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1年に2回旅行を楽める!有償・世界一周航空券 ~16,000PPからANAプラチナ会員を目指す!!~

2020-04-26

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2017年9月、初めて有償の世界一周航空券を発券しました。

(私にとって) 一番コスパがいいと思っているビジネスクラスの「STAR1:29000マイル」です。

世界一周航空券のルールは複雑ですが、うまく活用すれば、1度の発券で2回に分けて旅行できます。

今回は、有償の旅を振り返ってみました。

※この記事の情報は、2018年のものです。

世界一周航空券

有償の世界一周航空券を発券するとき、「どこから始めるか」が大切になります。

私は関東圏に住んでいるので、利用する空港は「東京:成田空港 か 羽田空港」です。

しかし、あえて「大阪」から始めることで、「東京」を通過 (途中降機・乗り換え) することにしました。

これで、1回の発券で、2回の旅を楽しむことができます。

途中降機・乗り換え

旅程をご紹介する前に、もう一点、ポイントがあります。

それは、世界一周航空券での旅程は、途中降機  乗り換え を繰り返して行われるというものです。

  • 途中降機:同一都市に24時間 以上 の滞在
  • 乗り換え:同一都市に24時間 以内 の滞在

途中降機・乗り継ぎを覚えておくと、旅程を組むときに役立ちます。

少ないマイルでの旅程

ところで、世界一周航空券は、全距離数 (マイレージ:mi )で金額や必要マイル数が決まります。

旅程の目安は、Book&Fly というツールを使って簡単に作ることができます。

しかし、Book&Fly は、途中降機  乗り換え を区別してくれないため、私が作った旅程の距離を測ることができませんでした。

そんなときは、 Great Circle Mapper を使います。これで、全距離を知ることができます。

ちなみに、Great Circle Mapper は、特典航空券で発券するときにも役立ちます。

使い方

使い方は簡単です。

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空港の3レター (KIX:関西国際空港など) を入れ、「-」で繋げ、「Map」をクリックするだけです。

すると、下のような地図と距離がでます。

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全距離は「28,683mi」となりました。

実際の距離とは若干、10~20mi 違うこともあります。

有償の世界一周航空券で一番安いのは STAR 1 の「29,000mi」ですので、うまく収めることができました(2017年時点)。

同じ目的地に行くのに途中どこかを経由して行くと、距離が長くなり、マイレージ (mi) が多くなります。

羽田 トロント(6,421mi)

羽田 バンクーバー トロント(6,758mi)

もし、全距離マイレージが、29,000mi に収まらないのなら、直行便を選んだ方があえいいです。

しかし、あえて経由したのは、可能な限りANAを利用してANAマイルを貯めて、上級会員も同時に目指したからです。

ANAの上級会員も目指す

ANAの上級会員になるには、搭乗するたびに獲得できるマイルとは別に、「PP」というステイタス用のポイントが必要です。

今回の旅程を加えれば、すでに持っていた「16,000 PP」 と合わせて「50,000 PP」を超え、ANAのプラチナ会員になれそうです。

ただし、ANAへの搭乗分が「25,000 PP」に達していないと、プラチナ会員にはなれません。

そのため、最初の目的地 (モントリオール:YUL) へは、エアカナダの直行便があるのですが、ANAが就航している バンクーバー (YVR) 経由にすることで「PP」が多く獲得できるような旅程としました。

そして、最後にANA便でシドニーを往復することで、必要な「PP」が貯まりました。

予約

おおまかに旅程が決まったら、いよいよ世界一周航空券を予約します。

以下の会社を通して、世界一周航空券(有償)の予約ができます。

  1. 旅行会社
  2. 航空会社  (ANA)
  3. カード会社のトラベルデスク

① → ② → ③の順に手数料が安くなります。

最初は、③ダイナースクラブ (手数料2160円) に電話して相談しました。とても丁寧に対応してくださったのですが、予約の最中(航空会社に確認をとるため)即決できないことがありました。

