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【2018年】 もう迷わない「ルンダーレ宮殿」への行き方

2018-08-31

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ラトビア・リガの町から日帰りできる「ルンダーレ宮殿」。行く前に調べたとき、あまり情報が見つかりませんでした。なので、実際に行った方法と宮殿のようすをご紹介しようと思います。

ルンダーレ宮殿

ラトビアにある「ルンダーレ宮殿」は、ビロン公(Ernests Johans Bīrons)の夏の宮殿として1768年に完成しました。建築学的,美術的に優れ、ラトビア国内で最も傑出した宮殿と言われています。ロシアの女帝アンナ( 1693~1740 )に寵愛されたビロン公 が、彼女のためにべルサイユ宮殿を模して建設したため「バルトのべルサイユ宮殿」と称されています。

リガからの行き方

「ルンダーレ宮殿」への直行バスはありません。リガ市内にある AUTOOSTA(リガの長距離・国際線バスターミナル)から、Bauska(バウスカ)という町へ行き、Bauskaのバスターミナルから、さらに乗り換えていきます。

ホテルからバスターミナルまで

今回、旧市街にあるネイブルクスというホテルに泊まりました。

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リガの旧市街にあるネイブルクスホテルに泊まってみました。

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このホテルからの行き方をご紹介したいと思います。

路線バス

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ホテルのそばのバス停から、中央市場のそばにある AUTOOSTA まで公共交通機関で行きました。

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Google マップ

バスターミナルはきれいで、お手洗いもありました。

時刻表検索サイト

バスターミナル内から出ているバスの時刻表や運賃などは、簡単に検索できます。

検索サイトは、こちら>>>時刻表・運賃

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リガの長距離バスターミナルは Rigas SAO 、バウスカのバスターミナルは Bauskas AO です。プルダウン式なので、簡単に選択できました。

時刻表

バウスカまでの時刻表は以下です。

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Riga SAO ⇄ Bauskas AO で検索すると、上のような候補がでました。私は余裕をもって9時のバスに乗ったのですが、バウスカで時間を持て余してしまいました。

窓口の営業時間

チケットはオンラインでも購入可能ですが、私は当日の朝、 AUTOOSTA の窓口で買いました。英語が通じますし、スタッフも親切でした。平日の朝9時ごろ、2,3人並んでいましたが、スタッフの仕事が早いので、すぐチケットを買うことができました。

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チケットを買う窓口は複数あるのですが、面白かったのは、窓口によってオープン時間が違うことです。クローズの時間が近づくと、窓口に(上の写真の)プラカードが立てられます。

しかし、(今回だけかもしれませんが)1~2分過ぎても、対応してくれました。私の後ろに並んでいた現地の女性も、買えていました。窓口の対応はとても親切で、ヨーロッパの他の観光先進国の方が意地悪かもしれない(笑)、とちょっと思いました。

荷物置き場

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コインロッカーや荷物預かり所もありました。

バウスカまでの料金

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バウスカまでは、1時間15分程乗って3.05€(約390円)でした。安い!希望は聞かれませんでしたが、一応座席指定のようです。

 Bauska(バスターミナル)

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45分ほどターミナルで待って、11時のバスでルンダーレ宮殿に向かいました。乗り場は、バスターミナルを出て1番右で、時間になるとたくさん人が集まってきたのですぐ分かりました。

バスの時刻表

先ほどの、「検索サイト1188」で、バウスカ行きのバスの発着時刻も検索できます。ルンダーレ宮殿のバス停は Rundales pils です。

行き

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検索すると、同じ時刻出発の2種類のバスがありました 。値段が違うのですが、下の方のバス(0.9€)しか来ませんでした。バウスカまでの料金はドライバーさんに乗る時に支払います。10€くらいだとお釣りも出るようですが、コインを用意した方がいいようです。

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バウスカから乗ったバスを降りたところのバス停です。ここから宮殿までは2通りの行き方があります。

バスを降りた後の道順

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Rundale Pils のバス停を降りたら、反対側の道へ渡ります。

①の経路

そのまま、バスの進行方向に進んで、赤い屋根の前の道を進むと、下の写真のような門が見えてきます。

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その門の前を通り(入りません)、チケットオフィス・エントランス(IEEJA/ENTRANCE)に行くには、建物の周囲を進みます。

②の経路

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②の経路の場合、バスの進行方向とは逆の方向(お店がある方)を道なりに進んで、案内板が出たら右に曲がります。すると、宮殿への道に繋がります。ちょっと分かりにくいのですが、バスを降りた多くの方は、この②の経路で進んでいました。

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momoka
まあ、簡単に言うと、誰かについていくと、宮殿に着いた!という感じです(笑)

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②の方が①より少し遠回りになりますが、並木道を通り、小さな川を渡って宮殿に入りるかたちになります。

チケットオフィス

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②の経路で宮殿に入ると、建物の入り口のそばに、チケットオフィスがありました。入り口がどこかも分かりにくいですが、このチケットオフィスのすぐそばから入れました。

