時々、ヨーロッパ発着のリーズナブルな航空券を利用します。その中でも、フランクフルト空港は、ハブ空港としての機能が高いだけでなく、空港から市内までも安価に移動できるので好きです。
中央駅周辺にもリーズナブルなホテルが多くあり、旅費を航空運賃に集中さえ、その他の旅費を抑えたい私には、来年も気になる場所なのです(^_^)
今回も、他の都市からフランクフルト経由で帰国することとなりました。
空港から市内へのアクセス、ターミナル1(ANA等が利用)からの帰国については、詳しく書かれたサイトがあるのですが、フランクフルト中央駅から空港・ターミナル2へ向かう情報が少なかったので、忘却禄も兼ねて、空港までのアクセス、そして免税手続きについてまとめてみました。
中央駅から空港まで
フランクフルトで利用できる鉄道会社は、ドイツ全土を網羅しているドイツ鉄道(DB:Deutschche Bahn:ドイチェ・バーン)と、ライン・マイン交通局(RMV:Rhein- Main-Vehrkehrsverbund)の2つがあります。
フランクフルト中央駅(Frankfurt (Main) Hauptbahnhof)から「フランクフルト空港」までお得に移動するには、RMVのSバーン(近郊列車)を利用します。
路線番号は「S8」と「S9」、空港駅「Flughafen Regionalbahnhof」で降ります。
中央駅から空港までは、ほんの3駅、所要時間は11~15分程です。5~26分間隔で24時間運行しており、運賃は片道4.95€(ユーロ) でした*1。
中央駅の案内や空港行きのSバーンの案内表示にも飛行機マークが付いていたので、分かりやすかったです。
1日乗車券
ちなみに、DBの券売機で同区間の乗車券を購入すると、15€近くになるそうです。私は、市内の公共交通機関が乗り放題になる1日乗車券を買いました。
支払い画面には、使用可能な紙幣やカードの種類が表示されます。お釣りがなかったりして高額紙幣が使えない場合は、赤いバツ印が付いています。クレジットカードは、VISAとMASTERが使えました。
ターミナル2
今回はJAL便利用なので、出発はターミナル2です。ターミナル2には、D・Eの2つのコンコースがありますが、JALはコンコースDを使用しています。
市内からターミナル2へ行く直通の列車がないので、ターミナル1からシャトルバス、もしくはSkyline(スカイライン) *2に乗って移動します。
案内に沿って歩くと、シャトルバス乗り場に出ました。
フランクフルト空港は市内から近いのですが、ターミナル2へ行くには、さらにバスなどで移動が必要なので、時間がかかります。
実際に移動してみて・・・
私の場合、15時前に中央駅に行ったのですが、なかなか列車が来ず、15時20分まで待ちました。かろうじて座れたのですが、クリスマスシーズンだったので、とても混んでいました。
シャトルバス乗り場が見つかるか不安だったのですが、ターミナル1に到着した後、表示に沿って進めば簡単に乗り場に到着できました。バスの乗車時間は4分、15時45分にチェックインカウンターに到着することができました。
出国
https://www.jal.co.jp/inter/airport/fra/transit/others.html
JAL408便(出発時刻19:40)のカウンターオープンは、16時からでした。この時間だと出国審査場は混んでいませんでした。
チェックインをすませ、2階に上がって、出国します。出国審査のブースは右側がEUパスポート保持者、左側がその他、全ての旅客用となります。
とりあえず、左側へ。
出国審査場も空いていました。
TAX REFUND
今回は免税手続き企業「Global Blue」での払い戻しについてご紹介します。今回は購入商品を機内持ち込みしたので、出国後に手続きを行いました。
デュッセルドルフのApple Storeでは、店員さんがパスポートを機械に読み込ませて情報を入力してくれました。自分で行ったのは、その機械に住所(英語)を入力しただけでした。
封筒はなく、免税手続きの書類とレシートだけもらいました。無くさないよう気を付けます。買ったのはi-phone11(64GB) 、本体の値段が799€ (税金が19%込)、そのうち11%が払い戻しされます。
私は円高のときに両替していたユーロで購入しましたので、結局、値段は日本で買うのと同じくらいでした。今は円安傾向なので、クレジットカードでの購入は日本の方が安いですね。
ただ、写真を撮る時のシャッター音が、海外のモノだとしないので、今回どうしても欲しかったのです。
ちなみに、スーツケースに入れて預ける場合は、出国前、チェックインカウンター近くの「免税手続きカウンター」で行います。
税関と払い戻し
フランクフルト空港での手続きは、とても簡単です。まずは、品物と書類を持って、右側のカウンターへ行って「税関スタンプ」をもらいます。今回は、製造番号まで細かくチェックされました。
次に、左のカウンターへ行って書類を提出します。
還付は現金にしますか?カードにしますか?
と聞かれます。還付金の額が15€以下だとクレジットカードのみです。クレジットカードに還付する場合は手数料はかかりませんが、現金でもらうとなると、金額によって手数料がかかります。
50€以下は「3€」、50~100€だと「5€」・・・と、還付金額によって手数料は異なります。
今回はケースも買って、還付金が93€と大きかったので、現金(€) で払い戻しを受けました。クレジットカードへの還付はレートが少し下がるし、また来るときに両替しないといけないですものね。どっちがお得かを測るのは難しいのですが・・・。
旅の費用
区間 | 予算(円/€) | 実費(円/€) |
航空機(NRT⇄FRA) | 35,410 | 35,410 |
FRA→デュッセルドルフ | 無料 | 無料 |
デュッセルドルフ→フランクフルト | €39.99 | 4,939 |
観光(交通費/入場料/お土産) | €100 | €120(*1) |
ホテル代 | 34,400 | 34,400 |
食費 | €150 | €60.7(*1) |
合計 | 104,310円 | 96,072円 |
(*1):1€=118円で両替した現金利用
クリスマスマーケットで可愛いグッズが多くて、お土産をたくさん買ってしまいました。そのため、観光(特にお土産)が予算をオーバーしてしまいましたが、食事をほぼクリスマスマーケットで済ませたため、安く抑えることができました。
大満足の旅です(^^)
さいごに
今回、アクセスに関しては、市内から空港までをご紹介しました。反対に、JALでフランクフルト空港に到着したら、まずターミナル1へ移動し、「Bahnhöhe ST (Train stations)」と書かれた方向へ進みます。空港には駅が2つあり、Sバーンが発着するのは「Flughafen Regionalbahnhof」という駅です。
もし、フランクフルト空港(ターミナル1)からケルンなど他の都市へ直接アクセスする場合は、ICE (新幹線のような列車) など長距離列車が発着する「Flughafen Fernbahnhof」という駅へ行き乗車します。
フランクフルトへ旅行されるどなたかのお役に立ちますように(^-^)/ 最後までご覧いただきありがとうございます。