また、航空券を買ったの変更手数料 (航空会社の変更手数料+カード会社の変更手数料が必要) が必要でした。

そのため、② ANAに電話することにしました。当時の手数料は、5,000円+消費税、でした。

ANAカードを持っていると、通話料無料でANAの国際線予約に電話でき、Book&Flyではカバーできなかった部分を無料で相談しながら旅程を組むこともできます。

しかも同時に空席を確認してもらうことができるので、おすすめです。

世界一周航空券は、発券するまでは無料で何回も変更可能です。

なので、最初に予約だけ入れて、実際航空券を買ったのは、ほぼ300日後、出発の前日の夕方 (購入期限の日) でした。

※手数料は2017年当時のものです。 

発券期日

航空券には、発券期日があります。

同じスターアライアンス内の航空会社であっても、それぞれ、いつまでに航空券を買ってくださいという「発券期日」が違いました。

当初、ポーランド航空を利用する予定でしたが、ポーランド航空は3日以内に発券 しなければなりませんでした。

つまり、「早く発券してね」という航空会社を旅程に一区間でも組み込んでいると、ANAがゆっくり発券でも、早く発券しないといけないのです。

ちなみに、ANAとエアカナダは、前日までの発券でOKでした。

なので、ポーランド航空で飛ぶ予定の区間をエアカナダに変えてもらいました。

別途航空券を買う

ところで、今回は、世界一周航空券の他にも短距離の航空券を購入しました。

費用を抑えるため、今回の上限の距離「29,000mi」に収まるようにするためです。

当初、カナダ・シャーロットタウン (YYG) からは、トロント (YYZ) 乗り継ぎでワルシャワ (WAW) へ行く予定でしたが、この旅程にすると、全距離数が29,000mi を超えてしまいます。

29,000miを超えると「STAR 2:34,000mi」になってしまい、11万円も高くなってしまいます。

そのため、YYG → YYZ (乗り継ぎ) から、フランクフルト (FRA) に行くことにしました。

WAWへは、FRAから別途、航空券を買い足しました。エコノミークラスで、12440円+40€でした。ヨーロッパ国内は、時間も短いので、エコノミークラスでも十分です。

別途発券することで、2万円ほどの追加費用で済みました。

それでは、実際の旅程をご紹介します。

日本→モントリオール

ITM  (HND)(YVR) :モントリオール3泊

※( )内は乗り継ぎ:24時間以内の滞在、です。

まずは、航空券の開始地点・大阪国際空港 (ITM) へ移動して、バンクーバー (YVR) 乗り継ぎしてモントリオールへ入りました。

モントリオールは、緑が多くてとても美しい町です。町中では簡単なハイキングも楽しまメした。そして、食いしん坊に嬉しい美食の町です。

ひとり旅におすすめのモントリオールの美味しいお店と散策

モントリオールで美味しかったものをまとめてみました。

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シャーロットタウン

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YUL  YYG:シャーロットタウン4泊

続いて、プリンスエドワード島のシャーロットタウンへ行きました。子供のころからの憧れの場所です。

初めての エア・カナダ ルージュ (RV) も快適でした。国内線ですが、温かい食事がでました。

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ちょうど紅葉が始まったばかりで、紅葉を見ながら歩くだけでも楽しかったです。

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意外に日本人遭遇率が多いシャーロットタウン。

美味しい和食屋さんもオープンしました。毎日自然に触れ合いながら、のんびり過ごすことができます。

シャーロットタウンで赤毛のアンの世界に浸る旅 ~世界一周航空券の旅~

赤毛のアン三昧のツアーのようすです。

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夕日を見るツアー

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プリンスエドワード島はとても大きな島で、見どころも離れているので、個人で回るのは大変です。

