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都心にひっそり佇む「ザ・キタノホテル東京」、一休.com でお得なプランがあったので泊まってきました。何もしない、ホテルだけに滞在する旅におすすめの「ザ・キタノホテル東京」、その宿泊記をお届けいたします。
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アクセス


ザ・キタノホテル東京があるのは、東京都千代田区平河町。
江戸の礎を築く上で重要な役割を担っていた由緒ある街です。徒歩圏内には、江戸城外郭門のひとつである赤坂御門の一部が残されています。この辺りは、尾張徳川家をはじめとする武家が暮らしていた痕跡を感じられる場所です。
東側には皇居、政党本部は道を挟んですぐ、春には満開の桜で多くの人が訪れる千鳥ヶ淵公園までも徒歩圏内というまさに都心に位置しているのです。

最寄りの駅は、東京メトロ「永田町」駅。
複数の地下鉄が乗り入れている便利な駅で、その4番出口から徒歩1分ほどで到着します。

メインエントランスは、246号線(東京都港区から静岡県沼津市を結ぶ国道)沿いの平河町の交差点そばにあり、端正な外装に格式ある菱のシェードが他の建物とは異なる雰囲気を醸し出していました。
なお、一番近いのは4番口ですが、階段(しかも狭い)しかないので、荷物があるときは5番出口(エスカレーターあり)を利用したほうがいいかもしれません。5番出口を利用しても徒歩5分もかからずに来ることができます。
地下鉄
・東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線:永田町駅4番出口より徒歩約1分
・東京メトロ 銀座線・丸ノ内線:赤坂見附駅より徒歩約7分
皇居にも近いホテルなので、ランナーの聖地(?)皇居周辺のランニングができるよう、ランニングシューズの貸し出しもあるようです。
ホテルの歴史
ザ・キタノホテル東京の前身は、1964年に創業した、日本初の長期滞在型アパートメントホテル「北野アームス」。

創業者である故・北野次登氏は 1964年のニューヨーク万博で日本館建設に携わった方で、1973年に、ニューヨークに日系初のホテル「ザ・キタノホテル ニューヨーク」を開業しました。そのホテルと対をなすホテルとして、2019年に誕生したのが「ザ・キタノホテル 東京」。スイート4室を含め全14タイプ。70室というこじんまりしたラグジュアリーホテルです。
2023年には、厳しい審査をクリアした施設(ホテルやレストラン)のみメンバーに認められる “Relais & Châteaux(ルレ・エ・シャトー)” に、都内ホテルとして唯一加盟されたそうです。部屋には、ルレ・エ・シャトーのTRAVEL BOOKが置かれていました。
加盟施設は2年ごとに覆面調査を受けるそうです。なお、同じくルレ・エ・シャトーに選ばれている神戸北野ホテルとは関係ないようです。
ロビー

エントランスで素敵なコートを着ているドアマンに案内され、一歩中に入ると、シャンパーンゴールドカラーを基調とした気品のある吹き抜けのロビー。正面にはフロントデスク、左手には2階に続く階段があります。
ザ・キタノホテル東京のドアマンの方のコートのデザインが、本当に素敵でした。


時間によっても雰囲気が変わる素敵な空間。フロントに飾られている絵画とは対になっているそうです。
チェックインの際にロビーのお手洗いをお借りしたのですが、お手洗いは2つ。一つは、車いすでもそのまま入れるバリアフリーでした。ホテルのロビーのお手洗いだけをみても、個性や特色あるスタイルを感じました。
チェックイン

13時からホテルのレストラン "オランジュリー光庵” の予約をいれていたので、荷物だけ預かってもらおうと申し出たのですが、幸いチェックインが可能で、ランチの後はすぐに部屋にいけるようにカギをいただけました。

客室は春夏秋冬の客室のイメージ合わせて作られているそうですが、キーケースもそれぞれの部屋に合わせた4種類が用意されています。今回は「春」ですね。
今回は、一休ダイヤモンド会員の特典でチェックアウトが13時でした。のんびり過ごせそうです。

建物の2階の中心には、天然の孟宗竹のアトリウムがあり、建物の上のほうまで伸びています。奥にあるのがレストラン "オランジュリー光庵”。ここが都会の真ん中であることを忘れさせるような静かな空間です。
自然光が降り注ぐ空間で、竹の葉がそよぐ様子が光や風を可視化し、都心でありながら自然に触れることができる設計となっているそう。
こちらには、ロビーの階段を上がっても来ることができます。

