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【ベトナム】花の香りに包まれて!世界遺産"ホイアン"の街歩き!!

2023-11-08

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

旧市街が世界遺産に登録されているのホイアンは、歴史的建造物が並ぶノスタルジックな雰囲気が漂う街です。夜はナイトマーケットで賑わう街ですが、日中はまた違った雰囲気でした。

今回は、早朝6時からの街歩きのようすをお届けいたします。

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ホイアン・街の概要

ホイアンは、世界遺産に登録されている旧市街と、ナイトマーケットが開かれるアンホイ島、そして(地図にはありませんが)ビーチエリアが観光の対象となっています。

さらに、旧市街付近には、以下の3カ所が見どころになっています。

  • ホイアン旧市街:世界遺産
  • トゥボン川沿い :幻想的なランタン
  • アンホイ島 :ナイトマーケット

旧市街のそれぞれのエリアは、徒歩圏内で、簡単に移動できます。今回、アンホイ島に宿をとったので、早朝から夜まで徒歩で楽しむことができました。

宿とナイトマーケットのようすは、こちらをどうぞ。

ナイトマーケットまで徒歩5分! "アンホイタウン・ホームステイ" ・滞在記

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花の香りと街歩き

宿の辺りは大きな車が入って来ないエリアにあるので、ゆったりと歩けます。早朝から散策開始!朝から暑いホイアンでしたが、空気が澄んでおり、ほんのり花の香りが漂ってきました。

最初に見つけたのは、南国を代表する花、プルメリア。

プルメリアの色は、白、ピンク、濃いめのピンクなどがありますが、ここで見かけたのは、白と黄色の組み合わせが多かったです。こちらは、シンガポールホワイトという種類だそうです。

続いて、あちこち(特に旧市街)で見かけた、白とピンクの花。

シクンシと言う名前のようです。ほのかな甘い香り、やわらかな金木犀のような香りにも似ていると感じました。

早朝から、美味しそうな光景にも出くわしました^^

アンホイ橋

さて、少し戻って、早朝のアンホイ橋から歩きましょう。

トゥボン川にかかるアンホイ橋。

夜は色鮮やかにライトアップされた幻想的な橋でしたが、早朝に見ると、夜の喧騒が嘘のように思えました。この朝の静けさを狙って、写真を撮りに来ている人は多かったです。

橋の上からは、トゥボン川沿いの景色を楽しむことができます。

黄色い趣のある建物が川面に映りこむようすも素敵です。

チケット売り場

お昼ごろの写真

ところで、「広東会館」を始めとする歴史的建造物を見学するには、チケットが必要です。

チケットを1枚(12万ドン)買うと、20カ所の対象施設のうち、5カ所に入ることができます。チケット売り場はあちこちにありましたが、アンホイ橋のたもとが一番分かりやすいような気がします。

対象施設

・フーンフンの家、クアンタンの家、ドゥックアンの家、タンキーの家、陳祠堂、阮祥祠堂
・海のシルクロード博物館、ホイアン歴史文化博物館、サーフィン博物館、民族博物館
・広東会館、福建会館、潮州会館
・関公廟、明郷華先堂、カムフォー寺
・伝統音楽コンサートと手工芸のワークショップ、ホイアンシアター
・ジェムストーン アートミュージアム
・日本橋(通行だけなら無料)

※対象施設は、今後変わる場合もあります。

広東会館

アンホイ橋を渡って、突き当りに見えるのが「広東会館」。

その名の通り、中国南部の広東省出身の人々によって建てられた会館で、極彩色の門が目立っていました。内部には、関羽を祀った祭壇があり、寺院の役目も果たしています。

「広東会館」があるチャンフー通りには5つの会館があり、それらは全て17世紀頃にホイアンへ移住してきた中国人によって建てられたものだそうです。

お昼前にイベントがあったのですが、早朝にその用意をしていました。

チャンフー通り

「広東会館」を見ながら右に曲がり、チャンフー通り (Trần Phú) をホイアン市場の方に向かって歩いてみました。

朝6時20分ですが、すでに露天が出ていました。

よく見てみると、ベトナム伝統の麦わら帽子「ノンラー」を貸し出していました。ベトナム語で、「ノン」は笠、「ラー」は葉を意味するそうです。そのノンラーを被って、美しい街並みをバックに写真を撮るようです。すでに、女性二人がノンフーを借りて写真を撮っていましたが、この時間帯なら、他の人が映りこむことなく美しいい写真が撮れるでしょうね。