そのため、現地ツアーに参加しました。

そのうちの一つでは、プリンスエドワード島の北海岸の夕日を見ることができました。

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夕食は、赤毛のアンの小説に出てきた、憧れのダルベイ・バイ・ザ・シーでシーフード・ディナーです。

ここには、ウィリアム王子とキャサリンもいらしたそうです。

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シャーロットタウン市内では、日曜日に市場も立ちます。

ここで、ラベンダーの精油を買いました。ティッシュに含ませた香りを枕元において、旅の間、休むときに使いました。

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ひとり旅でしたが、ここからは小さなアンと一緒に旅します。

大西洋横断

YYG  (YYZ) (FRA)  WAW

有償のチケットだと、BMWでの乗り継ぎサービスがあります。 スタッフに案内してもらって楽々乗り継ぎができました。

乗り継ぎサービスにBMW!エア・カナダの新ビジネスクラスで大西洋横断!

エア・カナダのサービス。新旧を比べてみました。

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フランクフルトからポーランドのワルシャワまでは、別途購入したエコノミークラスのチケットですが、世界一周航空券と繋げることができ荷物もスルーチェックインすることができました。

初めてのポーランド航空、エコノミークラスでも快適でした。

ポーランド:ワルシャワ

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1980年にユネスコ世界遺産に登録されたワルシャワ歴史地区は、第二次世界大戦で破壊されてしまった街並みが国民の努力で完全な姿で再建された、他の遺産とは異なる意味合いをもつ世界遺産です。

昔の絵画、人々が描いた スケッチや写真などをもとにして、レンガのひびに至るまで丹念に修復されました。

ワルシャワ歴史地区が世界遺産に登録されたのは、建物自体の歴史的な価値というよりは、中世の町並みを復活させたポーランド国民の情熱が高く評価されたからだそうです。

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慣れれば、ワルシャワ市内はトラムや路線バスで回れます。

こちらは紅葉真っ盛り!とても美しい郊外の宮殿に行ってきました。

どの時期を旅行しても、それぞれ違った楽しみ方があると思うですが、ワルシャワは、もう一度秋に行ってみたいと思います。

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旧市街の入り口に「王宮」がありました。

戦争で完全に破壊されてしまいましたが、1971年に修復が決まった後は、多くの人々により、王宮は外装から内装まで全て昔のままに再現されました。

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王宮の内部は豪華な装飾品など見応え充分です。

それ以上に見逃せないのが、ルーベンスの絵画です。

閉館の1時間前に行ったからかもしれませんが、見学者はまばらで、じっくり、ゆっくり1人で名画鑑賞ができる贅沢さを味わうことができました。

スペイン→日本

WAW 

1回目の旅の後半はスペインを回ります。

スペインのサンセバスチャンで友人と待ち合わせをして、列車やバスを使って回りました。一人旅も気楽でいいのですが、やっぱり友人との旅は楽しいです。

そして、再び、一人旅。

サンセバスチャンからサラゴサへ行ってみました。

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初めてのサラゴサ。

昔のスペインが色濃く残っている町でした。市内観光には路線バスを利用しましたが、歩いても回れそうです。

ただし、かなり歩くことになりますが・・・。

最後は羽田に戻って、こちらで前半・1回目の旅が終了です。日本(東京・羽田)で途中降機して、2か月後に、2回目の旅に出ます。

2回目はシドニー往復

(HND) SYD  HND

航空券上では途中降機となりますが、普通に帰国して、次の出発日を待つ感じです。

そして、2か月後にオーストラリアのシドニーを往復しました。

世界一周航空券の有効期限は1年なので、年始に1回目、年末に2回目の計画をすることもできます。

また、航空券の値段は1年同じなので、値段が高くなる時期(GWなど)に予約するとお得に旅行できます。

予約の時期は、航空会社によっても若干ちがいますが、おおむね、出発日の350日~300日前です。

さいごに

有償で世界一周したのは、大人の卒業旅行です。

今回は、振り返る形でまとめてみました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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