必要です。
有効期限が3か月未満の場合、更新しておきましょう。
なお、2023年3月27日から、残存期間が1年未満になった場合、パスポートの更新はオンラインで申請できるようになりました。ただし、マイナンバーカードをお持ちの場合、に限ります(詳細はこちら)。
機内で配られる書類

機内では、3種類の書類が配られました。
左から、健康状態調査票(黄色)、入国申告書(ARRIVAL CARD・外国人用)、旅行者携帯申告書(税関申告書)、です。
K-ETAやQ-CODEといった事前申請していない方は、これら全ての書類を記入することになります。
ただし、K-ETAやQ-CODE、そして税関のWeb申告をすることで、これらの書類を記入しなくても済みます。
以下、詳しくご説明いたします。
入国申告書(外国人用)
私はK-ETAを申請していないので、入国書類を記入しました。
書き方は裏にありますので、英語か韓国語で記入しましょう。ホテルの英語名を用意しておくとスムーズですね。
なお、入国申告書は、K-ETAを申請されている方は不要です。
現在、K-ETA申請が不要ですが、申請は可能です。申請した場合、入国書類の記載が不要になる・(乗り継ぎの場合)トランジットツアーに参加できるなどのメリットがあります。また、すでに有効なK-ETAを所有している場合は、有効期限まで引き続き使用できます。
Q-CODE

入国3日以内に「検疫情報事前入力システム(Q-CODE)」に必要情報を入力し、QRコードを取得後、韓国到着時に検疫で提示することで検疫手続きが簡単に終了します。
詳細
1.携帯電話の番号、Eメールアドレス、パスポート、滞在先の情報を用意
2.入国情報と健康状態の情報を専用のWebサイトで入力
3.当日、発行されたQRコードを検疫官に提示(スクリーンショット、もしくは印刷も可)
入力はこちら >>> Q-CODE:情報事前入力システム (韓国語・英語・中国語・ベトナム語・日本語)
Q-CODEの申請画面に日本語が追加されていました(2023年4月16日現在)。以下、実際に操作した方法を、簡単にご紹介いたします。
入力の手順
step
1約款同意
まず、Q-CODE画面上部にある「入力」から入ります。
満14歳以上ですか?という質問から始まりますので、該当者は「はい」にチェックを入れ、約款に同意し次へ進みます。
step
2パスポート番号
パスポート番号やeメールアドレスを記入します。
Yahooのメールアドレス(無料)でも大丈夫でした。
なお、Yahooの場合、直接入力します(Googleなどは、@以降のプルダウンあり)。
step
3出国・入国情報
住所は、郵便番号から検索・そのまま入力できます。
携帯電話を記入する欄もありますが、ない場合は "I do not possesses a mobile phone(携帯電話はありません)” を選べば大丈夫です。
step
4検疫情報
21日以内に訪問した国は、「日本」を選びました。
step
5入力情報の確認
入力した情報が間違っていないかを確認して「提出」ボタンを押します。すると、QRコードが発行されます。
同時に、登録したメールアドレスに "(Q-CODE)海外入国者検疫情報の事前入力完了案内メール" が送られてきました。こちらのメールにも、QRコードが表示されています。
実際の検疫

飛行機を降りたら、まずは検疫のブースを通ります。
この案内板の先にある「検疫」で、検疫係官のそばにあるコードリーダーにQRコードを読み込ませればOKです(どこかの国とは違います・笑)。
Q-CODE はなくても大丈夫?
Q-CODEは推奨されているものなので、なくても入国できます。
その場合は、機内で配られる黄色い紙の「健康状態調査票」を記入して、検疫でその紙を提出します。なお、QRコードを取得した場合も黄色の紙を持っている場合も、同じ検疫ブースを通ります。
発熱など問題がない場合、どちらでも簡単に通れます。
旅行者携帯品申告書
※2023年5月1日より、申告するものがない旅行者・乗務員は、税関申告書の提出が不要となります。

旅行者携帯品申告書は、スマートフォンでWeb申請もできます。
韓国の税関申告は、もともと書いた紙を(歩きながら)係員に渡すだけなので、紙の申告用紙でも簡単に通関できます。
スマホ申告
機内で紙の申告書を書いたのですが、せっかくなので、スマホ申告してみることにしました。
仁川国際空港は無料Wifiがサクサク使える(どこかの国と違い←しつこい・笑)ので、申告も簡単でした。
なお、このサービスは、仁川国際空港第2旅客ターミナル(スカイチーム専用)と、金浦空港で使えるようです(2023年4月19日現在)。
アプリの設置が不要のQRコードを読み込みこむと、まず(上の写真の)左側の画面が表示されました。
日本語を選ぶと、申告者情報をインプットする画面に変わります。日本語表示ですが、インプットは英語で行います。
携帯電話番号は、日本で使っているものを入れました。申告するものがない場合は「なし」を選んで、あとは、保存をタップするだけです。
日本の税関申告に比べると、「次へ」が少ないので、簡単でした。荷物が出てくるのを待っている間に完了しましたので、Wifi接続からスマホ申告まで5分もかかりませんでした。

あとは、QRコードを表示させ、ピッ、スッと専用レーンから出るだけです。(日本と違い)QRコード申告の本来の機能でした。
紙の申告書も渡すだけなので、時間はほぼ同じですが、書く手間を考えると「やってもいいかな」といった感じです。
成田空港の場合
なお、2023年4月後半の日本(成田空港)の通関は、以下でした。
①QRコード専用有人レーンへ行く、
②パスポートを税関係官に見せる、
③QRコードを読み込ませ、内容を確認する。
内容確認は「次へ」を何回か押さなくてはならず、とても面倒でした。なんでWeb申告したものをQRコードを読み込んで表示させ、わざわざ確認するのか意味が分かりませんでした。相変わらず、紙の税関申告書の方早くて便利です。
ピッしてスッとできるのがQRコードだと思ってたのですが・・・。
さらに便利に!
2023年5月1日から、税関申告は、さらに簡素化されるようです。
韓国関税庁は3月29日、外国人の訪韓観光活性化などのため、5月1日から全ての旅行者に対し、「旅行者携帯品申告書」(Customs Declaration Form)の作成義務を廃止すると発表した。廃止日は、当初は7月からの予定だったが、5月1日に繰り上げた。
JETROビジネス短信
税関申告物品がある入国者に限り、オンライン、もちくは紙媒体での申告することになります。
申告するものがない場合、「Nothing to Declare(申告ナシ」と表示されたルートから出るだけです。タイやシンガポールと同じですね。
一方、日本は・・・
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さいごに
ほぼ3年ぶりの韓国・ソウルひとり旅。
緩和がさらに進み、K-ETAが不要になり、準備が簡単になりました。
繰り返しになりますが、QRコードって、ピッ+スッという簡素化・時短が本来の役目ですよね。海外のWeb申告を体験すると、日本帰国時になんとがっかりすることか・・・。
次回は、仁川国際空港(第2旅客ターミナル)から市内までの行き方をご紹介いたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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