奇跡的に取れたパークチケット!最後はディズニーシーを選びました。
旅好きならではの視点で、今は行けない海外旅行気分を味わえる1日にしてみました。世界一周旅行とともに、時短営業中でも楽しめるディズニーシーの食事をご紹介したいと思います。
スタンバイパス
3月に行ったときの開園時間は10時でした。
時短営業中のディズニーシーの人気アトラクションを体験するには「スタンバイパス」を申し込まなければなりません。
ただし、日によっては、午後からスタンバイパスの発行がなくなります。その場合は、列に並べばOKです。
2021年5月25日~、ソアリンでは1基がメンテナンス作業に入り、終日スタンバイパスが発行されています。午前中に申し込むことをおすすめします。
10時7分頃アクセスすると、上の時間帯でのスタンバイパスが取れました。
この日のスタンバイパスは 15時5分までで、15時過ぎには待ち時間なく乗れるようになっていました。
さて、10時50分まで時間があるので、まずはアメリカから回りたいと思います。
20世紀初頭のアメリカ
ディズニーシーの玄関口に広がるメディテレーニアンハーバー を見ながら左の方向へ進みます。
まるで映画で見るような、昔のアメリカの雰囲気です。
その中、ひときわ目立つ建物は、ビッグバンドビート (BBB) を楽しめる施設です。
2021年の浦安市の成人式が行われた場所ですね。
中では、ビッグバンドジャズの演奏をバックに、本場のミュージシャンやタップダンサーたちが繰り広げるレビューショーを楽しむことができます。
FLY ON ステイタス会員特典
ここは提供がJALなので、JALのJMB FLY ON ステイタス 会員が事前予約をすることで利用可能なラウンジがあります。
ステイタス会員:ダイヤモンド、JGCプレミア、サファイア、クリスタル会員
特典として、通常のショーが始まる前に、東京ディズニーシー® JALラウンジ「プレシアター」で寛ぐことができるのです。
「プレシアター」には無料のソフトドリンクもあり、各回の公演開演時間45分前から10分前まで利用できます。
2021年6月1日からの予約が再開しました。
利用に際しては、前日15時(日本時間)までの予約が必要です。
利用回数
- 月1回
以前は、ステイタス毎に回数が決まっていたのですが、再開後は、月1回に変更となりました。
利用可能回数や、ご予約締め切り時刻などが変更されておりますので、公式サイト(リンクは下にあります)で、必ず内容をご確認ください。
BBBでは、ミッキーたちが生まれた1920~1940年代のジャズの名曲が30分間楽しめます。
利用範囲
FLY ON ステイタス会員本人とその同行の方、またはFLY ON ステイタス会員の配偶者および1親等以内の家族とその同行の方、1回分の予約につき最大5名まで利用できます。
2021年5月現在、エントリー受付が必要です。
しかし、事前に申し込み、当日は、近くのキャストに、①予約のメールと②ステータスカード、を提示することで、ステイタス会員は先に入ることができるそうです。
なお、申し込み専用サイトがリニューアルされたようです。
前回申し込まれた方も、メールアドレスやパスワードはリセットされています。
JALラウンジご利用案内のページ下にある「東京ディズニーシー® JALラウンジを予約する」より進んだ「お申し込み専用サイト」で確認できます。
詳細はコチラ >>> FLY ON ステイタス会員特典 東京ディズニーシー® JALラウンジご利用のご案内
タワー・オブ・テラー
さらに進むと、1912年のニューヨークの景色が広がっています。ここには、1899年に起きたオーナーの謎の失踪事件以来、恐怖のホテルと呼ばれるようになった「タワー・オブ・テラー」があります。
この「タワー・オブ・テラー」は、ニューヨーク市保存協会による見学ツアーに参加するというアトラクションです。参加したゲストは、エレベーターで最上階へと向かい・・・。

S.S.コロンビア号とキャラクターグリーティング
すぐそばには、20世紀初頭に出港のお祝いをする豪華客船、S.S.コロンビア号が寄港しています。お目当ては、船ではなく、その前で開催されるキャラクターグリーティングです。
