サンクトペテルブルクへは、2回行きました。そのときに泊まった、3か所のホテルをご紹介したいと思います。
ベルモンドグランド・ヨーロッパホテル
1875年創業のベルモンドグランド・ホテル・ヨーロッパは、19世紀ヨーロッパで最も大きなグランドホテルの一つだったそうです。ネフスキー大通りとミハイロフスカヤ通りが交差する場所にあり、買い物や観光にとても便利です。
チェックイン時には、ジュース・水・ロシアのシャンペン(本当はスパークリングワインなのでしょうが、シャンペンと呼ばれていました)からのチョイスでウエルカム・ドリンクがありました。ホテルの中は、アールヌーボーの内装に豪華な調度品や絵画が飾られ、大理石や金がふんだんに使われていてゴージャスです。
ジュニアスイート
今回旅行会社のご厚意でアップグレードして頂きました。お部屋は改装されて清潔で広々しています。口コミによると普通の部屋は、ちょっと狭いそうなので、よかったです。
部屋は、エレベーターから遠い場所でした。ホテルの建物が横長いので、ちょっと歩かなければいけません。でも、廊下には絵画がたくさん飾られているので、かえって面白い体験となりました。
ベッドの足の方にあるのはテレビ台です。枕もとのスイッチで上下し、見ない時は収納できます。鏡張りになっている不思議な調度品でした。
ジュニアスイートといっても広くはありません。でも、ソファーがとても素敵でした。
窓からの景色も素敵♡ベッドの寝心地もよく、二重ガラスなので静かでゆっくり休めました。
改装が1991年だからでしょうか?それともセンス?なんとなく不思議な設備や家具の配置があります。その一つを開けてみると簡易キッチンがありました(笑)。
そのほか、部屋には大きなクローゼットが3つあり、収納スペースがたくさんありました。スリッパやバスローブなどもあり、快適に過ごせそうです。目覚まし時計は、使い方が分からないデジタルではなく、アナログなものだったので良かったです。
ペットボトルのお水も4本(毎日補充してくれます)ありますので、コーヒーなども部屋でゆっくり楽しめました。
バスルーム
シンクは2つあって、使いやすかったです。
バスタブもとても大きく、排水も問題ありませんでした。
ただ、シャワーは固定式で、ちょっと使いづらかったです。気をつけないと、お湯がシャワールームから漏れて床が濡れてしまいます。
アメニティは、高級エステ気分が味わえるELEMISでした。
朝食
ロシアで最も古いレストランで朝食(2500ルーブル/5,000円)をいただけます。今回は、旅行会社の特典で朝食を付けてくれていたのですが、ルーブル安の今でも、ちょっと…!?な値段です。
値段は張りますが、種類は泊まったホテルの中で一番多く、エッグステーションでは、卵料理だけでなく、焼き立てのブリヌィ(ロシアのクレープ)もありました。
ロシアのシャンペン、あまり冷えていなくて、これは残念でした。
焼き立てのブリヌィにレッドキャビア(いくら)をたっぷり添えていただきます。豪華な朝食なので、つい食べ過ぎてしまいました。
泊まった感想
ここのホテルから血の上教会までは徒歩10分弱、エルミタージュ美術館へは15分くらいです。観光やお買い物にとっても便利な場所にありました。また、空港へ行くときは、ホテルのコンシェルジュでタクシーを頼むと、800ルーブル(1600円位)と一番安かったです。行き先もホテルのスタッフが伝えてくれているので、安心して空港*1へ向かうことができました。難点は、Wifiの繋がりが悪かったことくらいです。
コリンシア・ネフスキーパレスホテル
ベルモンドグランド・ホテル・ヨーロッパと同じネフスキー大通り沿いにあるラグジュアリーホテルです。すぐそばには、地下鉄「マヤコフスカヤ駅」があります。
ロビーはゴージャスな雰囲気です。チェックイン時にウェルカムドリンク(ロシアのシャンペン)を頂きました。
エグゼクティブルーム
ルーブル安なので、お得にエグゼクティブ・ルームに泊まれました。 部屋はロビーから別棟のほうに進みます。
ホテルは大通り沿いですが、部屋は中庭に面していて静かでした。 部屋の広さは、ベルモンドグランド・ホテルヨーロッパのジュニアスィートとあまり変わらない気がしました。大きなスーツケースを2つ広げても問題なかったです。
ネスプレッソもあります。
バスルーム
広くてとても使いやすいバスルームでした。