街に彩りを添える、ブーゲンビリア。

カフェの一角ですが、オープン前には多くの人が順番に写真を撮っていました。

朝食を買うお店までの散策でしたが、花で覆われた街並みに魅了されて、なかなか進むことができません・笑。

15分ほどで着くことろ、すでに30分以上経っています。

この通りには、おしゃれなカフェがたくさんあるのも、人気がある理由の一つのようです。

途中、角にあったカフェ。こちらの黄色い壁も町の雰囲気に合っていて、素敵でした。

ホテルでなく民宿のような宿に滞在して、朝はカフェでのんびり。こういった旅も、たまにはいいかもしれませんね。

BANH MI PHUONG

初めてのホイアン朝は、有名なお店 "Banh mi Phuong(バインミー・フォン)" へ。

バインミーは、ベトナム語で「パン」という意味ですが、そのパンに具材を挟んだバインミーサンドイッチが、(略されて)バインミーと呼ばれているようです。

こちらは、ガイドブックに載っているだけでなく、「ホイアン」、「バインミー」とネット検索すると、必ずで上位でヒットするお店です。朝6時40分頃に行きましたが、すでに多くの人で賑わっていました。

1個、25,000ドン(約155円)~40,000ドン(約250円)。

ディスカバリーチャンネルの番組『Anthony Bourdain: No Reservations;アンソニー世界を喰らう』で、シェフでもあるアンソニー・ボーディン氏が「世界で最も美味しいバインミーはホイアンにあり」と絶賛して以来、行列の絶えない人気店になったようです。

すごく迷ったのですが、チキンのバインミーにしてみました。

作り立てをいただくと、バゲットが、とてもクリスピー!しかも、軽いので、サクサク食べられます。ベトナムは、フランス植民地時代の影響を受けているためパンが美味しいのですが、こちらのお店のバゲットもとても美味しかったです。店内にテーブルもあり、バインミーの他には、ホイアンの名物料理・カオラウ(平麺で甘辛い汁なし麺)や ホワイトローズ(米粉で作った皮に海老のすり身を入れたもの)なども食べられます。

ところで、バインミーというと必ず「なます」が入っていると思っていたのですが、このバインミーには入っていないようでした。野菜は、キュウリやレタス、ミント等。ピリ辛のチキンと相まって、いろんな味が楽しめます。毎日食べても飽きが来ない(と思われる)味でした。

こちらのお店はしばらく営業停止していましたが、店内リニューアル、衛生管理徹底のためのスタッフの再教育を実施して、正式に営業再開を発表したそうです。

ホイアン市場

さて、同じ道を戻って、ホイアン市場へ。

市場の前には井戸があり、(多分)こちらで働く人が、水を組み上げていました。

なんか、懐かしい風景が広がっています。

朝7時半ごろ、いくつかのお店が開いていて、こちらで朝食をとることもできそうです。

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福建会館

8時になったので、観光を始めます。

チャンフー通りにある5つの会館の中で、最も規模が大きいのがこの「福建会館」です。福健省出身の華僑が集う場所として、約250年前に建てられました。入り口にピンクの大きな柱と緑の瓦屋根があるのが特徴です、なお、こちらは、入場チケットが必要です。