10時30分からのスタートでしたが、10時40分にはシェリーメイの写真を撮ることができました。この待ち時間の短かさは、最初で最後だと思います。
シェリーメイにエアハグしてもらって、名残惜しいですが「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の乗り場へ急ぎます。
ソアリン:ファンタスティック・フライト
ソアリン:ファンタスティック・フライトは、メディテレーニアンハーバーの丘に建つ博物館、ファンタスティック・フライト・ミュージアムの中で体験できるアトラクションです。
ソアリンの近くの早咲きの桜は散ってしまっていましたが、ちょうど菜の花が満開でした。この辺り、とても甘い香りが立ち込めていました。
ほとんど待ち時間なく、進みます。
ソアリンは、空を飛ぶという人類の夢を称える特別な博物館「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」でのアトラクションです。
ソアリン
ソアリンは、空を飛ぶことを夢見ていた(上の写真の)女性「カメリア・ファルコ」の生誕100周年を記念した特別展に私たちゲストが参加して、彼女の発明品である飛行船・ドリームフライヤーに乗るというストーリーです。
「イマジネーションや夢を見る力があれば、時空を超え、どこにでも行くことができる」と信じていたカメリア。ゲストは、ドリーム・フライヤーに乗って、イマジネーションを働かせ、夢を見ながら、世界旅行を楽しみます。
パラグライダーに乗っている感じで、巨大スクリーンに映し出された景色を上空から楽しみます。途中、風や香りを感じることもできるので、より一層現実の空を空を飛んでいる気分になりました。
訪問できる場所
ドリーム・フライヤーが上がり、雲の上から旅が始まります。訪問する場所は、以下です。
- マッターホルン (スイス)
- グリーンランド(大部分が北極圏・デンマーク領)
- シドニー(オーストラリア)
- ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)
- アフリカの草原とキリマンジャロ(タンザニア)
- 万里の長城(中国)
- ギザのピラミッド(エジプト)
- タージマハール(インド)
- モニュメントバレー(アメリカ)
- ラウ島(フィジー)
- イグアスの滝(ブラジルとアルゼンチン)
- 東京(日本)
- 東京ディズニーシー
この中で、実際に行ったことがあるのは、11カ所。②のグリーンランドと、⑨ラウ島だけ未踏の地ですが、ソアリンを体験して、行った気になりました。
30年ほど前、アフリカの草原で気球に乗ったのですが、眼下を大きな動物の群れが走っていくダイナミックな景色を記憶しています。
ソアリンでも、ドリーム・フライヤーの下をゾウの群れが走っていきます。中には、転ぶゾウもいました。大昔の記憶が蘇る感じでした。
また、⑪イグアスの滝は、ブラジルとアルゼンチンにかかる世界最大の滝です。275もの滝があり、大きな水しぶきを上げるので、あちこちに虹が架かります。ソアリンでは、その様子も映し出され、上空から虹がかかっているのを見ることができました。
また、ソアリンは映像を楽しむだけではありません。サバンナを駆け巡るときは風を感じ、草原の香りがしました。さらに、タージマハールではジャスミンの花の香り、ラウ島では石けんの香りをほのかに感じました(香りはイメージです)。
とっても楽しいソアリンですが、一つだけ不満があるとすると、できるなら一筆書き(②→①→④・・・)で、本当に世界を回っている順番がよかったなぁ・・・。

現在ソアリンに乗れるのは、アメリカの2か所のパーク (フロリダとアナハイム)と上海、そしてここ東京ディズニーシーだけです。しかし、仕組みは同じでも、ストーリーは日本のためだけに作られた完全オリジナルです。
最後は夜の東京ディズニーシーに戻ってきて、プロメテウス火山の麓から打ちあがる花火を見て、ファンタスティック・フライトは終了します。
上空から見る東京ディズニーシーの夜景は息を吞む美しさ!何回乗っても楽しいです(この日は3回乗りました)。
どの列がいい?
