旅とアロマ

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五感で楽しむ旅ブログ

涼感アロマで夏のマスク対策をしてみました

 更新日2020/05/22

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沖縄が梅雨に入り暑い時期がやってきました。今年の夏は、マスク対策も必要です。なので、アロマを使って涼しく感じる方法を試してみました。

マスクによる暑さにも注意

暑くて湿度も高くなるこの時期、コロナだけでなく、熱中症も心配です。顔の半分を覆うマスクをしていると、熱中症のリスクも高まるからです。マスクは保湿効果が大きく、吸い込む空気が暖かくなり体から熱が逃げにくくなります。なので、夏のマスク使用時には、体に熱をこもらせない工夫も必要です。

【暑さ対策】

  • 胸元や腕や足首など、肌の露出部分を増やす
  • こまめに水分補給 (経口補水液や水など)する
  • 外出時は日傘を使う

最近は、夏用の接触冷感のマスクもあるようです。2種類買ってみましたので、また使用感をご紹介したいと思います。

夏のアロマ:ミント

さらに、涼感にも注目してみました。

涼しさを感じるアロマといえば、「ミント」です。 ただ、「ミント」と一口に言っても、その種類は1,000以上あり、品種認定されただけでも100種以上あるそうです。代表的なのは、以下の3種類です。

  • 和種ハッカ
  • スペアミント
  • ペパーミント

その中、夏におすすめなのは 和種ハッカ ペパーミント です。爽快感のある香りは、ひんやり心地良く、持続性はありませんが、暑い日の一服の清涼剤代わりになります。

和種ハッカ (Japanesemint)

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ニホンハッカ - Wikipedia

 学名Mentha arvensis L

 科名:シソ科

 主成分:ℓMentholL(エル-メントール) 65~85%

 主原産地:インド・北米・ブラジル・ヨーロッパ・日本

(出典)ハッカの種類|株式会社北見ハッカ通商

和種ハッカ (薄荷) は、日本在来の多年草です。和種ハッカ から蒸留・精製された「ハッカ油」は、北海道のお土産でも販売されています。

和種ハッカ は、「ℓ-メントール」という主成分がハッカ草の中で最も多く、常温放置でも(特に10℃以下)結晶化しやすい性質を持ちます。また、西洋のミントより葉の色が濃く鋭いスッキリ感のある香りが特徴です。

名前の由来

ハッカ200kgの葉から採れる精油はたった2%、4kgです。なので葉から精油を採ると運ぶ時「荷が少なくて済む」、これが“薄荷 (ハッカ) の名前の由来だそうです。

ペパーミント

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 学名Mentha × piperita

 科名:シソ科

 主成分:ℓ-Menthol 30-50%・メントフラン

 主原産地地:フランス・インド

ウォーターミントとスペアミントの交配種で、こちらも「ℓ-メントール」を主とするクールな香りを持つため、西洋ハッカとも呼ばれます。「メントフラン」が入っていることで、和種ハッカ と区別されます。スッキリとした爽快感のある香りをもつため、食品や日用品、化粧品に使われています。

ハッカ脳

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ところで、ハッカ脳 というものもあります。ハッカ脳 は「メントールクリスタル」とも呼ばれており、和種ハッカやペパーミントなどに含まれる「ℓ-メントール」という成分だけを抽出した結晶のことです。北海道などのお土産として販売されている ハッカ油 の主成分は、この ハッカ脳(ℓ‐メントール)です。

ℓ-メントールの効果

和種ハッカやペパーミントの主成分である ℓ-メントール は、モノテルペンアルコール類という芳香成分に分類されます。

モノテルペンアルコール類 抗菌作用・抗ウィルス作用・抗真菌(カビ)作用・免疫調整作用・神経強壮作用・抗寄生虫作用
ℓ-メントール血管収縮作用・鎮痛作用・肝臓強壮作用・筋肉弛緩作用

その他、ℓ-メントール の特徴により、神経への作用の他、防虫・忌避効果、抗炎症作用、抗菌効果なども期待されています。日本では昔から、ℓ-メントールを主成分とするハッカ油を、首筋に塗ったり入浴剤としてお風呂に入れたりして涼を取るために利用してきました。しかし、ℓ-メントール自体が身体を冷やしているわけではありません。

