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北イタリアの町・ボルツァ-ノ、観光に役立つ公共交通機関は、列車、バス、そしてケーブルカーです。それぞれ、鉄道駅周辺に乗り場があり、近郊の観光にとても便利です。最終日は、ケーブルカーや鉄道、バスに乗って、奇岩「ピラミデ・ディ・デッラ」を望む展望台まで行ってみました。
※2019年の旅行記です。
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ピラミデ・ディ・デッラまで
ピラミデ・ディ・デッラまで行くには、2通りの方法があります。
一つは、バス(165番)に乗って行く方法。 もう一つは、ケーブルカー+レノン(Renon) 鉄道+徒歩(またはバス)で行く方法です。
行きは「ケーブルカー+レノン鉄道+徒歩」を利用することにしました。ケーブルカー乗り場は、ボルツァ-ノの鉄道駅を背に右手へ5分ほど歩いたところにあります。ガラス張りの建物なので、すぐに見つかりました。
レノン・ケーブルカー(伊語:Funiva el Renon/独語:Rittner Seilbahn)に乗るため、MOBILCARD の1日乗車券を買いました。
MOBILCARD
MOBILCARD は、3種類あります。
種類 | 大人 | 子供※ |
---|---|---|
MOBILCARD (1日) | €15 | €7.5 |
MOBILCARD (3日) | €23 | €11.5 |
MOBILCARD (7日) | €28 | €14.0 |
※子供料金は14歳以下です。
このカードは以下の部分をカバーしています。
- アルト・アディジェ県の公共交通機関(ユーロスターやインターシティーは除く)
【区間】Brennero – Trento, Malles – San Candido/Versciaco
- ボルツァーノ市内バス
- ケーブルカー
【区間】Renon, San Genesio, Colle, Verano, Meltina e Maranza
- レノンの登山列車(the Mendola mountainまで)
- ポストアウト・シュバイツ(1往復)
【区間】 Malles ⇄ Müstair
購入場所
ツーリストオフィスや鉄道駅、ケーブルカー乗り場で購入可能です。
時刻表や詳細・最新情報は、MOBILCARD でご確認ください。
validate (有効化)
チケットの validate (有効化) は、乗り物に乗るたびに行います。方法は、カードを改札や駅舎にある青い機械に通すだけでした。
ケーブルカー
朝10時ごろに行ったとき、乗客は誰もいませんでした。係りの人もいません。
分からないまま乗って待っていると、ドアが閉まり動き出しました。
眼下にワイン畑を見ながら、しばし空中散歩♪
と思っていたら、けっこう遠くまで行くようです。18分くらい乗っていると、ケーブルカーの頂上の駅 ソプラボルツァーノ駅 (Soplabolzano) に着きました。頂上と言っても、ボルツァ-ノの町中から見える範囲ではなく、ずいぶん奥といった感じです。
レノン鉄道
ソプラボルツァーノ駅 のすぐ前に「レノン鉄道」の乗り場があります。
レノン鉄道を待つ間、待合所にあった機械でVALIDATEをお忘れなく!レノン鉄道の詳細や時刻表は Railway Renon で確認できます。
時刻表の一部を抜粋してみました(2019年のものです)。
ケーブルカーから乗り継いだ Soplabolzano(ソプラボルツァーノ)駅 から、 Collalbo(コッラルボ)駅 まで乗車します。
折り返し列車が来ましたが、これには乗れません。
運転手さんが乗客が降りたのを確認して、ドアを閉めて、車庫に入ってしまいました。10分くらい経って、再び列車がやってきました。今度は乗れるようです。
列車は、ケーブルカーの駅と反対方向に進みます。進行方向の右側に座ると、景色が楽しめました。
土曜日の10時半ごろ、ツアーの人びとが乗って来て、満席になったのでけっこう賑やかな車内となりました。
Collalbo駅から徒歩
世界の車窓からに出てきそうな可愛い駅舎です。
その駅舎の前に案内板がありますので、ERDPYRAMIDEN PIRAMIDI DI TERRAの案内「24番」の方向へ歩き出します。
目的地までは、徒歩30分ほどのようです。少し下ったところからバスに乗ることもできますが、せっかくなので町並みを見ながら歩くことにしました。
駅舎にはカフェも併設していました。
道路にはキノコのようなマークもあるので、迷うことなく行けそうです。
途中、右に曲がり、民家の間を下っていきます。
どの家も庭が花で飾られていてとてもきれいでした。
とは言っても民家なので、静かに歩いてきましょう。
途中はけっこう急な下り坂です!教会の向こうに山並みが見えるという絵に描いたような南チロルの景色が広がっていたのですが、なぜか?写真がない(泣)。代わりにホテルの向こうに見える山並みの写真を載せてみました。標高はコッラルボが1,154mなので、少し低くなった感じです。
もっと山道を歩くのかと思ったら、バスが走る道路に合流しました。
う~ん、登山靴でなかった方が良かったかもしれません。
この日は曇り時々雨といった天気でしたが、気温が下がって、歩くにはちょうどよかったです。写真はいまいちですが。
途中、小さな池があり、蓮の花が咲いていました。
だんだん山並みが見えてきました。ここまで来たら、あと少しです。
ピラミデ・ディ・デッラ
到着!
展望台付近には、奇岩ができるまでの説明がありました。雨によって石の下の柔らかい地盤が削られて、長い年月をかけてこのような姿になったそうです。
上の石がそのままなのが面白い!しめじのようです。
展望台からは、アルペ・ディ・シウジやセチェーダといった山も見えているのですが、あいにくの曇り空でスッキリしません。でも、ピラミデ・ディ・デッラ を堪能しながら、付近を散策しました。
展望台には絵葉書があり、書いて備え付けの箱に入れれば、無料で届けてくれるそうです。
日本にも届くのかしら?
疑問だったので絵葉書を書いてみようかと思いましたが、不覚にもボールペンが見つからず・・・。どこかで落としてしまったようです。なので検証できず残念です。
気を取り直して、花を見ながら少し山道を歩いてみることにしました。この辺りは、フカフカの足元なので、歩いていて楽しかったです。
ふふふ ( *´艸`) 蜜を吸ってお食事中。
帰りみち
同じ道を戻ってきました。行きに見た蓮の花が、帰り見たときは、はかなり咲いていました。この辺りまではあまり高低差はないのですが、この先にあるレノン鉄道の駅から下り坂だったということは、帰りはかなりの坂を上ることになります。
なので、帰りはバスに乗ることにしました。1時間に1本くらいしかないのですが、ちょうどあと10分くらいでバスがやってきそうだったので、待つことにしました。
165番のバスからの景色
ブドウ畑の中をバスは走ります。レノン鉄道とケーブルカーで上がった分を下ることになるので、けっこうスリリングな箇所もありました。
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さいごに
ピラミデ・ディ・デッラまでは、半日あればゆっくり行って帰って来られます。展望台からはさらに奥まで歩けるようなので、木々に囲まれたハイキングに丁度いいと思いました。
MOBILCARDは必要かどうか?今回は、ケーブルカー、レノン鉄道、そして路線バスで使いました。残りは市内 (徒歩でも問題ない距離でしたが)でも使いました。あまり移動していないのでお得だったかどうかは分かりませんが、毎回チケットを買う手間が省けたので良かったと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。