エレベーターで8階へ。
カードキーをリーダーにあてると、階数を選びます。セキュリティもしっかりしていて安心です。
余談ですが、竹林に金の内装のエレベーターというと、京都悠洛ホテル Mギャラリー(現・ダーワ・悠洛 京都 by バンヤン・グループ)を思い出します。


8階の廊下から見下ろしてみました。
各階のフロアから2階の竹林を眺めることができるようになっています。
屋上にはルーフトップバーがあり、桜の季節にはお花見ができるそうです。ルーフトップバーがある屋上には、18時からの営業時間以外は行くことができません。今回はタイミングが悪く行くことができませんでした。宿泊者が自由に見られるといいですね。残念。ちなみに、水曜は定休日です。
プレミアムツイン

今回は高層階にしようと、ワンランク上のプレミアムツインにしてみました。アサインされたのは8階。
お願いしていたスーツケースも運び込んでくれており、空気清浄機のスイッチもオンになっていました。至れり尽くせり。廊下も部屋の中もとても静かで、他に誰か泊まっている感じでもありませんでした。エレベーターですれ違ったので、誰か泊まっているようですが。
部屋のテレビは、50インチの4Kテレビ、Blu-rayプレイヤーもありますが、チャンネルは少なかったです。
また、南側は首都高速に面しているのですが、反対側は窓を開けても静かです。なお、南側の窓はすべて二重窓になっているため、外の音は聞こえてこないそうです。

部屋の窓から隙間から空は見えましたが、都心のど真ん中なので景観は期待できません。仕方がないですね。ただ、嬉しかったのが部屋の窓を少し開けることができること。キーンと冷えた朝の爽やかな風を感じることができました(2026年3月に宿泊)。

ドアを入ったすぐの所にクローゼットがありました。
恒例のハンガーチェック!ちょっと甘いですね・笑。
元長期間滞在スタイルのサービスアパートメントだっただけあり、アイロンやアイロン台も用意されていました。地下には、有料のコインランドリーもあり(個人的に大好きな)LGスタイラーもあります。
ちなみに、LGスタイラーとは、衣類の消毒・除菌・しわ伸ばし等を行える機械です。余談ですが、ソウルでは、その機械を目当てにホテル選びをしています。

部屋の広さは36㎡、レイアウトは壁が少ない回遊式です。
部屋の仕切りは、洗面台のガラスのみ。
開放感があって使い勝手は良かったのですが、ちょっと困った点がありました。

(写真には写っていませんが)バスルームの扉が透明、ガラスなのです。
洗面台の一部がガラスになっていて、その向こうがバスルーム。一応全面台のガラスが目隠しになっているのですが、両サイドからは丸見えです。これはちょっと・・・。家族でも親子や友人同士だと、ちょっと気まずいかもしれません。

お手洗いは木のドアがあるのですが、お手洗いに行く途中にシャワーを浴びている姿が見えてしまいます。要注意です。こういった回遊式の部屋にはオーストラリア・パースで泊ったことがあるのですが、そちらは部屋が広かったので、あまり気になりませんでした。


パースで泊ったホテル。この洗面台(左の写真)の裏側がベッドルームです。
部屋の広さが70㎡以上あったので、壁で仕切られていない部屋は開放感がありながらも寛げました。

バスルーム問題、それ以外は完璧です。
家具には、高級なサクラ材が使われており、木の温もりが感じられる上品なインテリア。建材には非アレルギー素材が使われているそうです。部屋に嫌な匂いが籠っておらず、きれいな空気を感じることができました。
寝具には、「エアウィーヴ」社のマットレスや枕の老舗ブランド「ロフテー」社の枕を採用しており、シーツや枕カバーは防汚素材に防汚素材・抗アレルギーだそうです。枕にも嫌な匂いがなく、とても気持ち良く眠れました。
ただ、枕は、頭が包み込まれるような感じの柔らかめだったので、夫は合わなかったようです(私は大丈夫)。他の方のブログで、そば殻等の枕もリクエスト可能と書いてあったので、合わない場合は、スタッフの方に相談してみるのもいいかもしれませんね。

着心地のいいワッフル生地のバスローブとワンピースタイプのパジャマ。金の縁取りのパジャマは、コットン100%で着心地もよかったです。

テーブルの上には、ウェルカムスイーツ。以前は『銀座ウエスト』の焼菓子だったようですが、こちらはホテルメイドでしょうか?コーヒーを淹れていただきました。
ネスプレッソのカプセルはターンダウンの時に補給してくれると思っていたのですが、(忘れられたのか?)補給なし。電話をすれば持ってきてもらえるとは思うのですが、面倒なのでそのままに・・・。
なお、ターンダウンサービスは17時から21時の間に行われるようです。
ルレ・エ・シャトーに選ばれたホテルということで、つい期待大となってしまうのですが、時々「あれっ?」と感じることもありました。大きな問題ではありませんが。
🌸春の花