ルンダーレ宮殿の情報

  •  住所: Rundāle district, Rundāle parish, Pilsrundāle, Rundāles pils, LV-3921
  • 営業時間

(11月-4月)10:00-16:30
(5月)10:00-17:30
(6月-8月)10:00-18:30
(9月-10月)10:00-17:30

月曜定休日

季節や見る場所によって、営業時間や入場料が違いますので、行かれる前に最新の情報をお確かめください。

宮殿の中のようす

外観は「ベルサイユ宮殿」というより、ロシアの宮殿のイメージです。

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一階部分は無料。二階に行く階段下で、チケットのチェックがあります。外観はエルミタージュ美術館なんだけど、中は結構地味な感じです(←辛口・笑)

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でも、中を進むにつれて、天井いっぱいに描かれたフレスコ画や、細かな描かれたタイル、惜しみなく使われた大理石、繊細な彫刻など、地味な入り口と異なった(←しつこい・笑)贅沢な内装に見入ってしまいました。

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宮殿には138の部屋があります。キシキシ鳴る廊下を、静かにゆっくり渡りながら、中世の雰囲気を味わいます。ちょっとかび臭い室内が、歴史を感じさせてくれました。廊下の陽の光の入り方も素敵。

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「白の広間」「黄金の広間」「バラの間」など、部屋ごとにテーマがあります。バロック様式の宮殿に、ロココ調インテリアなど、当時の繁栄を伺わせてくれる贅をつくした内装。この内装は、イタリア人画家やドイツ人彫刻家が担当したそうです。

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バスルームのタイルが素敵です。一枚一枚違う絵が描かれていました。

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無造作に置かれたカーペットは、昔のものではないのかもしれませんが、素敵な雰囲気でした。

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華やかだった時代。

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レストランもありました。

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レストランのそばには、その当時使われていた食器やキッチン用品も飾られています。

見学のルートは、ロングとショートと分かれていましたが、違いが良くわかりませんでした。結局ロングで周ったのですが、見られる部分はそんなに多くないので、1時間あれば探索できると思います。

庭園で香りを楽しむ

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続いて庭園。様々なお花が咲いています。バラは満開の頃を過ぎていましたが、お花に近づくと、ほんのり香りが楽しめます。

バラの香り

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バラは古くから沢山の人に愛され、数多くの品種が開発され、1万を超える種類があります。この庭園でも様々なバラの花を見ることができました。ほんのり香るバラの花の香りは、心を落ち着かせて癒してくれました。

見るだけでなく、香りも楽しめます。「芳香の女王」と呼ばれるバラの品種、ダマスクローズを水蒸気蒸留法で抽出したのが「ローズオットー」。精油には、女性ホルモンの調整作用、子宮強壮作用があります。美容にも効果を発揮し、老化・乾燥への保湿効果も期待できます。

希少価値が高く高価なバラの精油。わずか1mlの精油を抽出するのに、なんと1000本分の花びらが必要なのだそうです。しかも、早朝摘みのローズしか使えず、24時間以内に処理しなければならないほど、繊細なのです。

せっかくなので、ゆっくり庭園を周って、思いっきり香りを楽しみました。

ブドウの香り

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緑のアーチ。厳しい日差しを遮ぎる葉の間でみつけたのは・・・

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ブドウの実。

グレープの香りの成分としては、エチル アセテート、メチルアンスラニレートなどのエステル類をはじめ、リナロール、ヘキサノール、フラネオールなどがあげられます。これらの組み合わせにより、巨峰、マスカットなどの特徴のある香りが作り出されます。https://www.t-hasegawa.co.jp/cgi-bin/fru.pl5

ヨーロッパでは、ブドウの実はワインに、葉は、お料理に使われたり、お茶として飲まれています。研究により、以下のようなお茶の効能が認められています。

  • 赤ワインと同等の効果(マウス実験で実証)
  • ヒトを対象にした実験では、足のむくみに効果がある

出典:Grape and Wine Biotechnology | IntechOpen

ブドウというとファンタグレープのような甘い香りをイメージされるかもしれませんが、ブドウの葉は青々とした香りがします。ブドウの実の香りに含まれる成分「メチルアンスラニレート」には、鳥の忌避効果があるそうです。

帰り:宮殿からリガへ

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バウスカのバス停まで行くバスは、来た時に降りた場所から道を隔てたところにあります。帰りのバス停には屋根があり、そばにはレストランもありました。

バス停で待っていると、行きと同じ白と黄色の大きなバスがやってきました。

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2時間あれば、庭園も含めてじっくり見学できましたので、1:29PMのバスで帰ることにしました。

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リガへ戻るためのチケットは窓口で買いました。英語OKです。

まとめ

行く前は不安だったルンダール宮殿へのアクセスは、行ってみれば簡単でした。時刻表だけ確認しておけば簡単に日帰りできる場所でした。日本人の姿もちらほら・・・。

ところで、ラトビアの交通機関は安全運転のような気がしました。少し遅れることはありますが、滞在中安心して利用できました。お隣のエストニアと同じく、ネットでの検索は簡単で便利です。宮殿の中はのんびり見られるので、リガで2泊するときにはおすすめです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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