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重曹とアロマ (日本産精油) を使ったお掃除レシピ ~テーマはおうち森林浴~

昨年のゴールデンウイークはステイホームしながら隅々まで掃除していました。そのおかげで、年末の大掃除が楽でした。

まさか今年も似たような状況になるとは思いませんでしたが、時間はたくさんありますので、今年も重曹とアロマを使って隅々まで掃除をしたいと思います。

今回のテーマは「おうち森林浴」。雨でも気持ちがスッキリするような重曹とアロマ(精油)の使い方をご紹介したいと思います。

酸性の臭いには「重曹」

スーパーなどで、1kg、500円前後と気軽に買える重曹。カーペットに振りかけ、掃除機をかけ、消臭効果を狙ってお掃除をしている方も多いと思います。

ただ、重曹は、全ての悪臭に効果があるわけではないようです。

 

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重曹が力を発揮するのは酸性の臭い!

 

「酸性の臭いにアルカリ性の重曹水を吹きかけると中和されて臭いが消える」と言われています。

参照:「重曹でお掃除」の化学(その2)

 

酸性の匂いとは、汗の臭いや腐敗臭など酸化された臭いを指します。

私が住んでいる地域では、ゴールデンウイーク中は何回か燃えるゴミの収集もお休みです。今回は土曜日まで自宅保管。なので、生ゴミが入っている袋の中に、直接「重曹」をふりかけて消臭しておきます。

せっかく重曹に注目したので、いろいろ挑戦しておこうと思いました。

 

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まずは、タオルの煮洗いから。

 

タオルの煮洗い

タオルの煮洗い。汗ばむ季節に活躍するハンドタオルも、この機会にまとめて重曹で臭い取りをしておこうと思います。

「煮洗い」の手順に難しいことはありません。基本的にはお鍋に水をはり、重曹を入れて洗うものをグツグツ煮るだけです。

  1. お鍋に水を入れて火をかけ、お水が温まってきたら、重曹を入れてよくかき混ぜる
  2. ハンドタオルをお鍋に入れ、15分〜20分弱火で煮込む
  3. お鍋からハンドタオルを取り出し(火傷注意)、よく水洗いする

 

汚れに応じて加減が必要ですが、分量は水1Lに対し、重曹は大さじ1杯程度。食用でも工業用でも大丈夫です。

煮洗いは、綿や麻など丈夫な繊維の布製品で効力を発揮します

 

注意点!

  • 高温に弱い化学繊維・ポリエステルや、アルカリに弱いシルク・ウールは、変質する可能性があるので控えた方がよいでしょう。
  • お鍋はステンレスやホーローのものを使いましょう。アルミの鍋を使うと、重曹のアルカリで変色したり腐食を起こすことがあります。
  • また、お鍋から布を取り出すときは、火傷に注意しましょう。

 

お弁当箱の臭い消し

次は、お弁当箱などのようなタッパーの消臭をします。

我が家では週に何回かお弁当を作ります。お弁当箱は毎回きれいに洗っているのですが、なんか臭いが染みついている気がします。

この臭いも重曹(浸け置き)で取り除くことができます。

  1. お弁当箱に重曹を振りかけ、ぬるま湯で溶かす
  2. 10分ほど放置してすすぐ
  3. (気になる方は)台所用の洗剤で洗浄、よくすすぐ

 

調理で使ったお湯の残りを使いましたが、入れるのは水でも大丈夫です。

この浸け置き洗いは、お料理を作り置きしておきするプラスチック製のタッパーなど、保管ボックスにも応用できますね。

口に入れるものを保管するもののため、食品としても使える重曹を使うと、より安心だと思います。

 

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中性洗剤だけで洗うよりスッキリ!

家に閉じこもっていると「スッキリ」といった感覚って大事なのだと思いました。

 

重曹とアロマ

雨の日は換気ができないので、なんとなく空気が淀んでいる気がします。

そんな時は、重曹+精油!