春の部屋らしく、壁には梅(?)の絵が飾られていました。

床はやや灰色の赤、梅鼠(うめねず)のような色に白抜きのサクラですね。
リニューアルオープンして5年以上たっているのですが、こんな淡い色の絨毯が全然汚れていないことに感動しました。掃除を念入りにしているのか?宿泊客のマナーがいいのか?両方でしょうね。
キッチン

ラグジュアリーホテルの一般客室としては珍しい施設。
「北野アームス」サービスアパートメント時代の名残のようです。シンクがあり、簡単な洗い物ならできます。ただし、キッチンタオルや洗剤は無いので、あまり使うことはありませんでしたが。ちなみに、スイートにはIHヒーターのキッチンや大型の冷蔵冷凍庫、鍋や食器、洗濯乾燥機、電子レンジなどが付いているそうです。

宿泊者専用のラウンジがないのですが、部屋の冷蔵庫に入っている飲み物は無料です。なので、夜は部屋食にすることにしました。
アメニティ・バスルーム

バスアメニティは備え付けのボトルではなく、プラスチックの容器に入っていました。約40%の再生プラスチックから作られ、リサイクル可能なアルミキャップ付きの40mlサイズです。固形石鹸が置いてあるのも個人的に嬉しかったです。


(今後変わってしまうかもしれませんが)久しぶりのたっぷりのアメニティを見ました。ラベンダーの香りのバスソルトも2つ用意されており、至れり尽くせりです。
シャンプーなどは、AGRARIA(アグラリア) Tea Infusion。
1970年にサンフランシスコで始まったブランドだそうです。部屋にあったのは、アグラリアの最新のバス&ボディ製品となるA+ ライン。爽やかなレモンバーベナの香り。レモンバーベナはクマツヅラ科の一種で、落葉低木のハーブです。 明るいライムグリーンの葉に触れるとレモンのような香りがするため、この名が付いたとされています。

金の刺繡が施された今治タオル。


基礎化粧品は、リクエストすると持ってきてもらえます。
ドライヤーはパナソニック。軽くてパワーのある日本製です。

深めの浴槽が付いているバスルーム。レインシャワーもあります。嬉しかったのが、テレビが付いていること!湯船につかりながらゆっくりすることができました。
ホテルの施設
ホテルの9階(R)にあたるルーフトップには、ビル群を見渡せる「キタノアームスラウンジ」があります。屋上には枝垂れ桜も植えられており、桜の時期になると天空のお花見も体験できるそうです。
その他、ホテルにはレストラン "オランジュリー光庵”、お寿司屋さん、美容院や針灸・マッサージを受けられるお店も入っています。
以前は、スペインの超高級レストラン「サン・パウ」が入っており、何十年ぶりに行ってみようかなと思っていたのですが、撤退していました。残念。
ジム

ホテルの地下1階の美容院の横には、24時間利用できるジムもありました。入るには、部屋のカードキーが必要です。シャワーやロッカールームはないので、部屋から着替えていかなくてはなりません。地下なので窓がなく、狭めです。夫が利用したのですが、一人でも、かなり閉塞感があったと言っていました。
ただ、都心のこじんまりしたホテルなので、広さが取れないのは仕方がないことかもしれませんね。
コインランドリー

ジムのすぐそばには、長期滞在に便利なコインランドリー(有料)も設置されています。24時間利用可能で、こちらも入室するには部屋のカードキーが必要です。日本で LGスタイラーがあるホテルに泊まったのは初めてです。LGスタイラーを利用するときは、フロントに声がけします。2026年3月現在、1回500円でした。ダウンジャケットなどを滞在中にきれいにできるのはいいですね。
次回泊まるときは、ダウンジャケットを持って行こうと思います(夏ですが・笑)。
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さいごに
ホテルのそばには自由民主会館(自民党本部)もある日本の中枢機関が集まる千代田区平河町。そういった立地の割には(周辺のホテルに比べて)室料が抑えられており、穴場的な存在のような気がしました。
特記したいのは、とにかくきれい!掃除というだけでなく、空気がきれい。また、高速道路のすぐそばにありますが、静かです。都心の隠れ家のようなおすすめホテル。次回(6月6日)は、食事のようすをお届けいたします。
最後までご覧いただきありがとうございます。