上の写真は中門です。中門の先に、中庭とお堂があります。

ドンドン中に入ってみます。

こちらは「天后宮」です。

天井からは、巨大なうず巻型の赤い線香がにつり下げられたおり、とても趣のある景色になっていました。この線香に火を点け、火が消えるまでの間は、ずっと祈りを捧げることと同じ意味をもつそうです。

その奥のお堂の中には、航海や漁業の守護神である天后聖母(媽祖:まそ)の祭壇がありました。

ファイフォコーヒー

さて、コーヒーで一息。

優しい風が吹き抜ける古民家カフェ「ファイフォ・コーヒー」。ファイフォという名前は、かつてこの街に住んでいた欧米人が、ホイアンをこのように呼んでいたことに由来するそうです。

コーヒーだけでも、かなり種類がありますね。

迷った末、COLD BREW COFFE (コールドブリューコーヒー) にしてみました。

コールドブリューコーヒーは、COLD BREW;低温抽出という名のとおり、低温(=水)で抽出するのが特徴です。

冷水や常温水でコーヒーを抽出する、いわゆる ”水出しアイスコーヒー”のこと。 熱をかけず時間をかけてゆっくり抽出することで、コーヒーの香りが液中にじっくりと溶け込み、熱いお湯で抽出されやすい苦み成分が抑えられるので、豊かな香りとキレのあるすっきりとした味わいが特長となる。

コールドブリューとは

屋上のテラスで待っていると、スタッフの方が、氷が入ったグラスとコールドブリューコーヒーを持って来てくれました。

アイスコーヒーだとだんだん氷で薄まってしまうのですが、このスタイルだと加減しながら注ぐことができるので、最後まで香り高いコーヒーをいただくことができました。とても美味しかったです。今回飲んだコーヒーの中で、スッキリとしたこの味わいが一番記憶に残っています。

屋上テラス

こちらのお店を選んだもう一つの理由が、この屋上テラスからの景色。

ホイアンの街並みを見渡すことができます。

コーヒーを飲み始めたきはほぼ貸し切りだったのですが、飲み終わる頃には、テラス席も満席になっていました。

カフェ内は、当時の調度品やアンティークをそのままインテリアとして使用しているそうです。まるで時間が止まったかのように感じる店内も、趣きたっぷりでした。

コーヒーが自慢のファイフォですが、サンドイッチやクロワッサン、バインミーのメニューも充実しています。また、店内ではコーヒーを購入することもできます。お土産に・・・と思ったのですが、日本と同じくらいの値段だったので止めてしまいました。いい商品なので、それ自体が高いこともありますが、円安なのも購買意欲を失くしてしまいますね。

ホイアンの旧市街では、歴史ある建築物をリノベーションした古民家カフェで、美味しいコーヒーを楽しむことができます。ホイアンには他にも民家カフェがたくさんありますが、一か所選ぶとしたら、こちらがいいかな。ただし、日中はとても混雑しているので、早朝に行くことをおすすめします。

  • 営業時間:08:00~22:00

来遠橋(日本橋)

photoACより

2万ドンの紙幣にも描かれている「来遠橋」。別名、日本橋です。

16世紀から17世紀にかけての朱印船貿易の時代に多くの日本人が訪れ、その日本人によって建設された橋で、両国の友好のシンボルにもなっています。煉瓦造りの橋脚の上に、木造の屋根付きの橋が架けられています。橋の両脇には猿と犬の像が祀られています。これは、申年に建設を始めて、戌年に完成したから。夜には、美しくライトアップされるそうです。

橋を渡るだけなら観光チケットは不要ですが、橋の中のお寺に行く場合は必要です。

しかし、残念ですが、私が行ったときは、改装工事中でした(ただし、橋は渡れます)。

橋の老朽化に伴い、ホイアン氏はJICA(国際協力機構)の協力のもと、修復作業を始めました。2023年9月21日に日本とベトナム外交関係樹立50周年を迎えました。なので、2023年内の修復終了を目指しているそうです。

