遅ればせながら「お問い合わせフォーム」を設置しようと思いました。
ワードプレスで「お問い合わせフォーム」を設置するには、プラグイン(ソフトウェアに機能を追加する小さなプログラム)をインストールすると簡単にできます。
しかし、プラグインを入れすぎると、読み込み速度が遅くなると聞いたので、使わないで設置できる方法を探してみました。
※ 作成方法などは、2020年当時の情報です。2年間使った感想を追記したため更新しました。

フォーム作成ツール
プラグインを使わないとなると、HTMLやCSSなどのコーディングスキルを必要とします。
挑戦しようと思いましたが、コードを見ただけで挫折しました( ノД`)
そこで注目したのが「フォーム作成ツール」です。
「フォーム作成ツール」とは、フォームの基本構造を作るための編集画面へフォームに必要な項目(名前・住所・メールアドレスなど)を追加するだけで完成するツールです。
プラグインも不要で、HTML や CSS の知識・スキルがなくても簡単に作れるのです。
無料のフォーム作成ツールは、何種類かあります。
はてなブログでも多くの方が利用されている「Googleフォーム」にしようかと思ったのですが、 formrun (フォームラン) というフォーム作成ツールがシンプルで好みのデザインだったので、気になった機能を抜粋して2つを比べてみることにしました。
以下の機能は、作成当時(2020年)のものです。
機能 | formrun | Googleフォーム |
---|---|---|
作成できるフォーム数 | 1個(1チームあたり)1 | 無制限 |
携帯端末での操作 | ✖ | 〇 |
フォームの埋め込み | 〇 | 〇 |
バリデーション 2 | 〇 | 〇 |
自動返信メール | 〇 | ✖ スプレッドシートから編集 |
メール送受信 | 〇 | ✖ |
reCAPTURE 3 | 〇 | ✖(後付け) |
1 チームの作成は無制限です。
2 バリデーション (英:validation) とは、入力内容や記述内容が間違っていないか、違った欄に入力(記述)されていないかを確認して教えてくれることです。formrunではリアルタイムでのバリデーション設定 (必須項目や項目毎に求められる入力値が正しいかを瞬時に判定) はできますが、Googleフォームではできません。
3 reCAPTUREとは、Webフォームなどに登録する際、悪質なアクセスからWebサイトを守るための機能です。
どちらも無料ですが、「Googleフォーム」は、作ることができるフォームの数が無制限で、パソコンだけでなく、携帯端末でも編集しやすい仕様(1つの編集画面の中でフォーム編集から公開設定までまとめて行える)となっています。
どちらにも長所と短所があるのですが、formrun (フォームラン) の「自動送信メール」と「reCAPTCHA」を簡単に設置できる点に惹かれ、formrun (フォームラン) を選びました。
プラグインなしなので、formrun (フォームラン) も、はてなブログで利用可能だと思います。
設定方法は、公式サイトできめ細かく説明してくれています。
詳細はこちら >>> formrun(フォームラン)
設定方法
IT関連の知識があまりない私には、ちょっと手間取ってしまうこともありました。
なので、忘却録もかねて「お問い合わせフォーム」を設置するまでの悪戦苦闘を残します。
※ 情報は2020年当時のものなので、現在と違っている場合もあることをご了承ください。
step
1ユーザ登録(無料)
formrunを無料でスタートよりユーザ登録を行い「チーム名」を登録します。
チーム名は何でもOKです。

step
2フォームを作成する
formrunで入力フォームを作成する場合、「フォームクリエイター」「HTML・CSS」の2つの作成方法があります。

私は「フォームクリエイター作成」を選びました。
フォームクリエイターは、編集画面でパーツを移動させたり質問内容を入力したりすることで、フォームを作成できました。
step
3テンプレートの選択

formrunには、当時、24種類のテンプレートが用意されていました。
その中から、できるだけシンプルなものを選びました。
“このテンプレートを使用” をクリックすると、編集画面に進みました。
step
4編集をする

タイトルの色を変えることができました。
レイアウトは、ヘッダーやサイドなど4種類あります。
画像も豊富に用意されていたので、気に入った画像をアップロードしました。
ここまでは、PC技術をあまり持たない私でも、簡単に操作できました。

質問項目のパーツは、「メールアドレス」「住所」「職業」など、15種類近くの入力項目があり自由に追加できます。
フォームの見た目をカスタマイズするためには、左メニューにあるタブを操作して、編集画面に加えていくだけです。

項目の位置を変更したり、必須が任意も選べます。

メッセージを書いてもらう欄は「複数行テキスト」を+追加すれば簡単に作成できました。

最後は、スパム対策の「reCAPTURE」を設定すれば完成です!
step
5フォームを公開する

編集が全て終わったら【保存】ボタンを押し、フォームを公開します。
QRコードや、iframe埋め込み、各SNSでの共有をすることで公開できますが、私は「iframe埋め込み」することにしました。

記載されている手順に沿って、埋め込みたいページ(記事の編集)に指定のコードを貼り付け、公開するだけで設置完了しました。
私は、固定ページにコードを貼り付けました。

あとは、他のサービスとインテグレーション (連携) させるだけです。

できあがりました。ブログに表示するには、「外観」>「ウィジェット」にある「02_STINGER 問い合わせボタン」で設置するだけです。
最新の情報は、操作マニュアル もご確認ください。
2年間使った感想
作る前は大変そうだなぁ・・・と思っていたのですが、やってみたら簡単でした。
記事作成や仕事の依頼は、こちらフォームからでいただいています。
メールのやりとりも50通まで行えるので、とても助かっています。
時々不具合があるようですが、お知らせがあり、すぐに直してくれるので、問題は全くなく使わせていただいています。
設置して依頼、困ったことはひとつもありません(無料なのに・・・)。
これからも、ありがたく使わせていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございます。