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台湾の内政部(内務省)移民署は、外国人旅行者に義務付けている入国カードへの記入を10月1日からオンライン登録に一本化すると発表しました(2025年6月17日現在)。現在、オンライン(到着日の3日前から登録)と紙の入国書類を併用していますが、今後紙の入国書類は廃止されるようです。
今回は、入国前に知っておきたいことと、2025年5月に申請した電子入国書類についてご紹介いたします。
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はじめに
海外で行く前にチェックする3つのポイント。
1.パスポートの残存期間
2.渡航先の入国書類、ビザの有無など
3.持ち込み禁止品
台湾入国前に
台湾に行く前に、入国条件を調べてみました。
日本のパスポート保持者は、観光目的での90日以内の滞在ならビザは不要です。
航空会社のチェックインカウンター(出発時)で、帰国のための予約済み航空(乗船)券あるいは次の目的地への航空(乗船)券の確認がありました。
今回は、行きと帰り別々の航空会社で特典航空券を発券したので、行きは片道だけしかありません。帰り便の予約の画面を見せたところ、スタッフが入力してくれます。入国審査で特に質問されることはありませんでした。
必要なもの
1.パスポート
2.(旅行の場合)帰りの予約画面、もしくは印刷したもの
パスポート
2017年8月15日、台湾外交部領事事務局は、観光等短期滞在目的で査証なしで訪台する日本国旅券所持者の旅券の残存有効期間について、これまでの3か月以上とする制限を撤廃し、滞在予定日数以上とすることに変更した旨発表しました。
日本台湾交流協会
ということで、パスポートの残存有効期限が少なくても、滞在予定日数以上残っていると入国できるようになりました。
しかし、何らかの理由で台湾での滞在が旅券の有効期限を過ぎた場合、当該パスポートは無効となります。そうなると、パスポートが再発行されるまで、台湾を出国することはできなくなります。残存期間がギリギリでも台湾に行くことができますが、台風などのイレギュラー発生時には注意が必要です。
残存期間のチェックは大切です。
入国書類
次に、台湾入国に必要なものを確認します。
短期間で観光に行く場合に必要なものは「入国書類」のみです(税関申告書は申告する場合のみ必要)。
オンラインに関しては、日本語対応(記入は英語)で事前に登録できるのでおすすめです。居留証(ARC)や外交官員証(MOFA CARD)及び在留ビザを持たない外国籍の方が申請対象です。パソコンだけでなく、スマホ、タブレットから簡単に操作できました。
申請は無料です。
- 登録はこちら(無料) >>>中華民国内政部移民署
申請するには、以下のような注意事項があります。
詳細
1.毎回入国審査を受ける前までに登録
2.すべての項目は正確に、詳しく登録
3.英語氏名の欄はローマ字とスーペスのみ
4.中国語で入力する場合は繁体字で入力
以下、実際に申請した画面で簡単にご説明いたします。
申請は無料です。

登録は、到着の2日前から可能です。21日到着なら19日から。
言語はプルダウン式で、日本語も選択できます。
step
1メールアドレス
最初に、メールアドレスを登録します。Yahooのフリーメールでも大丈夫でした。
すぐに、niasys@immigration.gov.tw から認証コード(Verification Code)が送られてくるので、そのコードを入力して登録開始です。
step
2情報入力

続いて、名前や到着日などの情報を入力していきますが、日本語で表示されますし難しい点はありませんでした。新しくなった点は、複数の情報を代表者(Leader Travelaer)が登録できることと、パスポートの写真を撮って(その情報を読み込ませることで)登録できるようになったことです。これで入力間違いを防げます。
なお、登録はパソコンでもできますが、写真撮影機能が付いていないので、私はスマートフォンで行いました。


パスポートの情報がきちんと読み込まれると、「画像認識に成功しました」と表示されますので、「確認」をタップして次に進みます。
なお、写真が読み込まれない場合、サイズが大きいのかもしれません。縮小するか、読み込もうとしている写真のスクリーンショットを撮ってサイズを小さくするといいかもしれません。

登録は、住所(ホテルの名前など)を除いてプルダウン式で選ぶだけだったので簡単です。
日本パスポート保持者で短期観光の場合ビザは不要なので「ビザの種類」に関しては「ビザを持っていない」にチェックします。すると、Visa-Exempt しか選べないので間違うことはありません。

なお、便名やホテル名を入力する場合、スマートフォン(i-Phhon)なら、テンキー(平仮名等を入力する画面)ではなく、QWERTYキーボード(上の写真)を使うと入力できます。
テンキーとQWERTYキーボードを切り替えるには、左下にある地球儀アイコンをタップします。
step
3登録完了
登録後、「TIWAN ARRIVAL CARDO」というタイトルのメールが届きます。メールには Online Arrival Card(電子入国カード) が添付されていました。
台湾のオンライン入国カードは、入国前いつでも申請できます。早く申請してもデータが消えてしまう心配はありません。
申請は、到着日の2日前から可能に変わりました。
簡単なので、台湾への入国当日、日本の出発ロビーや(Wifiがあれば)飛行機の中などでも申請できますが、ネット環境にトラブルが発生する場合もありますので、事前に対応しておくのをおすすめします。
これで準備完了。あとは、渡航を楽しみに待つだけです。
持ち込み禁止品
日本から台湾への肉製品や果物・野菜等の持込みは法律で厳しく制限されています。台湾の法令に基づき、違反者には多額の罰金や入境拒否等の処罰を科される場合があります。台湾に渡航される際にはご注意ください。
加工肉類や半熟ゆで卵を使ったサンドイッチ等の卵・卵製品を税関等への申告なしに台湾へ持ち込み、高額な罰金を科される事案が度々発生しているそうです。
航空会社の公式ホームページでも注意喚起がありますので、ぜひ目を通しておいてくださいね。
私も気をつけます。
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到着後
今回はJALで到着しました。
識別カード

飛行機を降りたら、検疫用の 識別カード(識別卡・Passing Card)が用意されていますので、それを取って進みます。
忘れずに取りましょう。
桃園国際空港では、アフリカ豚熱(ASF)発生地域からの入国に対して手荷物のX線検査等を行っています(2025年5月現在)。しかし、この「識別カード」を持っている人(=非感染地域からの渡航客)は手荷物検査が免除になるのです。
入国審査の手前に、緑と赤のレーンがあります。この「識別カード」を持っている場合は緑のレーンを進みます。
入国審査
その後、入国審査を受けます。
入国審査場(パスポートコントロール)で、「オンラインで入国カードを提出済み」と伝え、パスポートだけ提示しました。この日はほとんど待ち時間なしで通過。いろいろ便利になりました。
なお、入国前に間違いに気づいた場合、オンラインで簡単に修正することもできます。
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さいごに
今回は、新しくなった台湾の電子入国書類と識別カードについてご紹介いたしました。
電子入国書類は、以前に比べて簡単になった気がします。出発前の準備が少ないと、行きやすくなりますね。次回からは(短いですが)、台北旅行記をお届けする予定です。
最後までご覧いただきありがとうございます。