またまたおうち時間が増えました。こんなときは、自宅のパソコンやスマホから好きな時間に訪問できるオンライン美術館・博物館を楽しむのはいかがでしょうか。
今回は、外出自粛中におすすめしたい、4つの美術館・博物館のWebサイトやYouTubeなどをご紹介したいと思います。
国立科学博物館
国立科学博物館、通称・科博の本館は、東京の上野にあります。
1回目の自粛期間が終わったあとに行ってきました。
そのときのようすは、こちらでどうぞ。
-
上野・国立科学博物館の見どころをご紹介します!
国立科学博物館をじっくり見学してきました。
続きを見る
2回目の緊急事態宣言発生中、予約制で入場できますが、「おうちで科博」にアクセスすれば、お家にいてもじっくりと展示物を楽しむことができます。
VR映像としての鑑賞には専用ゴーグルもしくはメガネが必要ですが、3Dビュー映像はPCやスマートフォンで楽しむことができます。まるで国立科学博物館の中にいるような「おうちで科博」です。
おうちで科博
東京国立博物館
科博のそばには、トーハクの愛称で親しまれている、東京国立博物館があります。
日本で最も伝統ある博物館だけに、展示物だけでなく、内装も素敵です。
平成館
東京国立博物館には、いくつかの建物があるのですが、私が特に好きなのが、皇太子陛下のご成婚を記念して1999年に開館した「平成館」です。
1階は、日本の考古の展示室で、壁沿いの展示物をみながら、旧石器時代から江戸時代までの日本の歴史をたどることができます。
まず、惹かれた銅鐸 (どうたく) 。銅鐸は、弥生時代に製造された釣鐘型の青銅器です。
銅鐸の本来の姿は、中国から銅鈴としてもたらされたモノだそうです。日本に入って、鈴は大きくなり、紋様を鋳出すなどのアレンジが施されました。これが、銅鐸の始まりです。
弥生時代の後期になると銅鐸は大型化し、写真のように1メートルを超えるモノまで作られるようになります。大型化した銅鐸は、楽器ではなく、政治権力のシンボル的な神器へと変化していったそうです。
ひときわ目につく埴輪のコーナー。動物や人型の埴輪を間近で見ることができます。

そんな東京国立博物館には、公式YouTubeチャンネルがあり、【オンラインギャラリーツアー】で、展示物を見ることができます。
オンラインギャラリーツアー
国立西洋美術館
さらに、上野には、国立西洋美術館もあります。こちらは、館内の施設整備のため、2022年春まで休館中です。
休館前、ちょうど「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を開催中でした。大変珍しい館外、しかも日本での展示です。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、1824年に開館した世界を代表する美術館の一つです。
同館のコレクションの特徴は、王室の収集ではなく、市民たちが作品を持ち寄り、西洋絵画史の全貌の理解を促進するための教育機関として形成されてきた点にあります。
また、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの作品の貸出は極めて厳しいため、今回が史上初の海外における展示会だそうです。今回は、ルネサンスから19世紀末までのロンドン・ナショナル・ギャラリーの幅広いコレクションから、61点もの傑作を展示しています。
懐かい作品ばかりなので、東京に来たとき「行きたい!」と思ったのですが、予約が取れず・・・
そのときに見つけたサイトが以下です。少し長いのですが、第7章のハイライトを解説付きで紹介してくれています。
ロンドンのナショナルギャラリーに行ったときは、そこまで細かく見ることはありませんでした。次回(いつになるのかしら?)行けるまでは、こちらの動画で楽しみたいと思います。
その他の展示物は、こちらでどうぞ。
大原美術館
大原美術館は、岡山県の倉敷にあります。
こちらの美術館は、実業家であった大原孫三郎と、洋画家の児島虎次郎によって礎が築かれました。日本の絵画だけでなく、海外の絵画も充実しています。
日本の、それも地方都市にあるエル・グレコの「受胎告知」、南太平洋に浮かぶタヒチに渡ったゴーギャンの作品「かぐわしき大地」、そして、モネの「睡蓮」。大原美術館にある「睡蓮」は、モネ本人が虎次郎のために選んでくれた1枚だそうです。
モネの世界はこちらをどうぞ。
-
花咲き乱れる庭園でモネの世界に浸る旅 ~フランス・ジヴェルニー~
美術館に行く前にモネの庭を見てきました。五感を使って旅を楽しめます。
続きを見る
大原美術館は「Google Arts & Culture」で楽しむことができます。
「Google Arts & Culture」は、検索ページGoogleが提供するWEBサイトで、世界中の美術館のアート作品(約2,500) を楽しむことができます。
作品へのアプローチの仕方も、グーグルらしいさまざまな方法があるようです。行きたいと思っていた矢先の緊急事態宣言、「Google Arts & Culture」を使って、お家でゆっくり鑑賞することにしました。
大原美術館
使い方(はじめ)
トップページをスクロースしていくと、下の画面があります。
人型の部分をクリックすれば、閲覧開始です。
ただし、細かな解説はないでの、私は、PCで館内を見ながら、スマホで解説を読んで楽しんでいます。
- 解説はこちら >>> 大原美術館・作品紹介
トップページからも「作品紹介」に飛ぶのですが、上にはったリンクの方が見やすかったです。

オンライン美術館、そして博物館の展示品を見るためには、大容量のデータ通信が発生する場合があります。なので、LTE回線または、Wi-Fi環境下での鑑賞をおすすめします。
さいごに
2度目の緊急事態宣言。といっても、買い物が普通にできる(空っぽの棚がない)ので、日常生活はあまり変わらない気がします。
そして、夜は、オンライン美術館・博物館をまたまた楽しむようになりました。
新しく見つけた、国立西洋美術館と大原美術館のGoogle Arts & Culture。まだまだ、他の美術館もオンラインで楽しめそうです。
ぜひ、一度ご覧ください(^^)
最後までご覧いただきありがとうございます。