別にシャワールームもあって、レインシャワーも付いていました。
ホテルのラウンジ
このホテルを選んだ理由の一つは「ラウンジ」があったからです。朝食、夕方から9時30分まではこちらで夕方軽いお食事ができ、そのあと22時まではカクテルタイムになります。
ソファーとテーブル席があり、まるでレストランのようでした。
ウエルカムドリンクは、このロシア・シャンペンなのかしら?美味しかったです。こちらはよく冷えていました。
早い時間に訪れたからなのか、人が少なくゆっくりできました。スタッフの方も親切です。
そして、赤ワインも美味しかったです。
最後はデザートをいただき、この日の夕食はここで済ませました。
朝食
朝食は中二階のレストランでいただきました。こちらの方が種類も豊富で豪華です。窓側の座席から大通りを見ながら、ゆっくり楽しめました。その後、ラウンジに移動して、2回目の朝食もいただいてしまいました(笑)
泊まった感想
大通りに面しているので、どこに行くのにも便利で快適に過ごすことができました。ホテルの隣に銀行があり、そこで両替することができます。 さらに、ホテルの周りにはレストランやカフェもいっぱいあり、目の前には24時間スーパーもあり、そこでお土産用のワインを買いました。ラウンジの雰囲気も良く、そこで食べて飲んで、そのままお部屋に帰って休めるのがいいですね。部屋の設備や備品も使いやすかったです。
ザ ステート エルミタージュ ミュージアム オフィシャル ホテル
サンクトペテルブルク中心部にある1830年代の大邸宅を利用した5つ星のホテルです。場所はPravdy Street 10 地下鉄ヴラジミルスカヤ駅まで徒歩7分くらいです。15分ほどでネフスキー大通りへ行けます。周りにもレストランはあり、治安も良い感じでした。
ロビーも豪華で、エルミタージュ美術館の雰囲気を醸し出しています。
広くて素敵なロビーなので、時々部屋から出てきて、こちらでのんびりしていました。
他の2つのホテルもそうでしたが、観光地サンクトペテルブルクのホテルスタッフはみなさん親切だと思いました。英語も問題なく通じました。
滞在証明書
ロシアのホテルに泊まるときには、滞在証明書が必要です。他のホテルは有料だったのですが、このホテルでは無料でいただけました (2017年現在)。
スーペリア・ダブル
屋根裏部屋のような感じでちょっと狭めです。無料Wi-Fiはサクサク繋がりました。
バスルーム
バスルームは普通でしたが、ウォシュレットがありました(ロシアで初めて見ました)
アメニティはエルメス。ちょっとゴージャスな気分になれますが、苦手な香りだったのが残念な点でした。
朝食
朝食のレストランも豪華です。
種類は多くありませんが、飾りつけがおしゃれで、どれも美味しかったです。でも、ロシアならではのイクラクレープがなくて、残念でした。
テーブルに卵料理のメニューがあり、好きなものを作ってくれます。
フルーツ天国(笑)甘くておいしかったです。
無料シャトルバス
ホテルからエルミタージュ美術館までは3km 程離れています。ちょっと遠い気がしますが大丈夫!このホテルには、エルミタージュ美術館まで無料シャトルバスがあるのです。無料シャトルバスは1日3便で、朝10時半のシャトルバスの便は予約が必要です。
さらに、チケットもホテルで購入できます。しかし、ここはロシア…この日はオンラインに不具合があって買えませんでした。 でも、シャトルバスのドライバーさんが美術館で買うのを手伝ってくれたので問題はありませんでした。
泊まった感想
一番安い部屋に泊まったのですが、広さは十分にありました。屋根裏部屋のような感じで、窓からは空が見えました。比較的新しいホテルなので、部屋はちょっとデザイナーズホテルのような感じですが、おおむね快適に過ごすことができました。
さいごに
長年行きたかった場所は、ロシアとヨーロッパのいいとこどりで、(思っていたより)明るい素敵な街でした。2回行って、3つのホテルに泊まりましたが、どのホテルも素敵で快適に過ごせました。ロシアビザの緩和が進んでいるらしいですが、残念なことにサンクトペテルブルクは対象外でした。ビザなしになったら、毎年行って優雅に泊まりたいホテルばかりでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
*1:2017年11月現在、国際線も国内線も同じ新しいプルコヴォ空港を使っているようです。