冷却作用

ℓ--メントール の冷感作用は、神経に直接作用するもので、実際に温度が下がるわけではありません。低温を感じる蛋白質(冷感受容体)に ℓ-メントールを作用させると、温度を下げた時と同じ応答を示すのです。長岡実業株式会社:ミント:・-メントール

さらに、「涼しく感じるけど、血流量は減らず、普段どおり汗はかくので体内に熱はこもらない」という面白い研究報告もあります。

※出典:寒冷刺激時の皮膚血管収縮反応における皮膚冷受容体機能の解析

これはペパーミントに含まれるメントール成分が神経を刺激することによって「冷たさ」を感じさるためだといわれています。

ただし、熱中症対策とともに、使用時の注意も見ておく必要があります。

使うときの注意点

ハッカ脳やペパーミントの精油、ハッカ脳の使用は、次の方には注意が必要です。また、使用方法にも注意事項があります。

  • 6歳未満の乳幼児 ・妊娠中、授乳中の人・神経系統の弱い高齢の方
  • てんかんの持病のある人
  • 敏感肌の人 (皮膚や粘膜刺激があるため) 
  • ℓ-メントールを多く含むため、広範囲に使用しないでください。
  • 血圧上昇作用があるため、高血圧の人には長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、注意して使いましょう。

特に、清涼感をもたらしてくれる「ℓ-メントール」には、血圧を上げてしまう作用があるので、血圧を気にしている方が使用する際には、注意が必要です。

その場合、薄めたり、他の精油を混ぜて使うのもいいかもしれません。

ハッカやペパーミントと相性がいいのは、次の精油です。

  • ラベンダーアングスティフォリア:酸味のある甘い香り
  • ティーツリー:フレッシュでスパイシーな香り
  • ローズマリー・シネオール:頭がすっきりする香り
  • オレンジ・スィート:オレンジ (果実) の香り
  • ユズ:柚子 (果実) の香り

今はお店に行くのは難しいかもしれませんが、自粛が緩和されたら、生活の木など、精油を販売しているお店で香りを確かめて、自分好みのオリジナルブレンドを作るのも楽しいかもしれません。

水蒸気蒸留法で抽出された柑橘系の精油がブレンドされていると、香りが優しくなるので気に入っています。

ひんやりミストの作り方

【材料】

  • 精油:10滴
  • 無水エタノール:5ml
  • 水: 45ml
  • ビーカーなど量を測れるもの
  • ガラスのスプレー容器
point 精油の力でプラスチック容器が溶けてしまう場合がありますので、ガラスの容器をおすすめします。
【作り方】
  1. スプレー容器に無水エタノールを入れる
  2. ペパーミント精油を10滴(敏感肌の人は1〜3滴)加えて溶かす
  3. 水を45ml入れ、蓋をしめてよく混ぜる
濃度計算通常、精油の1滴は、0.05mlです。50mlの水と無水エタノールに対して、10滴の精油を加えると、濃度1%となります。
【計算方法】

50ml(希釈液の量) x 1% (希釈濃度) = 0.5ml(エッセンシャルオイルの量)

0.5ml ÷ 0.05ml(エッセンシャルオイル1滴) = 10滴(エッセンシャルオイルの滴数) 

※希釈液は、無水エタノールと水を合わせた量です。

【濃度の早見表】

  10ml 20ml 30ml 40ml 50ml
濃度0.5%の場合 1滴 2滴 3滴 4滴 5滴
濃度1.0%の場合 2滴 4滴 6滴 8滴 10滴
point
  • 出来上がったものは、精油を使っているので、火のそばには近づけないでください。
  • 精油の原液は直接肌に付かないよう注意し、もしついた場合は水で洗い流したり、キャリアオイルでふき取って下さい。
  • スプレーするときはマスクの外側にすると肌につきにくいようです。

ラヴィンツァラ

ハッカ脳やペパーミントの精油は、手軽に清涼感を得られる優れものですが、その涼感の成分には注意が必要でした。

なので、高血圧が気になる夫のマスクには、ラヴィンツァラ を使っています。ラヴィンツァラ の精油には、清涼感をもたらしてくれる「ℓ-メントール」は入っていません。ただし、その精油の香りがスーッとするので気に入っています。また、使用方法や使用量など、精油を使うときの基本に注意すれば、禁忌や注意事項がありません。

