旅とアロマ

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五感で楽しむ旅とアロマ

シンガポールへ行く前に! ~基本情報と衛生対策~

 更新日2020/02/05

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シンガポールへ行く前に、いつもと違った下調べをしてみました。同じ時期に行かれる方へのお役に立てれば幸いです。

※シンガポールの新型コロナウィルス対策について追記しました(2020年2月5日)。

はじめに

この記事は、主に下記のサイトからの情報を用いました(天気予報は除く)。

それぞれ最新の情報を確認していただきたいので、出所を明記しました。

特に、新型コロナウィルスに関しては、MOH (the Ministry of Health) が発表している原文を読んでいただくのが一番だと思います。ただし、多くの情報の中から必要なモノをピックアップするには時間がかかります。なので、必要な情報へのリンクと、注意したい部分(翻訳あり)を載せました。検疫や入国に関する英単語は見慣れないモノも多いので、参考にしていただければ幸いです。

パスポート

日本国籍の方は、レジャーや商用の場合のシンガポールの入国には、ビザの申請は必要ありません。但し、パスポートの残存有効期間はシンガポール入国時より最低6ヶ月必要となっています。https://www.mfa.gov.sg/Overseas-Mission/Tokyo/JP/Tokyo-JP/Visa-Information 

在京シンガポール大使館 のサイトによると、短期間の旅行者の場合、ビザは不要ですが、パスポートの残存有効期間が6ヵ月以上必要です。

残存期間は「滞在予定日数+6ヵ月」以上あれば通常は安心です。しかし、このご時世、少し予備日があった方が安心かもしれません。 

出入国カード

シンガポールへの出入国カードは機内で配られます。

ただし、現在、電子出入国カードアプリ「SG Arrival Card」の利用が推奨されており、アプリで申請することもできます。

今般,シンガポール政府は,シンガポールに旅行する外国人訪問者(旅行者)に対し,電子版出入国カード/ベータ版(以下ベータ)を導入し試行運用を開始しました。ベータは,外国人訪問者が到着時に提出する必要がある紙ベースの出入国カードに替わるものです(紙ベースの出入国カードは2021年までに段階的に廃止となる予定です。)

アプリならパスポートのMRZ:machine-readable zone  (写真のページの下、英数字が並んでいる部分) をカメラでスキャンでき、名前やパスポート番号などが読み込めるので便利です。

ベータは、次のサイトよりアプリ(無料) を入手できます(無料)。

※就労許可を得ている当地在留邦人は、ベータ、及び紙ベースでの出入国カードの提出は不要となっています。

出所:https://www.sg.emb-japan.go.jp/files/000530929.pdf

しかし、iPhoneのアプリを使ったところ、誤入力ばかりで上手く作動しません(2020年2月1日現在)。修正しても反応しませんでした❗️😖

androidはOKのようです。ちなみに、アプリだけでなくPCからでも出入国カードは提出可能です。

結局、私はPCでWeb申請して、コードを印刷しました。

  PC用SG Arrival Card:https://icaeservices.ica.gov.sg/sgarrivalcard/

気候・服装

赤道直下に位置するシンガポールは一年を通して高温多湿。雨季と乾季があり、ときどきスコールもあります。一年を通して、日本の真夏のような服装で過ごすことができます。

天気予報

いつもお世話になっている「Yr」と、ja.weather-forecast.com のサイトを見てみました。

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Yr – Long term forecast for Singapore (Singapore)

ちょうど旧正月明け(2月頃)から乾季が始まり、10月頃まで続きます。乾季はスコールも多い時期です。急に空が暗くなったかと思うと、バケツをひっくり返したかのような土砂降りの雨が降ってきます。

ただし、1~2時間ほどで雨はあがり、また太陽が照りつけるようになります。天気予報も⛅/☂のマークとなっています。なので、乾季と言っても雨具があるといいと思います。

気温と湿度

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Singaporeの天気予報

ある日の気温や湿度を見てみると、朝は26~29℃、昼は29~30℃、夜は26~27℃となっていました。他の日も同じような気温・湿度です。ただし、屋内は冷房がかなり効いているのでパーカーや長袖のシャツなど羽織りものを用意しておくと安心です。

