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飛行機が航行中に雷を受けた!その後はどうなる?

2020-07-19

着陸前に被雷

那覇空港から羽田空港行きの便の搭乗をゲートで待っていました。

すると、「飛行機が着陸前に雷を受けたため整備作業に入りる」とのアナウンスが入りました。以下、時系列でみていきます。


  • 10:50

    「到着機が雷を受けたので整備作業に入るので、15分搭乗が遅れる」とのアナウンスあり。


  • 11:10

    「作業に時間を要しているので、30分遅れる」とのアナウンスあり。


  • 11:30

  • 「さらに整備が必要な個所が増えたため、出発が未定」とのアナウンスあり。

乗り継ぎがある方は、この時点で、次便へ振り替えてもらっていました。

整備作業のようす

外では整備作業中です。雷を受けた後の整備作業が15分くらいで終わるわけがない・・・と思っていたら、どんどん遅延していきます。

右側の翼をチェックした後は、左側に移動して、特に翼の先端に付いているウィングレットの先を見ていました。

被雷は、飛行には影響ないとはいっても、着陸後には、どれくらいの損傷なのかを探し出して確認、そして修理する大変な整備作業が待っているのです。

受けた雷が本流であるか、支流であるかによっても被害の程度は違うようですが、雷が入ったところには何か所か突いた跡があるそうです。

一方、出ていった部分は穴が開いていたり、溶けた金属の粒がたくさんついていたりするそうです。

その入り口と出口を探して必要な処置をします。なので、短時間で終わる作業ではありません。

雷を受けたあとの飛行機の顔には、黒く焼け焦げた小さな跡(雷の入口)を見たことがありました(ただし、必ずしもあるわけではないようです)。

そのため、雷の入口はある程度予測できても、出口となる場所は(写真のように)主翼先端や、さらには垂直尾翼など高所作業が必要なところばかりです。

この日は曇りでしたが、天候が悪いと、さらに過酷な作業となります。

私は、羽田に戻るだけで、急ぐ必要はなかったので、いったんラウンジへ戻り、待つことにしました。

ラウンジでは、もし便が欠航になった時のために、次便以降で空席があるかどうかを確認してもらいました。私にはもう一つ気になることがあったからです。

運航乗務員の勤務時間

(全てのエアラインか同じ基準ではありませんが)運航乗務員には勤務の時間制限があり、規定時間を超えて乗務できない規則があります。

そのため、たとえ乗務中であっても時間を超えてしまうと、運航乗務員は交代になる場合があります。

以前、同じくJAL便に乗っていた時、那覇空港が悪天候で降りられず鹿児島空港に着陸して天候の回復を待ったことがありました。

待っている間、全旅客にカルカンが配られました。まだスーパーシートがあった頃です。狭い機内(ほぼ満席)でカルカンを食べながら待っていると、耳を疑うようなアナウンスが入りました。

「こちら機長の○○です。ただ今那覇空港周辺の天候回復を待っておりますが、運航乗務員には決められた勤務時間がありその時間を過ぎるため、運航乗務員は飛行機を降ります。新しい運航乗務員はただ今羽田空港より向かっております。もう暫くお待ち下さい。」

いらすとや

そのアナウンスがあるまでに2時間、さらに別の運航乗務員の皆さんが到着するまでに3時間、合計5時間、狭い機内で待ちました。カルカン一個で…。

もちろん、機内はクレームの嵐になったのは言うまでもありません。しかも、クレームを受けるのは、交代要員も出してもらえない客室乗務員、特に責任者の方でした。

momoka
同情してしまいました (泣)。

こんな体験があったので、遅延が長引いている間、運航乗務員の勤務時間が気になっていたのです。

この時点で、ラウンジには欠航のお知らせは入っていないいようでした。しかし、何があるか分かりませんので、次便以降の空席だけ確認してもらいました。

JALの公式サイトで運行状況を確認しましたが、最新の情報はすぐには出ませんでした。なので、スタッフの方に相談するのが一番ですね。

被雷を受けた904便


  • 12:00


ラウンジでは、欠航するかどうかは不明でしたが、こんなメールが届いていました。そのうち、公式サイトの「欠航・遅延情報」も以下のように変わりました。


  • 12:45

    ラウンジスタッフに再確認すると、904便の旅客はすべて次便 (906便) に振り替えとなり、906便は30分の遅延設定と案内されました。この時点で、906便の出発予定時刻になっていますが、振り替え作業に時間がかかっているようです。

  • 13:00

    ラウンジ内に、904便の欠航、全員906便に振り替えのアナウンスが入りました。何人か呼び出しがかかっていましたので、振り替えをご存じない方がいらっしゃったようです。

結果、雷を受けた影響により、904便は欠航になってしまいました。

スタッフの方が、「ラウンジには情報が入ってこない」と仰っていました。上級会員がたくさんいるのにね。

そんな中、ラウンジのスタッフの方は、できる範囲で一生懸命対応してくれます。

私は、もう一本遅い 910便 (14:05発) に振り替えてもらいました。906便 (12:45発予定) は満席近い客況が予想されたからです。

幸い、910便の普通席には160席ほどの空席があり、ゆったり密にならずに帰ることができました。

私自身、このときは余裕がありましたが、乗り継ぎがある場合はかなり焦っていいたかもしれません。

旅先では何があるか分かりませんね。

振替 906便はどうなったか?

本来なら、906便の出発は12時15分ですが、新しい出発時刻は12時45分。しかし、910便 (14:05) の搭乗時、まだ906便はターミナルにいました。

その後、結局1時間39分の遅れで出発したようです。

たとえ満席でなくても、1機分の旅客の座席をアサインし直し、預け入れ荷物を移動させ、離陸時のバランス計算をし直し・・・と、追加の作業はたくさんあるので、大幅遅延は仕方がないですね。

でも、本来906便だったお客様にとっては迷惑な話ですが・・・。

さいごに

今回は、乗るはずだった飛行機が被雷の影響で欠航となり、振り替えてもらった便で帰ってきました。

何百回と飛行機に乗っていますが、実際に被雷した経験は1回のみ、乗る予定だった飛行機に影響が出たのも今回が初めてでした。

航行中(多くは離陸・着陸中)雷を受けると、その飛行機は着陸後に「長時間の整備作業に入り、被害が大きく修復に時間がかかると判断されると機材が変わります。

基地の空港(日本だと羽田や成田など)だと代替の飛行機がある場合は、飛行機自体が変わり(ship changeと言います)だけで済むこともあります。

しかし、那覇空港のような地方の空港では代わりの飛行機がないので、次便への振り替えとなりました。

次便への振り替え作業には時間がかかりますので、乗り継ぎがある場合は、早めに次便への振り替えを申し出た方がいいようです。

ちょっとびっくりしましたが、いい勉強になりました。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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