 学名:Cinnamomum camphora ct.cineole

 科名:クスノキ科

 主成分:1,8シネオール 45~65%

 主原産地:マダガスカル

ラヴィンツァラ (Ravintsara) は、クスノキ科の高木で、マダガスカルの熱帯雨林に生える固有種です。ラヴィンツァラ とは、マダガスカル語で「よい葉」を意味するそうです。現地の人々はその葉をお茶や湿布薬にして、健康維持や治療に役立ててきました。

植物としての ラヴィンツァラ は、日本のクスノキと同じ種に分類されます。しかし、クスノキの主成分は樟脳 (しょうのう)です。ある年代の方は思い出されると思いますが、あの箪笥にいれていた防虫剤の香りです。

一方、ラヴィンツァラ の精油成分は大きく異なっていて、1,8-シネオールという成分を特に多く含んでいるため、スーッとした清涼感のある、包み込んでくれ、心や体に沁みとおるような香りを持ちます。

ラヴィンツァラの精油は、抗菌・抗ウィルス・抗炎症作用が期待され、風邪やインフルエンザ、花粉症の症状緩和に適していると言われています。精油が肌につくとピリピリするので、ティッシュに数滴たらして、マスクの箱に入れておきました。うっすら香りが移る程度で使っていました。

point ラヴィンツァラの精油名は、以前の呼び名であったラベンサラや、ラヴェンサラなどの表記が使われていることがあります。そのため、精油を購入する時は、ラベルや箱、成分分析表などで、精油の学名が自分の望むものと合っているかどうかを確認することが大切です。

精油を正しく使うために

精油は、自らは移動できない植物が、自身の身を守るために作り出した成分の凝縮です。そのため、使用に関しては、禁忌や注意事項もあります。

【精油を使用する際の注意】

  • 原液を皮膚につけない。ついたらすぐ石鹸で洗い流す
  • 飲用しない
  • 目に入れない
  • 火気に注意する
  • 医師による治療や投薬を受けている場合は、必ず当該医療機関に相談する
  • 3歳未満の乳幼児には芳香浴以外は行わない。また3歳以上であっても使用量を半分以下にし、十分注意を払う
  • 高齢者、既往症のある方は半分以下の量を目安にする
  • 妊娠中は体調を考慮し、芳香浴以外のアロマテラピーを楽しむ場合は十分注意する。

また、100%純粋なもので、箱やラベル、使用説明書に、品名、学名、抽出部分(位)、抽出方法、生産国(地)または原産国(地)、内容量、発売元または輸入元が書かれているものを選ぶといいでしょう。

【精油の保管・保存】

  • 直射日光と湿気を避け、火気のない冷暗所に保管する
  • 子どもやペットの手の届かないところへ保管し、誤飲に注意する
  • 開封後1年以内を保存期間とし、柑橘系の精油は半年以下を目安にする
  • 香りに異変を感じたら使わない

こんな風に使ってます

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私は、ジップロックの袋にマスクとハッカ脳 (メントールクリスタル) を入れて保存しています。夫バージョンのマスクは、ハッカ脳の代わりに ラヴィンツァラ の精油を使っています。

特別なグッズは不要で、ハッカ脳で作ったスプレーをティッシュペーパーに吹きかけ、一緒にハッカ脳のかけらをティッシュで巻いたものを入れておくだけです。ペパーミントの精油をティッシュペーパーに1滴垂らして入れてもOKです。このまま外出にも持っていけます。

さいごに

精油は、日本では雑貨として扱われているため、薬ではありませんが、自分の好きな香りを嗅ぐことで気持ちが落ち着くことがあります。また、芳香成分が持つ力が、自分の生活を豊かにしてくれるかもしれません。ただし、自分が心地よくても、周囲で不快と感じる場合もありますので、香りの強さには気を付けながら使っています。

暑い日でもマスクをしなくてはならない今年の夏は、水分補給や熱を逃がす工夫をするとともに、ほんのり涼しさを感じるアロマを取り入れて、夏の対策にしたいと思います。

 

 

※ この記事は、ナード・アロマテラピー協会認定「アロマ・アドバイザー」と、日本産精油「yuica スペシャリスト」の知識をもとに構成しています。病気などに効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。また、心身の状態がすぐれないときは、精油に頼ることなく、すみやかに医師の診断を受けるようにしてください。 

※ 本文中の数値などは「NARD JAPAN ケモタイプ精油小辞典Vol.3」を参照しました。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。