厳しいルール

シンガポールには守るべきルールが多いので、入国時や滞在中は注意が必要です。

入国時

通貨 合計20,000シンガポール・ドル(SGD) 以上(注1)
タバコ すべて課税(400g以上は事前に申告要)
酒類

蒸留酒、ワイン、ビール各種類1L、最大2Lまで。

ただし、ワインとビールは単体で2Lまで可能。

その他

新しい物品(新品)、土産品、贈答品、食品(酒類やたばこ、石油製品を除く)に対して、その物品の価値が600 SGDのものまで。

(それ以上のものは課税対象となります。)

※シンガポールから離れていた時間が48時間未満の場合は、150SGDのものまで。

持ち込み禁止

 ガム、肉・肉製品(一部除外あり)、麻薬、武器類、反逆的な物品、電子タバコなど。

https://www.jal.co.jp/tabi/info/toshi/asi/sg/

タバコ製品を海外から持ち込む場合は、税関の「レッドチャンネル (申告品あり) 」で申告した上、関税と消費税(GST)を納めなければいけません。関税を納めずに「グリーンチャンネル (申告なし) 」から入国して、関税法違反に問われ、有罪となった場合は5,000SGD (約40万円) 以下の罰金プラス税金、または2年以下の懲役となります。
なお、電子タバコは、シンガポール国内では所持が禁止されています。シンガポール国内で所持しているだけで、最高で5,000SGDの罰金が科されます(初犯の場合)。

持ち込み禁止・制限される物品

  • チューインガム (歯科・医療用ガムを除く)
  • 噛み煙草や電子タバコ (mitation tobacco products)
  • 銃の形をした喫煙用ライター
  • 麻薬・規制薬物
  • 爆竹
  • わいせつ記事・発行物・ビデオテープ/ディクス・ソフトウエア
  • コピー商品  
  • 反逆・治安妨害品

出所:ICA | What You Can Bring

特に気をつけたいのが、嗜好品としてのチューインガムです。スポットチェック的にカバンの中を検査される人もいました(経験談)。

その他、道路でつばを吐くと罰金となったり、電車内での飲食も禁止です。さらに、ショッピング・モールや飲食施設などのエアコンが効いた場所は全面的に禁煙です*1

30年以上前、クリーンなイメージを作るため、他の国ではみないチューインガムなどのルールができました。でも、「町を汚さない」と意識しておけば、問題なく過ごすことができます。

さらに詳しい情報は、こちらをどうぞ  

JAL - 海外 各国/地域現地情報:シンガポール基本情報

その他、観光に必要な情報はこちらをどうぞ  

https://www.visitsingapore.com/ja_jp/travel-guide-tips/

新型コロナウイルスに関する注意喚起

1月29日午後12時から、過去14日以内に湖北省への渡航歴がある者及び湖北省発行の中国旅券所持者は、シンガポールへの入国が許可されなくなりました(日本より早い対応です)。また、移民検問庁(ICA)は湖北省発行の中国旅券所持者に対し全てのビザの新規発行を即時停止しています。既に短期滞在査証及び数次査証を発行されている場合でも入国は不可となりました。

さらに、1月31日、シンガポール保健省 (MOH:the Ministry of Health) は、新型コロナウイルスに関する感染拡大防止措置として、トランジットの旅客も対象に、更なる入国管理強化の実施を概要次の通り公表しました(2月1日23:59から実施)。

 

  中国本土への渡航歴又は、中国旅券所持者への措置

  • 14日以内に中国本土への渡航歴を持つ、すべての新規入国者は、シンガポール入国又は、トランジットは許可されない。
  • 移民検問庁 (ICA) は中国旅券所持者に対し全てのビザの発行を一時停止する。また、中国旅券所持者のトランジットも一時停止。
  • 中国旅券所持者は、既に短期滞在ビザ及び数次ビザを発行されている場合でも入国は許可されない。

 帰国者と中国本土への渡航歴のある長期滞在ビザ所持者

  • 中国からの帰国日より14日間の休暇取得を勧告。

休暇取得者は、自宅待機を行い社会的接触を避ける。混雑した場所を避け公共の集まりに出席することを控える。健康状態を注意深く監視し、発熱・咳・息切れなどの急性呼吸器疾患の症状が現れた場合は直ちに医師の診察を受ける必要がある。