ドリーム・フライヤーは3段になっています。乗り込む前、3列に分けられて案内され(私が何回か乗った少ない経験だと)、1番の列が最上階、2番目の列が真ん中、3番目の待機列に案内されました。
3番目の列は最初にドリーム・フライヤーに乗り込むことができますが、一番下の段となります。
私は、真ん中と一番下の列しか乗ったことがないのですが、景色の中に上の列の人の足が視界に入るのが残念な点です。
個人的には、2番目(真ん中)の列が好きですが、一番下も、マッターホルンの頂上やピラミッドの天辺にぶつかりそうになるスリルがありました。
ポップコーンでひと休み
大満足のソアリンの次は、ひと休み。
ソアリンを出たところのポップコーン・ワゴンは、時短営業中でも健在でした。ソルト&ペッパー味でした。
この辺りでは、ポップコーンを食べながら、イタリアの港町のような景色を見ることができます。
海底2万マイル
少しお腹が落ち着いたので「海底2万マイル」へ。こちらは、小型潜水艇に乗って神秘的な海底探索の任務を体験するアトラクションです。
飛行機に乗った当日は、気圧の関係で海に潜れないのですが、ここでは、空を飛んだあとに深海へ行くことができます(笑)
7月に行ったときには、ソアリンに乗るための列ができており (上の写真) 休止中だったのですが、今回はオープンしていました。
同じく場所を通っていくのですが、人がいないので、また違った雰囲気になっていました。
途中のセットは、今回開放されていませんでした。待ち時間が全くないので、歩くので精一杯・・・見ることもできませんが。
新しくサーチライトが装備された小型潜水艦に乗ると、深海の不思議な生き物に出会いました。
贅沢に、一組一艘 (いっそう) 貸し切りです。思っていた以上に楽しい海底探索でした。
ランチ:ヴォルケイニア・レストラン
ランチは、海底2万マイルのすぐそばにある「ヴォルケイニア・レストラン」へ。予約不要です。
- 営業時間:11:00~17:00(時短営業中)
ヴォルケイニアセット (1,880円) をいただきました。
ヴォルケイニアセット
- シーフードのあんかけ焼きそば(または、マーボー豆腐のあんかけチャーハン)
- よだれ鶏
- 中華風カスタードまん
- ソフトドリンクのチョイス
これに惹かれたのですが、味はふつうでした。
キャラクターグリーティング
お腹もいっぱいになって、次は何しようかな~と歩いていると、彼らがいました♡
順番に、ソーシャルディスタンスを保ちながら写真を撮ります。いろいろリクエストにも応じてくれるので、かわいい写真が撮れました。
時間や場所は決まっていないので、出会えるとラッキーです。
トイストーリーマニア
トイストーリーマニアは、ウッディ (カウボーイ人形) が広げた大きな口から中へ進んでいきます。
すると、ゲストは、いつのまにかおもちゃの大きさになって、アンディ (おもちゃの持ち主の男の子) のベッドの下で、おもちゃの世界のシューティングゲームを楽むというストーリーです。
普段なら、ここに長蛇の列ができているのでしょうね。
入り口で3Dの眼鏡を借り、キャストの方に「ようこそ!おもちゃの皆さん」と声を掛けられ、トラムに乗り込みます。
そのあと、ウッディやバズといったおもちゃ達と一緒にシューティングゲームを楽しむのですが、これが意外と面白い!
最後には点数が出ます。乗るたびに上がっていきました!この日は、合計4回乗りました。こんな贅沢ができるのも今だけです。
マンマ・ビスコッティーズ・ベーカリー
思う存分遊んだら、またお腹が空いてきました。
ディズニーシーには、リーズナブルな食事ができるパン屋さんもあります。
- 営業時間:15:00~19:00(時短営業中)
季節のクロワッサンサンド(さくらホイップ)420円。こちらは、2021年5月31日まで販売しているようです。
時短営業中は15時~の営業なので、おやつにいただけます。といっても、結構なボリュームでした。個人的には、もう少しクロワッサンのサクサク感が欲しいところです。
チキンマヨネーズ・デニッシュも買ったのですが、食べられず・・・お土産にしました。帰って、トースターで少し温めると、パイがサクサクして、美味しかったです!
