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※記事中のジブリ作品の写真は、スタジオジブリ場面写真の無料提供 からお借りしました。
2020年最後の旅はは出雲2泊3日。
東京から島根・出雲縁結び空港まで移動して、連絡バスで市内へ。さらに、レイクラインや一畑電車で島根を周ってみました。今回は、そんな旅のようすをお届けいたします。
※リンクを修正しました。
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一畑電車
一畑電車は、出雲大社と松江城を結んでいます。かつては(一部を除き)、関東の過密なダイヤの中を第一線で走っていた名車たちです。しまねっこがデザインされた列車もありました。
主に、田園風景の中や宍道湖湖畔をのんびり走っている地域の足です。
観光客にとっても、とても役立つ電車です。
お得なきっぷ
一畑電車には、一日乗車券や、博物館などと組み合わせたお得な切符があります。
- 詳しくは、こちらをどうぞ >>> お得なきっぷ
縁結びパーフェクトチケット
2020年の旅では、お得なきっぷの中から「縁結びパーフェクトチケット」を選びました(現在は変わっています)。
少し高いですが、3日間、一畑電車や一畑バスに乗り放題となり、空港と市内への連絡バスにも使うことができました。現在はなくなってしまいましたが、ご自身の旅のパターンに合わせて選ばれるといいと思います。
現在、似たような切符で、松江・出雲 旅 PASS 2Days があります。ただし、JR西日本の鉄道と米子・出雲両空港への連絡バスには利用できません。
なお、空港と各地点との位置関係は上の写真のような感じです。
出雲空港から市内へ
出雲空港からは、下記のバスが運行しています。
- 出雲空港 ⇔ JR出雲市駅
- 出雲空港 ⇔ JR松江駅 ⇔ 松江しんじ湖温泉
バスの出発時刻は、航空機の到着時刻と連携しているので、飛行機の到着が遅れるとバスの出発も遅れるようです。
私は、総合案内所できっぷを買いましたが、お得なきっぷでなければ、出口そばにある発券機でも購入可能です。
体験談
]JR松江駅行きのバスに乗りました。きっぷを買っても、出発時刻まで余裕がありました。なので、荷物を貨物室に預けても大丈夫な感じです。
松江レイクライン
空港から、40分程でJR松江駅に到着しました。
ちょうど「松江レイクライン」が止まっていたので、乗り換えます。レイクラインは、JR 松江駅 7 番乗場より発車します。
空港で買った「縁結びパーフェクトチケット」を運転手さんに見せて、「レイクライン・一日乗車券」をもらいました。
縁結びパーフェクトチケットが3日間有効なので、レイクライン・一日乗車券も(希望すれば)3枚もらえます。
レイクラインの中央ドアから乗って、前方の出口より降ります。降りるときに、チケットを見せます。
車内には 運行ルートマップ もあります。それを見ることで、初めての場所でも位置関係がつかみやすかったです。一周は約50分なので、乗っていると元に戻ることができます。車内には、案内ガイドが流れているので、松江のようすも知ることができました。
国宝 松江城
「国宝 松江城」で下車して歩きます。
入場料は「縁結びパーフェクトチケット」を見せると、団体料金(540円)となりました。交通系ICカード、QuickPay、楽天Edy、WAON、nanacoなどが使えます。
松江城は、約400年前、関ヶ原の合戦で手柄を立てた堀尾吉晴公が足掛け5年をかけて築城した城です。全国で現存する12天守のうちのひとつで、羽を広げたような屋根を持つ様から別名「千鳥城」とも言われています。2015(平成27)年7月8日、約65年ぶりに再び国宝に指定されました。
お城に入るときに降り出した雪が、激しくなってきました。
場内は靴を脱ぐので、城内を歩いていると、足元からキンキンに冷えてきます。昔の人は、こんな寒い状態で暮らしていた!?そんな昔の生活を垣間見ることができました。なので、現代人の私たちは、厚手の靴下で行くことをおすすめします。私は、靴用カイロを持ってきていたので、見学後に足先を温めることができました。
松江でカニ🦀ランチ
お昼は、ちょっと贅沢に、かにを食べに「かに小屋」に行くことにしました。場所は、JR松江駅から徒歩10分くらいです。
「かに小屋」では、冬季限定で、海の幸を安価で楽しめます。例年、期間中に1万人近くの来店があるほどの「かに小屋」ですが、平日でお昼の時間も過ぎていたので、予約なしでも入れました。
ただし、予約はした方がいいそうです。
まずは、好きな海鮮などを自分で選んで、購入します。席に着いたら、あとは自由にコンロで焼くだけです。
コンロ代は別途400円かかりますが、専用のハサミや蟹フォーク、トングなど必要な物は無料で貸してもらえます。
酢や醤油、マヨネーズなどの調味料もありますが、新鮮なので、なにも付けずに食べても美味しかったです。
かに🦀がメインなので、みんな無口です。
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宍道湖温泉駅から
食後は、再び歩いて松江駅へ。こちらから路線バスに乗って、宍道湖温泉駅に来ました(徒歩だと20分くらい)。
レイクラインでも来ることができますので、時間に合わせて選ぶといいようです。
この日は、晴れたり降ったりの天気だったのですが、松江しんじ湖温泉駅に到着したときは青空が広がりました。
駅前は、出雲空港行きの連絡バスも発着しています。
ここから、一畑電車に乗って、出雲市へ行きます。電車は1時間に1~2本なので、ちょっと待つことに・・・
駅の周辺はなにもありませんが、さすが温泉地!足湯がありました。
一畑電車【2100系】
一畑電車は、電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉間の北松江線と、川跡~出雲大社前の大社線の2路線を有する営業キロ42.2kmの鉄道路線です。
最初に乗るのは、出雲市までの「2100系」です。
車窓から
しばらくの間、太陽の光に照らされてキラキラ光る宍道湖を見ながら進んでいきます。
あれっ!?この景色、何かを思い出す!