重曹だけでも消臭効果が期待できるのですが、ガラス瓶などの入れ物に重曹を入れて、精油を数滴たらして混ぜれば、オリジナル消臭剤の出来上がりです。

加える精油は、好きな香りなど何でもいいのですが、せっかくなので 消臭、抗菌作用 が期待できるものを選んでみました。

 

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今回は、日本産の精油にこだわってみます。

 

香りの表現は難しいのですが、下記でご紹介したいと思います。

 

消臭・抗菌アロマ

  • スギ:森林浴をしているスッキリ・清々しい香り
  • アスナロ:ヒノキより深い森の香り
  • モミ:マツ科の樹木のスキっとした(ジントニックに似た)香り
  • ハッカスッキリメントールの香り

 

これらの精油の使い方をご紹介したいと思います。

 

スギの消臭剤

スギの精油は、枝や葉部から抽出されます。

その香りは、ヒノキ科のシダーウッド・バージニア (学名:Juniperus virginiana) の精油に似ていると感じます。

 

私には、森の中で鉛筆を削っているような香りに感じます。
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シダーウッドと香りが似ていることから、スギは「Japanese Cedar」とも呼ばれますが、スギはスギ科なので全く違う植物になります。

スギの精油には芳香成分のリモネン(柑橘系の精油の主成分)が5%ほど入っているので、少し時間が経つと、レモンのような柑橘系の香りも漂ってきます。

 

スギ花粉症でも大丈夫!?

そばにスギ花粉症の人がいるのですが、スギの精油は葉や枝の部分から抽出したものなので、問題なく使えると言っていました。

スギという言葉による抵抗があるかもしれませんが、花粉による刺激と精油の作用は全く別物だと考えられています。

重曹にスギの精油を加えた袋は、洗うことができない靴やバッグに入れておきます。さらに、重曹の効果がプラスされ、湿気対策にもなります。

 

作り方

袋に重曹を100g入れ、精油を合計10滴になるように加えてよく混ぜる(袋ごと揉んでもOK)。

 

スギの精油は柑橘系の精油とも合うので、ユズやオレンジの精油と混ぜることもおすすめです。

 

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今回の記事を書くために新しい精油を開けました。

掃除に使うなら少々古くても大丈夫なのですが、新鮮なものは香りの持続が長い気がしました。

 

スギの香りは数日もつので、香りが無くなったと感じたら、精油を追加すれば繰り返し使えます。

香りが無くなったら他のものに変えたりして、違った雰囲気を楽しむのもいいですね。

 

 

 

重曹と精油のクレンザー

シンクの汚れ落としには、先ほど作った「重曹+精油」をクレンザーとして使うこともできます。

重曹は、水には溶けにくいものの、粒子が細かいためクレンザーとしても活躍します。

 

ただし注意事項もあります。
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重曹を使ってはいけないもの

  • 漆器や塗装品、傷がつきやすいもの
  • アルミや銅製品
  • 大理石
  • 畳、ゴザ、ジュートなどの天然繊維
  • 無塗装の木材(白木)

 

重曹の袋の裏面に書かれている注意書きも、合わせてご覧ください。

研磨剤として優秀な重曹に、殺菌作用のある精油を加えれば、洗浄効果がさらにアップするかもしれません。

 

キッチンの油汚れ

重曹をキッチンの掃除にも使おうと思い調べたところ、以下のような説明文を見つけました。

重曹は、

(1)クレンザー代わりとして汚れを掻き出し、

(2)油汚れから石鹸を作り、

(3)石鹸が汚れを落とす

という3ステップで働いています。

「重曹でお掃除」の化学(その2)

 

どうやら、重曹が脂肪を中和させているのではないようです。

正直、換気扇の油汚れに重曹をふりかけてもイマイチ汚れが落ちないなぁ・・・と思っていたのですが、どうやら重曹と油汚れから作り出された洗剤で汚れが落ちるという仕組みだったようです。

つまり、弱めの洗剤を使っていた感じでしょうか・・・。

なので、コンロや換気扇の油汚れの掃除には、重曹の代わりに、セスキ炭酸ソーダを使います。こちらも、スーパーなどで簡単に手に入ります。

セスキ炭酸ソーダは、炭酸ソーダと重曹の複塩(アルカリ性)で、合成界面活性剤 (石油系合成洗剤) に比べて環境負荷が低いのが特徴です。

 

「セスキ炭酸ソーダ」は、金属の飾りがある食器やアルミ製品、傷つきやすい素材など、使用できないものもあります。使用前に、袋の裏に書かれている「使えないもの」をよくお読みください。

 

このセスキ炭酸ソーダと精油を組み合わせれば、オリジナルの「セスキスプレー」ができあがります。

セスキ炭酸ソーダは、水に溶けやすいので、スプレーにして気軽に使うことができます。

 

おすすめの精油

オレンジやレモンなどの柑橘類(ミカン属)の果皮には、リモネンという精油成分(エッセンシャルオイル)が豊富に含まれています。

このリモネンは、その爽やかな香りと共に、油性の汚れを落とすことができ、天然の溶剤として台所洗剤などにも使用されています。

柑橘類の皮で油汚れを取る!