こちらも1個で十分なボリュームです。
夫へのお土産は、リトルグリーンまんと、マイクメロンパン。リトルグリーンまんの中には、桜とチョコレート、カスタード (?)クリームが入っていました。どれも美味しかったそうです。
リストランテ・ディ・カナレット
クロワッサンを食べたあとは、また走り回ったので、少しお腹が空きました。というか、予約した時間に夕食をいただくために走り回ったのですが・・・。
少し早い夕食のため、イタリアへ。
当日の朝、運河沿いにあるヴェネツィアの雰囲気がたっぷりのレストラン「リストランテ・ディ・カナレット」のプライオリティ・シーティングを申し込んでおきました。
プライオリティ・シーティング
対象のレストランを利用する際、事前に 利用希望時間を指定することができ、その時間にレストランに行くと、優先的に席に案内してもらえるサービスです。
このレストランでは、窯焼きピッツァやパスタをワインやビールとともに楽しむことができます(お酒が飲めるのが、ディズニーシーの特長です)。
お店の名前は、ヴェネツィアの風景を描いた画家カナレットにちなんだもので、繊細な彼の作品が店内の壁を美しく彩っていました。
- 営業時間:10:30~18:00(時短営業中)
こちらでは、シェフのおすすめセット(~3月29日)をいただきました。
メニュー
- アンティパスト・ミスト:
生ハムとチーズのマッシュポテト、海老のカルピオーネ、ほうれん草のフリッタータ - タリアテッレ、ラムのラグー
- ピーチコンポート&バニラムース
※ パスタはメインディッシュからも選ぶことができます。
パスタは「イカ墨のタリオリーニ、イカとムール貝とルッコラのトマトソース」に変えました。
昨年の 北イタリアで食べたラグー が気になったのですが、ルッコラも大好きなので、こちらにしました。
可愛いだけでなく、美味しいデザートでした♡
中東の夜景
最後は大好きな中東の世界へ。前回見た夜景が美しくて、もう一度みたいと思い、日が暮れるまで待ちました。
ただ、時短営業中は19時に閉園なので、さらに駆け足で、まずはジャスミンのフライングカーペットへ。
これは、ディズニー映画『アラジン』に登場するジャスミンの庭園の上空を、空飛ぶ絨毯に乗って旋回するライドタイプのアトラクションです。
空飛ぶ絨毯を自分で上下に動かしたり、傾きを変えたりと、まるで自由に空を飛んでいるかのような気分を味わうことができます。
こちらも初めて乗りましたが、とても楽しかったです。

シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ
船乗りシンドバッドと子トラのチャンドゥと一緒に、最高の宝物を探す旅に出ます。ボートも貸し切り状態なので、ゆったりと楽しむことができました。
出てきたときは、すっかり暗くなっていました。
まるで、昨年の夏に行った、中東のアブダビの夜景のような雰囲気でした。誰もいないので、余計に美しさが際立っていた気がします。
アブダビのようすもどうぞ。
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さいごに
20世紀初頭のアメリカから始まり、ドリーム・フライヤーに乗って世界一周旅行。夕食はイタリア、そして最後は中東の雰囲気も堪能することができました。
10時から19時まで、9時間も走り回っていたと思えないほど、あっという間に時間は過ぎていきました。
これだけ走り回るので、夫は絶対に一緒に来てくれません。なので、黙遊の一日でした。
もう当分は来られないだろうなぁ・・・と思ったので、お土産もたっぷり買って帰ります。
多分、ここまで空いているパークを体験すると、通常に戻ったあとは来られなくなるかもしれない・・・とは思いつつ、好きな時に行ける年間パスポートの再開も楽しみにしています(アメリカでは中止になってしまうらしいのですが、日本はどうかしら?)
最後までご覧いただきありがとうございます。