シンガポールでは保健省(MOHが中心となって、いち早く対策を取り、情報更新を行っています。在シンガポール日本国大使館からの注意喚起にも、このMOHへのリンクが張られていました。

MOHの最新情報(英文)は下記で確認できます。

MOH公式サイト:https://www.moh.gov.sg/

たびレジ登録

私は、出かける前に必ず「たびレジ」に登録します。「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できるサービスです。今回も、MOHを情報源とした情報が毎日のように届いているため、日本語でも確認できます。以下、一例です。

  1. 30日,シンガポール保健省(MOH)は、シンガポール国内において13件目となる新型コロナウイルスの症例を確認したことを発表しました。感染者はいずれも武漢出身中国人及び武漢から到着の中国人であり隔離治療中です。
  2. 29日、保健省(MOH)は新型コロナウイルスに関する感染拡大防止措置として入国管理強化の実施を概要次の通り公表しました(29日より拡大実施)。

湖北省からの渡航者 (シンガポールへ入国・滞在) への措置

  • 最近湖北省から入国した全ての者に連絡を行っている(過去2週間で2,000人が来訪、うち1,000人が短期滞在者と推定)。
  • MOHは高リスクと判定した者への検疫(隔離)を実施する。

湖北省への渡航歴がある帰国者*2への措置

次の帰国者は,自宅又はその他の施設で検疫を受ける。
※過去14日以内に湖北省への渡航歴のあるシンガポール市民と永住者。
※過去14日以内に湖北省への旅行歴のある長期ビザ滞在者。 
※湖北省発行の中国旅券所持者の永住者と長期ビザ滞在者。

検疫命令は法的強制力があり、従わない場合は罰せられる。

-フェイクニュースには注意!

日本と同様にシンガポールでもデマや誤報があり、MOHでは「Clarifications」として注意喚起しています。以下、一例です。

MRTの駅が閉鎖⁉

28 Jan 2020:  There were posts by several Facebook users claiming that Woodlands MRT was closed for disinfection due to a suspected case of the Wuhan coronavirus infection. https://www.moh.gov.sg/2019-ncov-wuhan(2020/01/31閲覧)

「コロナウイルス汚染が疑われたため、ウッドランドMRT駅が消毒のために閉鎖された」と複数のFacebook投稿があった。MOHは、これは真実でないとしています。 

現地の人も感染⁉

31 Jan 2020: On 30 Jan 2020, a website called ‘City News’ published an article titled “BREAKING NEWS: Singapore records six more coronavirus case, total of 16 now” claiming that five Singaporeans have contracted the Wuhan coronavirus without going to China. This is not true. As of 9pm on 30 Jan 2020, there is no local transmission of the Wuhan virus in Singapore. All confirmed cases in Singapore to date are Chinese nationals who travelled from Wuhan.https://www.moh.gov.sg/2019-ncov-wuhan(2020/01/31閲覧)

【大意】 

2020年1月30日、「City News」では、『さらに6人の新型コロナウィルス (the Wuhan coronavirus) 感染患者の発生を確認し、合計16人となった。そのうち5人のシンガポール人は、武漢への渡航歴がなかった』と速報を出しましたが、これは誤報です。

2020年1月30日午後9時現在、シンガポールでは、現地シンガポールでの人から人への感染 (local transmission) はありません。現在シンガポールで確認されている感染者は、全て武漢からの中国人旅行者です。

※2月4日にMOHより、中国への渡航歴がなかったシンガポール人の感染が認められました。詳細は、最後にほうに「新型コロナウィルス情報」として追記します。

MOHでは、最新情報とともに、誤報への注意喚起なども発信してくれているので、行かれる前に目を通しておくと安心です。

MOH最新情報:https://www.moh.gov.sg/2019-ncov-wuhan

持って行くもの

いつもの準備品に加えて、除菌関連品を加えました。

  • マスク
  • うがい薬
  • 消毒液
  • キッチンペーパー(消毒液用)
  • ティッシュ(消毒液用)
  • 除菌石鹸

マスク

うがい手洗いを励行したうえで、マスクも使おうと思います。マスクには、殺菌効果も期待できる、月桃などの香りを付けていきます。ただし、狭い機内では香りは香害になる恐れもありますので、量に注意します。

