奇跡的に当選した「TRAIN SUITE四季島(トランスイートしきしま)」には、沿線の町から取り入れたリラックスできる香りがありました。自然の植物や果実が持つ香りの芳香成分で心と体をケアをする列車の旅が始まります。
深遊探訪のはじまり
2017年5月1日(月)に、JR東日本からデビューした「TRAIN SUITE四季島」は、2013年に登場したJR九州「ななつ星in九州」に続く本格的クルーズトレインです。
外観塗装はシャンパンゴールドを主とする四季島ゴールドの落ち着いた感じ。車内のインテリアデザインは、伝統文化や未来の日本文化をデザインすることをコンセプトとしており、木材・金属・漆・和紙などがふんだんに使われています。10車両のうち、先頭車の展望室は春、5号車のラウンジは夏、6号車のダイニングは秋、各車両の個室は冬と、日本の四季をテーマにしています。
興味深いのは車両の材質。1 から 4、8 から 10号車がアルミニウム合金、5 から 7号車は、細かな細工や上下方向の大きな空間を実現するため、二階建てグリーン車と同様のステンレス鋼となっていること。「四季島」のデザインプロデュース・車両デザインを担当したのは、「KEN OKUYAMA DESIGN」代表の奥山清行氏。スーパーカー「フェラーリ」(エンツォフェラーリ)や秋田新幹線E6系、北陸新幹線E7/W7系、山手線の新型車両E235系などをデザインされた方の世界観を楽しむことができます。
名前の由来
「四季島」という名前は、日本の古い国名「四季島(しきしま)」をもとに、日本の美しい四季と伝統を感じながら「時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」という思いを込めて命名したそうです。シンボルマークは、「ひと」「もの」「こと」の象徴である3本の線が、四季を意味する「4つの節目」を巡り戻ってくるデザインとなっています。
旅のコース
自宅から四季島が出発する上野駅、そして上野駅に新設されたラウンジ・プロローグ四季島まで、スタッフの方が寄り添ってくれ、自宅から優雅な気持ちで旅が始まります。コースは季節により変化するみたいですが、私が参加したのは、姨捨の夜景が楽しめる1泊2日コースです。
プロローグ四季島
上野駅のプロローグ四季島では一旦お見送りの家族と別れ、出発までゆっくり。旅のワクワク感が高まります。
旅立ちは13.5ホームから
8時40分頃、四季島へ13.5番ホームへ。案内をしてくれる乗務員さんと「ハリーポッターになったみたいですね~(笑)」とお話をしながら乗り込みます。お隣は列車がはいっていて、乗客だけの空間が作られる… はずが、その列車には乗客の皆さんがいらっしゃたので(笑)目隠しになっていませんね。それなら、開放してもよかったかもしれません。今はどうなのかしら?
森のようなエントランス
四季島の入り口で、漆塗りの箱に入ったお部屋の鍵をいただきます。
ラウンジではピアノの調べ。車内には木がふんだんに使われていて落ち着いた雰囲気です。木のオブジェが素敵です。四季島の乗降口は一か所で、このラウンジから乗務員さんに案内してもらいお部屋へ進みます。



デラックススイート
今回は母との記念旅行のため、少し広い、フラットのお部屋にしました(四季島スイートというメゾネットタイプのお部屋も1室あります)。デラックススィートと四季島スィートのお部屋の場合はリムジンでの送迎もついているので、おうちから楽々来られました。お部屋の設備

荷物は宅配で

お風呂