喧騒を避けて・・・

人気のお店が集まっているチャンフー通りは、9時を過ぎると、さらに人出が増えてきました。

なので、1本川沿いにある、グエンタイホック通り (Nguyễn Thái Học) を歩くことにしました。ホイアンの目抜き通りとなるチャンフー通りとバクダン通りに挟まれたこの通り道は、人々が行き交う騒がしい通り道とは違い、かなり静かでした、カフェや刺繍絵画、シルクなどのお土産物屋さんも建ち並んでいるので、ゆっくり見ながら歩くことができます。

Green Mango と言う名前のレストラン。

少し薄暗い店内に飾られていた青いランタンが素敵でした。2階にはテラスがあるそうです。

ベトナムはシルクも有名です。

こちらのお店では、シルクのスカーフを製造・販売していました。

ホイアンの伝統家屋は、奥まで長いのが特徴のようです。

奥では、実際に、ベトナムシルクを使ってスカーフを織っていました。まるで、生きた博物館のようだったので(許可をいただいて)写真を撮らせてもらいました。

こちらの商品は、他のお店に比べて値段も手ごろだったのですが、欲しい形がなく諦めました。また次回に。

買い物

さて、お買い物を楽しみます。

今回は3泊4日の旅。荷物を少しでも減らそうと、持ってきた洋服は(着て来た洋服を合わせて)2着だけ。現地調達しようと思っていました。静かだったグエンタイホック通りからチャンフー通りに戻る途中、お店の前に吊るされたワンピースに一目ぼれしたので、入ってみました。

後で調べると、ハノイ発の洋服のお店だったようです。麻をメインにした素材でしたが、脱ぎきしやすく、皴になりにくく(アイロン不要)、今年の夏の旅行に大活躍しました。

もう一軒、チャンフー通りにあるmetiseko、こちらはフランス人デザイナーのお店です。

ベトナムシルク100%の洋服にも惹かれましたが、値段もそれなりにします。決められないでいると、隣にあるコットン製の洋服のお店を案内されました。しかも、70%オフというお得なものもあり、即決!ベトナムの蓮などがデザインされたそのワンピースを購入しました。こちらも、夏の間役立ちました。

ちなみに、どちらの店も、ガイドブックに載っている人気店のようでした。

Mot Hoi An

さて、お買い物を堪能したら、喉が渇きました。

チャンフー通りで常に行列ができている Mót Hội An (モットホイアン) へ。

お店の前に置いてある、このかごに入っているライムやレモングラス、ハーブ(甘草、金銀花、カモミール、ハスの葉、ジンジャー、シナモンなど)から作られているそうです。

カップには蓮の花びらと茶葉が飾られ、竹でできたストローが添えられています。氷たっぷりの、見た目も可愛らしいドリンクです。

漢方薬のような味なのだろうか?と飲んでみると、全くクセがなく、スポーツドリンクを薄めた感じでした。暑いホイアンの散策の途中には、ピッタリの飲み物です。1杯、16,000ドン。ガイドブックに載っていた値段(2019年)から値上がりしたようです。それでも、気軽に買える値段ですが。

さらに、店内では、ホイアン名物のカオラウやバインミー、フォー、チキンライスなども提供しており、ランチにもおすすめの場所です。

ところで、チャンフー通りを含む旧市街は、ある一定の時間帯は、歩行者天国となりバイクや車の乗り入れは禁止となっています。

小さいエリアですので徒歩でも散策ができますが、シクロという乗り物にのって観光することもできます。料金は、事前交渉制だそうです。

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さいごに

半日の観光でしたが、早朝から出発したので、いろいろ楽しむことができました。

ホイアンからは、遺跡観光や、車で10分ほどの場所には「クアダイビーチ」があるようです。

今回まわった場所以外にも、レンタル自転車で周辺をサイクリングしたり、浜辺でのんびりしたりと、さまざまな楽しみ方ができるホイアン。次回は、ホイアンのレストランをご紹介いたします。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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