オレンジの皮でシンクやコンロ周りを磨いたりされる方もいらっしゃると思います。

オレンジの皮の粒々の中に精油成分が含まれています。その精油成分の中の「リモネン」が効果を発揮するのです。

なので、セスキ炭酸ソーダに混ぜる精油には、柑橘系を選んでみました。

 

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ただし、柑橘系果皮から採った精油には注意が必要なモノもあります。

 

植物などから精油を採り出す方法として「圧縮法」や「水蒸気蒸留法」があります。

そのうち、圧縮法で抽出された柑橘系の精油は「光感作」作用を持つ成分を含むため、日中に使う場合には、肌に直接つかないようにするといった注意が必要です。

 

光感作(光毒性)

光感作(光毒性)作用とは、芳香成分のフロクマリン類を含む精油を皮膚塗布してすぐに直射日光(紫外線)に当たるとシミになることがあるため、塗布後4~5時間は直射日光(紫外線)に当てないようにします。

 

フロクマリン類を含む精油として、圧縮法で抽出されたベルガモットやレモンがあります。

 

雨の日は「光感作」の心配がないので、ベルガモットやレモンの精油を使う絶好の機会です(^^)
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ちなみに、オレンジ・スィートには、光感作(光毒性)がないようです。

一般に、「柑橘系の精油には光毒性がある」という表現がされますが、実際は、オレンジ・スイートやマンダリンには光毒性はありません。

オレンジ・スイートに光毒性があると書かれているアロマテラピーの入門書も結構たくさんありますが、これは正確な情報ではありません。

但し、オレンジ・ビターの精油には強い光毒性があります。

精油の光毒性について

 

オレンジ・スィートだけでなく、一般的に「水蒸気蒸留法」で抽出された柑橘系の精油は「光感作」の心配がありません。

日本産の柑橘系の精油は「水蒸気蒸留法」で抽出したものが多いので、時間を気にせず、安心して使えます。

抽出方法は、瓶や箱に必ず書かれていますので、お確かめの上ご使用ください。

私がよく使うのは「ユズ」です。ユズは、他の精油とブレンドしても邪魔しない、だけど存在感はある精油に思え、愛用しています。

このユズの精油をセスキ炭酸ソーダと混ぜて、スプレーを作ります。

 

セスキスプレーの作り方

  1. 水500mlに対してセスキ炭酸ソーダを5g(付属の小さじ1杯)入れる
  2. 「1」に、精油を10滴くらい加えて、蓋を閉めてよくふって混ざったら完成

 

精油は水に溶けにくいので、使うときにも必ず容器をよく振って中身を混ぜてからスプレーするのがポイントです。

汚れが気になる場所にスプレーし、しばらく置いた後に拭き取るだけでOKです。

涼しい場所に保管して、1週間以内に使い切りましょう。

手肌が弱い人はゴム手袋を着用しましょう。

 

 

トイレの臭い消し

ところで、重曹は、あくまで酸性の臭いに効果があるものです。

トイレの臭いはアルカリ性であるため、重曹では効果が期待できません。そのため、「クエン酸」を利用して掃除することをおすすめします。

クエン酸は100円ショップなどで簡単に買うことができます。

 

ただし、クエン酸はアルカリ性の臭いとの中和反応による消臭のみで、重曹のように吸着による消臭効果は期待できまでん。

そこで活躍するのが、消臭効果が期待できる精油です。コロナ禍なので、アルコール消毒を兼ねた掃除をした後、スギなどの精油で作ったスプレーをかけておくと、スッキリ感が増します(体験談)。

 

アロマスプレーの作り方

  1. ガラスのスプレー瓶に無水エタノール5mlを入れる
  2. 「1」にスギの精油を10滴加えて、瓶の蓋をしてよく混ぜる
  3. 最後に、瓶に水道水を45ml入れて、再び蓋をしてよく混ぜればできあがり

 

2週間くらいを目安に使い切ってください。トイレ以外の消臭にも使えます。

 

スギとアスナロ、または柑橘系など、スギをベースに、お手持ちの西洋の精油を混ぜてもOKです。

 