どこかの駅からカオナシが乗ってきそうです。
頭の中で、こんな風景をイメージをしながら乗っていました。
宍道湖は夕日で有名なのですが、夕暮れにこの電車に乗ると、さらに素敵だろうなぁ・・・。
しまねっこ
ところで、途中の駅でかわいい車両を見かけました。
島根のゆるキャラ「しまねっこ」が描かれた "ご縁電車"しまねっこ号Ⅱ です。
運行を停止したと聞いていたのですが、偶然に見ることができました。
この電車は、1000系、東急電鉄より譲受した車両です。
10周年ということで、臨時列車が走ったようです。
残念ながら車内は見ることができませんでしたが、もし見かけたら、ずーっと乗っていたいと思うようなかわいい車両です。
雲州平田駅
途中の雲州平田駅にも、改札のそばに、お皿でできた「しまねっこ」がいました。
こちらは、一畑電車の車両基地です。
駅構内では、デハニ50形電車の運転体験ができるそうです(今回は下車しなかったので、情報はパンフレットからいただきました)。
7000系【デハ7000x】
次の日に出雲市駅から乗ったのは、7000系の電車です。
一畑電車として86年ぶりとなる新造車両です。JR四国の7000系をベースに、電気機器はJR西日本225系を流用することでコスト削減が図られています。
一般公募により、白を基調とした車体に「出雲の風景」をデザインテーマとしたフルラッピングが施されたそうです。
車内は、水の中のイメージです。おしゃれな車内なのですが、前方に何かがいます!
しまねっこが、飾られていました。
あとで写真を見返してみると、シジミを持っていることに気づきました (笑)。かわいい♡
2100系【デハ211x】
出雲市駅から出雲大社へ行くときは、途中、川跡駅で乗り換えます(時間帯によっては直行もあります)。
川跡駅には、時間帯によって3つ電車が並んでいることもあります。
この時は、7000系に乗ってきて、2100系(デハ211x)に乗り換えました。
白を基調として、オレンジ色のドアが付いています。
私が乗ったのは 2103号車だったようです。
風光明媚な沿線風景を車窓から楽しめるよう、座席配置を従来の通勤型ロングシートと2人掛けソファー型シートの2種類の座席があります。
宍道湖を見ながら乗るためには、松江しんじ湖温泉駅から乗る方がいいようです。
でも、必ずしも希望の電車に巡り合うとは限らないので、難しいですね。電車とも一期一会でした。
"ご縁電車"しまねっこ号Ⅱ
再び、松江しんじ湖温泉駅に戻ってくると、 "ご縁電車"しまねっこ号Ⅱが止まっていました。
普通車として、朝8時30分頃出雲市から来て、夕方に戻るそうです。
この時は、このまま出雲空港へ行く予定だったので乗ることはできませんでしたが、時間が許す限り、思い存分写真を撮って楽しみました。
かわいい♡ ほんと!ご縁ですね。
水引きも描かれています。
引退したと聞いていたので、まさか見られるとは思っていませんでした。
今年最後の旅行で嬉しい思い出ができました。
次回は乗りたい5000系
今回、すれ違った5000系。1998 (平成10) 年に入線した、元京王電鉄5000系の車両で、ちょっとノスタルジックな外観が素敵です。
座席の一部は転換式クロスシートになっており、2人掛けは小田急電鉄ロマンスカーで使用されていたものを使用しているそうです。
また、5009号・5109号車は、2014 (平成26) 年に、車内を島根県産材を多用した木質化改造を行ない、木の温もりを感じられる車内になっているそうです。
注意点
一畑電車が走っている沿線の途中の駅は無人駅なので、すべてのドアが開かない場合があります。
上の写真のように、乗車口の案内が書かれている駅もありました(写真は、松江フォーゲルパーク駅です)
降りるときは、再前方のドアからで、無人駅の場合は、降りるときにきっぷを運転手さんに見せます。
始発と終点駅以外は、すべてのドアが開かないので、要注意です。
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さいごに
2020年最後の旅は、出雲でした。
島根に行ったのは15年振りだったのですが、以前よりも簡単に、公共交通機関を使って名所を回ることができるようになっていると感じました。また、運賃が高いイメージもあったのですが、おトクなきっぷを組み合わせることにより、リーズナブルに移動できました。
特に、宍道湖沿線の風景が素晴らしかったです。島根に行かれるなら、ぜひ一畑電車に乗られることをおすすめします。
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