月桃の香りについてはこちらをどうぞ

www.monteverde-aroma.com

消毒液

普段家で使っている除菌用の次亜塩素酸水を、小分けにして持って行きます。

航空機内は、旅客降機後に床などは掃除機を使って清掃します。航空会社によっては、テーブルも出して拭き掃除します。ただし、座席周りは(汚れが目立たない限り)拭き掃除をしません。なので、アームレストなど、身の回りの手が触れる箇所を除菌しておきたいと思います(なんにもないときでも、紙おしぼりで拭いている方を時々見かけました)。

除菌スプレーは機内に持ち込める?

ところで、除菌スプレーは機内に持ち込めるのでしょうか。以下、確認してみました。

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https://www.mlit.go.jp/common/001109336.pdf

上記のリストは、国土交通省航空局発表の危険物ポスター(2020年2月1日閲覧)を用いました。スプレー缶類は持ち込み禁止のようですが、除菌スプレーは・・・?

今回はJALで行くため、さらにJALの運用を参考にしました。化粧品や医薬品(消毒液や消毒スプレー含む)は、以下の条件のもと機内持ち込み・預けれ手荷物の両方に入れることができるようです。

  条件

ガスが充填されたスプレー缶製品の場合は、不測の噴射を防止するため、噴射弁がキャップまたは適当な方法(噴射弁が押されないような措置)で保護されている必要があります。また医薬品には放射性物質が含まれていないことが条件です。

  数量

1容器0.5kgまたは0.5リットル以下のものを2kgまたは2リットルまで

出所:https://www.jal.co.jp/dom/baggage/limit/y15/img_sites/attention.pdf?_ga=2.101531785.960361071.1580428008-508523375.1509346042

機内に持ち込む場合は、スプレー容器(ガスを含まない) 100ml以下にすれば大丈夫なようです。実際、機内には除菌・消臭スプレーが搭載されていますしね。

point 航空会社や検査員によって判断が違ったりすることもあります。不明な点は、利用される各航空会社までお問い合わせください。また、乗り継ぎ時や帰国時の検査ではその国の基準が適用されます。

新型コロナウィルス情報

以下は、2月4日の発表です。

4日,シンガポール保健省(MOH)は,シンガポール国内において6件の新型コロナウイルスの新規症例を確認したことを発表しました(累計24件)。新規感染者6名の内4名は,シンガポール在住者であり最近の中国渡航歴がない国内で人から人感染の初症例となります。4名の内訳は、主に中国人観光客に健康食品を提供する同一店舗 (場所:Yong Thai Hang at 24 Cavan Road) に勤務する従業員2名、その家事補助者1名及び同店舗へ中国人観光客を案内したツアーガイド1名です。

出典: シンガポール保健省(MOH)

MOHの公式サイトには、いつ・どこで・誰(属性など) が・どのように、感染して現在どういう状況かという情報を提供してくれているので、旅行者としては安心することができます。

ウィルスは目に見えないモノなので100%体に入ることを遮断することはできません。さらに、詳細がまだ分かっていないの不安も助長されやすいです。

でも、むやみに不安がらず、①感染が確認された地域には近づかない、②除菌(うがいや手洗いの励行)を心がる、③免疫が低下しない生活の維持、に気をつけようと思います。

まとめ

今回は、長年の乗務経験の視点でシンガポールの基本情報と衛生面を中心にまとめてみました。

SARS (サーズ) もインフルエンザも乗り越えてきたので、異常に怖がる必要はないかもしれませんが、予防しながら自分の身は自分で守る!そして、保ウィルス者になって周囲に迷惑をかけないためにも、十分に気をつけて出発したいと思います😄✈️

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

*1:一部の娯楽施設や屋外の飲食施設では、喫煙指定場所が設けられています。

*2:市民,永住者,長期ビザ保持者,湖北省発行の中国旅券所持者