浴室の掃除

最後は浴室の掃除です。

浴室の掃除に使いたい精油として一番に頭に浮かぶのは、「ティーツリー」です。

ティートリー、ティートゥリーとも呼ばれます。

ティーツリーは、オーストラリア原産フトモモ科の植物です。この植物から採れる精油は、雑菌やカビを抑制する働きに優れているとも言われ、水回りの掃除に重宝します。

浴室のカビ(クロカビ)にはティートリーやラベンダー、水虫の原因となる菌(白癬菌)にはカモミール・ローマンやティートリーなどが優れていることが明らかになりました。

精油の制菌作用(AEAJ)

 

実際に研究でも黒カビに対する高い制菌作用が確認されているので、もし西洋の精油を1本買うとしたら「ティーツリー」がおすすめです。

参考サイト:(公社) 日本アロマ環境協会|アロマの研究・調査

 

しかし、今回は日本産の精油にこだわりたい!
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似たような効果が期待できる日本産の精油として、思い浮かぶのは「青森ヒバ」です。昨年の大掃除の際に重宝した精油です。

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青森ヒバ

日本三大美林のひとつである青森ヒバは、ヒノキ科アスナロ属の針葉樹です。ヒノキアスナロとも呼ばれています。

青森ひば油には、カビなどの多くの菌に対する抗菌性があることが判っています。

この力は青森ひば油に含まれるヒノキチオール等の成分によるもので、檜や杉等の樹木に比べて抜群の効果を発揮します。

青森ヒバ油の効果

 

青森ヒバの精油の(期待される)効果は以下のようなものがあります。

  • 抗菌・防カビ
  • 精神安定
  • 防虫
  • 消臭・脱臭

出所:青森ヒバの秘密

精神安定や消臭・脱臭効果は、使っていて実感します。大掃除にも必ず使用します。

さらに抗菌効果もあるのなら、浴室の清掃にもちょうどいいですね。

 

 

 

使うときに知っておきたいこと

上記で参考にさせていただいたサイトに、以下のような文章を見つけました。

カビや細菌に対する抗菌効果は数値化されていますが、防腐、防虫効果は認められているとの表現にとどまっています。

同じようにシロアリについても忌避効果が確認 されてはいるものの具体的な使用方法についてはあきらかになっていません。

青森ヒバの秘密

 

精油には芳香成分が含まれており、海外ではその効果をうたうことができる国も多くあります。

しかし、芳香成分はあくまでも動けない植物が身を守るものです。なので、抗菌を目的に作られた洗剤と同じ働きをするわけではないことをご了承のうえ、お使いいただければ幸いです。

 

試してから使いましょう

精油や重曹などは、使用する材質によっては変色する可能性があります。

大切なものや初めて使うものには、事前に目立たない部分で変色などがないか確認してからお使いください。

オレンジスィートなど一部の精油には色がついているものがあります

重曹・セスキ炭酸ソーダは、アルミ製品、畳、白木、金属部分など使えないものもあります。詳しくは製品の裏にある注意書きを確認してください。

 

保存容器はガラス製が安心

精油はプラスチックを溶かしてしまうことがあります。なので、手作り洗剤の保存容器は、ガラス製が安心です。

もしプラスチック容器を選ぶ場合は、精油への耐性があるかどうかを必ずチェックしましょう。

 

古い精油でも大丈夫?

通常、精油は開封後約半年~1年程が使用期限(柑橘系は半年)です。

ただし、掃除用なので、使用期限が過ぎてしまった精油(エッセンシャルオイル)でも、異常を感じなければ使えます。

 

古い精油の見分け方

  • 明らかに香りが弱い
  • 臭いが変。酸化している
  • ねっとりしている
  • 濁っている

明らかにおかしいと思った精油は、掃除用の使用でもおすすめしません。

 

 

 

さいごに

今年のゴールデンウイークも緊急事態宣言やまん延防止等重点措置・・・。

泣く泣く旅行をキャンセルされた方も多いのではないでしょうか。我が家も、遠出しない代わりに東京のラグジュアリーホテルを予約していたのですが、キャンセルしました。

なので、家の中でストレス発散しようと、またまた重曹などを使って、掃除を始めました。

重曹だけでなく、精油を加えることで芳香成分の効能が期待されます。でも、一番は、掃除をしている人の気分がよくなること(^^)。

スギや青森ヒバの精油を選んだのでちょっと森林浴気分です。気持ちがスッキリして、その結果、部屋もきれいになったらとても嬉しいことですよね。

自分の好きな香りに包まれて、家にいても皆さまの生活が清々しいものになりますように♪

 

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